負け犬の美学

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負け犬の美学
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解説

「アメリ」でヒロインの相手役を演じたマチュー・カソビッツが、家族のために奮闘する落ち目のボクサーを熱演したフランス製ヒューマンドラマ。最盛期を過ぎた40代のプロボクサー、スティーブ。彼は愛する家族のため、そして自分自身の引き際のために、欧州チャンピオンの練習相手に立候補するが……。劇中のボクサー、エンバレク役には、WBA世界スーパーライト級王者のソレイマヌ・ムバイエを起用。監督はこれがデビュー作となるサミュエル・ジュイ。2017年・第30回東京国際映画祭コンペティション部門出品(映画祭上映時タイトル「スパーリング・パートナー」)。

2017年製作/95分/G/フランス
原題:Sparring
配給:クロックワークス

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(C)2016 - UNITE DE PRODUCTION - EUROPACORP

映画レビュー

4.0カソヴィッツが皮を突き破りたどり着いた第三形態

2018年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

つくづくマチュー・カソヴィッツは底知れない。数々のヒット作で飄々とした演技を披露したかと思えば、『憎しみ』や『アサシンズ』などの秀作の監督としても有名だ。そんな彼が『負け犬の美学』ではまた皮を破り、第三形態へと変貌を遂げてみせる。

すでに映画界では『ロッキー』があらゆるボクシング映画の表現を食い尽くした感がある中、しかしカソヴィッツの役柄は過去のどのボクサーとも違う。試合に負けても、サンドバッグのように猛打を食らっても、娘に情けないところを見られても、相手に食い下がってようやく仕事にありついても、彼の生き抜く姿勢にはどこか神々しい「輝き」が見て取れる。

ふと妻が投げかける「踊って」という言葉が胸に突き刺さる。どんなに底辺を這いつくばっても、リング上で踊る心意気さえあれば、その試合がまだ続いている証拠だ。人生終わってなどいない。この映画は真のファイターの姿を我々にまざまざと見せてくれた。

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ぐうたら

4.0邦題の言い得て妙

eichanさん
2019年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

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eichan

4.5美学か、遠吠えか

2019年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

負け越しの中年ボクサーが、生活をかけて現役ボクサーのスパーリング相手として雇用されるも、年齢と戦績で周囲からは揶揄され、娘にはそんな姿を晒し、それでもボクシングにしがみつく苦い男の話に、なんともいえない感情を掻き立てられました。

下手の横好き、と一言で片付けられてしまうような内容ですが、それでもやめられない、夢を負わずにはいられないその気持ちには、共感せざるを得ませんでした。

ラストの、娘のピアノの演奏シーンには、痛みすら感じるほどの切なさがあり、観ていてつらかったです。

美学か、遠吠えか、それを観客に委ねるようなストーリー構成も、憎らしくて、好きでした。

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ユージーン

4.0家族のために奮闘する中年ボクサーと応援する娘の姿が沁みる

NOBUさん
2019年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

有名なボクシング映画のように勇壮な音楽は流れない。

主人公の中年ボクサーはピアノを学びたいという娘の願いを叶えるため、リングに上るが負け続ける。

原題:スパーリング
彼は金を稼ぐために欧州チャンピオンのスパーリングパートナーとなるが・・。

主人公を応援する娘の笑顔が素晴らしいし、ラスト近く主人公にある提案をする欧州チャンピオンの漢気にもぐっとくる。

派手さはないが、フランス ボクシング映画の良作である。

<2018年12月14日 劇場にて鑑賞:セカンド上映>

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NOBU
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