「全体的に釈然としない」検察側の罪人 Piさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的に釈然としない
原作未読でストーリーがわかると言う人は大筋だけ理解できればいいや、と思ってるんじゃないかと思います。
前知識なし、原作未読で土曜日に観ました。6割程の入り。
キムタクと親友議員のバックグラウンドが説明口調のセリフがあるだけで全然わからず、ここが大いに感情移入できない。
サクサク進むべきな場面と、じっくり描くべき場面の時間配分が間違っている。妙な感じで緊張感のない場面がダラダラ続いたりする。
キムタクの演技はところどころとても良かった。ピストルを握ってからは特に秀逸。個人的にはニノはミスキャストに思う。演技の問題でなく顔がかわい過ぎて迫力に欠ける。
極悪人が成敗されるのは、小気味よくもあるけど、
検察官という頭のキレるエリートにしては、行動が性急で短絡的過ぎ。犯人に恨みが再熱したにしても、今の今まで何十年も放っておいたのに急に極端な行動にでること自体、付いていけない。
ここはもっと丁寧に描いて欲しかった。
デスノート的なストーリーに展開して行くのでしょうか?
悪くはなかったです。でもなんだか釈然としない映画。
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