さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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恋愛モノではなくて良いです!
子育てに悩み疲れているお母さんに見てほしい作品です。
ヒロインがかなり精神的に弱いので、感情移入すると少し疲れるかもしれません。
キャラの「成長を見守る感じ」で鑑賞するのをオススメします。
不老長寿と人間のチープな恋愛モノだろうと期待していませんでしたが、ラスト2シーンほど泣きそうになりました。
人間の見た目の変化で月日の流れを感じさせるストーリーになっていて、恐らく80年分くらい。
単純だけどテーマがぶれることなく「良い」と思わせるところまできちんと描かれています。
強者による理不尽な略奪や殺しなどがあるためか重く長い感じですが、目を逸らしたくなる描写はなく、きれいにまとまっています。
難点を挙げるとするなら、不老長寿の人々の顔が同じに見えます。
髪型と声優で判断する感じで、「姫は幼馴染みの娘だよね?」ラストのほうでヒロインが髪型を変えたときも「ヒロインのほうだよね?」ってなりました。
エンドロールの後にイラストが用意されているので、席を立たずに最後まで見て欲しいです!
友達、恋人、家族と見ても「いい話だったね」「あれはどうなってたのかな?」など鑑賞後に会話ができる作品だと感じました。
やられた
誰だって新しい映画を見る前にこんなことを思う筈で、この作品は果たして自分の中の「十年に一度」になってくれるだろうか・・・みたいな、「映画なんてアニメなんて何の役にも立たない!」なんて思っている人でも、映画を見る前は、心のどこかでは、恋する乙女のような、そんな微かな期待を抱いている。
それで、これがわたしにとっての十年に一度だった。
ぶっちゃけて言ってしまいます。
これが私にとってのアニメのオールタイムベストで
私の「ヒビオル」です。
ソフトではなくて、劇場でそんな作品に出会えたことが初めてで
本当に嬉しかった。
隣のお姉さんの、その隣のお姉さんの、さらにその隣のおじさまの、真後ろのカップルの、通路を挟んで隣のお兄さんの、聞こえてくる、掠れた息遣い。
そんな映画体験、1800円
ちょっと残念
事前知識少なめで観に行ったため、世界観と子育てに初めのうちは入り込めないかなと不安でしたが、文句のない映像美と素晴らしい音楽、そして声優たちの安心できる布陣に徐々に見入っていきました。日本のアニメのクオリティの高さにはいつもながら感心です。
主人公マキアとエリアルの主軸のストーリーは、生と死、愛情、繋がりがしっかりと描かれ感動的で胸を打つ。数カ所で落涙。「あの花」「ここさけ」の脚本家ならではの運びです。
しかしレイリアとクリムに関わる展開は人物描写があいまいで違和感あり。国の攻防の理由付けも弱く陛下や王子などの悪さが出ていないため感情の移しどころが掴めないし、イゾルのポジションも無駄遣いになってしまっている。全体を大きく描こうと広げすぎたのか上手く収拾されていないように感じる。そこが残念なところ。
サブストーリーまで演出しきれないのなら、マキアとエリアルにラングを含めたストーリーを最前面に押し出しても良かったのかなと。
まぁ不満もありますが、冒頭に書いたように映像・音楽・声優でかなり楽しめました。
口コミ拡散希望
湯水に如く金を使った「空海」などという下らん映画を先に見しまってモヤモヤさせられたあと本作を観て心が洗われるような気がした。確かにファンタジーであるため架空の世界に直ぐには入り込むことは出来なかったが、徐々にその世界観に没入することが出来た。時間の流れに取り残された一族の物語であり「ポーの一族」の世界観に通じるものを感じたが、その透明感は素晴らしかった。このような世界観はいくらVFXを使っても表現することは出来ずアニメならではのものである。所詮日本は映画に金は掛けられないのであれば、オリンピックのようにオールジャパンでアニメ文化に全力をそそぐべきである。大した映画宣伝もしていないようなので、「この世界の片隅で」のように口コミ拡散希望である。
ファンタジー。
大ヒットの予感
大人の観る映画
自分も子を持つ親の気持ちが解らない
「あの花〜」「ここさけ〜」のキャッチコピーで宣伝していたのでソッチ系の話だろなと予想、それは予想通りでしたが〝イオルフの民〟の成長停止設定は予備知識無し。作品タイトルやキービジュアルからも想定できず、逆に驚きと興味をひかれる結果になりました。
自分は18歳で地方田舎より上京以来ずっと独りで、今もソロ継続中。普通に結婚して子供がいれば青年エリアル位の子が居てもおかしくない歳です。作品は疑似母マキアとエリアルのフェイクな親子関係を綴ったもので、マキア自身も孤独だったため目線は自分と類似してるかと思いきやそんなことはなくキチンと子育て出来てるようにも伺え、サスガに女性は本能的にそう云うスペックを搭載してるんだろなと思いました。
とは言え一部に同調しきれない部分も無くはなく、自分が人並みの人生ならば汲み取れたかもですが、ソコは自分のせいであって作品が悪いのではありません。
お話の時経が若干不鮮明で、エリアル0歳から幼少〜少年〜青年〜成人と成長する時代の区切りと、時間経過がシッカリ把握しづらいのは気になりました。それはマキアが外見無変化な故に増々解りにくく、場面によっては一瞬「?」となる部分もありナニガシかの工夫が必要だったかと思われます。
レイリアとクリムがベタい昼ドラのネバネバ展開で一部不可解な言動もあり、女性はこの手の世知辛さを妙に好んじゃうのかなと観てて偏見じみた印象を持ってしまう部分もあり…w
美術も素晴らしくファンタジーとしての内容もマズマズで仕上がりも上々、初監督作品としては及第点です。ただ初監督作だからなのか、踏み込んだ演出も思い切った冒険もワリと控えめで、徹頭徹尾無理をしない内容でした。そのせいか内容に『ノビ』『コシ』の手応えは弱くチョッとだけ古臭い印象も受けます。
次回作はその辺の監督自身の持ち味をもっと濃く活かしていく事になるでしょう。
岡田麿里さんの作品史上、最高傑作です!
グッときた
母親を意識した女性が感動するための映画
世界観が良かった。
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