劇場公開日 2018年8月17日

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銀魂2 掟は破るためにこそある : インタビュー

2018年8月16日更新
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小栗旬&菅田将暉&橋本環奈が語る!「銀魂2」抱腹絶倒の撮影風景、そして“魂の叫び”

2017年の実写邦画で第1位となった映画「銀魂」が、「銀魂2 掟は破るためにこそある」として8月17日、スクリーンに帰ってくる。前作よりもギャグは切れ味を増し、そしてドラマやアクションはより重厚に胸に迫ってくる。どこを切ってもパワーアップした続編をけん引したのは、主役を張った小栗旬菅田将暉橋本環奈。“万事屋三人衆”が一堂に会し、抱腹絶倒の現場風景と、映画の見どころを語ってくれた。(取材・文/編集部、写真/間庭裕基)

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空知英秋氏による人気漫画を、福田雄一監督・脚本で実写化した本シリーズ。今作では原作で高い人気を誇る「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」を融合し、万事屋を営む坂田銀時(小栗)、志村新八(菅田)、神楽(橋本)のバイト生活や、近藤勲(中村勘九郎)率いる真選組の内紛を描く。

将軍接待篇では、銀時らが家賃を稼ぐためにキャバクラや床屋でバイトするが、なぜか行く先々で天下の征夷大将軍・徳川茂茂(勝地涼)と遭遇。キャバクラでは女装した銀時&新八、顔面をドカ盛り厚化粧した神楽が将軍と“将軍様ゲーム”に興じ、床屋では将軍のマゲを結うことになり、「ヘマをすれば即打ち首」という崖っぷちに立たされてしまう。

――菅田さんと橋本さんは自身を「小栗家の長男、長女」というほどですし、3人は役どころ同様、絆で結ばれているように見える。今作を通じて関係性に変化はありましたか?

小栗 本当の意味で“家族ぐるみの付き合い”になりましたね。2人がうちの家族に付き合ってくれるんです。京都、大阪で撮影しているとき、うちの家族と食事してもらったり、子どもたちの面倒をとても見てくれていました。

菅田 (小栗家の子どもが)かわいいんすよ。

橋本 私のほうが、遊んでもらっていました(笑)。

――演じるうえでの変化はありましたか?

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橋本 前作を振り返ると、私はすごく緊張して撮影に臨んでいました。

菅田 やっぱりそうだよねえ。

橋本 でも今回は……。

小栗 (食い気味に)すげえリラックスしてたよな(笑)! だけど「銀魂」の現場って、妙な緊張感がずっとあるんです。それこそ、福田さんが要求する“おもしろ”にどれだけ応えられるか、という。福田さんって、あまり面白くないことをやっていると、本当にすごく怖い目をするんです。

一同 (笑)

小栗 だから、いつも真剣勝負で“おもしろ”をやっています。なのに、僕らに何も見せてくれないまま始まる(キャバクラの店長役)佐藤二朗さんとかいるので……。演技している最中にいきなり踊り始めたり、「聞いてないよ!」みたいなことが多々あるんですよ。あと二朗さん、小さい声で「ダンシンッ!」とか言ってたけど、福田さんに聞いたら、どうやらあれは次のセリフを思い出している間らしい。

橋本 (大笑いしながら)そうだったんですか。

菅田 「なんだっけ~、なんだっけ~?」って。

小栗 なんて言っている間に、気がついたら踊っている。本当に気が狂ってるよ(笑)。

菅田 (笑)。本編だと短くなっていますが、二朗さん、現場だとあの何倍もやってましたからね。

小栗 ちょっと長かったよね~。福田さんの愛情が二朗さんとムロツヨシくんには強いから。僕だったら、2人のシーンはもう少しカットするのにな、というところが多々あった(笑)。

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――3人が二朗さんのしつこいセリフ回しで笑ってしまっているところが、本編でも使われていますよね。

橋本 あれがまた、長かったんですよ……。もう、笑いをこらえるのが大変でした。

小栗 笑ってもしょうがないよね。僕らも役として、変な店長に遭遇してしまった、ということだから。

――キャバクラでは小栗さんと菅田さんは女装、橋本さんは白塗りでしたね。小栗さんの両腕の筋肉、めちゃめちゃ笑いました。

小栗 (笑)。あのためだけに、必死に鍛えたんです。そういう風に見てもらえたんなら本当に良かった。

菅田 僕と2ショットの画、対比がすごかったです。スクリーンだと、小栗さんがすごくでかく見えましたし。

橋本 面白かったですね、あれは。

菅田 それこそドウェイン・ジョンソンみたいな腕。僕としては、できれば背中の画がもっと見たかったです。キャバクラの衣装って、背中がすごくキレイに見える作りになっているじゃないですか。本来は。それがすごくブサイクに映る、小栗さんの背中をもっと見たかった。

小栗 岡田将生くん扮する桂小太郎を背負って去っていくところで、一瞬だけ背中が見えます。鍛えておいてよかった。なんでこいつ、こんなに筋肉モリモリなんだよって思いますよね。あと菅田くんの女装は、「こういう人、いそう」って思う。

菅田 みんなそう言ってくれます(笑)。

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――橋本さんの白塗りについては、どうでしたか?

橋本 白塗りは時間が経っても笑えました。

小栗 僕ら、現場であれを見ているうちに、なんかもう、ああいう顔の人だったんじゃないかと思ってきて。

菅田 「あいつ、どんな顔だったっけ?」って。

橋本 (大笑い)

菅田 この子も、そういうふうにやってくるんです。「どう、面白いでしょ?」「いい武器ゲットしたぜ、わし」みたいな。あれは1と2の違いですよね。1のときは、あそこまで前に出てこなかった。

橋本 確かに「面白い顔、してますよ」と、笑いをほしがっちゃいました。白塗りしている時点で「これ、面白いわ!」と思って、唇もオーバーに塗っていましたし。

菅田 すごいことだと思うよ。二朗さんと顔を並べたのに、なお環奈ちゃんのほうが笑えるって。

(次ページに続く)

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