ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男のレビュー・感想・評価
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特殊メイクすごし。
演技力も加わってのアカデミー賞だろうけどどこからみてもゲイリーオールドマンにつながらないすごさ。特殊メイクしてもあんな表情出来るんですねー。史実には疎い自分だけど緊迫した数日間がひしひし伝わってきました。
勝って良かった
特殊メイクはすごいしゲイリー・オールドマンの演技に引き込まれます。
ナチスに屈しない英断をした人を知れて良かった。もし戦争に負けていれば賞賛されることは無かったでしょうし、勝てば官軍ですね。
英国王のスピーチやダンケルクを観ていたほうがより楽しめるのでおすすめ
2018-39
メイクの力ももちろんだけど、息遣い、息漏れでチャーチルを表現してるゲイリー、圧巻。
あのフガフガしてうまく聞き取れん感じ、最高。
チャーチルという名前は聞いたことあるけど、顔すら浮かばない程度でした。
しかも『ダンケルク』はわからなすぎて、IMAXで大音響の中寝てしまったという不安要素を抱えながらの観賞でしたが、歴史物なのにわかりやすい。
デブやし、ハゲやし、酒飲み。
いわゆるおっさんが、英国の威信をかけた決断をする物語です。
小さい子供までもが、絶対に降伏しない!と声を張り上げる。
時代背景もあるけど、ここで描かれている英国人の誇りと確固たる意思の強さは、かっこよくて憧れすら感じる。
『偶然の恋人』という映画で、ケツアゴの「臆病だから勇敢になれる」という台詞に勇気づけられて生きてきたのですが、
チャーチルの奥さんも似たようなことを口にします(You're wonderful because you're imperfect)。
そんな素敵な言葉に出会えるのも映画の魅力。
思い返すと、予告編は映画の総集編みたいな感じで、ラストの名スピーチまでも見せてるわけですが、それでも今、心が震えています。
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
2018年31本目の劇場鑑賞。
第二次世界大戦時に英国首相に就任し、
ヒトラーの脅威に敢然と立ち向かったウィンストン・チェーチルの感動の伝記ドラマ。
英国がヒトラーに屈する寸前での首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間に焦点を当て、
ヨーロッパのみならず世界の命運を左右する決断が下されるまでの葛藤とその型破りな人物像を描き出す。
クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」を別の視点から描いた映画。
本作と「ダンケルク」の2本あわせて観ることで、
当時のイギリスがどんな状況にあったのかが理解できると思います。
なので「ダンケルク」の鑑賞は必須です。
本作の見所は、
主演のゲイリー・オールドマンのそっくりな演技です。
見た目、
体型や姿勢、
独特のしゃべり方までウィンストン・チェーチルです。
ゲイリー・オールドマンを驚異の技術でチャーチルへと変身させたのが、
日本人の辻一弘氏というのも素晴らしい。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞の受賞も納得です。
英国首相のスピーチ
世界の「最も暗い時」を打開したのは一人の偏屈ジジイだった。民主主義において我を通すための武器は言葉。クライマックスの「英国首相のスピーチ」が燃える!更にその背中を押したのがあの「吃音の英国王」だったという展開がアツい!
ゲイリー・オールドマンはアカデミー賞も納得の名演。ひたすらクロースアップ、大声でまくし立てたかと思えば茶目っ気を覗かせ、葛藤の末に決断する。チャーチルの真の姿を映してみせた(とチャーチルをよく知らない俺のような若造にもそう思わせる力がある)。それを支えた辻一弘氏のメイクも驚異的
冒頭の議会シーンからカメラワークも結構アクロバティックで楽しい。加えて極端に抑えられた色調が印象的。特にジョージ6世とハリファックスが話すシーンでは風景によって「最も暗い時」が視覚的に如実に示されている。チャーチルが居なかったら世界はどうなっていたのか…考えただけで恐ろしい
まあしかし「勝てば官軍」とはよく言うたもんで…もしイギリスが負けていればチャーチルは引き際を見誤った愚か者と評価されていたかもしれん。あの状況下では和平を講じたとしても一定の評価は得られただろうに、それでも真に正しい決断を下すことができたチャーチルはやはり英雄ということなんだろう
重厚な
見るまではヒトラーに勝利するところまでを描く映画かと思ってたけど。
危機の時に英国首相になって戦い抜くことを選択する首相の話なんだね。
確かに言葉の魔術師。
これを見て言葉の力を痛感する。
チャーチルのゲイリーオールドマンもその妻役も。
王様も皆んな良くって泣ける。
戦争は、独裁者は、あってはいけないと再認識。
秘書の何人助かるんですか?は重い。
戦争を政治を動かす人は数える単位が違う。
思い考えさせられる映画。
最後は良かった。
戦争に負けていたらどうなっていたのだろうか。
洋題"Darkest Hour"
明らかに洋題の方がよく内容を表している。
ウィンストンチャーチルが首相に就任してから、ダンケルクの戦い(ダイナモ作戦)を経て、"We shall never surrender"で知られる乗員演説において徹底抗戦を訴えるまでの短い期間を描く。
作品の内容としては、首相就任後に破竹の勢いで進軍を続けるドイツ軍に、孤立する大陸遠征軍、閣内においては講和を求める主流派に糾弾され、指揮官としてはガリポリの戦いでの失策の記憶に苛まれつつも、少数の兵士を犠牲として多くを助けるという冷酷な命令を下さなくてはならなくなったチャーチルの苦悩を描いている。
作品の雰囲気は常に薄暗く、タイピストを通して観る戦争指導者の狼狽といったものを描いている点で、どこか「ヒトラー最期の12日間」を思い起こさせた。
その他の観る点としては、やはり当時を再現した街並みや、家具、庶民の服装、喫煙シーン、そしてチャーチルの食べる朝食や酒といった世界観であろう。現代からするとインモラル(女人禁制の司令室など )なシーンも多いが、そのようなことが当時は一般的であるということを示唆する点で教育的である。また、日本と同じ立憲君主制ではあるものの、より積極的に首相にアプローチを行う国王の姿が興味深く思えた。
(ここまでも)私見であるものの、クライマックスにおける、徹底抗戦を訴える国民の意見を地下鉄で直接耳にし、講和を覆す演説を行うというシーンは、多少出来すぎあシナリオのように思われる。加えて、さも徹底抗戦を決定した決断が素晴らしいことであるかのようなラストであったが、日本の本土防衛計画が無謀と批判されるように、ホームガードパイク(鉄パイプを利用した槍)を用いてまで本土防衛を行おうとした英国の姿勢は、結果によっては否定されうるものではないかと感じ、素直に喜ぶことができなかった。
ただし、仮に自分が当時のイギリス国民であるならば、恐らく徹底抗戦を求めたであろうし、そうした決断をしたチャーチルに対しては誇らしく思ったとは思う。
ダンケルクを見てたからその裏側ではこんなことが起こってたのか…とい...
ダンケルクを見てたからその裏側ではこんなことが起こってたのか…ということを少しでも知れてよかった。
でもやっぱり戦争映画のは共感の大きさで測ってしまう感じがする。そういう意味で面白かったんだろうけどなんか素直に凄くよかったとは言えないかな…
あと戦争映画とか歴史物を見ると知識があった方が楽しめる世界があるっていうのを再確認する。
善か悪か、結果論な訳で
イギリスと日本、通じるものがあるなと感じた。
島国だから近いという思いは、もう古いのかな…
ただ、リーダーというか中間管理職は孤立した考えで固めてしまいがち。周囲の意見をきちんと聞く。そして自分との考えにどれだけの乖離があるか、把握し進めていくことがいかに重要か。そして、周囲の声と自分の考えのベクトルが合っていたときの心強さ…
それらの積み重ねで決断をした結果が現在であるわけで、善か悪かなんて考える必要がない。
決断を下す人がどれだけ大変で重責であるか…前進あるのみで、非難批判をするなら、自分がとって変わって舵を切ればいい。
決断=諦め 決して悪い意味ではなく、決断したら最後まで誇りをもって責任を果たす。
最近の悩みについて、この映画を観て力をもらった。
他者の存在を気にして、屈伏してはいけないのだ。
それならば、決断して最後まで誇りをもって責任を果たす方が、自分の存在意義がある。
とてもよい映画でした。
そうそう、昨年9月に観た「ダンケルク」の裏事情がわかり、さらに感情移入できた。
W.チャーチル、最初の4週間
若い頃、シド・ヴィシャスを演じたゲイリー・オールドマンが、ロックと対照的な立場にいる英国の人物をもう一人演じて成功をおさめたことをこの映画をみて確認する。そのことがひとつの奇跡だ。
原題の、「最も暗い時間」とは、朝がくる前の数時間だろう。冬ならば、気温は一日のうちで最も低く、そして草木も眠る丑三つ刻。
この映画は、とても暗い。しかし、欧州最大のピンチに、希望を捨てなかったのがこの太った老政治家だ。
彼は、酒を好み、葉巻を吸い、家をあまり省りみない仕事人間。一見、悪の親玉の様な風貌。自分の党からさえ嫌われており、国王からも恐れられていた。
しかし、彼の長年付き添ってきた妻と子供たちは、その首相就任を心から祝った。チャーミングな部分もあることを家族だけは知っている。
ひとりの新人タイピストが、就任から最初の4週間、一国の首相と行動を共にする。
ドイツやイタリアとの戦争が始まっている。すぐ隣のフランスやベルギーが危機に陥っている。イギリスの首相として最初にして最大の任務は、この戦争を終わらせること。憎むべきヒトラーが指揮するナチスドイツ。友人アメリカはこの時点では助けてくれない。ルーズベルトとの電話会談は、どこまで創作なのかわからないが、友に見捨てられた気分だったろう。一国で戦うべきか、不利な条件でも講和に持って行くか。党はドイツとの講和に傾いている。しかし、国民や国王はどんな気持ちなのだろう。
この作品は、特殊メイクアップが最大限にフィーチャーされているけれども、勿論それは、すごいけれども、着目すべきは、この時代のイギリスや欧州の様子を的確に描いているところのような気がする。戦後72年。戦前のイギリスの様子。
チャーチルが就任した背景として、欧州を威嚇するヒトラーの存在と老人・病人たちが牛耳る議会運営の難しさがあるように描かれている。かなりデフォルメされてはいるけれどもこれに近い状態の組織というのはあり得る。
国王がチャーチル家を訪ねるところや地下鉄のエピソードは出来過ぎのような気もするが、脚本としては面白い。
ただ言えるのは、この映画だけを見ても、ナチスや、ダンケルクの戦いのことは、当時の大多数の人々の如く観客の我々もほとんどなにも知ることはできない。そういうつくりになっている。タイピストが狭くて暗い本部内を案内されるように、我々もこの映画で、歴史のほんの一部だけをうかがい知ることができる。ほんの一部だけだ。
それでも、その一部だけから当時の英国人気質をうかがい知ることはできる。CG全盛期の現在、特殊メイクでW.チャーチルとその時代の忠実な再現に挑んだゲイリーオールドマンと製作陣からとても勇気をもらいました。
チャーチルのダンケルクへの対応やドイツへの脅威に対しての歴史的葛藤...
チャーチルのダンケルクへの対応やドイツへの脅威に対しての歴史的葛藤、苦悩、決断、が印象に残る
過去の様々な迷いや不安など、自信の無さ、苦悩は結果その人を大きくする要因であってその人の人格形成で必然的な試練であると思わせる
ほとんどのシーンがけむにがかった絵、人間くさい演出の連続、タバコ、スコッチのシーンが多いのも印象的
もうすばらしい!! 感動して涙が出そうになりました! この時代にこ...
もうすばらしい!!
感動して涙が出そうになりました!
この時代にこのような映画がでることには何かしらの意味があるのかもと思いました!
イギリスのように敵が海を渡って上陸してきたらみんなで戦わないといけないなとおもいました!自分の国は自分達で守らないと!そのように思いました。あと指導者はとてと大事ですね。最高の映画です。全国みんな見て欲しいです
♪だれかのルールはいらない~、だれかのモラルはいらない~、学校も塾もいらない~、真実を握りしめたい~♪
♪だれかのルールはいらない~、だれかのモラルはいらない~、学校も塾もいらない~、真実を握りしめたい~♪
ペンタゴン・ペーパーズが民主主義や自由主義の良い面を描いた作品とするならば、
本作は民主主義の暗黒面、ダークサイドも同時に描いています。
未来は僕らの手の中?
ヒトラーから世界を救った男?
原題は『DARKEST HOUR』
ゲイリーオールドマンのつぶらな瞳力
特殊メイクはもちろんすごいのですが、それでもあのゲイリーオールドマンの瞳の力というか、可愛いさが溢れんばかりに出ていて萌え死にました。チャーチル首相をものすごくチャーミングに演じています。
ピースサインのくだりや、食事のくだり(基本的に人が喋ってる時もひたすらモグモグ食べてる"笑)、ピンクのパジャマは確信犯的なあざとさでしょう。
作品としてもタイトルの「DARKEST HOUR」というイギリスが敗北・侵略の恐怖にのまれかけた期間を、首相に就任したチャーチルの三つの大きな演説が徐々に打ち砕き、光をもたらすという話だ。
「27日間」という期間に絞ったのも良かった。
打倒ナチスではなく、政界の"ドン"ライバルに認められるということをクライマックスに設定していたため、ラストは少し物足りなく感じるかもしれない。
イギリスの議会風景は何度か見たことがあるがあんなに狭い中でおじさんがパンパンに敷き詰められてやってるとは思わなかったし、議会のドンというおじさんもやはりどの国にもいて、その人の合図次第で議会の内容が決まってしまうところも描かれていて面白かった。
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