タクシー運転手 約束は海を越えてのレビュー・感想・評価
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おにぎりの味
感情移入を誘うソン・ガンホの芝居が素晴らしい。
まるで韓国の民主化運動を実際に体験したかのような感覚が残った。
あくまで映画で、エンターテインメントだから
史実みたいな部分は鵜吞みにしちゃいけないんだろうけど。
どこです!
南山の部長たちを観たので続けてタクシー運転手再鑑賞
これ以上ないジャストサイズ緑色鮮やかな車体、タクシー野郎たちの活躍にあがります〜 ちょっとずるくて人の良いソンガンホが目覚めていくお話だーいすき❤︎
そして、ヒトが歌うときには踊る人生でありたい
知らなかった隣国の現代史
ソンガンホ演じるタクシードライバーとドイツ人ジャーナリストとの、真実に基づく、手に汗握るエンターテインメントなこの真実の映画は、まだ始まったばかりの2021年の私のランキングでNO1です。
隣国の韓国で起きた、この光州事件について、正直全く知らなかったです。
韓国はついこの間まで軍部の弾圧があった国だったとは驚きました。
スリル満点なエンターテインメントでありながら、現代史についての勉強ができ、そして家族愛、自己犠牲、自由の為に生きる懸命に人間の命、報道の自由等々、大事な事を実感し、そして心ふるえる感動まで与えてくれる名作でした。
この映画は映画館で見たかった
2021年自宅鑑賞6
バックミラーに映る銃声の音と白煙。
最初はタクシーの運転手が鼻歌まじりに唄っていて楽しい映画だと思っていたら…。
民主化運動に巻き込まれる話です。
実際にあった話で驚きました。
最近1987の映画を観た後なので重なる(軍部の弾圧)処がありました。どうしようもない憤りとやるせない気持ちが重なって。(涙ぐむ)
たくさんの犠牲がありましたがこの事件が世界に伝えられてよかった。タクシーの運転手のおかげですね。
韓国の影の歴史に再注目させる作品
韓国民主化運動の事実を伝えつつ、外国人ジャーナリストと韓国の一般市民である、タクシードライバーの活躍を描いた作品。
主演のソン・ガンホはさすがの一言。表情や存在自体で演技が出来る名優だ。飽きさせることのないストーリー展開も素晴らしいと思う。
観賞後に調べてみると、本作のストーリーはかなり脚色されている事が分かり、非常に興味深い。
たった40年前にこんなことが起こっていたなんて
恥ずかしながら全然知らなかった。
なんとなくパッケージをみて、
南国でタクシードライバーしてる
ほのぼのストーリーかと思って再生してみたら
思いの外シリアスな社会派で、
唾をごくりと飲みながら観た。
ものすごい良作やないかー!!
主人公のUターンのシーンはグッときた!
(もちろん2回目のほう)
すばらしい映画
恥ずかしながら、お隣の韓国の歴史には全く詳しくなく、光州事件も寡聞にして知らなかった。しかし、私ののような無知な人間をも打ちのめすだけの力を本作は持っている。
いい加減だが人の良いタクシー運転手キムは、食堂で耳にした割りのいい仕事を横取りし、ある外国の客をソウルから光州まで送り届けることになる。おいしい仕事にウハウハなキムだったが、光州に近づくにつれ、検問が設けられ、物々しい雰囲気に。軍が市民を無差別に殺傷する光景を目の当たりにすることになる。
本作は史実に基づき作られた。エンドロールでドイツ人記者ヒンツペーター氏本人が登場し、キム氏との再会の希望を訴える。しかし、その夢は叶わず、ヒンツペーター氏は亡くなったという。
本作でも名優ソン・ガンホのすばらしい演技が光る。彼なしではこの映画は成立しなかっただろう。本当にいい映画を観た。
後日談になるが、映画公開後、キム氏の息子が、本作の主人公は自分の父であると明かした。キム氏本人は光州事件の数年後に癌で亡くなっているという。実際のキム氏は映画で描かれたような人物ではなく、英語も日本語も堪能で、主体的に民主化運動に関わり、ヒンツペーター氏とも従来からの知人だったそうだ。今頃2人は天国で再開しているかもしれない。
出会いはキムを変えた。
映画の最後で、ピーター(配役トーマス・クレッチマン)は2016年1月に他界したと、何度も、キム(俳優ソン・ガンホ)に会いたく連絡をしてみたが会えなかったと。そして、彼本人、ユルゲン・ヒンツペーターが、『キムに会いたい、とんていって会いたい。そして、キムの運転で新しい韓国を見てみたい。』とキムにメッセージを送っている。こんなに感謝の気持ちがあるのに、キムに直接会って感謝ができない。これはピーターにとって心残りだろ
う。正直なところ、私感だが、なぜ名乗り出てあげないんだろうと不思議に思う。キムはピーター、本名、ユルゲン・ヒンツペーターだけにコンタクトができるんだから。私は不幸にもキム側に立っての気持ちが理解できなかった。なぜ、すぐ連絡してあげなかったんだろう?
あとで、調べて分かったことだが、キムは1984年に他界したそうだ。
金大中と全斗煥とのこのへんの歴史は今でも覚えている。全斗煥が主に若者の軍隊を指揮して、民主化に歯止めをかけるため、市民を殺し光州市内でで銃撃戦が行なわれたことは記憶になかった。ピーター(ユルゲン・ヒンツペーター)が世界に知らしめたのだと言うことが、ここでわかるが、言語を含めての文化がわからないピーターにとっても、この光州への旅はキムなしでは考えられなかったはずだ。キムや他のタクシーの運転手、それに、ある学生の功績が誠に大きい。彼らの力がなければ、光州でのこの事件は迷宮入りしてしまったろう。軍事体制は民主化を阻むことは明らかだし、国が軍備に力を入れすぎると、全斗煥政権のように恐ろしいことになる。
この映画で好きだったのは、光州のあるタクシーの運転手(ユ・ヘジン)の家族に一泊泊まらせてもらうシーンで、キムが横になりながら、自分の家族のことを独り言にように話しているシーンがあるが、ここで、ピーターは目を開けて静かに聞いている。二人は眠れない夜を過ごしているが、韓国語が全くわからない、ピーターにとって、キムの話が理解できたかどうかは私たちが想像するしかないが、この映画では、ピーターがキムの気持ちを理解してあげられてお互いが同じ気持ちで一つになったように感じた。だから、朝一番でキムがピーターを置いて去ってもピーターはなんとも言わなかった。一番泣けるシーンだった。
この映画を以前、高崎のシネマテークという小さな映画館で見た。私の父がこの映画館の賛助会員というので毎年1万円寄付していた。父のボケが進んでからも、父を連れてここで映画を見た。一人じゃ用が足せなくなっていたので、私が一緒にいたから、映画館も入れてくれたんだと思う。その父が他界してからも、高崎に行った時は、私は父のために賛助会員になる。地元で父が一番好きな映画館だったから。
面白かった、ソン・ガンホ!!
ソン・ガンホさん主演の映画ということと、評価が高いので鑑賞した。
時代は1980年。暴動が起きている事実を世界に伝えるべくやって来たドイツ人記者をソン・ガンホ演じるタクシー運転手がソウルから光州へ送迎するという実話。ただし、光州事件については不明なことも多いようで、どこまで事実かはわからない。結果、無事に記者を帰国させ、世界に情報を発信できた。記者が帰国する際にタクシー運転手との再会を約束するも、後に再会できず亡くなってしまう。
今も
ほのぼのコメディータッチで始まって、光州に入るとホラー映画のようになって、実話が元になっていて、という、凄い映画です!と映画評を聞いてたからその通りだった、何も知らずに観たかった!でも何も知らなかったら観なかった・・・光州のことも知らなかったし。
今香港で起きていることを考えてしまう。
情ったらしの運転手
国に隠された闇を報道する外国人記者と、偶然に送迎同行することになったタクシー運転手。
世界に衝撃を与えた報道者が主役になるような物語だが、そうではなく、偶然にもこのような境遇に関わることになったタクシー運転手が主役。
どこにでもいそうな家族思いでも自分本位なヤツ。
それが、人との交わりや境遇を体験する中で、考えが変わっていく。韓国人の人柄を感じられる。
家族の元に帰るか、現場に引き返すか、
葛藤の場面にはとても共感する。
同じ立場だったら同じように判断できるか?
国の残虐な行為を、身近に感じるタクシー運転手達が救う場面はなんとも言えない、慕わしさと尊敬を抱く。
一見ダメ人間が、人に触れながらいつの間にか、大きなことにつながっていく。
不思議と親近感のわく映画だった。
後半ギアチェンジする話に感動!!
僕的にはね、
ストーリーと余韻が高評価な印象を
持った作品でした(。☬0☬。)
この作品は、
韓国映画の中でもトップ10に入るくらいの
観客動員になった作品らしいですが、
いやぁ、
泣けますね〜🥺✨
これはね、
事件そのものに対して
何か訴える作品というより
あくまでこの事件を背景に
外国人記者とタクシー運転手の
心の変化を中心とした作品なので、
事件については詳しくなくても
問題ない作品でしたー🤗!!
とはいえ、
背景となる事件も凄く残酷で
2度と繰り返してはならない史実を
テンポ良く描いているので、
凄く引き込まれます💪✨
デモに対して韓国政府が
どう対処したのか‥‥.
メディアはどう動いたのか‥‥.
国民の気持ちや
立ち向かう外国人記者は
どう行動したのか‥‥.
事件現場のリアルを凄く感じるし、
観ていて凄く怖かった(ʘᗩʘ’)!!
残酷でリアルな史実を目の当たりにした時、
タクシー運転手や記者が
いかに勇敢だったか‥‥.
そこに凄く感動出来るお話でしたーщ(゜ロ゜щ)💓.
正直、
作品ジャケットのほっこりした雰囲気と
作品内容とは掛け離れていて、
凄く勇敢なお話に感動するので、
余韻は最高なんですが、
リアルな残酷さに
リピートしたい気持ちはそこまで
高まらない‥‥.
そんな印象もある作品でした(ノ゚0゚)ノ~.
やっぱり韓国作品のエネルギーは
凄いですね〜🤔!!
インスタグラム@yoshiki5291で映画レビューもやってますので、良ければそちらでも宜しくお願いします!
そんなことがあった80年、知りませんでした
『パラサイト』があまりしっくりこなかったので「韓国映画、自分には合わないのかも?!」って思っていましたが色々な人からこの映画を薦められ観てみました。
韓国映画界を代表する『ソン・ガンホ』さんの演技が、こんな思い題材なのに能天気な雰囲気に「???」と思いながら進んでいくと涙なくしては見られない状態に!
80年、世界中で暴動や戦争、色々な事件が起こっている年でもありモスクワオリンピックの問題もあったりと激動の時代、日本では山口百恵さんの結婚・引退やら松田聖子さんのデビューやら平和な世の中のさなかにお隣の韓国ではこんな大事件が起こっていたとは、自分自身いい年してたのに能天気だったなあって反省します。
『パラサイト』よりこちらの方がアカデミー賞でいいんじゃないかと個人的には思ってしまいます。順番は後先ですが韓国映画に対する偏見が取れてよかったと思います。とってもいい映画です。
タクシー運転手 約束は海を超えて
タイトルを見て カーアクション?
でもちょっと笑えそうそんな感じで観ることに、、、
やはりいろいろなトラブルに巻き込まれる展開、
想像どおり
笑うつもりが感動してしまいました
やはり心を掴むのは人と人との絡みですね
今の香港に重ねてみると
2008年に訪ねた5・18民主化運動記録館での衝撃がよみがえった。昨今の香港は、民主化への道のりという希望ではなく、逆に民主主義から共産党一党独裁への恐怖であることを感じています。
後世に伝えたいもの
こういう作品がどんどん世に出たらいいのに、と思う。
歴史に埋もれてしまう、知るべきこと。ポスターの笑顔からは、光州事件という重たいテーマを描いた作品とは思いもよらず、しかし、この表情が、キャラクターの特徴を良くとらえたワンシーンだということを、映画を観たあとで理解した。
ひょんなことから光州事件に巻き込まれたソウルのタクシードライバー、決死の思いで韓国に取材にやって来たドイツ人記者、民主化を訴え闘う学生、彼らを助けた現地のタクシードライバーたち。
ごくありふれた人々の、ごく日常の表情と、ごく普通の幸せのために死と隣り合わせで闘う姿、その描かれた対比が何とも切ない。
偶然芽生えた友情と自国への愛国心から共に闘うことを決意した主人公に、己の使命を全うせんとする記者に、若さという武器を超越して信じた道を突き進む学生に、地元を愛するドライバーたちに、引き込まれ応援している自分がいた。
実際には外国からの記者ももっといたらしいので映画的に描かれている部分もあると思うが、名も無き市民の多くが犠牲になり闘った光州事件の事実を、緩急ある展開で描いた。
ちなみに、この映画が公開されたことで、ソ・マンソプ(キム・サボク氏)の子息が判明し、後日ピーター(ユルゲン・ヒンツペーター氏)の家族と面会したそう。
この映画が持つ、もう一つの意義になったのでは。
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