勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
全353件中、261~280件目を表示
イタかわいい松岡茉優
テンポ良いし魅せどころも分かりやすくて楽しかったです!皆さん書いてますが何より松岡茉優のイタ可愛さ。松岡茉優のためのキャラではないか?と思うくらい。
個人的にはニのウザさもかなり良い味出してて好きでした。こーいう人居ますよね〜惜しいっていうか最終的にはウザいというか、でもまぁ憎めないかなレベルの範囲には入ってくるかた。笑
そんなニだから、イタいよしかと結局お似合い!結果も納得感あって良かったです。
妄想モノの、よくあるぜーんぶ妄想でしたじゃなくて良かった〜
ポスタの煽りはミスリードだよね。
(1/6)映画館で鑑賞。
松岡茉優みたさで観たが観てよかった。
■妄想彼氏になんか揺れていない。
最初から、周りのひととの会話シーンが嘘くさいなと思っていたら、案の定、妄想で。
世界観が反転すると同時に、そこで「あれあれ?」と気づく。
つまり、周りのひととの会話は妄想しているのに、
『なぜ、脳内彼氏との付き合っている妄想シーンが今まで一切登場しないのか?』
彼氏がいるといいながら、その絵は全くなく、自慰シーンですら、過去の思い出しのみ。
そして、「あ、そうか!」と。
この女は、(本能丸出しの)恋をしないように、恋愛で傷つかないように
恋に恋する振り(設定)にして、恋から距離をとっている。
イチは、恋に堕ちないための装置でしかなく、実際にはイチには恋をしていない。(妄想すらしていない)
だから、イチとニの間で揺れているように見せかけて、
実際は、恋をすることに踏み出せずに震えている自分と踏み出したいという自分の間で揺れている。
ニに告白されただけで、あんなにルンルンするなんて、本能丸出して、これまで守ってきた私のキャラ設定の操どないするねんっていう話。
喜んでいる時点で、イチに、『実は』恋していないことは、本人も薄々気づいており、
イチに近づこうとする行動も、どこか、イチという装置(呪い)を壊すため、イチにフラれるため(否定されるため)の行動に見えてくる。(エレベータ前で相手が引くような非道い仕打ちを見せたり、皿を片付けるという嫌な女を演じたり、LINEで連絡をとらなかったりといったフラれる要素)
そして、最後に扉(メタファだよね)に押し入られたとき、
本能が勝ち、今までの自分を否定し、タイトルにつながると。
■好きなシーン
全体的に、松岡茉優のコメディ演技にはやられた。
出前のお寿司を食べる際、お寿司の蓋に醤油を入れて食べているシーンはよかった。
そのあと、ケータイのアドレス帳に、出前の寿司屋が登録されているのにも笑った。
■気になった点
恋愛している女をバカにしたり、男に非道いあだ名をつけてバカにする態度をとるようになった
きっかけの説明が弱いと思った。(なぜイチをずっと好きでい続けたのかの説明にもつながる)
会話が基本的に1対1で、3人以上の会話がない点。(日本の小説、漫画には多いけどね)
こじらせ女子見参〜
『フランシス・ハ』を思い出した。
なりたい自分と実際の自分の落差を受け入れられずにジタバタする女の子がやがて現実を直視し大人になっていく。こういう映画を前にも観たような気がして思い出したのが『フランシス・ハ』だった。あの映画の中でも感情を爆発させたフランシスが街の中を踊りながら駆け抜けていくミュージカル風のシーンがあり、印象的だったので覚えている。
20代はつらい時代だと思う。自分の人生をどうすればいいのか、自分は何になればいいのか。周りを気にしながら自分のことばかり考えて、自分を守るのに必死だったような気がする。
思いがけなく恋愛の当事者になったことで舞いあがり、10年来の恋という夢(妄想?)を現実化しようとして打ち砕かれたヨシカは危うく現実そのものを失いそうになる。見ていてハラハラと痛々しかったけど、あんな大声で泣けるエネルギーがあるのだからきっと大丈夫だろうとも思っていた。キリシマ君に出会えたのは奇跡的なことだから大切にしてほしい。
ヨシカがあんなに自己中だったのは、それまでの人生に彼女にとって意味のある他人がいなかったからなのかもしれない。妄想の中でさえ他人との付き合い方は一方的に自分のことを話すだけだったし。怖がらないで周りの人とお天気の話からできるようになるといいなと思う。主演の女優さんはきれいごとではない生身のヨシカを見事に演じていた。
クスっと笑える
監督に拍手
こんな娘いるかもね…
だから映画はやめられない!
いつもなら日曜日レイトショーで座席両サイド空き!の余裕でベストなコンディションの観賞と思いきや右隣は最悪の熱々カップル、その更に右隣の奴はスタート直後から間違いなく持ち込みスナックをガサガサ、ポリポリ!後方席の若い兄ちゃん3人組の一人が鼻をズルズル!完全アウェイ・敗戦濃厚。がしかし、この悲観的且つ絶望的な状況を覆し作品の完成度が全てのノイズをキャンセル。良い映画を魅せていただきました。
良い映画って一ミリも無駄なセリフも無駄なカットも無いんだよな。これって奇跡的な事だと思う。
なんか人間っていじらしくてかわいいなぁと感じさせてくれる。たまにこんな作品に遭遇すると生きててよかったなぁと思う。
「ガラス玉に金魚を十ばかり入れて机の上に置いてある。余は痛(いたみ)をこらへながら病床からつくづくと見て居る。痛い事も痛いが綺麗な事も綺麗ぢや」
正岡子規の言葉ですが…。
「この映画がある。余は生きることの痛(いたみ)をこらへながら味気ない日常からつくづくと観て居る。辛い事も辛いが綺麗な事も綺麗ぢゃ」
そんな映画です。
俺らの話
上手い。
結局人は自分が一番かわいい。
今年1本目。周りで話題だったので観に行きました。口コミ効果か、満席のミニシアター。
なになに意外とハッピーな映画?と思ってみていたら、途中からぐっと話が変わって、目も当てられない感じになるあたり、ありがちな間延び感がなく、ずっと笑って泣いて楽しめました。
何より松岡茉優の演技が良すぎて、女子ならどこかしらに共感しちゃうのでは!と思っている私は、よしかと同じクズさを持っているからかなと、、、。この映画で心が洗われる、という謎の感情に見舞われ、なんだかすごく反省した鑑賞後感。
「勝手にふるえてろ」っていうセリフは、不満ばっか言って現実に向き合わない過去のよしかに言ってるんだろうけど、そのまま私にぶつかってきた感じでした。
自分が一番かわいい自己中だって自覚のある人、ひねくれ拗らせ女子にオススメしたいです。
また目を覚ましたい時に、自戒の念を込めて観たいと思います…。
松岡茉優当たり役過ぎ
松岡茉優無双
よくある思春期の成長物語だな、との印象を持ちましたが本作はかなりスペシャルな作品。その理由は主演・松岡茉優という一言につきます。
松岡茉優は名作「桐島、部活やめるってよ」のカースト上位のムカつく女子役で認識したのですが、その時から達者な印象を持っていました。今回はまさに満を持しての主役。みなさんのレビューも松岡茉優絶賛の嵐であり、期待度Maxで挑みましたが、期待通り。ホント最高でした。ズバ抜けた達者さと元々持っている可愛らしさが相乗効果を生み出しているように思います。早口の自己紹介シーンとか、ミュージカルとか、部屋で謎曲聴きながら家事する姿とか、面白可愛くて素晴らしいです。コメディエンヌとしての天賦の才も100パーセント発揮しており、ギャグのキレも鋭く、まさに松岡茉優無双、って感じです。前半は爆笑の連続でした。
また、ニ役の渡辺大知も好演してました。個性派の俳優として今後もイケそうな雰囲気。主題歌もなかなか良かったです。
松岡茉優演じるヨシカは大人ですがまだ精神的には思春期です。彼女の世界には他者がいません。名前で呼ぶ対象が同僚のクルミくらいしかいない。絶滅種に自分を重ねるくらい自尊心も低く、中〜高校と周囲から承認されてこなかったことが伝わります。この時期に承認されないと長く引きずりますから。
そんなヨシカにアタックするのが、やっぱり他者がいなそうな厨二感満載のニ。クルミが「はじめての相手ならニがいいよ」とアドバイスしてましたが、レベルが同じなので釣り合いがとれてます。しかもニは少しずつヨシカの世界を想像できるようになっていくので、クルミのアドバイスはドンピシャだな、と感じました。
ヨシカの世界が変わるのは、イチとの再会後。現実のイチとは共通点もあり、実感を伴ってつながれそうだったのに、案の定そのチャンスをモノにできないヨシカ。こんな風に現実を突きつけられないと人って変わんねぇなーと実感したシーンです。
(この直後のミュージカルシーンが泣ける!)
痛いシーンですが、ヨシカは若く未来を感じさせるため、辛いけど、イイ!みたいな印象です。大変だけど深刻ではないというか。
しかし、本当にダメージを受けるのはその後の展開で、こっちは本当に気の毒というか、かわいそうでした。絶対に触れてほしくないポイントに触れられること。もしかしたらヨシカが世界と交流しなかった理由は、このようなデリカシーのない世界に侵入されることを恐れていたからかも、なんて想像もしてみました。
そこからどう復活するか、が描かれていく訳ですが、エンディングよりも終盤のヨシカの傷つきが印象深いです。
もしかしたら、原作の綿矢りさはこれを書きたかったのかも、なんて考えています。
松岡茉優の演技に痺れる
ここのところ毎日のように「勝手にふるえてろ」が傑作との噂が四方八方東西南北上下左右から両耳に飛び込んでくるので、機をみて見に行ってきました。
数年前に綿矢りさ氏の原作小説を読んでいたこともあり、また、桐島以来の"まゆゆ"(松岡茉優氏のことを小生はこう呼んでいます。もっとも松岡氏はアイドルの中ではAKB48よりむしろモーニング娘。を好んでいるわけですが)支持者ということもあって、楽しみにしていましたが、松岡氏初主演にしてその表現力がいかんなく発揮された怪作であり、間違いなく傑作だと思います。
小説のストーリーに忠実であり、小説内での印象的なシーンをストレートに描写する場面はことごとく素晴らしく、また、炸裂し独走していく妄想シーンを飽きさせないよう幾つかの描き方で描ききるところにも唸らせられ、大いに笑わせられました。
エンディングも、とっっっっっっっっても印象的でした。
むろん、《二》を演じた渡辺大地氏の、観る者の感情を必要以上に揺さぶる豊かな表情変化(へんげ)も、特筆すべき美点です。
脚本もさることながら、演出が非常に素晴らしく、監督の非凡な才能が銀幕狭しと満ち満ちておりました。
ここに、再度観に行くことを誓います。
錦糸町楽天地シネマで鑑賞した直後に著す。
この松岡レビューの評価が低い人は幸せな人だよ。
前半の見ず知らずの他人には、明るく話しかけるのは、妄想だったのか。
あんなに明るいのに、なんで人気者にならないのかな?
見ず知らずの他人には、本心を話せるのかな?
とか見ていた自分がバカでした。
しかし、松岡の演技が素晴らしすぎる!
後半の、本当の姿の演技を見るのは、辛かったです。
ゴミを足下で回収してくれるおばさんに対して、
いつも感じていた罪悪感。
勇気を出して話しかけると、バスで隣の編み物をしているおばさん。実は知ってた?
でも、話しかけると、アンタ誰?的に、にらまれて、
まるで、あかの他人の対応。
心のなかでは、あんなに親しく話してたのに。
些細事にこだわり、わかっているのに素直になれず、他人を拒絶してしまう悲しさ。
渡辺大地さんも、うざかっこいい演技、よかったです。
結婚は、まだ自分が成長しないとダメだと言った心は、よくわかる。
だけど、そんな時は来ないんだよ。
もし、少しでも結婚していいかな?と思ったら、
一緒に成長しいきたいという気持ちで、結婚しましょう!と言いたい。
男も女も、35億いるけど、そう思える人なんか数人だけなんだから!
これらの、こじらせた感情が気持ち悪いとか、
わからないとかの低評価の人は、
きっと、充実した青春時代送れた、幸せな人なんですよ。
でも、この映画が高評価なのは、こじらせた人のほうが、多いって事ですね。
他人の悲しさを感じ取れる、優しい人が多いって事ですね。
だけど、日本にとって、幸せな事実かどうかはわかりません。
一と二 か
全353件中、261~280件目を表示