恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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多分きっと恋愛映画では無く人生の物語…のはず
45歳に高校生が恋を…というキャッチフレーズに、観る前に色々と思う人もいるかと思いますが… 映画だけを純粋に観た感想としては、きっとこれは恋愛映画でもキラキラ映画でも無いという事。 今までの人生では関わる事の無かった1人の大人「店長」に、若さ故の残酷なまでの『興味』をぶつけ「店長」を追い詰める「あきら」のそれは、 不思議と、昔に読んだ漱石の『こゝろ』の「先生」に対する「私」のそれを思い出させました。 題材・主軸・諸々、色々と違うのですが、なんだか不思議と。 もう文書や何やらを色々と忘れているのに、そんな事を思い出したのは、店長が純文学が好きな事に引っ張られてかもしれませんが。。 2人の関わりが綺麗に呼応して、それぞれの人生が流れて行くさまが良かった。 昔の友や夢と 今の人生とに、又 若者を見て過去の自分と今の自分とに…対峙をそこはかとなく実感し色々と思い考える「店長」の方に、すっかり感情移入する年齢になってしまった自分に気付き、勝手に感傷に浸りました。 昔なら「あきら」ちゃんに感情移入したかと言うと、ちょっと分かりませんが… それから、人が走るさまを観るのが、こんなにも気持ち良いものとは! そして音楽、良かったです。 最後の「あきら」ちゃんの表情が絶品。 兎にも角にも、こんな感じです!
重すぎず、軽すぎない。心地のいい映画
さすがは「帝一の國」の永井監督。 しっかりとしたラブストーリーかつ、ヒューマンドラマでありながら、 的確なコメディー演出で、重すぎることなく、そして、軽すぎることもない、終始心地のよい作品。 また、キャスティングが素晴らしく、主演の二人はやり過ぎ感もなく、とてもナチュラルで素晴らしかった。 脚本も良く、無駄なシーンはなく、テンポがよく、そこも心地いい。 デートで観ても、友達と観ても、誰も損をすることのない、誰にでもおすすめ出来る映画。
走りたくなる映画
観てきました。まず小松奈々さんのカッコいい走りが冒頭から見れます。小松奈々さんや大泉洋さんのファン、走るのが好きな人なら凄く楽しめます。色んなメッセージがありました、特に本って実は自分を呼んでるんだなと感じました。そんな風に思うとなんか嬉しいです。エンディングはノリノリになっちゃいます。小松奈々さんが苦手な人にももしかして良いかもしれません。
明日に向かってリセットできる、"雨上がり"のような作品
永井聡監督のセンスと、眉月じゅんの原作コミックの伝えたいことが化学反応を起こして、爽やかな風を運ぶ。 45歳・子持ちバツイチのファミレス店長(大泉洋)に恋心を抱く、17歳の女子高生(小松菜奈)のエピソード…という設定が、興味本位の"いかがわしさ"を醸し出しているが、それを大きく裏切ってくれる。 原作コミックはアニメ化もされているが、この実写版はキャスティングで成功している。 監督の狙い通りに、大泉洋と小松菜奈の2人が作り出す空気感が作品を支配する。昔のガツガツしたバラエティ色の強い大泉洋ではだめだろうし、幼さの残る可愛いアイドル系ヒロインや色気のあるセックスアイコン的なヒロインでもだめだろう。今この瞬間の小松菜奈だからできる役柄を100%引き出している。 脚を怪我して挫折した陸上部所属のランナー"橘あきら"。小説家をめざして家庭をかえりみず夢を追いかけ続けたが、夢も家庭も中途半端になってしまったファミレス店長の"近藤正己"。 壁の前で立ち止まっている2人が出会ったのは、"雨の日"。2人の心が交流するのも、きまって"雨の日"。 あきらの "向こう見ずな純愛"をやさしく包み込む近藤店長のオトナの心持ち。オトナはこうありたい。自分を知り、相手を想うことの大切さを丁寧に描いている。 明日に向かってリセットできる、まさに"雨上がり"のような作品である。 吉田羊が、小松菜奈の母親役を務めているが、この2人が並ぶとどうしても、"♪腸にちょこちょこ乳酸菌~"(ロッテ乳酸菌ショコラのCM)がアタマをよぎってしまう(笑)。 (2018/5/26/TOHOシネマズ日本橋/シネスコ)
好感の持てる作品
映画『恋は雨上がりのように』を観てきました。物語は淡々と進みますが、なかなか好感の持てる作品になっています。 役者としての大泉洋については、すでに定評があるところですが、この役は大泉洋しか思いつきません。 小松菜奈はわたしにとっては初めてでしたが、カッコいい。走る姿は本当に速そうに見えます。 なにしろ、11秒44ですからね。ちなみに女子100mの高校記録が11秒43ですから。相当に速いという設定ですね。 作中、未だに小説家になる夢を捨てられない近藤(大泉洋)に対して、友人の九条が言う「それは未練ではなく、執着である」と言う言葉が印象に残ります。
背中を押してくれる
原作未読。 正直この映画なめてた。絶対つまらないくだらないと思って劇場に入ったのだが、終わった後に得られた満足感はとてもじゃないほど素敵なものであった。 前向きに頑張ることの大切さを教えてくれる映画。音楽も描写も出演者も素敵である。 是非劇場でご覧あれ。
青春群像劇としてドラマでやってほしい
無料公開されているGYAO!のサイドストーリー、ポケットの中の願いごとが秀逸。西田さん(松本穂花)めちゃかわいい。吉澤くんとのからみも気持ちも共感できる。店長とあきらのメインストーリーももちろん、青春群像劇としてドラマとかでやったらすごく面白くなりそう。それで映画も見たくなっていってきました。でも10巻の原作を2時間でまとめるため店長や橘さんの気持ちも薄まっちゃってるような感じがしました。本当は恋に走っちゃいたいけど一生懸命自分を抑えてる善人の店長。年齢も立場も越えてまっすぐ自分の気持ちに素直に行動する橘さんの一途さ。そんな原作の良さが結局あっさりまとめられすぎてる感じ。それでいいの?ってもやもやしちゃいました。いい意味の佳作で映画としては面白いのでちょっと惜しいって感じ。そしてせっかくの西田さんが出番すくなくて・・。ぜひオリジナルドラマもごらんください。久保さんもよい味でてます。
爽やかな気持ちになれる!
大泉洋が好きなのもあり、キュンとする話かなー?と予備知識ほぼなく貯まってたポイントで鑑賞。結果観てよかった! タイトルと女子高生がバイト先の45歳の店長に恋をする、ってストーリーだけ聞くと、おじさんの妄想話?って感じですが、そんな話ではないと声を大にして言いたい!恋愛話が軸ではなく、大切なものを無くしかけてた年齢も立場も違う2人が、お互いの存在でまた一歩踏み出す物語です。 主演の2人の演技がとてもよかった!番宣で大泉洋が推してた、冷えピタ取れそうで取れない嵐のシーン、めちゃくちゃ面白かったです。笑えてキュンとして感動できる、爽やかな気持ちになれる映画でした。もう1回観たいかも。
安心して見られる良い映画
主演二人がハマっていてとてもよかった。 大泉さんのコミカルな中年の悲哀も楽しいし、小松菜々ちゃんの想い、惑う女子高生も眩しかった! 走るシーンの疾走感もさわやかで好き。
さわやか
初めて、同じ映画をもう一度観に行きたいと思いました。 溺れるナイフで小松菜奈さんと出会ってから、小松菜奈さんの演技に引き込まれ続けています。演技の上手い下手は、よく分からないけど、小松菜奈さんの演技が好き。 大泉洋さんはバラエティで知ってる程度でしたが、劇中では優しい店長というイメージで、こんな人がいる所でバイトしたいと思いました(笑) プライベートで小松菜奈さんとも仲良しの、清野菜名さんの本物のアスリートのような動きに驚きました。調べたら、彼女はバク転教室に6年も通ってたり、多才なんですね。 他にも王道過ぎないキャスティング+濱田マリさんと吉田羊さんの豪華女優で安定感を加え、今年1月までアイドルだった廣田あいかさんなど、新人をキャスティングするセンスが素晴らしかったです。 濱田マリさんは劇中にいい味出してた。ゴミ以下でしょ←ここは場内大爆笑でした。 また観に行くかもです。
小松菜奈ってスクリーンで一生観てられるな。 いつのまにか大泉洋の役...
小松菜奈ってスクリーンで一生観てられるな。 いつのまにか大泉洋の役側の立場で見れるくらい自分が歳をとってることに気が付いてちょっとびっくり。
恋と夢と
それぞれの登場人物が恋、友情、憧れ、夢とテーマを持っており青春をぎゅっと凝縮したストーリー。 雨の描写が多い作品だが、主人公あきらの心変化に合わせて雨の表情も変わり、魅せ方が上手い。あきらが雨に打たれる姿、真っ直ぐに走る姿はどれも純粋で、爽やかな気持ちになれる作品だった。
爽やかだった
キャストに惹かれて見ました。 店長格好いいじゃないですか。 女子高生に血迷う大人ばかりを見せられる昨今、大人は子どもを見守るもんですよ。そうですよ。 そして、嬉しい事があったら、思い浮かべた誰かに、一緒に喜んで欲しいのですよ。 後味が爽やかな映画でした。
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