ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価
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結果はわかってるのに興奮
いつも邦題に文句をつけてる私ですが、この「ペンタゴン・ペーパー」は原題(The Post)を越えていてとても良いと思いました。
実話ベースなので結果は観る前からわかっているのにも関わらず、こんなにハラハラドキドキさせられるなんてさすがスピルバーグだと思います。
あとメリル・ストリープとトム・ハンクスの力技というか演技力に脱帽。本当に見ていて惹きこまれました。
個人的に感動したのは、母と娘のシーン。夫のお葬式のメモを娘に読ませる母の気持ち。あの時はまだ覚悟を決めかねてたのかな?自分がもし投獄されるような事になったらこの子達は路頭に迷うかもしれない。そんな経営者としてではなく母としてのケイの葛藤で涙が溢れました。
Let's publish
と、Let'sを使ったセリフも興味深かったです。
長さと難しさ、重さを感じさせない素晴らしい映画でした。
☆☆☆★★★ 〝明日、新聞を売りたいなら嘘を書け。10年売りたいな...
事業継承した女性社長さんには響くかも
主張の連打
本作を観る前は、アメリカの歴史に疎く、無学な自分なので、「マネー・ショート」や「リンカーン」の時みたく、もしかしたらストーリーを把握しきれないのではないかと心配しました。が、さほど混乱することもなく、しっかり最後まで理解して観られました。
最近のスピルバーグ監督作のなかでは、わりかし観やすい作品だと思います。
物語の本筋は、保身のための政治的判断に対する批判と、真実を報道することへの信念や責任感への警鐘でしょうか。無為な自尊心、独善的な行動にばかり走る現代人(政治家やメディアばかりでなく、個人レベル)に対するアンチテーゼなのだと感じました。
ただ、
自分がうがった見方をしすぎているだけなのか、
どうにも、近ごろのハリウッド映画に見られがちな、女性優位的な部分が感じられて、若干、食傷を禁じ得ませんでした。
決断
新聞社が政府の極秘文書をすっぱ抜くべきか悩みます。
難しかったが面白かった。
新聞社にとっての正義とは何か、存在意義とは何か…という本筋も当然良かったが、それ以上に主人公、女性経営者の葛藤が刺さった。
彼女はいわゆるお飾りであり、非常に軽んじられている。序盤は自信も無くオドオドしているが、後半になるにつれ自覚を持ち、自信が無いながら戦っていく…「軽視されている人間が戦うには、自身が持つ全てを賭けなければならない」
この難しさはストーリー以上にキャストの覚えにくさに起因するのでは…おっさんばかりだし。史実通りだし、仕方ないんだけどね。
良かったんだけれど、特筆することはあまり無い。ただ、監督の思い通り、今見るべき映画だとは思った。本場米国でも、ここ日本においても。
考えさせられた
「大統領の陰謀」前日譚
メリル・ストリープの極上の演技
スピルバーグ、メリル・ストリープ、トム・ハンクスとならんだだけで、見るしかない!ということで鑑賞。
面白かった!これは、正義とは何かを問う物語であり、メリル・ストリープ演じるケイとトム・ハンクス演じるベンの成長物語であり、メディアの役割を問う物語でありました。
正義や友情、責任、立場などなどケイと同じように、様々な物の中で生きている私たちの心を揺さぶり、何が正しいかは自分が決めるのだ!周りの奴らに自分の未来をのっとられてはいけないーーー!!言い訳に逃げてはいけないーーー!自分の責任は全て自分にあるのだアーーー!と、投げつけられているようでした。
ケイの「私は寝ます!」に号泣&かっこいーーー!作品冒頭でkoされたベンの心まで動かした姿に感動!
ケイの強さも弱さも知った私には、泣く意外の選択肢はありませんでした。
単純に働く大人たちとしても、みんなかっこいいし、どこで切り取っても良いなという作品。
そしてさすがはスピルバーグ、エンディングの切れ味も最高。巨匠の力作。見逃す手はありません。
アメリカの歴史に対するリテラシーは多少必要なので歴代大統領の知識を入れて、もう一度見るのもいいかもです。
信念
ワシントンポスト
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