劇場公開日 2018年8月24日

  • 予告編を見る

「色々盛り込んであるのを楽しもう」検察側の罪人 hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)

採点する

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

3.5色々盛り込んであるのを楽しもう

2018年10月7日
iPhoneアプリから投稿

キムタク主演、嵐二宮共演というマスに向けた映画で、排外主義がじわじわと力を持っていく現状への問題意識をストレートにぶつけてきたことに勇気づけられた。世の中にある娯楽は問題意識を持っていないか、みないふりをしているように見えるから。

とはいえ、物語の主軸となる話はあくまで個人的な暴走であって、インパール(無能な指揮官、責任の不在、無謀な作戦)とはちょっと違うような気がするし、丹野の事件とはうまくクロスしてはいない。これがあるから免罪しろと言ってるとなるとえ?あれ?ってなる。

絶対的な「悪」として、言動も不気味、中身も最悪な男の描写として、顔のあざが怪物性の記号となっていることに違和感を感じた。顔にあざのある人たちがそうやって排除されて苦しんでいるだろう現実を思うと。

冒頭は情報量が多く、テンポも早いのでついてくのが大変。
ダンスや音楽などコンテンポラリーな要素もうまく入れ込んでる。音楽がそれぞれ良いのでブチっと切れてしまうのがちょっと気になった。

TVでもお馴染みの俳優がたくさん出ているが、みなそれぞれいつもと違う顔で出ていて、演出でこんなに変われるんだなと日本の俳優たちを見直した。いつも同じ演技してるのはそういう演出しかされてないからなんだな。キムタクは彼自身のここ数年の立ち振る舞いが多声的にまとわりつき、複雑さを増している。

ホテルのシーンでこれはまさか恋愛関係?!と思ったけど違った。ラブホよりエロくない?あのホテル。

とにかく細かい気になるところがたくさんあって、本筋に関係ないといえばなかったりするので、情報量が多すぎて混乱する。そこを楽しめるかどうか。

検事であのマンション住める?
奥さんヤンキー風なのは静香揶揄?
恋愛要素を入れろと言われたので入れました感(どういうやり取りの後あの姿勢に?)
国選弁護人の奥さんのキャラ、事務所がなぜか工場の2Fで亀がいる
被害者の息子が警察署に乗り込んできたときの女刑事の凄み
性被害を起訴に持ち込もうとする女性検事のがんばり
副部長ってあんな広場に机並べさせられるの?

仕事ドラマとして、検事って大変なんだと興味深かかった。寿命短そう。そりゃ企業法務がいいよね。。そもそも拘置段階で検事と面談があることも知らなかった。あとタメ口。初対面でタメ口って、そういうの慣れちゃうと外の世界で苦労しそう。とにかくもっと稼ごうと思えばそういう仕事も選べる能力がありながら、あんな大変な仕事してるの偉いと思う一方、閉じた世界だなと感じた。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
hyvaayota26
「検察側の罪人」のレビューを書く 「検察側の罪人」のレビュー一覧へ(全438件)
「検察側の罪人」の作品トップへ