blank13のレビュー・感想・評価
全128件中、21~40件目を表示
エンディング曲で…。
映画好きの斎藤工氏の作る映画とはどんなものなのだろうかと、ほとんど冷やかし半分で観始まった。 幸いにして私が育った家族環境はそんなに悪くなかったので、イマイチピンとは来ないところが多かったが、おおよその想像は付く。 本編がおわり、エンディング曲にすっかり惚れてしまった。 笹川美和さんのこのエンディングの曲のMV観たら、この映画の要と心情が良くわかった。 素晴らしいエンディング曲だ!それがこの映画の全てと言っても過言では無いと思った。
もうちょっと観たかった
斎藤工さんの初長編映画監督作品とあって、気になり鑑賞。しかも、出演は、リリー・フランキーさん、高橋一生さん、斎藤工さん、松岡茉優ちゃん。こんだけ揃ってるなんて。脇役もバッチリの役者さんが固めていて、なんとも豪華なんですが。 尺が短すぎると正直かんじました。 親子のブランクの13年間を、ただ葬式の参列者の話でまとめてしまうのですが、それではどこかやっぱり物足りなく感じてしまい。 これが実話ベースときいて、なるほどなとは思ったけれど、やはりそこは映画なのでもう少しドラマチックでも良かったし、複雑にしても良かったようにも思う。 映画大好きな斎藤工さんの今後の作品作りにも注目していきたいとおもいます。
ボール、煙草、さまざまな小道具が生きている。高橋の表情がいい。リリ...
ボール、煙草、さまざまな小道具が生きている。高橋の表情がいい。リリー・フランキーはもちろんサイコーだけど。高橋の少年役の子がすごくいい。葬式の面々がすごくいい。
斎藤工の映画愛は感じた
前半は13年間行方不明だった放蕩オヤジが余命3ヶ月で見つかるくだりとオヤジのために苦労する回想シーンとお見舞いに行っても変わらぬクズっぷりに嫌気がさす。
前半はシリアスですが良くあるストーリーですね。
後半は葬式のシーンで多種多様の参列者に驚く。その参列者たちから知らなかったオヤジの13年間がわかるといったくだりです。
後半はまさにコントです。参列者が野生爆弾クッキーや川瀬陽太、伊藤沙莉、織本順吉、村上淳など一癖も二癖もあるキャストが笑わせてくれます。
斎藤工が高橋一生を主演に一生懸命に撮ったのが伝わる作品です。70分ちと短いかな。
タイトルなし
映画大好きの工さんが監督、役者さんもなかなか見応えありそうって期待して見たけど、期待が大きすぎたかな...。 前半はお父さんのくずっぷりとかお母さんの健気さとか見てて伝わってくるものあったけど、後半がいまいち。 短い時間でまとめるのは難しいかもだけど、あんなお葬式の、よくわかんない人達のよくわかんない薄いエピソードで、13年もの溝が埋まったり、その前からずっと続いてた苦労とか辛さが少しは昇華されたりするんだろうか? 赤の他人に優しくて、最後は病気で早くに死んじゃってかわいそうと思うところもあるけど、私なら絶対許せないなー。
悪くはない
斉藤工監督、出演者が高橋一生ってなるとどうしてもみたくなる(笑) うん、悪くない。 人としては憎めなくて許せても、父親としては許せない。 そんなこといっぱいあるかも。 私も父親のこと好きじゃないけど、死んだらやっぱりショック受けるのかな、たぶんやっぱり。 そんなこと考えた。
ぼくは嫌いじゃない
そんなどうしようもない父も、この齊藤工長編監督デビュー作品も。 いい役者と、これでもかと仲の良い人たちを無駄遣いして遊んでいる(良い意味で)笑 1時間ちょっとなので、もう少し他のストーリーを聴きたいぐらいさらっと観れてしまう。 参列者が各々に故人との思い出を語るシーンでは、どこまでが台本でアドリブなのか分からないぐらい自然な演出で、斎藤工も笑っちゃってるんじゃないかって表情で面白かった! いろんな世の中や映画に対する斎藤工なりの皮肉が散りばめられていて、これから創る作品がますまさ楽しみだ。 あと、笹川美和がカバーするハナレグミの「家族の風景」がまたイイ!
空白の"父の記憶"、人の出会いで埋めるピース
嫌な人だったはずの父が、葬式に集まった人々によって、善人へのピースが埋められていく。良い人として、知らぬ姿を作りながら…。 葬式というブラックな雰囲気の中で出てくる、会話の「可笑しさ」が微笑ましく、心を暖かくする。 70分とコンパクトながら、キャスティングの豪華さと淡々と伏線を繋いでいくような空気が心地よい。ただ、70分ということもあって、もっと観たくなるような気持ちが湧き、星3つの評価に留めた。
これが実話って 酷すぎる
どういう風にどこをアレンジしてこうなったのかは知らないけれど、これが自分の身内なら 父親じゃなくても 嫌。 いい人だった風に描かれていた? いやいやいや。 お葬式だってあれは ただただ いたたまれない。 あそこまで、変な人ばっかり集める必要あったろうか。 変さは 少しづつで良くなかったかな。 ちょっと変 くらいがリアル。 リアル求めての映画なので そこをみなさんが言うようにコントにしない方が良かったと思うよ。 佐藤二郎さんが仕切っちゃってこうなったとか? もちろん推測ですよ。 斎藤工さんの初監督作品 リリーさん 高橋一生 これは見たいと思うワードがずらっと。 そこで期待以上でないのはつらい。 ダメ親父っぷりをさせたら今一番のリリー・フランキー は安定のダメっぷりでした。
どこまでが実話なのか分からないけど、とても複雑な気持ちになった。私...
どこまでが実話なのか分からないけど、とても複雑な気持ちになった。私ならたとえ周りの知人友人から慕われていたこと、家族のことを大切に思っていたことが明らかになったとしても、借金を背負わされてトンズラされた恨みは消えないかもしれない。お世話になった人たちの泣き笑いエピソードみたいなのも、蚊帳の外の人間からしたら寒いコントと同じ、ただただ白けるだけ。そういう意図であるなら秀逸な演出だと思う。ただ息子たちは予想に反してある意味父を許す方向へ向かうので、自分的にはそれだとあと一歩心を動かす何かが欠けている気がした。しかしながら、母親が葬儀に結局参列せず家で1人夫のものと思われるタバコをふかすラストシーンは、一言もセリフがないのにいろいろな思いが凝縮されていることが滲み出ていて最高に良かった。
「償い」歌っても遅い
年齢的にも奥さんの立場で見てしまう。最初に「実話」と出なければ見続ける気にもならなかった。たばこを買いにくと言ってそのまま出ていくってなめとんかい、と言いたくなる。皆さん、誤解してません?この父親はそのことについて後ろめたく思ってほかの人にやさしくしたり、償いを歌ったりして自己満足に浸ってたわけですよ。ほっとかれた奥さんや傷ついた子供のケアはどうなってんの?奥さんも逃げ出したかったはずだけどそうしなかった。車にはねられてもろくに手当てもせず顔にあざを作ったまま夜の仕事に行って子供たちを育て上げた。数珠に50万ってそんなお金があったんならこっそり子供たちのために送るとか方法はあったはず。守るべきものを守って余力があれば周りを助けるべきで、肝心なところが全く抜け落ちている。あとたばこのシーンが気になる。父親と息子の屋上のシーン、兄が途中飛び出した後物思いにふけっているシーン、ラスト母親が窓辺に座ってのシーン。かっこいいと思って撮ってるのがありあり。たばこが無くても全然問題なかった。それこそ語らないで演じる役者の見せ場になったはず。
なかなか良かったです
劇場で見逃して気になっていたんですがお正月にMXテレビで放映されたので鑑賞しました。斉藤工さんが監督と主人公のお兄さん役で出演。高橋一生さんが主役ですが、脇を固める役者さんも演技派、個性派揃いで見応えありました。自分も映画と同じような環境で父親とはブランクが長くて、父親が死んだ時も家族は関わらず(戸籍も離れていたので)公的機関で全てお願いした経緯もあり、いろいろ複雑な気持ちで作品を観ていました。斉藤工さんは素晴らしい役者さんですが、これから監督としても作品を作り続けて欲しいです。
リアル感あり
遅れながら俳優の斎藤工くんが監督としてメガホンを取った作品「blank13」を観に行って来ました。13年前に失踪していた父親の消息がわかった途端、癌で余命3カ月の命で亡くなる。
葬儀に参列した人が家族が知らなかったエピソードが次々と繰り広げられる。身勝手で父親としては最低であったとしても人間として尊敬される父であったことに驚かさせれる。そこで知らなかった13年間の空白の時間が埋まったように思えた。70分という短い映画ではあったけどシンプルで温かい映画だった。葬儀なのに何処か笑ってしまうところがあるのが凄いなと思いました。実話なのがまたリアル感があってグッときました。
演技力が素晴らしい。
悪い父親が悪い人間であるとは限らない 子供が知っている親の顔は『親』としての一面だけであり人間としては色々な面を持っているものである。 大人になるにつれて、普通は親を1人の人間として見る機会があるものだが失踪した父親を最低な父親としての記憶しか持てず大人になった子供たち。 そして葬儀ではじめて人としての優しすぎる面を知る。 自分の父親や親類と重なる部分があり 泣けた。昭和はこんなオヤジ多かったよね。。。 なにより出演者の抑えた中の演技が素晴らしく特にお母さん役の女優さんは凄いなぁ。 佐藤次郎が場の雰囲気を持っていくが、 佐藤次郎好きなんだけどちょっと全体の雰囲気に合わなかったかなぁ。 エンディングの音楽も良かった〜。
全128件中、21~40件目を表示