検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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色々盛り込んであるのを楽しもう
キムタク主演、嵐二宮共演というマスに向けた映画で、排外主義がじわじわと力を持っていく現状への問題意識をストレートにぶつけてきたことに勇気づけられた。世の中にある娯楽は問題意識を持っていないか、みないふりをしているように見えるから。 とはいえ、物語の主軸となる話はあくまで個人的な暴走であって、インパール(無能な指揮官、責任の不在、無謀な作戦)とはちょっと違うような気がするし、丹野の事件とはうまくクロスしてはいない。これがあるから免罪しろと言ってるとなるとえ?あれ?ってなる。 絶対的な「悪」として、言動も不気味、中身も最悪な男の描写として、顔のあざが怪物性の記号となっていることに違和感を感じた。顔にあざのある人たちがそうやって排除されて苦しんでいるだろう現実を思うと。 冒頭は情報量が多く、テンポも早いのでついてくのが大変。 ダンスや音楽などコンテンポラリーな要素もうまく入れ込んでる。音楽がそれぞれ良いのでブチっと切れてしまうのがちょっと気になった。 TVでもお馴染みの俳優がたくさん出ているが、みなそれぞれいつもと違う顔で出ていて、演出でこんなに変われるんだなと日本の俳優たちを見直した。いつも同じ演技してるのはそういう演出しかされてないからなんだな。キムタクは彼自身のここ数年の立ち振る舞いが多声的にまとわりつき、複雑さを増している。 ホテルのシーンでこれはまさか恋愛関係?!と思ったけど違った。ラブホよりエロくない?あのホテル。 とにかく細かい気になるところがたくさんあって、本筋に関係ないといえばなかったりするので、情報量が多すぎて混乱する。そこを楽しめるかどうか。 検事であのマンション住める? 奥さんヤンキー風なのは静香揶揄? 恋愛要素を入れろと言われたので入れました感(どういうやり取りの後あの姿勢に?) 国選弁護人の奥さんのキャラ、事務所がなぜか工場の2Fで亀がいる 被害者の息子が警察署に乗り込んできたときの女刑事の凄み 性被害を起訴に持ち込もうとする女性検事のがんばり 副部長ってあんな広場に机並べさせられるの? 仕事ドラマとして、検事って大変なんだと興味深かかった。寿命短そう。そりゃ企業法務がいいよね。。そもそも拘置段階で検事と面談があることも知らなかった。あとタメ口。初対面でタメ口って、そういうの慣れちゃうと外の世界で苦労しそう。とにかくもっと稼ごうと思えばそういう仕事も選べる能力がありながら、あんな大変な仕事してるの偉いと思う一方、閉じた世界だなと感じた。
監督のエゴの塊
映画を観てあまりにも消化不良だったため、原作を読了。そちらはいい作品でした。
こりゃー脚本が悪いなと思ったけど、調べたら監督が脚本にないことも色々差し込んだようで。
政治的メッセージを入れたいなら原作なしの作品でやれば?
これを原作レイプと言わず何とするか。
松倉のキャラクターをかなり個性的な方に変えてるから、取り調べでの心証の違和感が強調されないし
丹野の名前から最上の犯行に気づくというところに意味があるのに、それを省くから作品の中で丹野が浮いちゃってるし
ほぼ橘主導で、沖野は自分から特に何もしてないし
白川弁護士の描き方なんて乱暴にも程があるだろう。
何より、原作終盤の美しいシーンの数々を丸々省いてしまうなら、これを原作にする意味がない。
キャストが健闘してるだけにとても残念。
映画自体は面白いが、少しもの足りない
随所に安倍政権批判のシーンが散りばめられてて、それは笑えたし、痛快だった。また、話の展開も飽きずにみられた。役者陣もそれぞれキャラが立っていて話に入り込めた。吉高ちゃんがかわいいのが良い! ただ冤罪に関わって言えば、キムタク個人の感情からはじまるものにとどまっていて奥深さが感じられない。実際の冤罪はもっと組織的な罪深さがあるのではないかと思うと物足りなかった。またキムタクの復習心がなぜそこまで増大していったかの経過が薄すぎる。復習心が子どもレベルの範疇で、ドス黒い現実の人間の闇には迫れなかったと思う。インパール作戦とのからみも弱かったように思う。
キムタクの復讐劇
予告編を観た時に
犯人は無罪か有罪かを問う作品だと
思ってましたが なんと
キムタクの復讐劇だったのですね
キムタクが目的を達するために
手段を択ばず 暴走する姿は
観ていて怖かったです
それを何とか阻止しようとする
ニノと吉高がには救われましたが
観ていて重い作品でした
真実なんて世の中には存在するのだろうかと
つくづく考えさせられる作品でした
ニノが素晴らしかった
ただそれだけ。ほんとうにすごかった。
木村くんの役にモヤモヤ。迫力はあったけど、演技力は……。仕事に私情を挟んで、迷惑をかけまくった人。くそやん?
途中ニノと吉高ちゃんのラブシーンがあって、複雑になった。正常位か……いいね。(そこじゃない?)
終わり方はモヤモヤモヤモヤ。敢えてこの終わり方なのかなあ?スカッとしたかった。
目の保養には良いかと…
映画を観すすめる内に 「キムタクのドアップかっけ~な~」 「ニノは全然老けないなー」 「松重さんのキャラいいなー」 となっていった。 原作を読んでいなため、途中から話の繋がりがわからなくなった もったいない。 俳優陣の演技力どうこうではなく 脚本がわかりにくい。 ただ、顔はいい。
モヤモヤさせる映画
実質、二宮が主演のような映画だった。ストーリーが入りにくい作りで前半、後半は何がしたいんだ?とい素人作品のようだった。中盤でようやくストーリーが繋がったかと思えば二宮が検事を脈略なく辞めたりしてまたストーリーが見えなくなった。ラストもえっ?これで終わり?って感じでモヤモヤ感だけが残る後味の悪い内容だった。
関係性
難しい話とおもいきや、とても分かりやすい話ではある。ただ、それぞれの要素を加え中途半端になった印象だ。
木村さんが驚いたりするお芝居っていうのは中々新鮮なものではあったが、それだけ。
二宮さんの演技は素晴らしいとは思うが、それが本筋のものとあまり関係なく、無駄になってしまった感が否めない。
権力側の罪人、歪んだ正義感
どこに価値基準を持つか、そして誰が持つか、それが権力を持つ側だったらですべてが決まってしまうという恐ろしい映画。 公私混同も甚だしく、思い止まる勇気が出せない時点で人間の弱さと欲望には勝てない現実をまざまざと見せられた。 原作とは違うラストのようだが、とにかく二ノには逃げきって、真実を暴いてほしい。 それにしてもキムタクは新境地といえば聞こえはいいが、結局は悪役だし、肌の質感もあいまって落ちぶれ感もあるのが、ある意味悲しい。
実話(?)
個人的には喋るシーンが多くて面白かったです。 一重に自分が関わった出来事が本当にああいう形になったら恐怖を感じると思います。要は、ちょっとした、ホラー体験を聞いてびっくりした赤子になりかねない感じです(?) 暴力に訴えかけるよりも、死に直面する寸前の俳優さんやアクターがマジで感動でした。 最後に、今度見に行ったら個人的な感想が出ると思いますよww
バランス
小説は未読。
だけれども、なんかバランスがおかしいような印象を受ける。
本題に入る前の前奏が長いなあって印象だったのだけど、ラストになって正義の在り方を糾弾するような展開になっていく。
どちらかというとソコこそが盛り上がる場面であるように思うのだが、案外とアッサリと流れてく…。
どおにもパワーバランスが奇妙で…木村拓哉をキャスティングした事の弊害を想像してしまう。
正義を執行する側が私怨に駆られ堕ちていく。その原因となる殺人事件がそう大層な傷跡を残してないようにも思え不満。
近しい人を殺された過去はないけども、彼と彼女にそこまでの親密さを感じなかった。
偶像化した正義を自らの手で、断罪していく葛藤だったりがメインなようにも思うのだが…彼は秩序を壊す覚悟でもあり、かなり大胆な内部告発をやってのけようとするんだけども、かなり軽く扱われてるよう感もある。
原作もこんな感じなのだろうか?
どおにも食い足りない感じだ。
ただ、それでも二宮氏は良かった。
木村氏がかませ犬のように見えてきた方が作品としとは面白いと思うのだが、そうなり得ぬ事情もあるのだろうし、W主役なんてものの不条理さを感じてた。
ちょこちょこ挟まれる政権批判も、どお捉えてよいものか…正直、蛇足のようにも思え「国を立て直そうとする検事」の背景としては演出不足…なのかな?
他のレビュアーが書いてるように、私的な主張であるならば、他の機会に存分にやるか、それがネタとして馴染む作品をチョイスして欲しい。邪魔、なのである。
これ原作の方が数倍面白いんだろうなあと、そんな事を考えながらの鑑賞だった。
木村氏の調理方法が定まらなかったのが、原因かと考える。
その他は、音楽以外は良かったかな…若干駆け足のような気もして、魅せるべき事の焦点がズレてたように…ズラされた?かのように思えた。
結局、裁判官の木槌の意味も分からなかったなあ…個人に責任を背負わせない風潮とかなのだろうか?それを収集するのは責任を背負う覚悟があるとの事なのかな?だとしても…いや、だったとするなら犯行に及んだ後の影響とかを描くべきだったようにも思うかな。
もっと追い込んでも良かったのに。
これか今の限界と現状なのかな…合掌。
木村氏はもう「木村拓哉」を演じなくてもいいと思う…そのフィルターはどおやったら外せるのであろうか。
尺足りてますこれ?
予告見て面白そうだから見た。確かに監督はいい仕事をしている。キムタクも二宮も演技は悪くない。途中まで引き込まれていた。
が
最後なにあれ?小田嶋が出てきたあたりからなんかよくわからないんだけど。結局諏訪部の言っていた「検察の書いたシナリオには興味は無いけど、お前の書いたシナリオには興味がある。」の最上の書いたシナリオってなんだったのと???
こんな尻切れトンボにするぐらいならラブホのシーンはストーリーを繋げるぐらいで留めておけば良かったんじゃ無いの?あのシーンぐどぐどやった理由がよくわからない。
確かにこれは原作は面白いだろうと思うのでなんかの機会に読んでみる。
終わった後のモヤモヤ感
ストーリーの気味悪さは面白い、
松倉役の酒向さんに関しては気持ち悪すぎる!(笑)
でも今ストーリーを振り返ってみて、
最上の幼馴染役の丹野の妻の宗教じみた感じとか
最後の方に出てくる小田島弁護士、その妻と
白川弁護士がいまいちよくわからなかったのと、
芦名星の声の出し方なに?!みたいな
細かい変なモヤモヤが残るな〜って感じでした。
戦争描写とかもよくわからなかったかなぁ…
ラストが甘いかな。
全体的にはそこそこまとまって面白く観ました。 原作は読んだことないけれど、きっと面白いのだろうと思います。 映画としてタイトルの割に罪人になりきれていないところが残念。もっとしっかり悪人になってくれたらラストもちがう形にできただろう。 やや中途半端なラストが残念。 吉高とニノの関係も必要ないな。
ストーリーに入り込める
原作未読です 率直に言うと自分はかなり好きです 映画の内容はよくわからないが感想です ですが、何かおもしろいと思える要素があるです 現実には起こりえないでしょうし、完璧フィクションなのにかなり引き込まれてしまいました どちらにも共感できます 正直どっちが悪なのかわからなくなりました 今年観た映画の中で1番好きかもしれません
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