君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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アプリコットの様に甘酸っぱい夏の想い出。
内容は1980代北イタリアのある所での少年と家族の所に青年がホームステイし心の絆をより深いものにし自分自身を見つめ直す成長譚。好きな言葉は『君の名前で僕を呼んで、僕の名前で君を呼ぶ、、、』の物語中盤のシーンの言葉で物語の根幹となる所です。LGBT🏳️🌈映画は最近になって流行り『パワーオブザドック』『キャロル』『ムーンライト』などが認められる背景には世論の流れ時代性があるんですね。それだけ抑圧されてきた反動は怖いです。繊細な問題だけに深く入り込む話は個人的になりすぎて見る人を選ぶとは思いますが、繊細な問題だげに表現が凝っていて綺麗な映像に救われます。自分は、主人公のエリオットが虚弱体質で鼻血流したら吐いたり不治の病で死んでしまうのではないかとミスリードにドキドキしてしまいまし
た。北イタリアの乾燥したジリジリと照りつける様な日差しと突き抜ける様な空の青さは心奪われました。誰でも一度だけ経験するのよ誘惑の甘い罠〜♪一夏の経験。自分もオリバーの気持ちが少し分かる経験が昔の想い出みたいに感じられる面影の無い中年になりました。最高の想い出だけを残して別れる話は恋愛映画の基本だと思っているので自分的には楽しめました。
1983年 北イタリアのどこか
もう学校行かない
最初は見てて飽きてくるかなって思ったけど後半から見入っちゃって、切なくて、特に最後のエリオの悲しい表情が、、、夜中見てて明日学校行く予定だったけどもう学校行かない。悲しい気持ち。学校行けない。切ねえ、、、
エリオとオリヴァーどっちも男で同性愛が描かれた作品だったけど、やっぱ男女関係なく1人の人が人を愛しているのってすごく心に残るよね。幸せそうだし、それと同じくらい苦しくなる。2人のベットシーンはしあわせなカップルを見ているような感じで見ててほのぼのしてこっちもしあわせな感情になった。だけど最後に持ってくるのが2人が一緒になれない結末だからどうも悲しくて。この後部屋でエリオが嗚咽しながらベッドに顔を突っ伏して泣いたのかと思うと胸が痛い、、もう学校行けない、、、
舞台は北イタリアの田舎だったけど自然もすごく綺麗で素敵なところなんだろうなーって思った。ご飯食べる時とかに木下のガーデンでみんなで談笑したり、プールもみんなが想像するようなザ・プールって感じじゃなくて池みたいな、classic なひと昔前のオシャンティーな場所で、ビビッときてしまった人と一夏の恋とか。ひと夏の恋ってなんか魅力的だけどこんな悲しくなるならやだな笑笑。
あと、登場人物たちの言語の使い分けが難しすぎて、フランス語、イタリア語、オリヴァーとは英語。だけど時々フランス語?イタリア語?混ぜたりしてて時々なに語なのか判別つかなくなった。そこもまた魅力
両方味わえて羨ましい♡
自転車は倒して停めるもの
ティモシーシャラメの圧巻の演技
簡単に言うと、ひと夏の恋の話なんだけど
エリオがオリバーを求めてる演技が素晴らしかった。
オリバーを見つめる表情、オリバーが結婚したと聞いて傷ついた表情、
胸がキュンキュンした。
美しい映像と音楽、観終わった後もずっとこの世界に浸っていたい気分だった。
エリオの両親もステキだった。
当て馬役の、エリオの女友達が可哀想だったから★マイナス0.5にした。
どこか羨ましい物語
2018年4月劇場鑑賞
それはひと夏の淡い思い出。
オープニングからしてもう素晴らしい。
絵の切り取り方がとてもうまく実に瑞々しい。
それと音楽がとても良いですね。併せてウォークマンも懐かしい。
あとあの卵の食べ方、「カリオストロの城」以外で初めてみましたよw
互いに惹かれ合い、気持ちが繋がった二人が山の中で名前を呼び合うシーン。
見ていてすごく微笑ましく、ずっと続いて欲しいとさえ思える時間でした。
そして父さんの言葉。あまりにも優しすぎて涙が出ました。
全部を知ったうえでその全てを受け入れ、そんなお前が羨ましいとさえ言ってくれる。
こんなにも優しい寄り添い方、家族ってすごいなって思えました。
そしてそれは静かに、泡が無くなるように消えて行く恋。
君の名前で僕を呼んで
僕の名前で君を呼ぶ
とても切なくも悲しく、でもどこか羨ましい物語でした。
タイトルなし(ネタバレ)
序盤お互いどういう風にどんなところに惹かれていったか等の過程がよく分からず、主人公がオリヴァーに気持ち伝える場面で置いてけぼりくらった感じがしました。
あと女性の扱いが雑だと思いました。当て馬にされた主人公の彼女に同情してしまって純粋に主人公達を応援?しながら観られなかった。途中乳が出てきてびっくりしました。
同性愛はタブーだ!みたいな感じもなく、寧ろ家族は寛容だったので(オリヴァー家は厳しいみたいなのはちょっと言ってたけど)、その辺の葛藤とかもあまりなく、要はオリヴァーはひと夏の不貞働いて結局なぁなぁで続いてた彼女を取った話ってだけですよね…?
(もっと時代背景知ってたらまた違った感想を持てるのでしょうか?)
一番良かったと思った場面は終盤の父親からの言葉でした。
恋〜失恋の疑似体験映画と言った感じでした。
情景、ピアノの音楽は見事。 台詞が少なく、俳優の表情や仕草で感情の...
美しく温かくも、哀愁のあるラブストーリー
キャスト、風景、音楽のどれをとっても美しい。
ただ、あまりに平坦なストーリーと描写が続き、いまいち自分の中では盛り上がりに欠けた。
禁じられた恋感も多少あるものの、皆理解のある人達ばかりで、なんとかなっちゃいそうな雰囲気。
徐々に惹かれあったり愛し合うのはいいが、個人的に無駄なシーンもあったような感覚があり、全体的に緩い映画になってしまったなと。
ただその温もりが、この映画の良さでもあるのかなと。
変に急展開等は起きず、淡々と進んでいく中で、彼らの心境をセリフはほとんど無しで描いていく。
いい雰囲気の映画だなーとは思うが、そこまで好きではなかった。
最後に知らぬ誰かと結婚してしまうのも拍子抜け。
ただ、その方がリアリティがあると言われればある。
掴みどころのないシナリオで、感情がとにかく上がりきらず下がりきらず。
勿論ベタな恋愛映画を期待していたわけでも、ド派手なアクションを期待していたわけでもないが、それにしても微妙な感覚を得た。
愛する人の名を思い切り叫べたら
タイトルがいい。両親がエリオを見守る優しい眼差しも、美しい北イタリアの風景も素晴らしい、、、が
あれ、自分寝ちゃった?なんか見落としたかな?と思うほど二人が惹かれあっていく過程がわからなかった。また互いの気持ちを確かめ合った後も、性的な衝動以上のものが見えなかった。二人の間に心の絆は生まれたのか?
暖炉のシーンは美しかったが、エリオのヘアスタイルといい、美しいシーンを狙っている感じを受けた。
もう一度出会えた僕とLGBT
一回目見たときは、自分勝手な男に少年が振り回されて親に慰められてる映画だとおもったけど。2回目見たときは、まさにLGBTの映画だなと、思ったと同時に、涙が溢れて止まらなかった。
私はノーマルだけれども、同じ年の頃この少年のように年の離れた人に抱きついて愛をしめしたり、それをとがめられたり、さいごまでは行くつもりもなかったけど、自分からキスしたりーでとても愛していたし、相手の愛情も超えられない一線も分かっていたそれでも好きでたまらなかった。だから、この少年のやることなすこと自分に似てて、若さって怖いけどこんな体験できて良かったと思った。
年は過ぎ、私は彼くらい年の離れた人に告白された。私も大好きだったけど、拒絶した。幸せにしてあげられないと思ったから。
君の名前で僕を呼んでは、オリブァーの心の声だなと思った。本当はずっと愛したいでも、できない。優しい人なんだなって思った。
1983年なんて、世界中でもゲイを公言できない時代でもあり、その親の世代は、と、考えると、人が他人を理由もなく愛してしまうのは、とても無邪氣で純粋で、素晴らしいことだと思う。
私はこの映画を見て、こんな人生だったんだな。と思うと涙が出た。
この映画は17歳ではわからない大人の映画だと思う。私も彼の下手な不作法や愛情表現、一生忘れない。
ふたりの青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を描いた作品
シャラメ君の純粋さがアミハマの不純さをより際立たせた作品。
特にアミハマがシャラメ君の使用後の桃を無理やり頬張ろうとするシーンは鳥肌そのものだった。だが、そこまで違和感がしなかったのは彼が日頃からそんなことをしていてもおかしくないと納得が行くからだ。むしろいい歳をしたおじさんがシャツで見えないくらいの短い短パンを履き、棒立ちして動かない作品の方がよっぽど違和感があっただろう。実際、映画アローンでは彼が一歩も動かず膝立ちしてるだけで一本の作品が完成してしまう程だ。それくらい彼には独特のオーラが漂っていて誰も目を離せないのだ。
シャラメ君は可愛いの一言に尽きる。これからの活躍に期待。
坂本龍一の音楽の才能は世界共通であろう。日本のどこか古典的で、きな臭い感じを一切出さず作品に馴染ませ世界観のバランスを保つ。そんな役割を担っていた。
オリヴァーの「写真に入りきらなかった」って言葉でこの映画に引き込ま...
アプリコットジュース
17才の多感な時に出会うBL物語
エリオを中心に描かれて彼の方の憧れが強いのかと
思っていたら相手のオリヴァーの方の愛が強かった
音楽と(ピアノの音やバックに流れる曲)景色がよくて
季節が夏だったこともあって水で遊ぶシーンが多い
女性と恋するよりはるかに魅力的なオリヴァー
大人なオリヴァーの振る舞い方に甘えたくなるエリオ
エリオの未熟さとオリヴァーの包み込む優しさが男同士の恋愛でも一陣の涼やかな風が吹き抜ける
エリオの表情が柔らかで女性の顔のよう
一時の流行り病なのか卒業出来るのか
……そこはわからない
自分の正直な気持ち
その気持ちを
大切に… してほしい
何年後かに
…再会した二人を見てみたい
全てが美しい
美しい人、美しい景色、美しい音楽。
これらが揃っていれば他には何もいらない。
イタリアの降り注ぐ夏の日差しが、街に彩りを与え、木漏れ日や水面を、綺麗に描き出す。そこにエリオが奏でるピアノの音色。それだけで充分。ってほど美しい。
"Call me by your name"僕の名前で君を読んで
どういう意味なのかなって思ってた。
お互いが特別な関係になった時、お互いがお互いを補完し合うかのように、相手がいてこそ自分になる。相手と自分の領域は曖昧になり、一体になってお互いになる。そんな特別な関係に彼らはなっていた。ってお父さんの最後の言葉で納得。
心に感情に身体に正直に素直に生きることを大切にしなさい。
最後のお父さんの言葉が身に沁みる。それだけに最後の結婚の報告は悲しい結末。ただそれがまた潔くて美しい儚い散り方。
夏になったら水に入ろう。楽しくなったら君と踊ろう。
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