女神の見えざる手のレビュー・感想・評価
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観終わった後の爽快さ!
レビュー評価がべらぼうに高かったので観てみたらアタリだった! あやうく名作を見逃すところでだった。 友人を選ばずにオススメできるので☆5です。 社会派ドラマと謳ってるけど、サスペンス要素もあったり、ユーモア(知的な笑い)があったりエンターテイメント映画ですよ。これは! ラストを先読みするんだけど、その先読みをも主人公Miss Sloaneに先読みされてしまった気分。爽快! こんな脚本が書けたら気持ちいいだろうな。
とてもよかった
人情や人間味をここまで切り捨てられるものなのか。もしかして彼女は末期ガンか何かでどんな汚名を着てでもやりとげたい気持ちだったのかと思って見ていたら、全然関係なかった。ただの変人だった。そういう人がいてもいいと思うけど利用されたり近くにいたら嫌かもしれない。
物語はミステリーだったことが後から分かる面白い構成だった。
勝つためには身を削るという素晴らしさ
「女神の見えざる手」を観て来ました。
ストーリーは、所属する会社の大口顧客が「銃規制法案」に反対のため潰して欲しいと依頼があるものの、主人公は「銃規制法案」に賛成のため、所属の会社から追い出されるものの、仲間を引き連れて「銃規制法案」に賛成の会社に移り、ロビー活動(賛成、反対のどちらも意思表示していない議員に対して賛成票を投じてもらう活動。また、常に先手を打っていくこと)を行って行きます。
その中には、銃の被害にあった人を前面に出して、感情に訴えるといったこともありました。また、自分の仲間をTVに出演させてしまったため、銃を持った暴漢に襲われそうになるのを銃を持った民間人に助けられたシーンがあると銃を規制する方向に動くのか展開が読めなくなるなと思ったりもしました。
「銃規制法案」と言っても、
・現在、国民が所持している銃は回収しない。
・新規に銃を購入しようとする客の身分確認を徹底し、2週間の審査を経る。
といった当然すぎる内容ですので、それをどうして全米の銃協会が「国民の権利の侵害」と言って反対するのか、あまり理解できませんでした。
映画も終盤を迎え、「銃規制法案」の投票前に主人公が別件で書類偽造を行った容疑で「聴聞会」が行われています。その「聴聞会」で野球で言うと、9回裏に満塁ホームランを放つようなシーンがあるのですが、その書類の偽造さえもこの「聴聞会」に呼んでもらうために行っていたとしたら… 背筋がゾクッとしました。結局、主人公は書類偽造の罪で刑務所に服役することとなります。主人公の勝つために身を削るといった覚悟ある姿勢に感動しました。
この映画は、清濁を併せ持つ女性の活躍を描く、良作の映画ですので、時間の許す方は、是非、ご覧になってください。
なお、主人公の「ジェシカ・チャスティン」が、数か月前に観たフランス映画の「エル」(名作)の主人公、「イザベル・ユペール」と雰囲気が似ていると思うのは私だけでしょうか。(笑)
また、映画を観た「シアタス調布・イオンシネマ」という映画館は出来たばかりで、調布駅すぐ近くで足元のゆったりしている清潔な映画館でした。
みなさん、今年はお互いに良い年としましょう。
ありがとうございました。
_:(´ཀ`」 ∠):アメリカ クレイジー
気になったのは出所する彼女を迎えに来た同僚はいたのだろうか?
という点。我々視聴者が映画をどう見ているかの答え。
目標は達成されたのだろうがなんでもありありで仲間を売る様な 上司を果たして、、、、。
私は行きますよ。
絶対に騙されるよ
ロビイストという仕事が良くわかった。政治を陰で動かす仕事のはずが、裁判沙汰になり、プライベート迄曝け出す羽目になるとは……。 ジェシカ・ジャスティンは強い女性が良く似合う。アクション映画じゃないのにハラハラドキドキして最後迄、楽しかった‼️
傑作コンゲーム
本日3本目はもうすぐ公開終了になってしまう『女神の見えざる手』。とてもよくできたコンゲーム の脚本。 冒頭、途中、終盤の3箇所で現れる主人公の台詞「ロビイングは予見すること(foresight)だ。...敵が切り札(trump card)を使った後に、自分の切り札を出す」は、あらゆる職業人にとって胸に刻みたい言葉。最後まで諦めずに起死回生を狙うためにも、プラスマイナスいずれもいかなるシナリオがありうるかを予見することが大事だと学べる。 仕事にやる気を向けてくれる映画です。 あと、議会公聴会やテレビ討論の場面が多いので、時折早口だったり難しい語も使われるものの、文法的に正確な英語が話されていて勉強にも役立ちます。 2017年 通算45本目
圧倒的な強さと頭脳を持った女性を描いた作品、最後のドンデン返しには...
圧倒的な強さと頭脳を持った女性を描いた作品、最後のドンデン返しには拍手を贈りたくなった。
爽快!
ロビイストのストーリーで、全く何の予備知識もなく観ました。 スローン役のジェシカ・チャスティンの早口なセリフとテンポ良過ぎる展開に付いていくのが精一杯でしたが、何とか内容も掴め、ハラハラドキドキさせられる作品でした。 やられたり、やり返したりの攻防が小気味よくて本当に面白かったです。 スローン女史みたいな、冷徹で頭が切れて小賢しい女性が身近にいたら嫌ですけど(笑) でも、とてもカッコ良かった。 スカッとしました。 もう少しいろんな知識が私にあれば、もっともっと楽しめたんだろうなぁーと悔やまれました。
『ミス スローン』の英題そのままにして!
ロビー活動って頭を使ってる感じがするなーって思うけど、その分かなり高ストレス、睡眠障害と法律侵してまで勝ち取りたいという意気込み、怖すぎました。
全部が計算づくだったのか!最後まで目が離せないです。政治活動が、国のためじゃなくなっている現実を皮肉った力作だと思います。
かっこ良い
小泉政権あたりから、政治が見せ方やテクニックで決まることが露骨になったと思うのですが、それはアメリカの影響が大なんだろうな。 エリザベスが、わざわざ大手企業から弱小企業に転職したり、長いものに巻かれないタイプで潔いところが凄くかっこ良かったです。信念を持たずにただ仕事をこなす風潮への、アンチテーゼにも感じました。あと、ステレオタイプな男性好みのできる女性像でない所も現代的ですね。海外作品を観ると確実に時代は変わってきているといつも思うのですが、日本国内はまだまだといった感じで残念です。
キャリアウーマンには痛快極まりないこと間違いない
アメリカの禁断の銃規制実現に果敢に挑む15センチヒールにダークなサンローランやヴィクトリアベッカムなどのスーツに身を包み、非情なまでにビジネスに徹するジェシカ・チャスティン演じる辣腕女性ロビィストがほんとにカッコいい。男性社会の壁と日々闘うキャリアウーマンには痛快極まりないこと間違いない。2時間越の若干長さもあっという間のお薦め作品。
女神の見えざる手
ミステリー本は最初から面白いものではなく、我慢して読まないといけないものだが、映画は何度も見せ場があるものと思っていたので、早口の台詞でまくし立てられたのには相当な忍耐がいった。それだけにラストの、ロビイストに賭けた女性の凄まじさが圧倒的だ。 監督:ジョン・マッデン『恋におちたシェイクスピア』 出演:ジェシカ・チャステイン第(74回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門女優賞にノミネート)
見せざる魂。
もしも世界各国のロビイストが巧妙な戦略で政治を動かしている
のだとしたら、一見ハチャメチャなあの人の政治にもなんらかの
奇策があるとみていいのだろうか?なんていう疑問さえ湧くのだ
が(たぶんそれは無い)一向に進まない銃規制問題と不正駆け引き
をスリリングに描いた本作は最後まで目が離せず面白い。主人公
スローンが何をどう企んでいたかはすでに冒頭から始まっている
と思って観たほうがいい。おそらくこの視点はそういうことだと
踏んだ自分も最後で裏切られたかと思うくらい先が読めなかった。
敵だらけの中に身を置き、薬で眠らない身体を維持し、肉欲すら
買春で済ませる凄い女をチャステインが見事に体現してしまった。
何でこんなに面白い作品が賞レースに引っかからないのか不思議
で堪らないが、それこそ優秀なロビイストに頼めなかったのかい?
と思ったほど(これも現実か)。自身のピンチや収監は予定範囲内
だった彼女も部下の危険にはさすがに慄いたはずだが、心を入れ
かえるどころか冷徹さを増し、孤高の存在になり切るところなど
本当に鉄の魂。観客の共鳴すら求めないヒロインに女神の称号を。
緊迫の2時間
予備知識なしに見ました。 まるで最高のチェスの勝負を見ているような2時間でした。(チェスやったことないけど) 難しい専門用語が飛び交い、シーンの切り替わりも多くて、私に理解できるギリギリのラインでしたが 音楽などで状況の良しあしがなんとなく把握できるという素晴らしい補助効果。 また、女性が主人公の社会派映画でここまで「家庭」や「女性性」を押し付けてこないものも珍しく、非常に気持ちよかった。
興味深いテーマ
まったくチェックしていなかった作品。数日前に映画COMのレビューを見て、評価の高い作品があったことを初めて知る。感謝。 公開からしばらく経つのにかなり混んでいたのは評価の高さからか。ということで期待して鑑賞。 序盤、スピードが速い。早すぎて字幕と頭の回転が追いつかず・・・。面白そうなんだけど、乗っていけない。中盤ようやくじっくりと描き出した。ここでようやく追いつき、画面に食い入るように。それからは面白い。グイグイ引き込まれ、終盤は驚きの連続。そこで序盤の伏線と繋がってゆく展開に。やられました。凄い作品です。序盤しっかり食いついてけばもっと評価は上がったと思う。惜しい。 アメリカにとって非常に難しいテーマを見事に料理した見応えのある作品でした。
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