女神の見えざる手のレビュー・感想・評価
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あっと驚く、ということはないけど、最後までちゃんと面白い
ラストまではある程度推測できました。
元の会社に残った部下が敵になったと思いきや、実は自分の味方で敵地を偵察してました、は推測簡単。
ただ、内容はとても面白い。
良かった3.8点
追記
ああ、エリザベスに引き込まれたんだと思いました。
それ以外の脇役は全部モブです。
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久しぶりに良い映画見た気がしました。
脚本も流れもOK
やや情報量が多かったがそれも今思えばよかった。
またロビー活動という聞き慣れない話題だったのも新鮮だった気がします。
主人公の女帝っぷりもぶっ飛んでてよき。とにかく口紅とオレンジヘアーと冷たい肌のコントラストが魅力でしたね。
最後のイレギュラーな感じも嫌いじゃない。
ああ、これは情報の渦を走りきった満足感なのかもしれない。
ストーリー内容も展開も感極まることはなかったが、とにかく多い情報を走りきった満足感だ。
アマゾンプライムで観賞。銃規制についてバリキャリ女性が奮闘していく...
面白いんだろうけど理解ができない部分が多い😅
アマゾンのプライムビデオで無料サービスが終わりそうなので見た。
星4.5だったし。
ストーリー自体は理解できたが、細部の面白そうな部分で難しい言葉や
登場しない議員の名前とかがいっぱい出てきてクエスチョンになることが多く
純粋に入り込めない事が多々あって楽しめないことも多かった。
ヌテラやパーム油など分からなかったので止めて調べてみたりもしたし。。
まあ無知なせいなんですが。
最初スローンの行動が自身のキャリアアップのために銃規制強化のロビー活動しているのかと
思いイマイチ入り込めないところもあったが、最後の刑務所のシーンで本心を語る事で
全身全霊をかけた戦いだったと分かったところでホッとしたが、共感するには
もう少し前からそう思わせるシーンを入れて欲しかったなと。
またクライマックスのどんでん返しがカタルシスを感じるが、
盗撮盗撮ってところはアイデアとしては弱い気がするな。しかし、唐突に始まる
どんでん返しは意外な展開で度肝を抜かれたのでよかったと思う。
スローンが銃規制強化に賛成する心理描写や男を買うシーンの理由、またその男が
本当の事を言わなかった理由なども一言あって欲しいと思った。
純粋に銃のない社会を望むのは不思議ではないけど、自分自身を犠牲にしてまでも
のめり込むには理由は必要だと思う。男を買う理由自体は分からなくはないが。
ただやはり家族恋人友人など居ない設定で唯一精神状態を保つような方法を
取らないとならない人間には過去の人生で何かしらあったことは想像に難くはないが。。
ボクみたいなひとにでももう少し理解出来る様に話をゆっくりするとか、
説明入れるとかあったらよかったなー。
理解できた人はきっと星4以上つけてると思うけど😭
百点満点
格好良い!
自分の身を呈して迄、信念を貫き、勝利を追求する女性ロビイストをジェシカ・チェスティンが格好良く演じる。ラストは驚き、スカッとした。目的=勝利の為には、仲間も欺き、犯罪迄犯す、凄まじい。
女神のアキレス腱
Amazonプライムで鑑賞。
冒頭から息をつかせぬスピードでぐいぐい引き込まれて、無駄なくスパッと終わる。
あらゆる人間味を捨て去り、あくまで目的遂行のために手段を選ばず、それゆえ人の温もりとは無縁の勝利だけを目指すロビイストの苦闘。
観終わってみると起きることは想定の範囲内で王道のジャンルものに収まっていると思うけど、引きが強く緊張感があるのでまったく退屈を感じなかった。
20年前なら男性が演じることが主流だったよつなクールでストイックなキャラクターだが、こういう男性はなんだかんだ異性にも同性にもモテたりして、実はそんなに孤独でもないのでは? ということがバレてしまった現代、どこか少女の面影を残すジェシカ・チャスティンが演じるからこそ、新鮮でよりハードな孤高感を感じさせる。
近い時期に公開の「モリーズ・ゲーム」とカブる部分が多く、現代のハードボイルドにはジェシカ・チャスティンなのかも(あちらはまだオチの部分で旧時代の価値観に回収される余地があったけど)。
個人的にはそこはかとない百合みもいいし、アリソン・ピルとサム・ウォーターストンの「ニュースルーム」共演もうれしかった(ついでに主人公の名前がスローンなのでサビス感)。
またこの主人公で続編作ってくれないかなあ。。
私の背中を見て学べ
面白かった。かっこ良かった。
仕事には管理職向きの人と技術職向きの人で分かれる。主人公の彼女は、目標(勝利)の一点に向かい、下品なやり方でも、道筋、パズルをズバズバと組み立てていき、完璧に一流の仕事を成功させる技術者。協調性や指導力に劣るが、彼女の姿に憧れる。現実日本は永年雇用制度だし、技術的に長けていても謙虚になり、歳もとるし、周りをみながら、後輩の指導をするべきなのでしょう。しかしこれからは、技術を持った若者が増え、雇用制度も変わり、欧米のように変わってくるかもしれません。今のところは、技術を磨き最善を目指しながら色々な経験を重ねていきたいと、思えました。
星5つでないのは…スキッと気持ちは良いが、余韻は少ない。人間的な温かさに欠ける主人公がもたらしていると思うと、自分にとって大切なものが見えた気がした。
見事
映画の醍醐味!!!
なぜこの作品が、アカデミー賞他の賞を受賞していないのか?と思うほどの興奮!!!
字幕版も、吹き替え版(GYAO!)もいい。
作品にしっかり向き合い、売りあげだけの為でなく、みんなで本気で作ると、こんないい作品になる。
銃規制をめぐる話。
USAの病理、
利権に群がるものの病理、
”Miss Sloane”の病理、
が幾重にも絡み合い、先行きの予断を許さずに、ぐいぐい引っ張られる。
だまし、だまされ、『誰よりも狙われた男』を彷彿とさせるが、こちらの映画は政界を舞台にしているだけあって華やか。最初に出てくるミス・スローンの言葉が回収されるさまも見事。
”女神の見えざる手”=「ロビー活動は予見すること。敵の動きを予見し対策を考えること。勝者は敵の一歩先を読んで計画し…」
それを双方で繰り返す。
時には、お互い、法を超えたこともやらかす。この映画はフィクションだが、すでに映画化もされた実際の事件をベースに脚本を作っているとのこと。
そして、ミス・エリザベス・スローンは、思いもよらむ形で、切り札を切る。
その緊迫感、その小気味よさ。プロットもよいが、演出・演技・カメラすべてよし。
1度目の鑑賞では、ぜひその醍醐味を味わってほしい。できれば結末を知らずに見た方が良いが、結末を知っていても見ごたえある。
そして、2度目の鑑賞は、エリザベスの策略がどこでどう仕掛けられたかを考えながら見ると、その仕込み=プロットの巧みさに唸ってしまう。まさに、「女神の見えざる手」。
信念の女・エリザベス。 なせ、そういう行動をするのかの背景は描いていない。
戦闘服に身を包み驀進する。15cmヒールを履きこなす姿はパワーの象徴でもあるが、細すぎるヒールはその身の危うさも暗示しているようにみえるのは私だけ?
ただ、勝つことだけに執着するのなら、なぜ最初のオファーを断ったのだろう。
ただ、自分のキャリアだけの為なら、なぜあんなことを…。
すべてを予測し、行うエリザベス。
自分の行動・影響力の責任を自分一人で負い、目的の為ならば、常人がやらないことをやってのけるエリザベス。
彼女にとって、”ロビー活動”を通して、策略対象の人心は把握しているが、対象者以外の人たちは目に入っていない?
命を狙われることは予測できなかった?素人でも考える、当然あり得る展開なのに。
そして、見捨てない今度の社長。前に会社ならとっくに見捨てられていそうなものだ。
そして、フォードの言動。
少しずつ、エリザベスの内面が変わっていく。
冒頭とラストのエリザベスの佇まいの微妙な違いにほっとする。
USA。銃規制が進まない一因を垣間見た気がする。
単に、ある団体が力を持っているからだけではないようだ。
自己防衛のために銃を必要とする国。男性性・強さを求める国。
私には、臆病さを、銃で補填・防衛しているようにしか見えないのだが。
そんな世間に一矢報いるのは、女性。あえて女性を主人公にしたとしか思えない。
実際には、ロビー活動している団体は複数あるし、天災・人災をはじめ、様々な要因・利害が絡んでくるのだろうが、
映画として見やすいように、大手会社と弱小会社の対立に絞ったので、お互いが出し抜かれ、出し抜くさまが緊迫感を産む。
良心的な弱小会社の中に咲く、何をしでかすかわからないあだ花。この構図も面白い。
粗さがしをすれば、突っ込みどころはある。人物描写に説明を要するところはあり、エリザベス以外にも、細かい点だが、その行動に???が立つ。
けれど、細かい部分を省いたことで、全体にスピード感あふれ、予断を許さない緊迫感でクライマックスまで引っ張って行ってくれる。
チャステインさん。
『オデッセイ』『アメリカンドリーマー』『欲望のヴァージニア』『ヘルプ』と、今作。まったく違った顔を見せる。これぞカメレオン役者。
ストロング氏もいい味出している。
見ごたえのある作品です。
ジェシカ・チャスティンありきの作品!
誰のための法律か
凄すぎる。しかもすばらしい。
こんな凄くて素晴らしい映画を見逃しでいたなんて。見終わった後は、茫然自失状態です。
「肉を切らせて骨を断つ」にも程があるでしょう。全く、想像の遥か上をいく結末でした。アメリカの病巣の一つである銃社会と全米ライフル協会をここまで鮮やかにそして詳らかにした映画は、今までないのでは。しかもサスペンス映画としても最大級にゾクゾクきた。
エスコートサービスの男は、さすがに計算外ですよね。
追記
ラストの公聴会のシーケンスは何度見ても感動する。公聴会のシーンばかり6回目も見てしまった。この映画は、アメリカ国民にこそ見てほしいのに、アメリカではたったの3館での限定公開。全米ライフル協会の闇が、とてつもなく深いことを感じる。
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