ウインド・リバーのレビュー・感想・評価
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高評価なのも納得です。 エリザベス・オルセンも素晴らしい演技でした...
高評価なのも納得です。
エリザベス・オルセンも素晴らしい演技でしたが、ジェレミー・レナーの演技は秀逸でしたね。
主人公であるコリー・ランバートの内面を見事に表していたと思います。
“ボーダーライン”もそうでしたが、ずっしりと重く心に響くテイラー・シェリダン脚本らしい作品でした。
これもアメリカの現状のひとつなんですよね。
考えさせられるものがありました。
テイラー・シェリダンの脚本、どうやら僕の好みみたいです。
without Remorse楽しみです。
これは現代版のレヴェナントだ!
静寂の中に隠されたヤバい真相。
『ウインド・リバー』鑑賞。
*主演*
ジェレミー・レナー
エリザベス・オルセン
*感想*
アベンジャーズでお馴染みのホークアイとワンダが出てるので鑑賞。実話モノの映画は割りと好きなので、期待してました。(^^)
ガチのサスペンスなので、前半はゆっくりスローベースで話が進むので、やや退屈でしたが、後半からの展開に胸が締め付けられた。
ベテランハンターを演じたジェレミー・レナーが渋くてカッコ良いし、FBI捜査官を演じたエリザベス・オルセンが可愛かった。
BGMがほとんどないので、静寂なので何度も眠たくなったけど、話は完全にはわからなかったけど、背景が重たいし、考えさせられました。。。静寂の中にあんなヤバい真相が隠されてたとは。。
ゾッとする!
終盤だけ良かった!!
「プリズナーズ」や「白い沈黙」のようなサスペンスを期待しましたが、会話主体で進むので台詞ばかりで退屈に感じました。終盤、酔っぱらいに絡まれて、やっと待ち望んだ不穏な空気なりましたが、総じて物足りなかったです。
気分が凹む・・・
『ボーダーライン』シリーズが好きなので、同じテイラー・シェリダン脚本でとても楽しみにしていました、監督も務めたんですね! やはり気分が良くなる映画ではないですが(笑)、この人の脚本の映画の雰囲気が好きなんですよねえ。 車が一列で走っているのを空から撮っている場面は『ボーダーライン』シリーズっぽい撮り方でしたね。 エリザベス・オルセンが寒くて着替えをする場面で、Tバックっぽいのをはいてるのが一瞬観れたのはもうけもんでした(笑) あの場面だけで『この映画を観る価値が上がった』と思いました、映画の内容を考えると、バカみたいなレビューですが・・・
極限の世界
何が起こるか分からない無法地帯
よくある、殺人もののサスペンスかなーと思っていたら、とんでもない。
予備知識なしで本作を鑑賞したため、事の重大さは後にわかりました。
夜間には気温-30度にもなる極寒の地に、ネイティブアメリカンが2万人程生活しているらしく
(というか、昔侵略してきた白人たちに追いやられたらしく)仕事もない、治安も悪い、楽しみが
何もない過酷なウインドリバーで起こった殺人事件。
雪深い森の中で裸足の少女の遺体が発見される。
-30度の気温で走ると、空気の冷たさで肺が凍り出血。肺に血がたまり窒息するのだそうだ。
一番近い人家からは5キロ以上離れており、少なくともそれ以上の距離を裸足で走って逃げ途中で力尽きたとのこと。
考えただけでも恐ろしい話なのに、実際ウインドリバーでは、毎年多くの女性が行方不明、またはレイプ被害にあっており、その被害件数は把握されていないということが、現実に起こっているらしい。この地域は、日本でいう広島くらいの広さがあるのだが、その中に警官はわずか6人。
いつどこで犯罪が起きても、自分で自分の身を守らなければならいない。
アメリカの格差社会を改めて目の当たりにしました。
作品全体に、いつ何が起こってもおかしくない緊迫感、寒く、重苦しい空気感が常に漂っていて
サスペンスとしては面白かったです。
少女が、なぜ逃げなければならなかったのかの過程も描かれていましたが、リアルで痛々しかった。
こういう作品がきっかけとなり、世の中が少しでもいい方向にむかえばいいなとか
いろんなことを考えさせられる作品でした。
【極寒のネイティブアメリカン保留地で起こった事件を苛烈に描く。「ボーダーライン」「最後の追跡者」で現代アメリカの暗部を描いて来たテイラー・シェリダン渾身の一作でもある。】
ネイティブアメリカンの闇
静寂と冷気
この映画はとても静かだ。
だけどとても胸に刺さる。
今回雪の中で見つけた友達の娘の遺体。
友達がとても辛そうにしている時にかける言葉が本当に胸に刺さる。
「時間が癒してくれるなんてのは真実ではない。
だが、痛みには慣れるんだ」
この言葉は同じ痛みを感じたものからしか出てこない言葉だ。
私も父を亡くしており、
どこにぶつけていいか分からない気持ちがあった。
もう10年以上も前の事だが未だに傷は癒えていない。
だけど、痛みには慣れてきた。
ほんとうにその通りだと感じた。
コリーも娘を亡くしている立場のためこの言葉が出たんだろうと思う。
綺麗事ではない。
また罪を償わせるだけでは気持ちが落ち着かないってのも分かる。
そんなんで済ませてたまるか、と言うのが正直な所だ。
だからコリーのあの決断には私は賛成したい。。。
そしてオルセン、色気を封じ込めてなかなか演技が良かったと思う。
催涙スプレーをかけられて、あとのあの演技は女優魂を感じて胸が熱くなった!
あと、急に始まる銃撃戦、とても興奮する。
なにかが起きる!という予感はしていたが痺れた。
アメリカ先住民保留地
とても寒いアメリカ先住民保留地で殺人事件が発生、警察権を唯一持っているFBIから若い女性捜査官(エリザベス・オルセン)が派遣されてくる。
彼女はハンターをしている白人(ジェレミー・レナー)を頼ることに。
かなり陰惨な話だが、エリザベス・オルセンの、捜査官としてはイマイチで天然だけど、真面目で一生懸命なキャラが救いとなり、最後まで目を離せない。
運など無い世界
銃ね…
事件としての目新しさは感じられないし寡黙なスーパーマンが1人いて頑張る若いねーちゃんがいるってのも既視感が拭えないし。銃が無いと生きていけない、殺される前に殺せ、女を人間として扱わない男たち、悪者の風貌はこうでなきゃ感、侵略者と被侵略者。嫌な感じがこれでもかってぐらい満載だけど、なぜか離脱したいとは一瞬も思わなかった。なぜだろ?
悲痛で言葉にならない
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