ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価
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スピルバーグ監督ならではの撮り方。
冒頭の、トップカットからの戦争シーン 少しエグいですが、このカットが 重要な(鍵)になっています。内容的脚本もそうですが、別の見どころ 1970年の、美術セット(プロダクション.デザイン) ワシントンポスト 編集部、レストランの内装.レイアウトそのあたりも 楽しめます。スピルバーグ監督の演出らしい、家族の絆、愛情も 良いさじ加減で作品に取り込んでます。少し内容は 難しくなっていますが、正当な社会派ジャーナリズム の(実話を 映画化)ですから、じっくり観ていく方が良いですね。ジョン.ウィリアムズ氏の音楽(サウンド・トラック)が、作品を上質なテイストにしてます。
Let's go... let's go, let's go, let's go 報道とは?仕事とは?責任とは?
ベトナム戦争の隠蔽を報道するかどうか?その時ワシントン・ポストが取った行動は?という内容で、報道とは?仕事とは?責任とは?を語りかけてきます。こんな社会派な内容でも一級のエンターテイメントに仕上げるのは流石スピルバーグ監督ですね!正直、晩飯食べた後のレイトショーで眠気もあったのですが、映画が面白くって吹き飛びましたわ!
ベトナム戦争やウォーターゲート事件はもう歴史の教科書の話なのであまり実感は沸きませんが、きっと当時は大問題だったのでしょう。でも今作は当時のニクソン政権と現在のトランプ政権を分かりやすく被せてありますね。やー、いつの時代もアメリカって変わんないですね。だからこそ今の時代にこの作品を作る意義があったのでしょう。
メリル・ストリープ、最初はしゃべり方とかもお婆ちゃんな感じだったのですが、いつの間にかハッキリしてきて最後はホント格好いい。震えながらも掲載にゴーを出すシーンとか、娘に心情を吐露するシーンとか上手いですよね。スピルバーグ監督と仲良しのトム・ハンクス。抜群の安定感あります。ってかスピルバーグ監督×メリル・ストリープ×トム・ハンクスの布陣で面白くならない訳がないじゃない!!
しかし、仕事に情熱を持って取り組む人々の映画はいつの時代も熱い物がありますよね。いつの間にか「マスゴミ」と呼ばれる事が定着してしまった日本のマスメディアの方はこの作品に何を感じるのでしょうか?
泣いたぁ
久しぶりに涙が出ました。。何でこちらがアカデミー作品賞じゃなかったかしら。史実に基づいてるとは思えないほど、ハラハラドキドキで、こんな事実、ほんとに凄いって!
アメリカの若者はアメリカの負けを認めたくないために戦地へ赴くわけじゃない、自分の子供が、兄弟が今も戦争に行ってるさなかのこの衝撃の事実を記事にした新聞記者魂!ペンは剣よりも強し!
願わくば、裁判でメリルストリープ演じるケイの答弁が聞きたかったです。言いたいことは言ったわ的なことを裁判後に言ってたけど、めっちゃ気になりました。そんなシーン、メリルストリープにやらせたら、絶対泣けちゃうのに!
でも、素晴らしかったです。ウォーターゲート事件もやっちゃってください!!
見事な脚本と見事な芝居
マスメディアの意義を見る映画
前半はちょっと眠い。後半からはぐっと面白くなった。確かにベトナム戦争に関する国防文書を巡る話だけど、本題は表現の自由、報道の力、マスメディアの存在意義。そういう意味では邦題が残念。原題のままで良かったのに。
メリル・ストリープとトム・ハンクスはさすが。メリル・ストリープの重圧に押し潰されそうになりながらも決断を下すときの表情は絶妙。そりゃそうだよね、怖いよね。
新聞が信用されてるからなのか、国民性なのか、アメリカの新聞が世論を動かす熱量がスゴい。
日本には世論を動かすだけの力がマスメディアにあるだろうか。国民に政治に物申す熱量があるのだろうか。
国民が何も言わない国に、メディアが国家権力におもねる国が世界から一目置かれることなんてあり得ないんじゃないかな。
それにしても、ザ・シークレットマンはこの映画の後に観たかった!
事実と真実
ϵ( 'Θ' )϶アメリカの正義
『大統領の陰謀』の前日譚
つまらないし、結末が分かりきった展開
はっきりいって本当につまらなかったです。
私は高校生でベトナム戦争当時
生きていないのに当時の時代背景を予習しなかったのがいけなかったかも知れませんが…。
まず、前半部分のテンポがクソほど遅く、感情移入しずらく眠くなりました。
そして、後半に行くにつれ
まぁそうなるよなといった展開でした。
実話を元にしてる以上、仕方ないですが
どんでん返しといった展開も無かったです。
映画の内容が硬派すぎて、私には面白さが理解できませんでした。
時々ジョークなどを挟んで頂けたら変わったような気もします。
映像面では人物の表情を印象づけたいのか、アップによる場面が多くしつこかったです。
ただ、最後の方に流れる
新聞が一斉に印刷される場面は
圧巻でした
最後に
今の日本の新聞社(メディア)が腐ってることも実感しました
今の日本☆
ヴェトナム戦争の影は、ずっと影響し続けるものなんだ・・
と思います。
それだけ、悲惨であり理不尽であったもの。
ヴェトナム戦争の最高機密文書の漏洩と公開の物語。
始めは、やはり人物の相関関係がわかりにくかったですが、
中盤以降の緊張感はなかなかです。
正直、途中から絶対に掲載されなくては映画にならない!!
くらいの気持ちで見ていました。
メリル・ストリープ、歳をとっても最高にカッコよかった。
スピルバーグもすごいなぁ。。
こんな硬派な映画がエンターティメントになってしまうんだもの。
今の朝日新聞の記者に見てもらいたい!
頑張って欲しいです☆
報道の自由をめぐる攻防
日本の報道機関もがんばれ!!!
事実を下にした作品。
1971年に起きた、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」のスクープに関連する、ワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハムと編集主幹ベン・ブラッドリーの活躍を描いています。
この話が、【今の】アメリカで作られたのは、何らかの意図があるんでしょうか?当時のニクソン政権の悪辣さは、今の時代、詳らかになっていますが、現トランプ政権も、ニクソン政権と似た感じで、ホワイトハウスに権限を集中させて“仲良しだけによる”政治を推し進めようとしています。ニクソンの場合は、その悪辣さから、最終的には自滅して辞任に至ったわけですが、トランプの場合はどうなるんでしょうね?意外に思ったよりも長持ちしていると思うんですけどね。今年の中間選挙がどうなるか・・・。ますますアメリカ国内の分断が進むような気がして仕方ありませんが。
それともう一つ羨ましいのは、司法が機能していたと言う事。一審では被告(NYタイムズ)勝訴、連邦政府の上告を受けた控訴審では原告(アメリカ連邦政府)勝訴。そして、最終的な決着の場となった上告審の最高裁では、6対3と多数決で被告側(NYタイムズとワシントンポスト)の勝訴となったのは作品の通りですが、政府に与することなく、きちんと憲法の精神に則って判断したのは羨ましいです。もっとも、もしかしたら、ニクソンの前はJFKであったので、その際にリベラルな判事が任命されて、判事の優劣がリベラル優位になっていたのかもしれませんが、そこはちょっとわかりません。
あぁ、こんな新聞社が日本にもあったならば、今の安倍内閣の“麺類疑惑”は、もっと解明が進んでいたのではないかと思わずにはいられません。
最後ですが、これもなぁ“邦題あるある”ですね。だってさぁ、この作品が描いているのは、報道の自由を守り通そうとするワシントン・ポストな訳で、決して、ペンタゴン・ペーパーズじゃ無いんですよねぇ。だから、その“添え物”のペンタゴン・ペーパーズがタイトルのメインに来るのは違うんじゃないかと思います。そういう意味では、やっぱり原題は、しっくりきますね。
面白かった!
ベトナム戦争とウォーターゲート事件の概要を知らない人は一般常識レベルでいいので基本情報を仕入れてから見てほしいです。
恥ずかしながら私は全然知らなかったのでこういう意味かしらと推測しながら見てました。知ってたらもうちょっと見応えがあったかも。オチも。
英語も字幕も早くて難しいけど気がついたら引き込まれていました。音楽が少なかった気がする。その分音楽があるシーンは印象的。クライマックスのあたりは気持ちいいです。
記事を出すか出さないか決めるシーンで被せるように100%!って言い切ったとこ好きです。(超ピンポイント)
文書についての記事が一面に載っている各社の新聞をテーブルに何部も並べていくシーン、パッと見で記事の中身がわかるレベルの英語力があれば気分爽快な感じで観れたやろなと思います。私はその後のセリフを聞くまで何何何と思いながら画面を追いかけてました。
法廷を出てくるグラハム氏にメディアは一切見向きもしないけど、取り囲んで見送る女性たちが声には出さずとも尊敬や憧れのような、寄り添い応援するような熱い視線、表情や雰囲気に、グッときました。
働く女性として戦いながらかわしながら生きた人たちが何世代もいてようやく今の時代なんだなと思いました。
前半は眠い、中盤から盛り上がる。
さすがです。
スピルバーグ
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