blank13のレビュー・感想・評価
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そんな人で良かったです
家族から見た父親の雅人を回想と共に最低限の描写で描かれる前半。
麻雀打ち込むわ借金するわ挙句蒸発するわで、完全にダメ人間の酷い父親だった。
残された妻と子供たちのその後の苦労を思うと不憫でならないな、とこちらに思わせる若干しんどいシーンの連続でもあった。
ただ後半はガラッと空気が変わり、佐藤二郎を筆頭に葬儀に訪れた少し妙な人達の語りが始まってからは笑えて仕方なかった。
唐突なくっきー出現はズルいわ…
ほぼワンシチュエーション、リアルタイムに近い時の進み方で自分もあの葬儀場にいるような感覚になった。
ポツリポツリと語られる「どうしようもなく良い人」だった雅人の人間像は、語り手の面白さも相まって笑えるんだけど、今まで見えにくかった彼の一面に兄弟と共にハッとさせられた気もする。
一通りの話を聞いてからの二人の挨拶では、父親への怒りと嫌悪の感情と、今になって教えられ気付かされた暖かい感情に揺れ戸惑う複雑な気持ちがすごく伝わってきた。
隣の会場の豪勢な葬儀と対称的な終わりだったのが皮肉が効いていて良かった。
正直、ストーリーに真新しさはないし展開は少ないし後半はただひたすら人の話を聞いてるだけなんだけど、役者陣の演技や独特の空気の流れが面白くて惹きこまれた。
ホロリとしつつ鑑賞後はどこか空虚な気持ちになるのがまた良い。
どこにでもありそうな家族の話を切り取って唯一に観せている映画だった。
シネマート新宿で見たから良かった。
映画に造詣が深い斎藤工さんの初監督作品だから、好意的に見てあげよう、なんていうやや上から目線だったのですが。
開けてビックリ、まぁなんてよくできてるの!
前半、間延びした感じがして、忍耐力がいる映画だなと思ったのですが、父親のことを嫌いになるための技巧として必要でした。
シネマート新宿で見たっていうのも大きいと思います。
あの狭い劇場が一体感で包まれた気がします。
隣の人の笑いや涙が全然気にならなかった。
特に葬儀のシーン。
ネタバレになるので、ここでは控えておきます。
斎藤工さん、こんなところでポイント稼ぐの?って思ったのですが、実は、とてもあたたかいエンディングへの持って行き方だということが、後からわかりました。
「実話を基にした映画」と最初にテロップで流れたから、有名な人物か、あるいはその家族の話なのかな?と思って構えて見ていました。
でも真意は違っていたと思います。
こういう家族、実際によくあるでしょ?と問われている気がしました。
肉親の血はどんなに洗っても入れ替わることはできない。
父親のことを恥じた。
でも、あのお葬式を通して父親の見方がやや変わった。
対称的な2つの葬儀。
あの設定が、とても良かった。
どういう生き方が、本当の愛に包まれているのか、考えさせられる映画でした。
斎藤工監督、合格💮
DVDにならないなら、、、
劇場で観るしかない!
13年前と今を行き来する70分の編集がすごくいい。
金子ノブアキさんの音楽がうまい具合に気持ちを高めてくれるし、シーンの色を変えてくれてた。
高橋一生さんの内に秘めた激しい感情剥き出しなバッティングのシーン。神野三鈴さんのつぐないを口ずさんでからのタバコを吸うシーン。織本順吉さんのアブラカタビラ、大好きすぎる。
キャスティングもすごく良くて、一人かけてもblank13は成立しない。
齊藤監督の直球勝負な初長編監督作品「blank13」を「カッキーン」としかと受け止めました。
少し残念かな?
連日の立ち見でストーリーも変わってて、楽しみにしてたんだけど、ひねりが無くて予告編そのままだった!
父が先週無くなったので、自分の境遇と重ね合わせ観てたけど、グッと来るものはなかった!
それでもリリーフランキーとか高橋一生とか、俳優の演技はまあまあ良かった。
最後は少しだけ泣けた!
面白かった
したまちコメディ映画祭にて拝見してきました
最初は暗い印象しかなかったけど、蓋を開けてみたら結構コメディで面白かった
葬儀のシーンは佐藤二朗さんの本領発揮
他の方のボケも最高でした
主演の一生さんはセリフは少なかったものの表情だけで気持ちを伝えるというのが得意分野なのでそれもバッチリハマってた
何度でも見たいです
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