ザ・サークルのレビュー・感想・評価
全189件中、121~140件目を表示
ちょっとだけ未来のSNS
映画のテーマはSNSや監視社会の恐ろしさ、みたいな物だと思うのですが、エンジニアとしては、ちょっとだけ未来のテクノロジーがとてもテンション上がりました。ありそうで、なさそう。でも、もうすぐ実用化されそうな、微妙な所を突いてくるので心をくすぐられます。実際にこうゆう社会になったらどうなるんでしょうね。世界中の人が、自分の行動をライブ中継してる。でもそんな社会になったら、一人一人への注目は多分、予想を遥かに超えて低くなると私は思っています。なんせ、普通の人の生活なんて見ても面白く無いからね。
想像力を駆使すると…
ありふれたテーマ。
ザ・サークルのレビュー
SNS依存を見つめなおすきっかけに
社会がネット依存方向に突き進んだ時の一つのバッドエンドを見せられた感じです。急速に進むIT化,ネット社会,SNS依存に警鐘を鳴らすという意味では,意義のある作品だと思います。
劇中の「秘密は罪」という考え方には,共感するところも大きかったです。不謹慎狩りのように,正義感を振りかざして特定の個人や団体を責め立てる昨今の風潮は,どうにも好きになれません。これも匿名だからこそ強気な発言をしてしまうのだろうと考えると,究極の理想は「透明化」なのかもしれません。しかし,それはそれで問題も多く,現実にそうなることはないでしょう。コンピュータにせよ,ネットにせよ,せっかく手に入れた便利なツールなのですから,節度と思いやりをもって上手に使っていきたいものです。この映画を見た一人でも多くの人が,そんなふうに考えることができたらいいんじゃないでしょうか。
ただ,映画としては,ちょっと残念な作品だったという印象です。というのも,展開に唐突さを感じる部分や,登場人物の心情の変化に納得のいかない部分が目立ったからです。また,会話のつながりがよくわからないところも気になりました。脚本がよくなかったのか,翻訳がイマイチだったのかはわかりませんが,そんなところが気になってなかなか作品世界に浸れなかったのは残念でした。
技術革新の善悪
過度なSNSの末路。
う〜ん、あと一歩 現代社会の問題SNSを取り上げ、キャストも豪華…...
実に面白い、優良な作品
現代の情報化社会の問題をいろいろな角度から考えさせる優良な作品。民主主義と全体主義、プライバシーと透明性、企業と国家、個人的自由と社会的束縛、議員と有権者、税金と個人資産……。真の民主主義の実現と言いながら実際には全体へ行動を合わせるよう強要され全体主義化していく様は興味深くかつ恐ろしいものだった。ある意味、ファンタジー映画のブレードランナー2049より哲学的で近未来SFだと感じた。
キャストが素晴らしく、グレン・ヘドリーにまた会えて良かった。不覚にもビル・パクストンはエンドロールを見るまで気づかなかった。二人とも亡くなってしまって本当に残念。アニー役のカレン・ギラン、「マネー・ショート」で観てたとは気づかずだったが、なかなかうまくて今後に期待。ジョン・ボイエガはスターウォーズの時より爽やかで感じ良くなってちょっと見直した。トム・ハンクスが狡猾な企業トップを演じるのは珍しくて面白かった。彼のプライベートや悪人ぶりがさらされる所まで描くともっと面白かったと多分誰もが思うだろうが、それだとトム・ハンクスが承知しなかったのだろうか。
ひねりがないとか展開が遅いというレビューもあるが、それによりかえっていろいろと考えを巡らす余裕があったので、いい感じに脳を働かすことができたと思う。そう言えば、サークル社の社員向けプレゼンがこの映画の観客に向かってなされるように撮られていた。丁度観客が社員になったように。それも観客に考えさせようという意図だったのではないだろうか。秀作だ。
あと一歩欲しい感じ!
全189件中、121~140件目を表示