勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
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2時間松岡茉優ちゃんを堪能する映画。でも普通に楽しかった。 特に好...
2時間松岡茉優ちゃんを堪能する映画。でも普通に楽しかった。
特に好きな女優さんではないけど、喜怒哀楽の表現が面白くて良かった。けど最後の台詞は唐突で「?」てなったのと、影薄い同級生の名前覚えてないのはそんなに珍しくないなとも思った。
後半から急に嫌いな映画になった。
新年に相応しくスカッとした映画を見たいと期待していました。
予告編の印象通り、とても楽しくひねた笑いも小気味よく、当たりだなと思っていました。
ところがところが…。
後半から気分がどんどん悪くなる。
登場人物が嫌な人たちに思えてなりませんでした。
主人公の松岡茉優ちゃんが、ただのエゴイストに思えて、その印象がなかなか拭えない。
あああぁ、なんて勿体無い映画を見てしまったのだろうって感想です。
良かったっ!!
還暦越えじじいには驚きの秀逸小品、愉しかったです。原作が人間や社会を拗ねのない観点で緻密な観察をしてる。デフォが健全な感覚だと思う。並のセンスだとイチやイチ似(自分に似ている他人)を捜して、恋愛や結婚をして見事失敗するストーリー(現実?)になるけど、主人公ヨシカはエゴを妄想に閉じ込め、行動も発言もヘンテコ試行錯誤を重ねて、未来的な目標、結婚願望を果たしていく幸せな人に見えた。綿矢さん未だ30前後でしょ?いずれ人間賛歌の大作を書くのかもね。大九明子監督とスタッフはかつての鈴木清順組のように見えました。脚本や演出はヨシカを見事に愉しげに表現してるし。緻密で気遣いの繊細なアート、カメラは柔軟でフットワークが良いし。挿入歌(アンモナイトの歌?)は、本当は笑っちゃいけないかもね、でも前の席のおっさんもゲラゲラ笑ってた。
松岡茉優さんは、私の時代だと美貌は和泉雅子か松原智恵子か(昔のアイドル女優は演技なんてなかった、可憐だけど)、演技は大竹しのぶみたいだった。すごい長セリフが流暢だった。瞳が徐々にキラキラしたり、うつろになったり、涙目がまっかだったり。舞台女優さんみたいな見事な演技でした。美人って生きるに有利だね、しかめ面まで綺麗だった。それでこの秀逸女優さんはダンスもうまいのでしょう? かなわん。 本当に愉しい2時間でした。アリガトゴザイマシタ。
直視するのが痛い人に向けた映画
これは凄い。ネイキッド という単語が脳裏に浮かんだ。時には軽やかに、時には剥きだしに。松岡茉優という底知れぬ存在に震えを感じる。
非モテの地獄廻りというだけでなく映画的スイングも体験させる大傑作!ただし観る人を選ぶタイプの映画。
ひと昔前の実験的映画のような作りであるのだが、今日的な新しさに満ちており古さは全くない。その辺の手腕もスゴイと感じましたな。
是非、海外での配給を!
原作は未読ですが、綿矢りさがここまで、キレまくった女の子を描いていたとは驚きでした。また、脳内に充満した妄想をここまで、遠慮会釈なく描破しきった大九監督の手腕も鮮やかでした。松岡茉優の迫真の演技にも拍手、です。できれば、海外にも配給してこの極めてユニークな作品を知らしめてもらいたいものです。(尤も、そうなったら、膨大な量の字幕が必要になるのでしょうが・・・)☆を半分減らしたのは、最後のセリフの意味が、私の頭の中で消化しきれなかったからです。「勝手にふるえてろ」って、一体、どういうことなのでしょう。うーん、判りません。
そうは云っても、見終わった後、ことばでは云い尽くせない爽快感が残る作品です。2017年の日本映画を象徴する一本であることは、間違いないでしょう。
怖がらずに接する。
他人との距離感は、難しい。
仲良くなりたくても、反応が怖くて、実際には話しかけることもできない。
それでも人生を後悔しないためには、怖がらずに自ら他人と接する必要が、時にはあるということかな。
物凄い見応えあります!刺激が強い!
笑いもあります。
松岡の演技が本当に素晴らしいです。
ストーリーも強烈でした。
ラスト1時間くらいは黒ーい感情に心が支配されてしまう強い影響力があります。パワフルな映画です。
鑑賞後の自分の感情を見て★を計上することにしていまして、私は★少なめとしたのですが、こういう訴えかけてくる映画が好きな人には確実にオススメできます。私には刺激が強過ぎまして、少し苦手でした。
松岡茉優最高かよ!
拗らせ系映画の最高峰だ。
松岡茉優は高い期待を更に上回り、石橋杏奈も無難に良い。来留美と仲直りして欲しいなぁ。
北村匠海演じるイチ、なんか分かるなぁ。虐められ方は様々でヨシカと共鳴できる訳もなく。殆ど話さず端見じゃあ名前を覚えられる訳もなく。(あそこで逃げ出さず1歩踏み出せば進展もあったかも?)
そして、渡辺大知が演じるニのダサ良いウザ良いイタ良いの三拍子揃った役柄が絶妙だった。(渡辺大知って何者だ!?)
みんなイマイチ(どころか全く?)冴えないのにみんな魅力的なんですよこれが。
それにしても、若手女優が放送禁止用語をこんなに叫びまくる閉鎖的かつロックな映画を見られるとは思わなかった。
勝手にふるえる!
少々めんどくさい女性と、お馬鹿な男性に、とても微笑ましく、愛着が湧きました。
人は日々孤独と闘っているのだとわかっていながらの主人公の心の葛藤に、なるほど!となりました。
ワンルームでヘッドホンを爆音で聴いている場面は何度見ても良いです。
笑ったり泣いたりする映画に出逢えたのは久しぶりです。
小説と、綿矢りささんも気になります!
イタイイタイイタイイタイ
イタイ。でもその本質を本人も他人もわかってる風味で生きているのが、人間社会なんでしょうね。
そんな世界を、更に拗らせちゃった人達(そう、主人公だけではない)が拗らせプリンセスの爆発によって、混乱と認識を果たす物語。…と、書いてみると今一つなんだけれど、素晴らしかったなぁ♪まぁ何しろ主演が素晴らしいが、回りのイタイ人達もとても魅力的でいとおしい。
そして、自分に落とし込むとオソロシイ。中々の重さをもった変化球で、暫くしたらまた味わいたくなりそうです(笑)
DVD買います。
小説が大好きでこの映画を知って今回鑑賞しました。
だいたい2次創作を実写化すると悲惨なことになりますが、これは小説に劣らない出来になっていました。というより最高でした。
松岡さんの演技が素晴らしく魅力的で
でも色んなところに共感できるところがいっぱいあって
最初はうざかった二も最後はそのうざさを含めて愛しく思えました。
もう一度観に行くしDVDも買います。
勝手にふるえてろ
個人的にかなり◎でした。松岡茉優ちゃんのこじらせぶっ飛び具合が最高。原作を読んでるのに、くすっと笑えるところが多く、飽きる箇所が殆どなかった。そして、個人的には三枚目の立ち位置の二(渡辺大知さん)がタイプで笑。ウザいけど優しくて人間的に良く、ぎゅんぎゅん心を掴まれてしまった。最後のシーンもキャーーーって感じでした笑。観て良かったです。
松岡茉優オンステージ
松岡茉優が凄いの一言につきる。
めちゃくちゃ笑えるシーンのはずなのに、どんどん笑えなくなってくる、暗黒ラブコメという感じ。
ありえないようで、こういう人はリアルに結構いる。一方向のコミュニケーションしか出来ない人。ツイッターとかに結構いる。男でもいる。僕も孤独を拗らせてそうならないとは、いいきれない。そう考えると、笑い事じゃない現実を描いたホラーとも思える。
最後のシーンが妄想でないと誰も否定出来ない終わりが、ザワザワする。これを終始笑って見れる人は、とてもリア充だと思った。
松岡茉優さんの代表作!
『桐島、部活やめるってよ』の演技がとにかく印象的で、「この人は誰だ?」という感じで名前を覚えた松岡茉優さん。
最近だと、『ちはやふる』のクイーン役も素晴らしかった。
顔立ちは整っているのに、いけずな性格で私服がダサいという、まさに漫画的なキャラを完璧に演じきっていて、心から素晴らしいと思った。
そして、ついに彼女の初主演作となる本作が公開された。
とは言え、実はそれほど関心があったわけではなく、たまたま時間が合ったので観てみようかな…と思った程度だったが、これが予想に反して素晴らしい作品だった。
脳内で10年以上にわたって初恋をこじらせているという、なかなか厄介な主人公。
普段は会社の経理として地味に暮らしており、仲の良い同僚はいるが、単調な毎日を送っている。
日々は単調だが、脳内妄想は過剰という、なんとも奇妙な(でも共感できる)キャラを、実に豊かな演技力で見せてくれる。
褒め言葉として言うけれど、松岡茉優さんはちゃんとスクリーンの中で「ブサイク」に見える瞬間がある。
彼女のように整った顔立ちの人を主演にすると、こういう「ブサイクさ」がとってつけたように見えることが多いのだけれど、本作は違う。
「うわぁ、この人めんどくさい…」っていう厄介さと、でもどことなく漂うチャーミングさ。
これをスクリーン上で映像として両立させているのが、本当に素晴らしい。
世間との関わり方を、実に厄介な方向にこじらせている彼女には、しかし心から共感する。
「うまくやっている人々」を妬みつつ、でも他にすべがなく、途方に暮れている時もある。
告白されて有頂天にもなり、不安にもなる。
周りから見たら異常としか思えない言動も、彼女の世界の中では「やむにやまれぬ」ことが理由なのだ。
松岡茉優さんの表情は、劇場のスクリーンという大画面に充分耐えうる者だし、彼女にしかできない演技だと思う。
「大嫌い!でも大好き!」みたいな相反する感情を、実に見事に演じきっている。
これは間違いなく彼女の代表作になるだろう。
2017年の映画収めにふさわしい1本になった。心からオススメ!
何だ何だ
177本目。
スゴイ面白かった。
会話がスゴく面白く、言葉選びのセンスを感じた。
普通に撮ったら痛い女になってしまうんだろうけど、そうならないギリギリの所で撮ってるのがいいし、それを演じた松岡茉優かいい。
監督が女性ってのもあるのかも。
今年観た日本映画と言っても大して観てないけど、一番面白かった。
願わくば賞を取って欲しい。
まぁ個人的にはエンディングの曲がもうワンテンポ早く入ってたら良かったかな。
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