ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男のレビュー・感想・評価
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良かったです
名前と、なんとなくこういう事をやった人、だけの浅い知識で観た映画でした。
あの時代で国の舵取りをするリーダーの過酷な決断と、孤独な精神描写を上手く映像化されており、あの暗く狭い地下施設と、名言を生み出した秘書が打つタイピスト音が、劇中ずっと不安と緊張させられました。
チャーチルのonとoffの人物像も惹きつけられました。クスッとする場面もあり、愛らしいおじさんの面が知れて良かったです。
星4にしたのは、地下鉄の場面。市民の愛国心に感動しましたが、ちょっとやり過ぎな演出で、そこだけフィクションを感じてしまいました。
でも今の時代、見るべき映画だと思います。
悪に屈するなかれ!!
あのチャーチル首相の顔の再現メークには驚いた
まるで本物!人間の皮膚のように 怒りや悲しみや
表現してるし
ゲイリー・オールドマンが体重増やして演じたのではないかと
思うくらいの出来で驚きました
でも顔はやはり素敵なゲイリーのおじさまでした
チャーチルの演技が圧巻で演説のシーンは本当に凄かった!!
ドイツが優勢でこのままでは犠牲が出るばかり
和平交渉を国としては考えるが
チャーチルは最後まで反対した
どんなに劣勢でも悪に屈するなかれ
最後まで戦うと言うチャーチルの意志には
心を打たれた
作品としても万人が観て楽しめると思うのだが
ランキング外というのが不思議だ
夜明け前が1番暗い
たった数週間の物語。
それは本当に濃密で、すでに万単位の人が戦死してる上に、自分の選択次第では更に戦死者が増える。
そこを解ってながら「誇りを取る!」なんて言うのは簡単だけど……それを自分が決断して熱弁するなんて考えただけで胃が痛い。
そりゃ飲まなきゃやってられねーわ。
後半、本当に聞いたのか? 話を盛ってるのか? チャーチルが市井の人に問う。
……で、思った。
こういう政治的な映画を見ると我が総理はどうだろ?
問題なんてアホほどあって、沖縄に住む人は基地問題、子供がいる人は保育園や教育、原発の側で暮らす人は安全の保証。
どれ一つ取っても当事者には重要な問題、一変に解決は難しい。
誰にとっても完璧なリーダーなんか無理だけど、せめて私達は話を聞いて欲しい。
年内に解決出来なくても、その声を聞いてるんだと解り、少しでも何か変われば着いていく。
だけど現実は……朝からウィスキー飲んで、ランチ食べながらシャンパン飲んで、夜も一瓶空けなきゃやってられねーわ!
それにしても、うーん……言うても、歴史上の人物の実話に基づいた映画だからネタバレも何もないんだけど、最近の映画のCM、オチの映像流しすぎじゃないですか?
本当に余計。
原題こそすべて!!!
ただ、チャーチルが苦しく、孤独で、とてつもなく重い決断をする過程が丁寧に描かれている。その中で、彼を支える家族、不安な思いを我慢しているタイピストが、最初の救いや希望として見える。
議会との対立の中でもがき苦しみ、国王から友人であると勇気をもらうことで、少しずつ自分の決断に自信を持ち始める様子が凄く伝わる。
きっと描きたかったことは、歴史を大きく動かす決断をするまでの孤独、苦しさなのだろうと思う。
同じ構成で、ドイツ制作のナチス側を描いた作品も、15年近く前にアカデミーの外国語賞にノミネートされていたので、それも合わせて観ると、より深く感銘を受けると確信している。
タイトルは原題のままが良かった!
良かったです
ゲイリーオールドマンの高い声ではどーかなぁ〜って思ったが、ま、良かったです。演技というより題材が良かった。こうして大戦に入ったんだなと思うと、日本は連合国に相対してしまったことが、いまだ現在にも続く敗因だったと感じます。
ダンケルクと併せて見るとより理解し易い映画。一人の指導者によってこ...
ダンケルクと併せて見るとより理解し易い映画。一人の指導者によってこれ程にまで世界が変わるとは、そしてその指導者がやはり悩める一人の人間であるところに共感出来るとこだ。
チャーチルの苦悩を描いた力作
第二次世界大戦におけるダンケルクの撤退戦とイギリス国内の情勢が克明に描かれていて、(ナショナリズムに基づく若干の誇張さえあるとは思うが)とても勉強になった。
一方で、絶望的とされたダイナモ作戦がなぜ成功したか、絶対的不利だった(と描かれた)イギリス及び連合国がなぜ最終的に勝てたのかという逆転への軌跡は描かれず。
そこは是非きちんと描いて欲しかった。そもそも国力はイギリス>ドイツで長期化すれば優位だったのか。(それでもナショナリズムを煽り国民を鼓舞したチャーチルの功績は大きかったと思うが。)それとも日本の真珠湾攻撃及びアメリカ参戦が良い意味での決定的誤算だったのか。(まぁ後者であれば、地球の裏側でイギリスとは関わりなく起こったことなのだから映画中で描きにくいのは納得だが。)
そういう背景知識(イギリス人にとっては常識なのか?)をきちんと描いてくれればもっと重厚なストーリーになったのだが。
まぁそんな不満を抜きにしても、チャーチル演じるゲイリーオールドマンの熱演と濃いストーリーは見応え十分だった。タイピスト目線でのストーリー展開もチャーチルの内面を描く秀逸な演出だったと思う。
感慨深い
大して前情報入れずに見ました。ノーランのダンケルクは見に行きました。先にダンケルク見てて良かった。
チャーチルの人となりはよく知りませんが、彼の強さと弱さをゲイリーオールドマンが実に見事に演じてて、それだけでもこの映画を見た価値があったなと思います。
偶然でしょうが、またいろんな火の粉が飛び始めたいまだからこそ見てて感慨深い映画でした。
テーマは重いけど、重厚ながら軽やかな作りで引き込まれるままにおわってました。
ダンケルクを観ていたので
その決断の重さを、感じられた。
その決断は誰が行なっても重く厳しいが、
歴史は彼にその任を与えた。
そんな役割に正面から挑みやってのけた人だった。
国王とチャーチルの緊張ある関係
愛妻家の側面なども興味深く、伝記を読みたくなった。
喋りすぎ。
人間らしさが出ていて、チャーミングささえも感じることができました。
鼓舞しようという意図はわかるのですが、熱弁が重なると、ちょっとだけダレてしまいました。
「国を守るために血を流して戦う」という感覚は、もうほとんどこの国にはなくなったものだと思うので、そういう部分について考えさせられました。
平和はタダで与えられるものではなく、犠牲や代償の上に成り立つものだと、再認識しました。
イギリスのいちばん長い日
意外に面白かった。特殊メイクで話題をとったが、ここまでできると特殊メイクと思えないほど馴染んでいて特に素晴らしいとかどうとかわからないほど素晴らしい。10年後に観た人は何が凄いかわからないほどそこのところは凄いのだろうけど、気がつかない、忘れる、ことの素晴らしさ
は、さておき、正式なタイトルのダーケストデイと出た瞬間、そうか、それか、と内容を推測する。イギリスのいちばん長い日、ですね。この種の題材はどこの国でも大英断がなされていたのだな、と。そして感動的である。
地下鉄のシーンは予想外だったので、すごく感動した
スピーチの首相、なるほど
思ってたよりも良かった
まず、本作は政治・歴史物なので歴史の知識があった方が楽しめる。その点、去年大ヒットの映画ダンケルクを見てた人はより一層楽しめたと思うし、時期的にこの映画がラッキーだったと思える。
で、映画の出来だが、自分はずーっと興奮状態でダレ場がなかった。映画を楽しんだという点では高評価。派手なアクションは無いが信念を曲げない意志や常に決断を迫られる重圧が画面から感じられて良かった。
WW2の歴史における各国の指導者の評価はそれぞれの見方や立場があるのでチャーチルという歴史の評価自体はしないことにするが、映画の出来という点では素晴らしい映画だった。
特殊メイクすごし。
演技力も加わってのアカデミー賞だろうけどどこからみてもゲイリーオールドマンにつながらないすごさ。特殊メイクしてもあんな表情出来るんですねー。史実には疎い自分だけど緊迫した数日間がひしひし伝わってきました。
2018-39
メイクの力ももちろんだけど、息遣い、息漏れでチャーチルを表現してるゲイリー、圧巻。
あのフガフガしてうまく聞き取れん感じ、最高。
チャーチルという名前は聞いたことあるけど、顔すら浮かばない程度でした。
しかも『ダンケルク』はわからなすぎて、IMAXで大音響の中寝てしまったという不安要素を抱えながらの観賞でしたが、歴史物なのにわかりやすい。
デブやし、ハゲやし、酒飲み。
いわゆるおっさんが、英国の威信をかけた決断をする物語です。
小さい子供までもが、絶対に降伏しない!と声を張り上げる。
時代背景もあるけど、ここで描かれている英国人の誇りと確固たる意思の強さは、かっこよくて憧れすら感じる。
『偶然の恋人』という映画で、ケツアゴの「臆病だから勇敢になれる」という台詞に勇気づけられて生きてきたのですが、
チャーチルの奥さんも似たようなことを口にします(You're wonderful because you're imperfect)。
そんな素敵な言葉に出会えるのも映画の魅力。
思い返すと、予告編は映画の総集編みたいな感じで、ラストの名スピーチまでも見せてるわけですが、それでも今、心が震えています。
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
2018年31本目の劇場鑑賞。
第二次世界大戦時に英国首相に就任し、
ヒトラーの脅威に敢然と立ち向かったウィンストン・チェーチルの感動の伝記ドラマ。
英国がヒトラーに屈する寸前での首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間に焦点を当て、
ヨーロッパのみならず世界の命運を左右する決断が下されるまでの葛藤とその型破りな人物像を描き出す。
クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」を別の視点から描いた映画。
本作と「ダンケルク」の2本あわせて観ることで、
当時のイギリスがどんな状況にあったのかが理解できると思います。
なので「ダンケルク」の鑑賞は必須です。
本作の見所は、
主演のゲイリー・オールドマンのそっくりな演技です。
見た目、
体型や姿勢、
独特のしゃべり方までウィンストン・チェーチルです。
ゲイリー・オールドマンを驚異の技術でチャーチルへと変身させたのが、
日本人の辻一弘氏というのも素晴らしい。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞の受賞も納得です。
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