ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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映画づくりの難しさ。
映画的には満足。
特に音楽の使い方、物語と作品への繋がり方は斬新。
ただ、エドガー・ライト作品を楽しみにして観に行った身としては…
大人になるということのしがらみ、商業的な仕事としての切なさを感じ得なかった一本。
カーアクションもここまでオシャレになった
前評判の良さをよそに、都内の上映館の少なさからなかなか観る機会がなかったのですが、ついに立川の爆音上映で鑑賞することができました。
カーアクションもここまでオシャレに洗練されてしまったのかとしみじみ、映画の世界に浸ることができました。
ひと昔のカーアクションといえば筋肉隆々のマッチョが、女や金、時には友情を巡って派手に暴れ回ればそれでよし、火薬の量をどれだけ使ったか、車を何台爆発させたかを競っているような脳筋映画が多かった印象でした。
しかし、時代の流れと共に近年では、そんなカーアクション映画が少なくなってきている気がしていました。個人的にワイルドスピードを頂点として、筋肉の経脈は引き継がれていますが、本作はそんなカーアクションと一線を画し、常にクールでスタイリッシュ、テンポの良いストーリー展開、上質なカーアクションを終始観れて正統進化を感じました。
本作の主人公ベイビーは筋肉があるわけでも、口が達者なわけでも、2枚目な顔でもない。最近の若者のようないでたち。
そして、最近の若者のように何をやっても反応が薄く自分の世界から出てこない。しかし、やることはきっちりやるし、なんなら人より優れているから余計に鼻に付く。
そんなベイビーのクールさは、冒頭の赤いスバルで逃げるカーアクションで極致に達する。音楽に乗せて体を揺らし、車を走らせ、時にはワイパーをかけて、リズムに乗せて走らせる。ベイビーは音楽と一体であり、観客もベイビーと一体になるのである。
一見して、音楽の力で映画を引っ張る昨今の流行に乗った映画のようだが、決して音楽一辺倒ではない。音楽はあくまでもアクションを魅せるツールであると感じる。
この映画の評価でミュージカルのようだ、とよく耳にしますが、なるほど確かに上質なミュージカルを見ている気分にもなりました。
決してミュージカルのようにベイビーが歌い出すわけではありませんが、音楽に乗せて話が進んで行く。物語がドライブして行くのである。
彼がチームを組む仲間は、タトゥーのアジア人や威勢の良い黒人、スタイル抜群の女と 2枚目な彼氏など。一癖も二癖もあり、どっかの映画に出てきそうな濃いキャラ造形。そして、彼らをまとめる、裏社会のボス。
一人一人のバックボーンが想像され彼らが魅力的に感じる。特にバディとダーリンというコードネームのカップルは脇役で終わらない素敵な魅力を感じました。
また、この本作はそのポスターアートのルックとは裏腹に、きつめの残酷描写がきっちり描かれているのにも好感が持てました。
バッツの死や、ドクの死などはそこまで見せるかというぐらいに見せています。
何より、本作の魅力はデボラを演じたリリー・ジェームズの可愛さでしょう。
デボラの出てくるシーンだけは、かなり御都合主義で、なぜデボラがベイビーを好きになったのかも強い理由が描かれません。しかし、それでもベイビーとデボラにはこのまま走り出して欲しいと願わずにはいられません。コインランドリーで一つのイヤホンで音楽を聴く2人の姿は魅力的で仕方ありません。
余談ですが、イヤホン一つと言えば個人的に映画の中で始めて男どうしでイヤホンをシェアする姿を眺めました。意外とあり!!
最後ベイビーとデボラの逃避行は橋の上で終わりを告げます。
ベイビーは警察に封鎖された橋を強行突破しようとアクセルを踏むデボラを止め、車のキーを抜きます。
「こちら側の世界に来るな」と言葉を残してベイビーは手を挙げて捕まります。
5年の懲役後、仮釈放に迎えにきたデボラとベイビーがキスをしてこの物語は終わります。
セピア色の思い出の中にいたデボラが、色を持ちベイビーの世界へ再び戻ってくる。彼らの物語はこれからドライブして行くのでしょう。
久しぶりにまとまった上質なアクション映画を観れて大満足です。万人にオススメできる一作だと思います。
PS.
立川の爆音上映で鑑賞しましたが、音楽のシーンはもとよりエンジンのかかる音、銃撃の重低音、クラッシュの大迫力等、音の素晴らしさを改めて認識することができました。
機会があれば是非爆音で!
ヌーヴェルバーグ、アメリカンニューシネマに終止符を打つ映画!
この映画を見る前に
ゴダールの「勝手にしやがれ」とアーサーペンの「俺たちに明日はない」などのヌーヴェルバーグとアメリカンニューシネマの有名どころを観ておくべき。この映画の評価が10倍に膨れ上がります。
まさしく映画オタクが作った映画オタクのための映画
いつでもノリノリ
結構重ためなストーリーですが軽快でお洒落な描写でノリノリです。
生活音や銃撃音と曲のビートがシンクロすると得も知れない高揚感が爆発します。
ちょっとした脱力感がエドガー・ライトの良いところ。
ミュージカルカーアクション
いや良かった、超良かった。
期待通りに良かった。
ミュージカル・カーアクションというジャンルで、全く飽きない展開に画面に釘付け。
キャラクターはみんな個性が光っている。
当初はベイビーがただのカッコつけ野郎としか見られなかったが、デボラを守る辺りからジワジワ魅力が出て来た。
デボラの登場シーン、すごく好きだった。
ベイビーとデボラの恋愛パートもいいけれど、バディとダーリンも素敵。
欲を言えばグリフがまた出て来て欲しかったなぁ。
軽快な音楽にカーチェイスを組み合わせ、アクションもド派手でカッコい...
軽快な音楽にカーチェイスを組み合わせ、アクションもド派手でカッコいいのだか、主人公にハンディキャップ感が出てなくて、神がかったドラテクの特別感が薄らいだのが残念…
Music and Road音楽とクルマ
その上ドンパチまであるからもう最高!
冒頭からインプレッサWRXでドリフト全開でアトランタの街を駆け抜ける。
音に合わせたアクションが気持ち良い。
コインランドリーのシーンはララランドっぽいけど皆がいうように健全なトゥルーロマンス。
ハッピーエンドといっていいと思う。
最初から最後まで楽しい
BABYの可愛さと、映画自体のワクワク感にハマってしまい、3回目の鑑賞…
2回、3回観ていくうちに、細かいところまで見えてきて、楽しいです。今のところ今年1番ハマってます。上映館が少ないのが勿体無いと思います。
好きなことには好き
面白かったし好きではある
けども
正直そこまでハマれなかった
なんか後半の殺人シーンが全体的にどうもスッキリせず罪悪感を感じた
ジェイミーフォックスが最後まで嫌なやつであったりケビンスペイシーの急な善への転がりなどイマイチ回収しきれてない感じがあってモヤモヤした
オープニングのカーチェイス以外はイマイチ乗れずホットファズ、ショーンオブザデッド、アントマン級の面白味はなかった
オープニングと終わり方は最高だったが
ベイビーが幸せになるにはあまりにも多くの罪を犯し見逃している気がする…
ただオリジナルでここまでのクオリティーはすごいと思う!
カーチェイスはもちろん、主人公の耳を共有する点も面白かった。 ベイ...
カーチェイスはもちろん、主人公の耳を共有する点も面白かった。
ベイビーの誠実さが所々に見え、被害を受けた人が動揺するのも面白い。
挿入歌は知ってる曲は多くなかったが、映画とも合っていて、良かったと思う。
既視感も楽しい
当然のように比較されるであろう傑作「ドライブ」(2011)の存在を物ともせずアイデア満載で送るクライムカーアクション。
イノセントな青年の犯罪組織からの足抜け。この手のアクションの定型をはみ出さずに鮮度抜群に仕上げる手腕、そしてキャスティング。心の一部分を確実に掴んできます。ロマンティックな締め、エンドクレジット、鑑賞後の余韻にあの頃が蘇る思いです。
逃走
次から次へと繰り出される音楽がアクセルとなり、観客を易々と物語へ連れ去る。
だが、後半からベイビーを善良と示したいが為に差し込まれるリアリティの無い表現が鼻に付く。
確かに彼なりの葛藤はあれど、平気で脅しや暴力を振るう内に入るだろう。
義理も人情も、善も悪も全てが中途半端。
男の風上に置けない。
カーチェイス嫌いな人も楽しめるが音楽には疑問を感じる
興味ないはずのカーチェイスは分かりやすく面白いのに、好きなアーティストも含まれたロックミュージックが邪魔に感じる不思議。
アクションとの合わせ方にほんの少し違和感があったとも言えるしロックじゃない方がよかったのかもとすら思える。
それでも前半はかなり良かった。
ダメなのは後半。
強烈な映画を期待させながらハチャメチャな部分と案外優しいお話がチグハグでなんだかもったいないという感想。
予想より良かった‼︎ 選曲が好みだったら サントラ買うんだけどなぁ...
予想より良かった‼︎
選曲が好みだったら
サントラ買うんだけどなぁ〜
残念‼︎
ウォーキングデッドの
俳優さん出てたっ
ダーリンかわえぇ〜
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