勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
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茉優さんによる茉優さんでないと。
昨年から気になっていた松岡茉優さん。
東京国際映画祭で観客賞を取ったことも知らずに鑑賞。
のっけから脳内なのかなと思いながら引き込まれて行きました。いやいや面白い!
二を演じた渡辺大知も登場シーンと最後では別人のように良かったですが、やはり本当に松岡茉優さんによる松岡茉優のための、松岡茉優でなければならない素敵な映画でした。大九明子監督ありがとうございました。フレディのくだりは最高でした。
勝手に震えました!
松岡茉優の才能開花!
涙が出る作品でも無いのに心が打ち震えた。
出演者の全員がうざい、めんどくさいのに
スクリーンに釘付けになってしまった。
ここまで茉優ちゃんの演技が素晴らしいとは!
観てよかった久々の秀作。
「異常巻きの日常だよ!」
また凄い邦画を観てしまいました。
冒頭からこの独特なノリで最後まで行ってしまうのか⁈って、2時間耐えられるか心配でしたが
結果のめり込んで観てました。斬新で面白悲しかったです。
とにかく松岡茉優の演技力と魅力にグイグイ引き込まれていきました。
この子は大丈夫ですか?
って、観てるこちらが心配になるほど不思議なキャラクター「ヨシカ」。
10年片思いって相当キテルし。
一人ならともかく相手がいても誰に向かってペラペラ話しているのかわからない感じもキテル。
周りに聞こえるように独り言をまくし立てるヨシカは妄想力の豊かなコミュ障な女子だと思いましたよ。
途中までは…
すごい極端なキャラだけど、どこか共感して観ている自分がいることに少し動揺。
消極的、引っ込み思案、友達が少ない、上手く気持ちを伝えられない。
自分に自信が持てないから現実逃避することが日常化してしまっていることに自身も気付いているから、
弱い自分を誤魔化すために都合のいいように自分に言い聞かせてなんとなくやり過ごす日々の繰り返し。
でも自分の世界をしっかり持っている。いつも自分と向き合って生きている。
少しひねくれているけれど、自分の感情にとても正直なヨシカが次第に好きになってました。
中学時代ヨシカは教室で独り漫画を描きながら片思いのイチをずっと見ていたけれど、引っ込み思案の性格ゆえに誰にも気づかれない様に視野見?でイチを見ていたので、イチはヨシカに見られていたことに気付いていなかった。ヨシカだけが自分に興味がない子だとイチは思っていた。という事実が10年経って久しぶりに話して判明する。というややこしさ。意気投合したけれどそこで衝撃的な事実が判明し動揺が隠しきれないヨシカの姿が超いたたまれなかった。そして明かされるヨシカの日常の話し相手の人達は実は…
そりゃあ思い詰めるよ。「こんな私なんか絶滅すべきでしょうか?」って。すごい展開です。
呼吸が出来ないほどとてつもない孤独感に襲われるように、現実に引き落とされるように、玄関で孤り大声で泣き崩れるヨシカの姿がもう抱きしめたいほど愛おしくて。一気にヨシカに同情。
心を鷲掴みにされました。
「ほんと私ってヘタレ人間だよ。思ってること沢山あるのに。何一つ言えてない。」
冒頭シーンの意味が分かった時には軽い衝撃。
最後のシーンは喧嘩してるようだけどニは好きな気持ちを伝えてる。
ヨシカも感情をさらけ出して不満をぶつけてる。お互い嘘は言ってない。正直な感情。
だからこそヨシカはニに心を許したのかな。
「勝手にふるえてろ」ヨシカがニに向かって発した言葉ではなく、
目の前の現実を受け入れようと幸せにふるえている自分自身に言い聞かせた言葉かもしれない。
赤い付箋が雨に濡れたニのシャツに沁み込んでいく描写が上手い。
まるでヨシカがニの懐ろの深さに全てを許して溶け込んでいくようでした。
追伸
ヘッドホンから漏れてる変なリズムの音楽がずっと気になってしょうがない。
突然歌い出す。突然幽体離脱?意表を突かれたー!
ヨシカを追いかけてきたニが突然ポンッ!って消えたりするし。まぁ〜クセが多いこと。
二度鑑賞してしまいま…ファーックッ!!!
松岡茉優さんを堪能!
たまたま時間が合い,松岡茉優さんが好きだったので,軽い気持ちで鑑賞してきました。主人公ヨシカのジェットコースターのような感情の起伏や毒のあるツッコミがめっちゃおもしろかったです。原作未読のため,展開が読めず,イチとのハッピーエンドがオチかと中盤あたりで予想していたら,とんでもなかったです。むしろ,そこからが本作の主題。ヨシカを通していろいろなことを考えさせられます。
ヨシカの妄想理想世界が崩れたとき,序盤から気になっていた,「なんでこんなに明るく開放的なかわいい子がこじらせてんの?」という疑問が,一気に氷解しました。多かれ少なかれ誰もが抱える心の闇や毒,願望の妄想が,これまでの彼女の言動と重なり,胸が締め付けられるようでした。
フレディ,オカリナ,ニなど,身近な人でさえ名前で呼ばないヨシカが,皮肉にもイチからは名前で呼ばれない。自分と他人を区別し,同時に結び付け,一個人としての居場所をそこに与えてくれるものが「名前」なんだなと強く感じました。最後に「ニ」を「霧島」に昇格させて,ヨシカの変容を描いているのは印象的でした。
それにしても,松岡茉優さんの演技はすばらしいです。これまでもテレビドラマで何度も見ているので,演技の幅が広いのは承知していましたが,中でも本作のヨシカは秀逸です。自分の中にある強い思いで突き進むような役は,彼女の真骨頂ではないでしょうか。女優松岡茉優をたっぷり堪能できる一本でした。
よぉ〜
よぉ〜、久しぶりだな〜。俺のこと憶えてる?俺、おまえのこと知ってるよ。久しぶりだな、「声をあげて泣くほどの孤独」くん。
昔は随分世話になったよな。世話したんだっけ。
今はその娘のとこにいんのか。あんまりいじめんなよ。え、もうすぐ出てくって?その方が良いよ。
うん。じゃぁ、元気でな。もう来んなよ…
面白かったなあ
本筋だけをとれば、どんな人にも、あなたの良さを感じてくれる異性が現れるという話なんだが、原作の綿矢りさは、それを一筋縄には描いてこない。中学生から憧れていた男性との再会を見事に絡ませ、妄想を150%爆発させ、観客は現実と妄想の間を2時間漂う、という映画。面白い!
“2” の渡辺大知の ”うざい“ 演技、素晴らしい。あんなの、なかなかできない。誰が見ても “うざい” ってかなりすごくない?オープニングの登場シーンから最高にうざい。
正直、松岡さんを観に行こうと行った映画だったが、とてもよかった。自分は観て得をしました。そして松岡さん、うまいな。監督も、綺麗な女優をごく普通の人に撮れていて、うまい人だなあと思う。
しかし、"白馬の王子さま" は、必ずしも自分の思い描く理想の姿とは限らないと、言われてみれば当たり前なんだけど、俺も気づいてなかったよ。
“1” の北村匠海、きみすい以来でみたが、コンスタントに出そうな俳優だ。顔が映画映えするよ。今回は微妙な位置だったけど。
面倒くさい女やなぁ~(笑)
前半の頭の中パリピな主人公になかなか馴染めず(笑)
しかし物語が進むうちに、全てが主人公の脳内妄想だと分かり、孤独感に鳥肌が立ちました。
ラスト、赤い付箋が徐々に染みる後ろで卓球のラリー音がカツンカツンと響き渡るだけなのに、何故かこの高揚感!
人間の機敏を豊かに表現する名女優、松岡茉優!素晴らしいです。
理由はわからないけど凄い
松岡茉優のアップから始まんのね。そこから「松岡茉優すげー」「かわいいー」「なんだこれー」ってなってしばらく冷静に観られないの。
主人公のキャラも無茶苦茶よくて。「現実にこんな人いたら全力でアタックだわ(って言ってるだけで実際にいたら遠くから見てるだろうな)」と思いながら観たね。
だから主人公に全力でアタックするニは正義で、主人公を顧みないイチをはじめとするその他大勢は悪なんだよ。僕にとっては。
っていう感想は映画の本筋とはあんま関係なくてね。もうなんだか自分でも訳解んないの。
話は進んでって、ベランダでイチと話すときの「イチ君は『キミ』って言う人?」のところの表情の演技すごかった。10年の恋も冷めるときは人間こういう顔するだろうなと思ったもん。
そこからファンタジー展開の理由が明らかになって、途端に正義のニが良い奴に見えてきて、でもみんなが主人公のことを思ってとった行動が仇になって、産休願い出して。
産休願い印刷するところの演技は「ここだけは、撮り直しでも」と思ったな。ここからの展開は、まあ、良いけど図抜けて良いってわけでもなかったかな。
綿矢りさ好きだったから原作も読んでて「付箋を胸に付けただけで、私を見つけてくれた人」って文が好きだったんだけど、それは映画では使われなかったな。
松岡茉優は《桐島》からだから、前野朋哉と仲良く演技すると嬉しかったよ。
観て!!!
面白かったので、たくさんの人にオススメしたい!が、私もヨシカタイプと言いますか、友達が少ないので、オススメできる人がいない(笑) ということで、このサイトでオススメします!w
やはり松岡茉優さん、最高でした!👍
松岡さんの初主演映画を映画館で観ることができて良かったです(^^)
近所の映画館での上映がなかったので、遠くまで行って観にいきましたが、遠くまで行った甲斐がありました!!
松岡茉優から目が離せない
私は松岡茉優という女優が大好きだ。だからこの作品を観た。最高だった。
この作品は、彼女がその魅力を全力で出しきっている作品だ。
感情が、ぽろぽろと溢れ落ちるような、じわじわと滲み出るような、表情。目が離せない。
感情をさらけだすだけじゃないから、惹き込まれる。ヨシカがそこに本当に生きているのだと信じてしまう。
テンションが上がったり下がったり。ヨシカの言動だけを追ったなら、その落差に驚くのかもしれない。でも彼女の表情は、そこに繋がりがあることを実感させる。
彼女だからこそ演じきれた役だった。
作品それ自体としても、私にはとても刺さる作品だった。
自己愛をこじらせた末に自己評価が低いヨシカが、10年におよぶ片思いと、初めて告白されたという現実の間で揺れる。
彼女は現実を生きることが上手じゃなくて。だからそれを補完するように妄想する。その末に現実で繋がる相手を傷つけてしまうこともある。
わかるなーと思う。みんながみんな共感できるわけじゃないのかもしれないけど、私は共感してしまう。
ヨシカはこれからどう生きていくのだろう。現実を生きていけるだろうか。
セリフのセンスや間、カメラワーク、音楽、全てよかった。
笑って泣ける。劇場でもくすくすという笑い声が聞こえていた。
とてもすきな作品となった。
まさかの異色ラブコメ、松岡茉優さんの演技で+0.5
何の予想もなくそのまま見に行ったんだけど。
結構意外で斬新な描き方でびっくり。
特に主人公ヨシカの脳内ツッコミ本当に凄かった。
こういうキャラクターなんとなく松岡茉優さんがはまり役、かなり高難度でいい演技を見せた!
映画自体4.0☆
松岡茉優さんの演技で+0.5☆
最初はヨシカ一人で自分の世界に浸っているところにも共感できて、素敵だなぁと思った。
が、
どんどん話は現実になる。
物語的には三段階で分けられる。特にそれぞれリズムもかなり違った。。
①妄想で一という恋人?片思いの対象を持っている。滅絶した古代生物に興味あり。
ニに振り向かない。
=人生短いから今はやり放題、妄想世界で盛り上がり
②一と会って名前も覚えてもらえなかったことに絶望。
脳内のすべてが破滅。本当は現実に向けてなく、勇気もなかった。
ニと交際。
=現実で生きようとする。
ここまで妄想の人々を目覚ませようとするのがテーマのようだけど..
③段階でかなり恋のトラブルを描くようになった。ラブコメだとこの時に気づいた。今まで生き方についての人生選びみたい物語と違って、暗くて絶望的に表現されても結局誤解とかヨシカの認識の違いとかが招いた恋トラブル?
終わり方はちょっと軽い感じかなー
前二つの段階ではまあかなり共感はできている人多いかも、経験が違っても、別のことでヨシカと感情移入もできるはず。
だから色々考えさせられたともろもあるが。
この映画の伝えたいのは、別に「妄想に浸るな」ということでもないかも。
全編は爽快で痛快な感じで、個人的にはやっぱり何もかも実際にやらなきゃ、行動しなきゃ、という観念かなー 確かめなきゃいけないこと多いもの、人生短いもの!
特にカメラワークは結構練ってたようで。結構量のあるカット数も、不連続でも何の違和感もないショットの繋ぎ方も、顔や靴のクロースアップも、POVショットも、カメラぼ揺れなどなど、繊細さのある出来の証拠だから。
また松岡茉優さんの歌も、そんなに上手だと言えないけど、その「完璧ではない」ところもちょうどいいくらい、ヨシカの心境をバッチリ表してる。
普段あんまりラブコメ映画観ないけど、この映画はかなりの異色ものなのだ。振り返ってみると、物語自体はそれほど複雑でもないけど、意外と現代の若者世界と繫いだりもして、深読みもできるかも。
つまり原作も脚本もとてもいいだろう。
妄想ないけど社交恐怖症の患者として、
主流から辺縁までに辿ってるものとして、
かなり可愛い映画だと感じる。
松岡茉優さん最高です
最近、観ていたドラマ(コウノトリ)に出ているので、観に行って観ました。
松岡茉優さんの演技は最高ですとしか言いようがない。他の気に入らないところを全部帳消しにしてくれてます。
ちょっと途中、これ要るかな?というところはありました。でも釣りのおじさん、コンビニの店員さん、オカリナさん。どれも面白いです。
何度かクスクス笑ってしまいました。えーここも妄想かよ!みたいな。笑
北村匠海さんをキミスイで観ていたので、今回も期待してましたが、出番が少なく残念でした。
ヨシカを「君」と呼んでいたので、まさか!?
ヨシカに「なんで名前で呼んてくれないの?」と言われたら、☆5にしてたかもしれません。キミスイ観た方は、わかると思います。
二の渡辺さんは、「まれ」でいい味出してました。一緒に最後歌えばよかったのに。
今回は、途中、少し過剰な演出のように感じてしまい(エレベーターのシーン)、白けてしまいました。
タワーマンションの同級生の家に集まってて、名前わからない。いきなり妊娠したと会社に届け出すとか。どうも不自然な展開。その辺りの脚本が残念な点ではありました。
何度も観たいとは思わないけど、観て後悔はしない1本でした。松岡茉優さんの出演する映画、ドラマは、これからは全部観ます!
キャスティングが全て
これは松岡茉優の起用が全てだと思う。
彼女の演技力がこの映画を素晴らしいものにしている。
この女優さんがこんなに演技力あるとは思わなかった。
その他の役者さんも良い味出してたし、これはキャスティングが成功した映画だね。
優しき妄想ピュアロック
神戸シネリーブルにて鑑賞。水曜日はサービスデー。
以外に席は埋まっていた。今回この作品を観るにあたり「でーれガールズ」をTSUTAYA甲子園にてレンタル。もしかしたら、でーれしてない方が勝手にをモットー楽しめたかも知れないが、でーれを知っている私は大九明子監督の切り口を楽しみに楽しむに見て。松岡茉優さんの何度も何度もアップ耐えれる癒しのアップはこの先絶えてもらったら困ると文字を打ちながら
思ったのがたが、鑑賞してる際私の近くの一人の鑑賞者がイビキをかいてる。イビキ・イビキなのだ、普段ならば凄く腹がたつのだが今日はそのイビキがなぜか?映画の音のように聞こえ許せ可愛い思えた。
「勝手にふるえてる」私一人で観にきてしまったが
我が家の人にも薦めたくなる、愛おしい作品。
必見映画(^。^)
起承転転転結!
92本目。
てっきり、初恋"イチ"とくっつく話かと、思ったら、そんな単純な話じゃなかったのね。こじらせ感ハンパないわー。
あ、わかるわかると思うところ、"二"へのツッコミ感、ちっちゃなクスクス感、面白かったー。
最小公約数
なんとまあ、しんどい作品だったであろうか。
主人公の良香が、これでもかってぐらいこじらせまくってる。ガラスで仕切られた防音室で生きてるみたいだったし、こんな面倒な社会を自発的に構築している自己防衛システムにウンザリもする。
彼女の全てに共感するわけではないが、その一部には心当たりが誰しもあるんではないだろうか?特に彼女が歌うフレーズの「透明」って言葉には酷く心を抉られる。
良くも悪くも、この現代に生きているからこその感覚であるのかもしれない。
進化し過ぎて絶滅したって仮説も、どことなぁく「今」を揶揄してるようで面白い。
鋭敏になり過ぎてっていうと語弊はあるんだろうけど、結局は自己完結の賜物とも思えてしまう。
日常を過ごす上で、反面教師ではないものの彼女を思い出し、自分を奮い立たせようと思える。
タイトル「勝手にふるえてろ」
最期の台詞だったけど、それは自分に言い放った言葉にも聞こえ、自分に対しても上目線の彼女の感覚に、現代的な歪みも感じこの作品を「松岡茉優」さんがやる事の意義を感じたりもした。
この「良香」を噛み砕き脳内世界から現実に引きずりだした監督と主演女優を絶賛したい。承認欲求なんて言葉が日常的に飛び交う裏側を詳細に記したようでもあり、まあ、しんどい作品だった!
なんつうかこの作品自体が現代社会への問題提起でもあるように思え…社会を指すわけではなく社会に生きる個人に向けられてるようで、なんとも生きにくい世の中だなあと、この「良香」が認知され彼女を小説で書けちゃうぐらい鮮明な輪郭を持ってる事に、不安を隠せない。
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