ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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トム少佐応答せよ
顔に障害を持って生まれ、27回の手術を受けながらも傷痕が残っている少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)。父(オーウェン・ウィルソン)と母(ジュリア・ロバーツ)の深い愛情によって10歳になるまで自宅学習を続けていたが、5年生から学校に通わせることを決意した家族。少年オギーや姉ヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)、さらに同級生のジャックウィル(ノア・ジュープ)、ヴィアの友人ミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)らの名前が章立てであるかのように映し出されるが、それぞれの心情描写はごくわずか。しかし、この4人の心の変化が物語に重要な効果を与えているのです。
偏見とイジメ、さらにはモンスターペアレンツの問題など、日本人にウケるメッセージもあったりして、最後には涙してしまうほどの心温かい物語でした。「顔は直せないかもしれないけど、心は変えることはできる」とか、「顔は見ているうちに慣れてくる」とか、当たり前のことだけど、人間顔じゃない!と改めまして気付かせてくれる。そしてオギーとジャックの一旦壊れかけた友情も復活する経緯や、ヴィアとミランダの疎遠になっていた友情も復活するなど、見どころは満載だったように思います。最も印象に残るのはミランダが久しぶりにオギーにかけた電話口での「トム少佐!」でしたけどね・・・というのも、オギー少年の夢が宇宙飛行士になることであり、人前に出るときには必ず宇宙服のヘルメットを被っていたり、スターウォーズ好きのために妄想でチューバッカが何度も登場したりしたためです。因みに息子のsonと太陽のsunの発音が同じだということも勉強になります・・・
もう一つ印象に残るエピソード、オギーが「クリスマスよりハロウィーンが好き」だということを告白するシーン。顔を隠して他の子供たちと同じ立場になれることが、家族の愛を感じるクリスマスより自分を解放できるんですよね。逆にちょっとだけ物足りなかったのが同級生の黒人の女の子サマー。あのクラスは黒人の先生が担任だったけど、生徒の中で他の黒人の子はいたんだっけ?と、そのためにオギーに近づいたのかなどと、考える余地を与えてくれませんでした。
映画鑑賞会では『オズの魔法使い』が上映されましたが、これが『エレファントマン』だったらどうしようかとドキドキしてしまいました。因みにテレビに映し出された映画は『ダーティ・ダンシング』。
オギーは見た目を変えることができません。私たちが見る目を変えなくてはいけないのです。
子供と一緒に観てほしい。
もうそろそろ地方でも上映が終わるので
気になる方は最後のタイミングかもしれませんが
できれば観て欲しいですね。
みなさんがたくさんレビューを書いておられるので
詳しいことはそちらを参考にされるといいと思いますが
いい映画、観た〜〜
っていう感想が素直に湧いてくる映画です。
綺麗事過ぎ!という感想もあるけど
原作はベストセラーの児童文学。
悪意ではなく、優しさや勇気を子供に伝えるための原作だから
そこは、そういう作りで良いと思うんです。
自分に見えるのは一つの景色だけかもしれないけど
兄弟であっても親友であっても
自分と違うところに立っていれば、そこから見えるものは
自分とは全く違う景色だったりする。
人それぞれにいろんなものを見て生きているんだよ〜
そういう事を、とても解りやすく丁寧に作られているので
出来れば、子供さんと鑑賞して欲しいな〜
小学生にも中学生にも響く話だと思う。
@もう一度観るなら?
「地上波放送でツイッターの反応を見ながら観たい。」
天才子役再び
難産による疾患で顔に大きな変形が残ってしまった少年オギー。
学校での差別によるイジメに悩みながらも、暖かい両親や姉に支えられ、周囲も巻き込んで大きく成長するオギーを描いた作品。
感動作「ルーム」から約2年。
天才的子役と称されたジェイコブトレンブレイが今回演じるは生まれながらの障害による顔の奇形化に悩まされる少年。
差別によるイジメに悩まされながらも次第に友達が出来ていき、最後は感動的な大団円といった予想通りの展開ではあったが、そこに挟まれるオギーを中心とした様々な人物の心理描写も描かれており、オギー単独の感動作でないところが今作はの大きなポイント。
オギーの世話に精一杯で疎外感を感じる姉のオリヴィア、そのオリヴィアのかつての親友で今はぎこちない距離感を置くミランダ、オギーに対して興味を持つも周囲の目を気にして素直になれないジャックなどの思春期の少年少女たちを優しく見守る母ジュリアロバーツと少し頼りない父オーウェンウィルソンがとても幸せで良い関係に見えた。
なんかオーウェンウィルソンってココリコの田中に似てる気がした笑。口元とかな?笑
心が温かくなる素敵な作品。
たまにはアクション物ではなくこういう作品もいいよね笑。
みんな違って みんないい
「みんな違って、みんないい」
人と違うのは、誰も同じ、そして、それが個性というのだと思う。
たまたま顔に障がいを持って生まれたオギー。でも、ちゃんと彼を見守り、愛してくれる家族や友がいる。そして、彼が居たからこそ、彼に関わる人は、新しい自分や優しさ、勇気を知ることかできた。
アメリカの学校のイジメへの対応は、見守る所はちゃんと見守る中で、子供自身が乗り越えていくように指導し、保護者にも変に媚びないで毅然としていて、日本の学校現場ではなかなか難しいな…と思いました。
王道的なハートフル・ストーリーでしたが、誰でも温かな気持ちになれる作品だと思います。ピュアな友情や思春期の迷い、そして個性やイジメ等、ぜひ、小中学生に観せたい映画です。
優しい気持ちになれる
登場人物全員が素敵な人たちだった。
主人公のオギーだけでなく、周りの人たちにもスポットが当たって話が進んでいくのがよかった。
観終わったあとは、本当に優しい気持ちになれる。
生きていたら毎日楽しいこと、嬉しいことばかりじゃなくてつらいことや、しんどいことの方が多い。
そのせいで心が荒みがちだが、「優しさを選択」できる温かい心の持ち主になりたいと思った。
With a little help from....
勿論オギーを主役として物語は幕を開けますが、子どもたち一人一人を主役としたオムニバス的紙芝居に、途中、転じます。彼らが何を抱えていて、何を想いどう向き合って行くのかを描くこの展開は意外でしたが、とても良かった。
オムニバス的物語の登場人物の抱える悩みや問題の質は異なりますし、程度の差もありますが、結果的には全員が成長して行きます。そこには彼ら一人一人に手を差し伸べてくれる、折れた心に添え木をしてくれる、何者かが登場する、ってとこがミソで、それこそがこの映画の主題だと思います。オギーがこの映画の全てじゃない。
ちょっとした助けがあれば子どもたちは成長できるし、生き方を変えることができる。大切なのは心を閉ざさないこと。心を閉ざしさえしなければ、誰かが手を差し伸べてくれるからね、っていう映画。
青少年諸君向けかな、やっぱり。教育映画に推奨しますわ。いずれにしても、ココロに清らかさの欠片も残ってないおっさんさえも、幸せな気分にしてくれる素敵な映画でした。
普通だった
みんな、みんな。
とりあえず、みんな純粋だし、いろんな人の視点から描かれるオギーもそうだけど、、、
人間生きてればみんな何かしら事情があって、それぞれ生きてるんだなって思った。
そして、犬がちょくちょくカットで出るけどとても良い仕事をしてる。
友人とはなんなのか。
とにかく純粋な映画。
いじめっ子がごめんなさいって
この学校にいたいって言ってるシーンは何かジーンときた。
人の価値は何で決まるのか、
何を見なければならないのか、
そんなことを考えさせられる映画だった
きちんと相手を見て、知ろうとしないときっとその人にとって望まない結果になるだなと思った。
87/100
邦画にこの手の作品がないのが寂しい。
原作は児童文学で、映画版と物語の進行に多少の入れ替えがある。
また、主人公オギーの姉ヴィアの彼氏は原作では白人だが、映画版では黒人に変更されているし、作品自体にポリコレ的な要素がまったくないとは思わないが、友情や家族との関係を通してオギーの成長を描く素晴らしい作品に変わりがない。
こういう作品を創り出せる作者を心の底から尊敬してしまう。
映画館では中年の筆者が年甲斐もなくおいおい泣いてしまった。
そして原作を読んでもまた泣いてしまった。
去年から邦画の原作を読むことが多くなった。
もちろん本作の原作は児童文学で邦画の原作は成人向けの小説なので、一概に比較するのは難しいだろうが、日本の小説は人間不信を前提とした作品が多く、読後に爽やかな感情を抱くことはない。
新聞でもTVでも平和が大切だとか人類皆兄弟的な論調を見かけるが、肝心の映画や小説でまったく反対の作品が多いのにはなにか異論はないのだろうか?
『万引き家族』を見て明日学校に行ったら友達に優しくしようと思う小学生はまずいないと思う。
しかし本作を観れば友情の大切さに気付かされるはずだ。
そして現在の日本でこの手の作品が生まれないことにも一抹の寂しさを感じてしまう。そんなに日本は蹴飛ばしたくなるようなひねくれた社会になってしまったのだろうか?
もし日本でこういった作品が生まれていたとしても話題になることもなく、映画化もされていないとしたら事態はもっと深刻である。
本作は文科省の特別選定作品となっているが、小中学生以下の児童が多く観ることに期待したい。
現在子育てに奮闘中のお父さんお母さんにも、孫のいるおじいちゃんおばあちゃんにも、かつて小学生だったすべての大人たちにも、観て欲しい作品である。
映画館の上映は終わっているので、これからは配信サービスか、DVDやBlu-rayの購入かレンタルになるので、自宅で鑑賞することになる。
人目をはばからずに泣けるから安心である!
心洗われる作品
スクリーム
オギー
特殊メイク良く出来てたなぁ
ルームの
男の子だったんですね
自分に置き換えたら
想像でも
初っ端からコケてますね
子どもは特に酷だから...
ホントに
友達が出来て良かった‼︎
チューバッカ登場
高まるっ(笑)
家族の愛の力
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