シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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いろいろ考えさせられる
人魚(男)と声帯を失ってしまった女性のお話。
人魚は恐ろしい、と言えるような姿形をしているけれど、言葉や音楽を理解する。観ているうちに、愛らしさも感じられる。
が、やはり、わたしは人魚への恐ろしさを最後まで拭い去ることができなかった。
最後、人魚が主人公を海へ連れ去るのは、ハッピーエンド、と言えるのかもしれない。
傷も治り、彼女は水中で息ができるようになるのかもしれない。
そこは、彼女にとって、現実よりも生きやすい場所かもしれない。
ただ、「純粋な」欲望によって生きる人魚が怖いと感じた。
原始的な欲望は、美しくも、恐ろしくもある。
各キャラがいい味だしてる
サリーホーキンスがとても可愛らしい。
清掃員の中年女性と半魚人の恋愛脱出劇。
もっとサスペンス的要素が強いかと思いきや、
笑えるシーンやほっこり温まるシーンもあり
想像以上に面白かったです♪
ゼルダ役のオクタヴィア・スペンサーや
ジャイルズ役のリチャード・ジェンキンスが最高!笑
ただグロさ残虐さもそれなりにあったので、
いろんな意味で刺激強めな作品。
拷問シーンは心が痛む...
緑が印象的に描かれていて、美しかった。
これは何か意図があるのかな??
所々「絶対見つかるでしょ!!!」とハラハラしながら観ました。
話せない2人が心惹かれていく姿はとってもピュアで、
思わず手助けするゼルダとジャイルズの気持ちがわかります。
作中の音楽もノスタルジックで素敵でした。
私が感情移入した人物
独特の色彩感覚、1960年代のセット、それに「ヒューゴの不思議な発明」を彷仏とさせるような冒頭のカメラワークが素晴らしい。ただ、肝心の物語にはいまいち入り込めなかった。ところどころ残酷なシーンもあったのも評価を下げた理由の一つだ。私の場合、誰に感情移入するかによって、作品の評価が左右される場合が多い。この映画では、イライザと同棲している初老の男性だ(ナレーションの男?)。結構いい人なのに、結局最後はイライザを失ってしまい一人ぼっちになってしまう・・・ちょっとかわいそうではないか。
怪獣映画ではありますが
とりあえず人間って最悪だな
レビューが酷すぎて見るの躊躇してましたが、意を決して見ました。
不思議な生き物の目が可愛くて、抵抗感なくストーリーに入り込めました。神と崇められていたものを捕まえて、拷問して解剖してソ連より優位で月へ行くための材料にするとかあいつらまじクソ。最初から最後までクソでした。いじめたから指噛みちぎられてんで!猫を食べたのも威嚇された防衛本能からだった気がするし、不思議な生き物は、自分から好んで攻撃したことはない。やられて身を守るため。猫襲っちゃって逃げる時に怪我させたことも反省してたし。イライザと好意を抱き合うのがまた可愛かったです。ラスト幸せになってたらいいなって思います。
センスの良い映画
私は苦手派でした、、、
癒やしのファンタジーだと思って何の心の準備も無く見ていたら、、、指がちぎれたり、猫を食べたりで、私には少し衝撃的でした。
水中の’彼’に恋してしまう主人公の女性にも感情移入できませんでした。囚われた彼に同情するのならわかるのですが、愛情を抱くのはちょっと。言葉を発する事が出来ず、他者との意思疎通が困難であった彼女が、言葉が無くても通じ合える彼との出会いに嬉しがる気持ちは伝わってきます。でもだからといって彼と愛し合う関係になるのは理解出来ませんでした。
指をちぎられた男の異様な執着心も何だか気持ちが悪かったです。作品全体の雰囲気も独特で私には入り込みづらかったです。
否定的な事ばかり書いてしまいましたが、彼女の清掃員仲間の友人は優しくて良かったと思います。
大人向けのディズニー映画のよう。
思っていたより、、
自分内・恋愛映画ベストテン入り確定
<うろ覚え/思い出しレビュー>
去年か一昨年、観ました。
いやー、、、「パンズラビリンス」とどっち先に観たかもう思い出せないんだけど、とにかく、大好き。大大大好き。さすが「ぼくたちのトトロ」ギレルモ・デル・トロ。
ギレルモたんなので、まぁ多少やっぱりバイオレンス描写キツめではあります。でも、構成/音楽/展開/主人公や友人のキャラクター、、どれも個人的には申し分ないです。
サリー・ホーキンスって、ブルージャスミンでケイト・ブランシェットの姉妹役やってた人か、、、とか、悠長に言っている場合ではない(>_<) けれど、この作品の良さは筆舌に尽くしがたいものがあるのだよぅ。
"卵"っていうジェスチャーとか、しばらく真似してました(笑) ヒロインがねー、かわいいし、また中年というのも嬉しい(笑) "彼"のビジュアルも、キモいと格好いいのバランスが絶妙で、その技術に恐れ入る。悪役のキャラクター造形もしっかりしていて、営業マンの口車に乗せられて高級車買ったり、自己啓発本読んだり安定剤飲んだり、「ドSの皮一枚剥いだら、弱い人間」ていうことをちゃんと描いてる。
マイノリティ、神秘、人間の尊厳、そしてラヴ。
それらを真正面から気負わずてらわず、美しい音楽に乗せて描いてます。嗚呼。ギレルモたんに幸あれ。
人魚
イライザは人魚だった。
そう思うと色々と辻褄があう。
川のなかに捨てられていたこと。
耳は聞こえるが声を失っていること
足に執着してること。(靴フェチ、タップ好き)
水(風呂)での自慰行為
首の傷はよくわからないが、
もしかしたら半魚人こそが彼女が赤ん坊の頃川から救っていてその時についた傷であるとは
考えすぎでしょうか。
彼はアマゾンで捕獲されてますが神がかった存在ならば
どこの水辺に現れても不思議ではないとおもう。。。
ティムバートンのような奇妙な世界感だけどもっと
エグくて好みはハッキリと分かれるだろう。
私は好きです!
幻想的な世界観と現実の狭間
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