blank13のレビュー・感想・評価
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短い割りによかった
どこにでもあるような 家族の風景
映画作りは難しい
キャストは超良い。男も女も子どももおじいさんも俳優・女優陣みんな良い。演技下手な人は1人もいない。そこが1番の魅力の映画だったような…。
商業映画というより、誰かへのメッセージ作品か、映画学部の学生(レベルとかではなく)制作の作品みたいな雰囲気が強かった。
観て、損したなーとは言えないし、かと言って笑うでも泣くでもなく、映画を観てるよりもミュージックビデオを見てる感覚に近かった気が…。でも出てる人大体みんな好きだったから良かった、斎藤工も昔より好きだ、芸人としても頑張って欲しいし、もっともっと色んな役が見たい。
実話を元にした話であり原作がある映画だから今回は仕方ないとして、次に撮るなら、絶対泣ける感動作か、めっちゃ笑えるコメディ映画にして欲しいな。
予告の作り方と、あと少しのネタバレですが映画タイトルの出し方は「ヒメアノ〜ル」とかなり似てた。「ヒメアノ〜ル」大好きだから若干期待しちゃったけど、あの予告の作り方は別にしなくて良かったよね…(まぁ予告映像は専門の会社とかが作ってるんだろうけども)。大体の映画は予告とは結構違う話に見えるようになってるとはいえど、この映画は普通の予告で良かったのでは…
映画作るのって本当に難しいんだね。
じんわりとした余韻
「笑ってはいけない」なのか!とツッコミたくなるような湿気た公民館の斎場に面食らいながらも、残された者たちの虚脱感がなんとも言えず目に焼き付く。
結婚指輪を外さずにいる神野三鈴が手摺にもたれてハイライトを吹かすシーンのために、この映画の全部と、西川美和が歌う『家族の風景』があると言っても過言ではないだろう。
たぶん『つぐない』は、まだ楽しかった新婚時代の頃に二人でよく歌った歌なんだろうなあ。
レイトショーだった映画が終わって明るくなったとき、ぽつんぽつんと座ってた客がオッサンばかりで、のっそりと立ち上がって出て行く雰囲気が、まるで葬式に参列した人たちみたいに見えて、ちょっと笑えた。そのあと、煙草にむせた神野三鈴の横顔がちらついた。
なんだかなぁ…
13年間失踪していて、突然出てくるのは良いとして、その間、結構良い人でしたと他人から評価されたとしても、あぁ良かった!って、ならないよ…。
あの後、当然のことながら、家族で400万の借金を返すんですよね?
ヤクザの集金に怯えながら…。その部分を描かず、微妙に不幸ぐらいの描き方だから、父親のことを許せたりもするんだろうな…。
弟は良いとしても、兄は父親との想い出なんてないんでしょ?
それともあった?
だったら描かないと、あの途中放棄は理解できないわ…。初めから、俺は絶対イヤって、言うのなら理解できるけど…。
大手企業に勤めた建前?
だったら、企業名の花輪もあるべきだけどそれもない。だから、建前でもなく、なんとなく来て、なんとなく嫌になったって感じなの?
お母さんも、どうしたんだろうね?
あえて描かず、観る人に想像させるところがテクニック?
いずれにしろ、納得感はなかったかなぁ…。
泣いてる人もいたけど、ちょっと意味不明って感じだし、自分に重ねたという人もいたけど、そんなに悪い父親だったの?って、言いたくなるなぁ…。
まさに、「ちゃんと働いて欲しい」です。
ま、普通(予定調和)かな。再観はないです。
なにが面白いのかわからなかった。 芸人を本職とする人に面白いような...
予告編がすべて
テレビ深夜ドラマのよう
齊藤工は雑誌の連載読んでるので好感を持ってた。70分という短さと監督としての才はあるか?という興味。
正統的で落ち着いた導入から途中からガラッと変わる雰囲気、それで終了。中盤コメディシーンは浮いてるし感動できるほど濃いドラマはない。映画的興奮は少なめ。かなり変化球。
高橋一生、齊藤工の役者としての良さが出てたとも言いがたい。なんとも奇妙な作品。先に予告編を見てたんだけど予告以上の事が起こらなかった、というのもな…。
役者のファンならどうぞ、っていういつもの邦画どまりでしたね。
ただ、齊藤工は才能をもう少し見てみたいという気持ちです。
親父を思い出す。
日曜日の夕暮れ時。そろそろ明日の仕事がちらつき始め、
気分が重くなる憂鬱な時間。気分を紛らわすには丁度良いと思い鑑賞。
なのに追い打ちをかけるようにこんなにもさみしい気持ちにさせるなんて。
観なきゃよかったって後悔しました。良い意味で。
予告編の雰囲気からてっきり笑える映画かと思い込み、
上映時間も短いのもあって気軽に観たのがいけなかった。
ハイライトに百円ライター
兄弟
そしてキャッチボール。
もう亡くなって何年も経つ自分の親父と重ねながらいつしか観ていたのです。
私も反抗期の頃は親父が大嫌いだった。
無口で食事の時は会話もなく当時は家の中でモクモクとタバコを吸い、
休みの日は一日中テレビを観て昼間っからウイスキーを飲んではいびきをかいて寝ていた。
そんな親父でも子供の頃の楽しかった記憶は今でも覚えている。
その頃の映像が鮮明に浮かび上がっきてなんとも切なくて。
亡くなってから親父の存在感が大きいことに気づく。
突然心の中に現れる。
今の自分が当時の親父の年齢になっていることに驚き、
今になってわかるあの頃の親父の心境に同情している今日この頃。
エンディングの歌詞のように「どこにでもあるような家族の風景」なのかもしれません。いい映画でした。
結構、良い感じ☆
音
じんわりあったかい優しい映画
著名人のコメントに優しい映画という評がいくつかありましたが本当にその通りでした。
前半のシリアスなシーンも後半の葬儀の場面も全編通して何故だかあったかい優しい雰囲気が流れてました。見終わったあとじんわりその余韻が続く不思議な映画でした。
あれ、ちょっと笑ったしちょっと泣いてしまったのですが。 地雷覚悟で...
実父の葬儀の1ヶ月後に観ました
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