キャットファイト

　エゴむき出しの女2人のコミカル的な大乱闘を全面的に繰り広げれた映画。
　他人の気持ちに無頓着な人間2人が、人生のどん底に突き落とされて、互いを憎しみ合いながらも、最終には改心していく。こんな雰囲気がラストシーンにあってホッとしかけたけど、結局は・・・・・。だからちょっとガッカリしたかな。でも結構おもしろかったです。全然飽きさせる事もなかったし。サンドラ・オーの演技も予想以上に絶賛物でした。

普通に面白かった。
きっと50年後も二人は殴りあっているんだろうな…
それってもう純愛でしょ…

旦那が軍事産業に関わるビジネスマンで本人が成功しているのに乗じて自分が出来る人間だと勘違いしているアル中にわかセレブと学生時代の友人で４０代の売れないゲイの画家が久々に再開し些細な口論から殴り合いに発展して行く話。

自身の力や信念がある訳でもないのに、まあ上手いこと鼻につく台詞を吐くもんだというセレブの印象から始まり、時代の流れや流行のお陰で台頭しただけなのに良く偉そうに出来るものだという流れに…結局似たもの同士の嫉妬shit!

風刺を効かせた笑いも少しあったけど、嫌な奴同士が嫉妬して揉めて殴りあって使用人に厄介になっての繰り返しで基本的にはベタな笑い。

大爆笑やニヤリとさせてくれたり唸らせてくれるようなものや、山場と呼べるものもないし大オチと言えるようなものもない。

とりあえず、天丼は万国共通ってことで。

格差があるようで似たような待遇に環境とオマケに性格も悪い女二人が犬猿の仲でありながらも相思相愛な関係性にも思えるが激しい死闘を繰り広げる。

くだらなくて笑える反面、深刻な内情が背景にあったりして単純には笑えない展開でもある。

自分が原因だと理解せずにパートナーやメイドに助手と嫌な態度を取っていたり特にメイドに助手から手痛いシッペ返しを食らうのは痛快。

もう死んでるデショ！？てな殴り合いの応酬が滑稽でありスカっとする。

お涙頂戴的なラストにはせずに最後まで殴り合っているのが最高。