君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
全320件中、261~280件目を表示
「君の名前で僕を呼んで」で僕を呼んでほしくなかった・・
15:00から上映開始のため、シアターの前に準備態勢は万全だった。
14:50、前の上映が終了し、客が出始めた。
出てきた客は、女性・女性・女性・・?あれ、また女性?またまた女性???今日はレディースデーだったか・・いや違う、自分もきているではないか。そう、目を凝らして見ていたら、そう、全員が女性だった!そんなことあるか!この後に知ったのだが、それはこの映画の吹き替え版が終わったことを知らせるものだった。
しかし、この回、字幕版は少なくとも男性が自分を含めて4人はいる。。まずは安心か。
ということで、本編が始まる・・・。
正直なところ、色々な解説やレビューで、これでもかと褒めまくっているのがあるけど・・・つまらない。基本的にBLじゃん。
途中出てきたハイデガーの言葉も、ヘラクレイトスの言葉も、最後のパパの言葉に回収されてるやん。もう少し、レトリカルなことはできなかったかな。
二人の関係も、まぁ、音を絡ませてはいけるけど単調。景色も単色(イタ車はよかったし、シトロエンのDSもほっこり)。
昔観た『ブロークバック・マウンテン』や去年の『 ムーンライト』の方が深さがあった。どう頑張っても、相当怒られそうだけど、腐女子枠を超えられていないような気がするのだが・・。
マイケル・スタールバーグをこの2ヶ月で3本は観たことになるのかな?。これが今日の成果でした。
彼が帰っていった世界
新星ティモシー・シャラメは息を呑むほど美しい
新星ティモシー・シャラメは息を呑むほど美しく、繊細。アーミー・ハマーとの掛け合いも瑞々しく、官能的。スクリーンに映るもの全てが美しく、流麗な音楽、シーンからシーンへ飛び跳ねるような編集も見事。紛れもない傑作だろう。でもこれは「俺の映画」じゃないよなあ…
どこまでもおとぎ話のようにしか思えず、トム・ヨークじゃないのに"I don't belong here"と歌ってしまいそうだった。とか言いながら、ラストカットのティモシー・シャラメの演技というか表情があまりにも凄過ぎて、最終的には素晴らしい以外の感想は出てこないというのが正直なところ。これは必見
劇中何度も登場するハエ。最初はティモシー・シャラメのチンコに留まり、ラストカットにさえ登場する。しかもしっかり羽音を立てながら。あれはどういう演出なんだろう?プロの評論家さん、早く教えてください!
マイケル・スタールバーグの長ゼリフが本作のテーマを全て語っていた。これ多分、原作者と脚本家の心の叫びなんだろうなと思った。「心のままに生きろ」と
「君の名前で僕を呼んで/僕の名前で君を呼ぶ」とはやっぱり『太陽がいっぱい』がルーツなんだろうか?つまりアラン・ドロンがモーリス・ロネの服を着て鏡の中に映る自分にキスをしたような、「手に入らないものを自分のものにしたい」「愛するものに成り代わりたい」という願望の表れ?
とても美しい映画
全てが美しい、桃さえも。
美し過ぎる少年
ティーンエイジャーの多感な年頃にどんな大人に出会ってどんな感情を抱くのかはとても重要。特にひと夏の…となるとより印象的になる。
人間的に惹かれるのに性別は関係ない。ホントそう。でも人生経験が少ないからこそ、それが恋なのか愛なのか情欲なのか、その辺りがぐっちゃぐちゃに混ざり合う。
エリオの心の中のさまざまな感情のカオスがとてもよく表れていた。あの複雑さをきちんと演じられるティモシー・シャラメはすごい俳優さんなんだと確信(*´ω`*)
オリバーは…
男性の膝出しショーパン(特に+くるぶしソックス)ルックは個人的にはとっても苦手。そんな格好ばかりだったから感情移入がなかなか出来なかった。そのうえで感じたことだから感情移入してれば見方は変わったのかもしれないけれど、エリオと彼の両親に比べて1人だけ子供だなと思わせる役どころ。でも映画のエッセンス的には必須かな。
とゎいぇ、彼が何度か披露するあのダンスはファッションセンスとともに頂けなかった(^◇^;)
エリオとオリバーにマルシア、みんなとにかく美しかった✨
エリオパパのキュートさはロビン・ウィリアムズを思い出させた。
エリオママ、あり得ないほどクール。
全体的にフランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』の明るいバージョンのような印象を受けた。
美しく、切ない映画。
面白かった
いろいろと難しい年頃の話を、よく作成されていると思います。
海外からくるちょっと年上の人って、思春期の時期に会っていたら、現実でもこういうふうになるのは、紙一重で起こりうるかもと感じました。
いろいろと難しいシーンやピアノのシーン等よく皆さん演じられていたと思いますが、私にはストーリーに共感することは出来なかったです。
人間が「ズルくない」からつまらない。
サービスデーに都心は満席だったので少し遠い立川シネマシティまで足を運ぶ。
確かに美しい。美しい男、美しい景色、美しい音楽。
美しい。
だがそれだけだ。
何度も寝そうになった。
この映画が現代で評価される理由もわかる気がする(テーマ的にも)が、はっきり言って面白くはない。
眠い!だるい!映画館が寒い!←関係ない
誤解しないで頂きたいのは僕自身別にアベンジャーズのような映画が好きなわけではないのだ。
ムーンライトや是枝裕和監督の静かな映画が大好物である。
でもつまらなかった。
上に挙げた作品と何が違うのか。
何故つまらないのか。
やはり演出と脚本の問題。
淡々とした中に普遍的な孤独感を描くわけでもなく、人間関係のヒリヒリとしたものがあるわけでもなく、今作は裕福な暮らしの中でセックスしてるだけに見えてしまうのだ。
いや。別に金持ちに嫉妬している訳では無い。
断じてない!
心底どうでもいいと思えてしまうのだ。
論理的に分析すれば主演二人の恋の障害は
1.同性愛であること
2.夏の終わりにオリバーが去ってしまうこと
だけである。
他にはない。
周りも理解があるし、人間関係がもつれるわけでもない。
しかもオリバーも割とすんなり受け入れる。「初めて見た時から好きだったよ~」とか甘い言葉を吐き。
心底どうでもいい。
とここで思ってしまう。
やるにしても長い。30分でいい。
景色も綺麗だが見るのも家でいい。
引きのショットが少ないから映画館で見る満足感が薄い。
別に障害を多くしろと言っているわけではないぞ!
もうこの映画がつまらない理由を一言で言おう。
出てくる人間が
「ズルくない」
のだ。
だから面白くない。
やっちゃった女に「私は彼女なの?」とか言われるシーンくらいだ。
人のズルさを感じるのは。演出が圧倒的に弱い。
しかし、言っちゃうとそういうものがイタリア的な映画なのかもしれない。
「美しい」というところだけにフォーカスする。
名作と云われている「ニューシネマパラダイス」も全然いいと思わなかったので
自分にはイタリア的な映画は合わないと思った。
ではまたね~!
すべてが美しい
~ネタバレあります~ めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるよ...
~ネタバレあります~
めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるような映像の中、ふいに見える「別れの予感」がとても切なくて涙が出た。庭に生えた、フルーツ畑の演出が、二人の関係の中の、はじける様な愛の瑞々しさとか美しさを助長させてて、そのせいでなおさら切なさも際立って、すごい心を締め付けられた。
オリヴァーが決まり文句の様に口にする「後で」という言葉の一方で、エリオとの会話の中にだけ出てくる、お互いに口にしあう「今すぐに」という言葉も、なんかかわいくて初々しくて、でもどっかで、「限られた時間」っていうものを感じさせられた。
男同士であることに苦悩しながらも、どこまでも普遍的な、男女の恋愛となんら遜色のない愛情を持ち合う一方で、「君の名前で僕を呼んで(Call me by your name)」っていう、二人だけの、誰にも侵すことのできない関係性が、とにかく美しくて、尊くて、切なくて、苦しくて、でもやっぱ美しくて、とにかく胸が締め付けられた。
「OLIVER」の名前の中には「ELIO」がおるんやなあ~とか思ったら、なんか余計に胸が痛くて。
でもこの映画の素晴らしいところは、どれだけ切なくてほろ苦い結末を迎えた出会いであっても、2人も、その周りも、オリヴァーとエリオの出会いを喜んで、肯定して、大切にしとるところ。いつか再開した二人が、またお互いをお互いの名前で呼びう未来があったら、想像するだけで涙がでる。
は~、とにかくしばらく抜け出せそうにない。もう一回見に行こ。
音楽も最高によかった。サントラ絶対買お。ので
全320件中、261~280件目を表示