検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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粗筋をたどった映画
冒頭の講義シーンから引き込まれ、終始画面に釘付け。次どうなるの?という畳みかける展開に引っ張られ、見終わった直後は面白かったなぁという印象でした。
しかしこれはニノのいつもながらに優れた演技と、貫禄を見せるキムタクの演技に満足感を得ていた部分が大きく、見終わったあと冷静になって振り返ると、物語のすべてが唐突に始まり唐突にぶつ切りされる、すべてに中途半端に放り投げ、なんだか物語の粗筋を2時間かけて見させられて終わったという感じで、徐々に消化不良に陥ってきました。
ツッコミどころが多いというか、ツッコんでも抜け出せない状況で、誰にも共感できない。小説の着想はとても良いのだけれど、2時間の映画枠で描ききるのは相当無理があるのかなぁ。
監督の自己満足的な独特な描写の数々も気になりました。
原田眞人はキムタクにこそ自らの政治的思想を託したようだ
やっぱり公権力の「悪」を曝け出してこそ映画だよな。「真実」を希求すべき検察に私怨が介入した時、「正義」が手前勝手なストーリーテリングに姿を変える様がスリリング。それでも、原田眞人は自らの政治的思想の一端をキムタクに託しているようで、ダークヒーローとしても映る
「リング」で韻踏んでみたんやけどどうかな?
脇役のキャラ造形のクセが強く、骨太なドラマのようで、娯楽作としても楽しんだ。それにしてもジャニーズ製作でありながら、きっちり自分の色を出してくる原田眞人は作家だなと思う。セリフの1割は聴き取れず、息子の編集は独特、ピロートークの体位など諸々のディテールの謎、何よりインパール作戦!
イマイチ
予告編を観て、ずっと待っていた作品。
期待はずれでした。
キムタク、二宮の演技はよかったです。
ただストーリーが、全く自分好みではなかった。
「どちらの正義が」だなんて、考えるまでもなかったし・・・
エンディングも?
豪華キャストがもったいない。
原作通りの終わりかたなら、見終わったあとの気持ちの落としどころがま...
原作通りの終わりかたなら、見終わったあとの気持ちの落としどころがまだ見つかっていたかもと思いました。 そのシーンの木村拓哉さんの姿、表情が観たかったです。
評価以上保証!
最上キムタクの、個人的な復讐心や大義名分を、恐らく多くの人が共感できるのだから、もっとキムタクを攻めて窮地に落とし入れた方が、映画としてはスリリングになったと思うのが残念な点で、それ以外は、充分に楽しめて、感情移入できる映画でした。
意外な展開が面白い
予告編からは思いもよらなかった展開
犯人役が上手く憎たらしく演技していて良かった。?
本当に、こんなに検察主導の捜査なのかな?と思いながら、面白い展開に目が離せませんでした。
大きな減点は、取調べでの急な大音響
迫真の演技と思わせる手法としては幼稚すぎ・・・・
検察もやはり人間
期待をして映画館に入りましたが、見終わったら、ちょっと今一つかなって感じの印象。検察の復讐心にかられて犯罪を犯してしまった、映画。二宮くんの演技は、自然体でよかったと思います。自分だったら、この事件は、担当しない。エンディングをもう少しはっきりとした、終わり方にしてほしかった。
衝撃が走った!!!
私が思っていたストーリーと違っていました。予告を見て感じたものとは違って、新たな感情が芽生えました。映画を観て、話は分かったけど何か心に残るものがあるな、という感じでした。現在で、もしこのようなことが起こっているのであれば、犯罪者は増えるばかりだと思いました。罪を犯した人を罰することはこれほど難しくて、もどかしいものなのかと思いました。タイトルの通り検察側の罪人でした。タイトルに納得しました。まさかの展開で衝撃を受けたまま終わってしまい今でも、心の震えが止まりません。そして、豪華な俳優陣で演技に引き込まれました。二宮和也の怒りの演技には鳥肌が立ちました。衝撃の作品でした。ぜひ、他の人にも観て欲しいです。
キムタクがタレント?アイドルから本物の俳優になるための映画第一弾
キムタクがアイドルタレントから本物の俳優になるための映画。
だから今までと違って、ストーリーがあったでしょ。だから既に本物の俳優の地位を獲得しているニノとの共演。
キムタクも方向性を定めないと、生き残らせられないんでしょ。
第2弾はマスカレードホテル。
でもジャニーズ方向性間違ってないと思うよ。何年後かにはキムタクはもう立派な俳優。SMAPやってたなんて忘れ去られてるかもよ。
映画自体は面白かった。わからかった箇所把握するために原作読んでみたい気もする。
1番良かったのは、ニノと吉高ゆり子のラブシーン。
犯人役の人、本当に犯人ぽくて怖い。。
やはり、キムタク
一番グッとくる、原作の最後の場面が無くなって、平さんの議員だかなんだか、訳分からないのを盛り込み、変な踊り。
訳分からん。
しかも、やっぱり、キムタクでポケットに手いれるか?
スーツ、肩に掛けるか?と いちいち、カッコつけてるよーにしか見えない。偏見か?
二ノを見に行ったんだけど。
大胆な味付けの成否は??
映画化『検察側の罪人』を観てきました。原作は読んでいますが、細部でかなり大胆な味付けがされています。
まず、原作ではごく平凡に描かれていた松倉役の酒向芳さんが実にエキセントリック。こんな役者さんがいたのか、と感心したしだい。
諏訪部(松重豊)がとても重要な役どころになっている。松倉の最期と深く関係している。ここらあたりは、一般の人の納得感を重視したせいでしょうね。
また、最上の大学時代の同級生で、政治家の秘書をしている丹野の自殺が大きな比重を持って描かれています。また、丹野の義父の政治家高島の政治的立ち位置も、原田監督らしいと思いました。
検察事務官、橘(吉高由里子)と沖野(二宮)との濡れ場もしっかり描かれています。付け加えた設定は、概ね成功していると思いますが、いかんせん、最後が中途半端(これは、原作でもそうなのだが)。最上(木村)の扱いが不透明なだけに、沖野の叫びが何を意味するのか不明で、釈然としないものが残る。
期待しすぎたので…
俳優さんの熱演はわかったし、単純にそこのみを見れば楽しめるのだとも思う。けれども、なんとも消化不良で、前評判で期待していた分、残念感が増してしまった。
ベテラン検察官として多くの人間の不幸を見てきたはずの最上が、自分の周りを不幸にし、優秀な後輩の人生をも巻き込み、現実に眼の前で起きている殺人事件の解決に目を瞑ってまで犯す罪(正義)。そこに向ける葛藤がなんで深く描かれないのか不可解。
細かいことはいろいろ感じたが、テーマに繋がる心理の描写が浅くて残念。社会派映画なら、尚のこと積み重ねていく事実にリアリティが必要だと思うのだが。そして、エリートの仮面をつけつつ罪に落ちていく最上の内面の狂気をもう少し見たかった。
あとひとつ言うと、舞台で言うところの大道具や装置が気になった。ボーリング場はもっと廃れた感じが欲しかったし、別荘はもっと埃っぽさが欲しかった。そういうところが私には残念だったが、演出意図があるのだろうか?全体に乱雑なところでさえ綺麗だった。
原作を未読なので読んでみようと思う。もしかしたら原作による縛りがあるのかもしれない。
ひどい映画だったな。
無駄なサイドストーリーがある割にはメインの話が説明不足かつ中途半端。
見終わってネタバレ見ないと、なんのこっちゃわからないところがたくさんあります。
それは間違いなく理解不足ではなく説明不足。わかりようがない。
終わりかたも、は??って感じ。
キムタクブランドで宣伝してるから仕方ないかもしれないけど、なに見てもキムタク役っての、そろそろ変えませんか?見た目ダサダサにするとか、しゃべり方キモくするとか。
ニノは迫力あって良かったです。
起承転結の起承しか無いくらいの薄さ
予告編が気になったので同僚と観に行きました。
全然解決してない尻切れとんぼ状態…。
それに意味不明なダンスとチャカポコ鳴ってる音楽。
結局何一つ解決せず終わった事件。
旧友の死も無くても良かったんじゃない?
吉高由里子も別に必要なく、ニノとキムタクだけでよかった。
評価出来るところは、帰りの話題が尽きず話せた事かな。
本作は反憲法改正映画なのか?
前作の『関ヶ原』でも主役に岡田准一を起用した原田眞人が監督した本作、やはり今回もジャニーズ俳優を2人起用した。
原作どおりなのか、アリバイを見抜くプロがあれほど杜撰な計画を立てるものなのか?と首をかしげたくなる演出はおくとして、おおむね出演者たちの演技力は平均以上ではあるが、ただ1点気になることがある。
本作に大東亜戦争(映画の中では太平洋戦争)を絡める必要はあるのか?
しかも「この国はまた戦争をしようとしている!」と何回も俳優に言わせたり、実は何も客観的な検証がされておらず単に「死の行進」だったと言われ続けているインパール作戦が作品の大きな要素を占めていたり、むしろこちらの今さらながらの戦後民主主義まる出しの戦争観の方が気になってしまった。
安倍総理を思わせる与党大物議員やネオナチと関係の深い国会議員の夫人まで登場する。
チャイナへの甘い対応や移民政策の推進など近頃の安倍政権を国民の代表として信頼できない面も多々あるが、そこまでして本作は次の総裁選で安倍総理に勝たせたくないという主張をしているのだろうか?
世界的にグローバル経済や移民政策への反対の声が高まるにつれ、それを押さえ込むような形で近年欧米で多造される反ナチス映画が悪趣味に映ることとかぶって見えてしまう。
なんだか是が非でも憲法を改正をさせたくないというメッセージを発している作品に思えてしまった。
原作を読んでいないので原作も同じなのか気になるところではあるが、原田監督は前作の『関ヶ原』においても原作にない謎の朝鮮押しをした前歴があるので、正直信用できない。
なお日本人にとって日本は「この国」ではない。
「わが国」である。
原田監督はアメリカで映画制作に携わっていた経験もあるはずだが、アメリカでも日本のことを「this country」や「that country」とでも呼んでいたのだろうか?
「What country?」と聞き返されるのがオチで、必ず「my country」や「our country」と言っていたはずである。
今やわが国では、映画の中でもテレビでも「この国」という言葉しか聞かなくなって久しいが、本作を観て余計に、日本が日本人にとって「どの国」なのか今一度改めて問い直す必要を強く感じた。
作品から「わが国」を感じない度:10
犯罪が日常の仕事
予告編の印象から重厚になり損ねてフワフワしてしまう映画かなと思っていたら、案外エンタメ要素の強いハッキリしたサスペンスだった。
情報量の多い台詞が駆け巡り、最初はその独特のテンポに面食らったけど慣れてくると頭の中で整理しながら観るのが楽しくなってくる。
自分の正義を盲信し固執し貫く為に一線を越える者と、また別の正義によってそれを留めようと動く者。
正義とは何か?と考える余地もなく、正しさの判断は一目瞭然。
最上の行動は自分が今まで裁いてきた凶悪犯たちと何ら変わりの無い、検事でいる意味が無い、紛れもなく最悪なものであり、しかしどうしてもその執念を完全否定して切り捨てることのできないものでもあり。
沖野を通してそのジレンマを強く感じ、後を引く面白さがあったと思う。
割とトンデモな本筋ではあるけど、良い感じにぶっ飛んでいて好き。
とても残念だったのが、丹野議員に関してほぼ何も理解できなかったこと。
これは台詞を追えなかった私が悪いんだけど、丹野が何をしたのか、何をしたかったのか、何故自殺したのか、全く分からなかった…
最上との関係性くらいしか把握できず非常に悔しいので丹野を追う為にもう一度観たい気もする。原作も読みたい。
テンションの高い脚本にリアルに寄せた演技・演出が一見ミスマッチでも癖になって良かったんだけど、創作ダンス隊やセクシーな運び屋や弁護士夫婦など所々で謎の非現実感をぶち込んでくるのには少しズッコケた。
最上の家族の描写は些か中途半端だし。
橘と沖野のロマンスは良いんだけど「大人の男の流儀」という謎の概念にはピンと来なかった。
所々で引っかかる点はあれど、メインのストーリーが私好みだったのでまあ良いかと思えたけど。
二宮和也の演技が予想以上に良かった。
普段の話し方から上手いし、諏訪野との皮肉合戦の言い合いのような取り調べと、松倉との取り調べで過去の自白をした後のえげつない怒鳴り方には鳥肌が立った。あのシーンからガラッと気持ちが変わった。
よく通る天性の声質が合っているんだろうな。
あれをただ叫んでるだけと言ってしまうにはあまりにも勿体ない。
木村拓哉の、良くも悪くもキムタク感というか、いつものトーンも私は割と好き。
あまり期待していなかったぶん、想定以上の良作に出会えて良かった。
本筋には関係ないけど、後ろの方でおそらく強かん事件を担当し起訴しようとしている検事の「これだから女検事は…と言われないために厳しくするんじゃないんですか?」という台詞が胸に刺さった。
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