キリング・グラウンド
劇場公開日:2018年1月9日
解説
キャンプにやって来た人々が恐ろしい「狩り」に巻き込まれる姿を描き、そのショッキングな内容がサンダンス映画祭などで物議を醸したオーストラリア製バイオレンススリラー。結婚の約束を交わした幸せなカップル、サムとイアンは田舎でキャンプをすることに。しかしふと気づくと、隣のテントの様子がどこかおかしい。荷物は置いてあるが人影が見当たらず、夜が明けても誰も戻ってこないのだ。不審に思い周囲の森を探しはじめた2人は、赤ん坊が衰弱して倒れているのを発見する。助けを呼ぼうとする2人の前に地元のハンターが現われ、赤ん坊の家族捜しを手伝ってくれることになるが……。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。
2016年製作/89分/オーストラリア
原題:Killing Ground
配給:クロックワークス
スタッフ・キャスト
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2018年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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主人公の二人が助かるというありがちなラスト。
病院で目覚めると婚約者がいる。
2018年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
地元のハンターの若い方のティーシャツの色が途中で変わるのがどうしても気になった。話の展開が非常に分かりにくい。
2018年1月19日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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レイプが癖になってる前科者の兄とお調子者の弟による欲望を鬱積させた猟師の兄弟。
世間との関わりが日に日に薄く苦い感じになってきている彼等の狩場に、キャンプをしにやってきた家族連れとカップルがひでえめに会う、
というホラー映画によくありそうな設定なのだが、
特にサイコパスという訳でもなく
浅はかに欲望優先のその日暮らしをしてきたであろうこの二人の犯罪へのタガのゆるさが恐い。
兄弟なのに人種が結構違う役者を選んだのも親が違うとか表現していたのかもしれない。
民度の低いそこそこ力の強い猟銃を持った男二人がローテンションのまま
なし崩し的にレイプから殺人を行っていく。
死体の処理もどうせ誰も来ねえしめんどくせえからいいとばかりにほっぽって行っちゃう。
殺人鬼の描き方が荒いのではなく、
行動が粗だらけで大した葛藤もなく殺人に手を染める二人をきちんと描写しているように思えた。
そして普通のアクションやらホラー映画を観ていて思う
『ああ!何で一人で行っちゃうの!』
とか
『ああここでなんで武器を奪わないでボーッとしてるの!』
ていうのが無かった。
いや、そんなシーンだらけなんだけども
ああそうなるかもねと不思議と納得させられた。
それは襲われる側に
実際こんな目に遭ったら出来ないよね?と思わさせられる描写があったからなような気がする。
助けの父は男二人の前では単純計算で助けになり得ない。
正に普通の映画だったら銃を奪うタイミングで
怯えすぎて一回銃に近寄ってやっぱりやめちゃうカップルの男性とその後の逃走。
しっかり演技していて
情けないなあとか苦笑したりとか出来なかった。
猟師側も
手首辺りを切られて普通だったら悔しそうに睨み付ける位のシーンな所を超慌てて止血したりと、
ああ猟師だからそういうとこ切られるとやばいとか知ってるからかなあと思わさせられた。
なんの罪も無く散々ひどい目にあって
ただ関係性に大きく傷を付けられたカップル。
救いが無くてただ世の中がちょっと悪くなっただけ。
映画的なカタルシスを排除して
むなくそが悪いなにかを突きつけて来る様な映画だった。
後
所々カットされてるのであれば
完全版が観たい。
ポスターのメインにするのはその子じゃないでしょう…
前日(2、3日前かも)と現在のシーンを交互に入れ込む見せ方は面白かったんだけど、ストーリーも展開も酷すぎて非常に残念だった。
絶対必要な残酷描写と暴力描写は入れないかわりに分かりにくい上に冗長なハンター側の描写は入れる謎脚本。
何がしたいのか分からない、その滅茶苦茶で破綻した言動にはイライラが止まらなかった。
ストーリーがダメでも理不尽な狂気と恐怖があれば良かったのに。
普通にポスターの子メインで一家が襲われるスプラッタにしてくれないかな、と思いつつそれはそれで余計に間延びしそうで。
なかなか生存力の高いベイビー、この際おっかない犬の背中に乗って街に脱出!くらいして欲しいわ。