君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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つまらなかった
多くの高評価レビューに胸を踊らせ、また都内の映画館の予約の埋まり方に並々ならぬ期待を寄せ、
いや、それ以上にタイトルの付け方に心を打たれたからかもしれません。とにかく楽しみにしていました。
GWのなか、満を持して鑑賞しました。
映像美は確かに賛同します。異様にハエが多かったが。また、音楽とアートの知識的または描写的な表現方法は良かったです。
ただ肝心な人物の心理的な変化の表現が薄く、不自然さを感じました。加えて性的描写が強く表現されており、悪い意味で印象のすり替え塗り替えが行われてしまいました。
もっと心の変化、機微を、それこそ音楽・美術的表現にて演出していただきたかった。
さらに言うと、物語の単調さにも驚かされた。同じような「特には意味のない」シーンが多くある。そう言う意味で無駄が多かった。その分心の変化を表現してほしかったと強く思う。
うれし切なし美しき初恋模様
later.
音楽と映像の使い方がとても上手くて、エリオの心情をよりストレートに肌で感じることができた。
些細なやり取りもテンポ良く面白く、だんだん盛り上がっていく二人に引っぱられるように物語にのめり込んでいった。
周りが誰も邪魔をしないのが良かった。
特に両親が絶妙な距離感で暖かく見守ってくれていたので本当に安心できたし、そんな家族の前でエリオは泣くことができて幸せだなとも思った。
父親の言葉、「辛さを忘れるために心を削らずに」「喜びも悲しみも蔑ろにせずに」「心は衰えていく」細かく正確に再現できないけど、現在過去未来のすべての自分の人生に於いて必要な言葉として受け取った。
無理に振り切らなくて良い。
例え傷付く結末になったとしても一時でも得られた幸せや喜びは本物でかけがえのないものだし、悲しい感情だって逃げずに思い切り悲しんでしまえば良いと。
あの時の父親の言葉があったからこその最後のエリオの表情なんだと思う。
オリヴァーからの知らせに傷付き堪えるように泣く彼の姿が胸に刺さりすぎて辛い。
私も大泣きしながら絶対に目を逸らさず観ないと、と凝視してしまった。
そのせいで未だにあの表情が瞼に焼き付いて離れない。特にあの振り返った時の一瞬の顔…
桃のシーンが好き。
結構最低なんだけどドキドキして堪らなかった。
オリヴァーが期待通りの行動をしていて笑えた。
二人とも何しても美しいしかっこよくて羨ましいな。
切ない一夏の恋を描いた作品として非常に面白かったんだけど、だからこそ本音を言ってしまえば納得いかないことも正直ある。
昇華し切れないわだかまりを発散する手段として近かったとはいえマルシアと寝ちゃうのか〜と。
マルシアは結構本気でエリオが好きだったみたいだし可哀想だったかな。しょうがないけど。
そしてオリヴァー。
列車での別れの際に「後で」って言わなかったな…と思っていたら。
どうして結婚しちゃうの…そこは急に会いに行って目が合って笑い合うところでしょう…とラブストーリーにはハッピーエンドを求める単細胞脳はどうしても思ってしまう。
彼の中での優先順位としてはそれが正解だったんだろうな。
たぶん、エリオの父親も程度に差はあれどきっと同じような選択をしていたんだろうな。
まさか終盤でエリオの父親とオリヴァーを重ねることになるとは思ってもみなかった。
北イタリアの何処かで繰り広げられる青春模様、切なくて切なくて泣きながら帰ったけど本当に面白い映画だった。観て良かった。
同性同士の恋愛をメインに描いた作品って、過剰にアーティスティックだったり逆に静かに静かに進んで暗くなったりしがちな気がしていて、それも好きなんだけど、今作品はちょうど良い日常感と非日常感のバランスがあり、リアルだけどポップでとても観やすく伝わりやすいつくりで好き。
やっぱり現実で恋愛をしたいもんだなあと思った。
思ってること全て書き残したくて長々と連ねてしまった。アプリコットジュース飲みたい。
それなりに面白かった
2度の感動
「君の名前で僕を呼んで」で僕を呼んでほしくなかった・・
15:00から上映開始のため、シアターの前に準備態勢は万全だった。
14:50、前の上映が終了し、客が出始めた。
出てきた客は、女性・女性・女性・・?あれ、また女性?またまた女性???今日はレディースデーだったか・・いや違う、自分もきているではないか。そう、目を凝らして見ていたら、そう、全員が女性だった!そんなことあるか!この後に知ったのだが、それはこの映画の吹き替え版が終わったことを知らせるものだった。
しかし、この回、字幕版は少なくとも男性が自分を含めて4人はいる。。まずは安心か。
ということで、本編が始まる・・・。
正直なところ、色々な解説やレビューで、これでもかと褒めまくっているのがあるけど・・・つまらない。基本的にBLじゃん。
途中出てきたハイデガーの言葉も、ヘラクレイトスの言葉も、最後のパパの言葉に回収されてるやん。もう少し、レトリカルなことはできなかったかな。
二人の関係も、まぁ、音を絡ませてはいけるけど単調。景色も単色(イタ車はよかったし、シトロエンのDSもほっこり)。
昔観た『ブロークバック・マウンテン』や去年の『 ムーンライト』の方が深さがあった。どう頑張っても、相当怒られそうだけど、腐女子枠を超えられていないような気がするのだが・・。
マイケル・スタールバーグをこの2ヶ月で3本は観たことになるのかな?。これが今日の成果でした。
彼が帰っていった世界
新星ティモシー・シャラメは息を呑むほど美しい
新星ティモシー・シャラメは息を呑むほど美しく、繊細。アーミー・ハマーとの掛け合いも瑞々しく、官能的。スクリーンに映るもの全てが美しく、流麗な音楽、シーンからシーンへ飛び跳ねるような編集も見事。紛れもない傑作だろう。でもこれは「俺の映画」じゃないよなあ…
どこまでもおとぎ話のようにしか思えず、トム・ヨークじゃないのに"I don't belong here"と歌ってしまいそうだった。とか言いながら、ラストカットのティモシー・シャラメの演技というか表情があまりにも凄過ぎて、最終的には素晴らしい以外の感想は出てこないというのが正直なところ。これは必見
劇中何度も登場するハエ。最初はティモシー・シャラメのチンコに留まり、ラストカットにさえ登場する。しかもしっかり羽音を立てながら。あれはどういう演出なんだろう?プロの評論家さん、早く教えてください!
マイケル・スタールバーグの長ゼリフが本作のテーマを全て語っていた。これ多分、原作者と脚本家の心の叫びなんだろうなと思った。「心のままに生きろ」と
「君の名前で僕を呼んで/僕の名前で君を呼ぶ」とはやっぱり『太陽がいっぱい』がルーツなんだろうか?つまりアラン・ドロンがモーリス・ロネの服を着て鏡の中に映る自分にキスをしたような、「手に入らないものを自分のものにしたい」「愛するものに成り代わりたい」という願望の表れ?
とても美しい映画
全てが美しい、桃さえも。
美し過ぎる少年
ティーンエイジャーの多感な年頃にどんな大人に出会ってどんな感情を抱くのかはとても重要。特にひと夏の…となるとより印象的になる。
人間的に惹かれるのに性別は関係ない。ホントそう。でも人生経験が少ないからこそ、それが恋なのか愛なのか情欲なのか、その辺りがぐっちゃぐちゃに混ざり合う。
エリオの心の中のさまざまな感情のカオスがとてもよく表れていた。あの複雑さをきちんと演じられるティモシー・シャラメはすごい俳優さんなんだと確信(*´ω`*)
オリバーは…
男性の膝出しショーパン(特に+くるぶしソックス)ルックは個人的にはとっても苦手。そんな格好ばかりだったから感情移入がなかなか出来なかった。そのうえで感じたことだから感情移入してれば見方は変わったのかもしれないけれど、エリオと彼の両親に比べて1人だけ子供だなと思わせる役どころ。でも映画のエッセンス的には必須かな。
とゎいぇ、彼が何度か披露するあのダンスはファッションセンスとともに頂けなかった(^◇^;)
エリオとオリバーにマルシア、みんなとにかく美しかった✨
エリオパパのキュートさはロビン・ウィリアムズを思い出させた。
エリオママ、あり得ないほどクール。
全体的にフランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』の明るいバージョンのような印象を受けた。
美しく、切ない映画。
面白かった
いろいろと難しい年頃の話を、よく作成されていると思います。
海外からくるちょっと年上の人って、思春期の時期に会っていたら、現実でもこういうふうになるのは、紙一重で起こりうるかもと感じました。
いろいろと難しいシーンやピアノのシーン等よく皆さん演じられていたと思いますが、私にはストーリーに共感することは出来なかったです。
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