ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

劇場公開日 2018年3月30日
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神がかった同時代意識

一本の映画を作るには、撮影や編集だけでなくかなりの時間を要するが、スピルバーグは本作を『レディ・プレイヤー1』の製作期間中にポロっと撮ってしまったという。そんな突貫スケジュールが可能なスピルバーグの処理能力にはアタマが下がるが、スピルバーグの発言によると、これはいま作られるべき内容だからと強引にスケジュールを押し込んだらしい。

結果、メディアと権力という今の現実そのものを描くようなテーマを前面に押し出した作品ができあがった。スピルバーグに特に日本について描く意図はなかっただろうが、日本の2018年の現実とも不気味なくらいピタリと符合した。

思えばスピルバーグは『リンカーン』では憲法改正の是非だけでなく、推し進めるのがいかに大変かを描く作品も作っている。本作も『リンカーン』も過去の話だが、スピルバーグというフィルターを通すと、どんな社会派映画より同時代的な訴求力が生まれてしまう。偶然か、嗅覚か。いずれにせよスピルバーグに何かしら神がかったものが宿っているのは間違いないと思う。

バッハ。
バッハ。さん / 2018年4月30日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:-
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その文書を残すのはなぜか

本作は報道の自由を守る戦いを描いた作品であり、ビジネスとしてのメディアと社会正義としてのメディアの葛藤を描いた作品である。

同時に、公的な記録を残すのはなぜなのかを描く作品でもある。

ベトナム戦争の戦況に関する分析・記録した最高機密文書を報じるか否かの駆け引きが物語の主軸で、夫から会社を引き継いだ(ことで軽んじられている)女性社主の葛藤と、報道の自由、ひいては合衆国の理念のために戦う編集主幹を軸にストーリーが進む。

IPO直後で、差止めをくらえば会社が吹き飛ぶ状況下というシチュエーションが、メディアビジネスの本質をえぐり出す。会社と従業員に対する責任と報道の自由の責任をメディアは負わねばならない。

もう一つ重要なのは、国防長官がなぜここまで詳細な記録を書かせたのかということだ。記録がなければ「完全犯罪」だったのに。記録を出さなかった政治家と、記録を命じた政治家は同じ人物である。わかりやすい記者の正義の裏に、ねじれた(ねじらざるを得ない)正義の姿がある。

ローチ
ローチさん / 2018年3月31日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:映画館
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面白かったが… ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 事実をもとにした映画で、結果は分かっているのに、ハラハラさせられて、面白かった。だが、同時にマスコミの恐ろしさも感じた。

 映画の中では、ニューヨークタイムズは3か月間もその内容を吟味し、真意を確かめて、記事にしている。
 しかし、ワシントンポストは、全く真意を確かめず、ただ記者の知り合いからの情報というだけで、わずか10時間ほどで記事にしてしまっている。
 もしあれが、嘘の情報だったら? そう考えずにいられない。
 つまり、その記者の主観で、情報源が確かと思い込んでしまえば、その情報に飛びつき、真意を確かめずに記事にしてしまうという事もあり得るという事だろう。
 逆にいえば、何々省の元役人などという肩書さえあれば、簡単に恨みのある誰かを陥れるような嘘の情報をマスコミに流し、記事にできるのだ。

 映画の中でに話だろうが、マスコミは怖い。

おびぃ2016
おびぃ2016さん / 2018年7月11日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 知的
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やっぱレベル高い… ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

感想は数年前のブリッジオブスパイとおなじ。
スピルバーグ、すごいんやな…と、改めて思った、です。
字幕翻訳はだいすきな松浦美奈さん。それもまた良し。

題材も時代背景もあまりよくわからないながら、ぐんぐん引き込まれて、飽きることなく、物語の言いたいことがズバン!とスクリーンのこちらに届く感じ。
すげーよーと思います。

女をバカにした新聞社内でのケイの孤独な戦いにも、ぐっときます。

テーマはジャーナリズム・マスメディアの本質的な役割についてなんだと思います。体制におもねることなく、権力を監視すること。1970年初頭にそれを命がけで実践した人がいるんですよ。さて、2018年にはできてるの?という問いかけです。言わずもがなですが。

そして無知な私は映画鑑賞後にウォーターゲート事件についてwikiりました。

未だみたことがない「シンドラーのリスト」をいい加減みたいなと思います。

だいず
だいずさん / 2018年7月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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マスコミ、頑張れ!

文句なしの良作です!

@もう一度観るなら?
「映画館で観たかったんだけど、どうしても時間が合わなかった!
残念ですわ!」

星のナターシャ
星のナターシャさん / 2018年7月9日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  怖い 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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時代の趨勢

自分に不利な報道をフェークニュースと切り捨てる大統領の国で、報道の自由や報道の意義を問い、その決断を女性側から描くあたりは、時代の趨勢を捉える眼はさすがですね(^^)

Shige12
Shige12さん / 2018年7月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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スピルバーグ的わかりやすく、教科書的な、ひねりがない映画。 トム・...

スピルバーグ的わかりやすく、教科書的な、ひねりがない映画。

トム・ハンクス、メリル・ストリープの初共演といっても脚本が素直すぎると演技力も活きてこない。

tsucchi1989
tsucchi1989さん / 2018年6月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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やっぱ

実話映画って面白い
ウォーターゲート事件に繋がりそうな
エンディングが気になる…。

しげぼん
しげぼんさん / 2018年6月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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ストーリーが良く分からなかった

正直な話、字幕を読むのに精いっぱいでストーリー全体があまり理解できず、この映画の面白さも良く分かりませんでした。吹き替え版だったらまた評価が変わっていたかも。

congfaihang
congfaihangさん / 2018年6月3日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
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めっちゃ頭が冴えてる時に観よう

夜の映画館。人はまばら。客層高め。

一番の後悔は飲み会帰りに行ってしまったこと。序盤、登場人物が多すぎて、もともと話を知っているor頭が冴えている、でないとついていけない。。眠くなります。
ただ、中盤からはカメラワークも面白く、話の展開もあり、一気に引き込まれていきます。面白いです。

人が決断する時に考えること。
記者として政治の番人でいるべきこと。
仕事に誇りを持つこと。

お仕事映画が好きなので、内容としてはとても好きでしたが、ただただ自分のコンディション不足でした。。。

とも
ともさん / 2018年6月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  知的
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Decision in a sense of urgency ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

In Washington Post, the instance of the reporting the government secret document regarding Vietnam War is drew.
NY Times reported it at first though, the publish was prohibited, so I think it was tough decision to do the report regarding the same document.
The story was always in a sense of urgency, I didn't get tired of until the last.

cocoamaemae
cocoamaemaeさん / 2018年5月26日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:-
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感慨深い

メリル・ストリープも歳をとったね。でも気品があって良い。トム・ハンクスも良い。

aMaclean
aMacleanさん / 2018年5月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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実話

元ネタの事件を知らなかったので前半少し寝てしまった。
でも途中復活してそこからはすごく楽しめた。
旦那と鑑賞。
旦那はとても楽しんでいた☆

HIRO
HIROさん / 2018年5月18日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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必観

観られてよかった。
“Post” が “local paper” だったというのも、知らなかった。
英字新聞📰の組版が見られたのも、よかった。英字には、活字を「拾う」ことなどないのは当たり前だが、活字が並んで行く過程は興味深かった。入力側は映してくれなかったが、タイプしていたのだろう。ミスのコストが高そうな工程。
日本でも活字が消えて久しいだろうが、印刷は輪転なのだろうか。現代の新聞印刷機が、見てみたくなった。

灰山羊
灰山羊さん / 2018年5月18日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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報道のあり方とは

この件に関しては、やはりタイムズの方に脚光が浴びている時間ではあるが、そこでワシントンポストの方に焦点を当てている。ウォーターゲート事件へ結びつく事件ということでそういう構成になったのかとは思うが、これまで知らなかった、ワシントンポストの功績について知ることができ、面白かった。

どんな国にもこういう報道の規制が働くとは思うが、はやり真実を伝えるという報道のあり方について再認識させてくれるいい映画だった。

メリルストリープの、難しい立場の演技はすばらしかったが、掲載の決断をした瞬間はあんなにあっさりしたものだったのだろうか。

あれが真実だとしたら、あっけなさ過ぎて運があるとしか思えないな、、

ちゃーるすとん
ちゃーるすとんさん / 2018年5月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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名匠の凄さ

レディープレイヤーワンはワクワクする面白さ。この作品は心に響く深さがある。この2作を同時期に撮れるスピルバーグ凄すぎる。

najm12
najm12さん / 2018年5月14日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
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横綱相撲やね〜

都合の悪いことは藪の中へ。いつの世も、為政者の悪行は隠されて、握りつぶされて、なかったことにされてきたのだ。
そんなことあってたまるか、と義憤に燃える人たちの反逆のドラマは数々あれど、ハッピーエンドな物語はなかなかなかったのではないか。実話ならなおさら。
スピルバーグ、もうね、何をか言わんや。くすぐりの演出やインサートカットの冴えも随所に。盟友ハンクスと、初共演というのが驚きのストリープという鉄壁の布陣。うますぎる。ホンもいいね。「父が言ってた。新聞記事は歴史書の草稿だって。その通りだと思うわ」。いいセリフやね〜。
A.J.パクラの大傑作「大統領の陰謀」がもう一度見たくなった。

くーにー62
くーにー62さん / 2018年5月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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女が決断すること

新聞や報道の崇高さを描くと同時に、女性が初めて自分で決断を下すことに焦点を当てていて、スピルバーグの時代とのシンクロニシティに鳥肌がたった。

文字組、印刷、輪転機、配達の描写も美しく、ラスト近くの刷り上がった新聞が螺旋状に上昇していく引きのカットが素晴らしい。ちゃんと校閲や整理の描写もある。

もっとも感動したのは、裁判所を出て階段を降りながら沢山の女性たちが静かに彼女を讃えているシーン。女性が決断したことを女性たちが温かく見守り讃える、時代の変化を感じさせる。

「敵側」の彼女、ヒッピーの子だよね?
ブラッドリーの妻のセリフも説明的すぎず、うまく転換していて、見ている側もはっとさせられる。

素晴らしいテレビドラマがたくさん生み出される中、映画館の大きなスクリーンでこそ気がつく描写もあるのだと、改めて感じた。

sonar
sonarさん / 2018年5月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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報道機関への熱いエール

スピルバーグが長年に渡って良作を生み出せるその理由は彼のストーリーテリング力の高さであろう。メディアVS政府の構図を取りながらも物語の真髄は真相の究明ではなく、得られた情報を公表する勇気に焦点を当てている。ジャーナリズムの本質とは何かをこのような切り口で描くとは全くもって脱帽である。

プライドか?エゴイズムか?政府は言ったこと、実行したことは決して間違いだとは認めないきらいがある。故に政府にとって不都合な事実は隠蔽されてしまう。しかし、国民には知る権利がある。そして、ジャーナリストたちには報道する自由がある。

最高機密文書を如何にして報じるか?話の筋だけを追えば、単純な話かもしれない。しかし、政府からの見えない圧力との戦いと、他の新聞社よりも早く報じなければならないというタイムリミットが異様なスリルを生み出し、物語に拍車をかける。だからこそ、輪転機が動き出す新聞社ならごくごく当たり前のシークエンスにものすごいカタルシスが生まれるのだ。

昨今のトランプ大統領のメディア批判発言から、今こそ本作を作らねばとスピルバーグが奮起したとの逸話も聞くが、何分これを他の国のことと思えない今の日本。新聞、メディアといった報道機関への熱いエールとなった一作である。

ao-k
ao-kさん / 2018年5月8日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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強い勇気をもらえた、大人な映画!

アメリカの中枢に逆らったら、ケネディ大統領のように殺される危険。
また、会社がつぶされかねない危険に立ち向かった実話。

不可能を可能に出来るという、強く素晴らしい啓示をもらいました!

凹んでいる人に、ぜひ観て頂きたい!

国際ビジネス研究會
国際ビジネス研究會さん / 2018年5月7日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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