女神の見えざる手のレビュー・感想・評価
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全米国人の本作鑑賞を痛切に願う
めちゃくちゃ面白かった。どんでん返しのある作品として期待して鑑賞したが、ただの大逆転劇に留まらない衝撃作と言っていいのではないか。ラストシーンはハラハラドキドキや爽快感を超え、感動と共にアメリカの銃社会の闇に対する怒りさえ覚えた。
辣腕ロビイストである主人公スローン役を演じたジェシカ・チャステインの演技は圧巻の一言。彼女の演技が本作の魅力を何倍にも増幅させていることは言うまでもないだろう。
余談
このレビューを書いている数日前にアメリカの小学校で銃乱射事件が置き、21人の児童と教師の尊い命が奪われた。いつまでアメリカという国は同じことを繰り返すのか。
本作はアメリカ国内では3館のみの限定公開だという。見えない大きな力が働いているのでは、と疑わざるを得ない。
トランプ曰く、銃を持つ悪人に対しては銃を持つ善人で対抗するしかないそうだ。果たして本当にそうか。結局誰一人救えていないではないか。犠牲になるのはいつも未来ある子どもたちばかりだ。
孤独だろうなぁ~
出る杭は打たれると言うけど
吹き替えで観ましたが
彼女の言い方が怖い キツすぎる
仕事をチームでやっていても彼女は助言
されても一歩も引かない
自信があるから負けることを考えないし
どんな手段を使っても
勝つことのみ…観ている方も疲れる
最後は自分を起爆剤にしてまで勝利する
見事です……
アメリカにおいて銃社会は永遠のテーマ
私たち日本人には理解出来ない問題です
彼女には精神面と身体を崩さないように
と思うばかりです
仕事場が戦場のように感じた
闇の深さとどんでん返し
なんかこんなに周りから「強い女」と思われる人が世間一般意見だと思っ...
こんな展開予想もしてなかった
55点
映画評価:55点
ロビイストという仕事
数ある歴史の結果の裏にはロビイスト(軍師)という人間たちの働きがあったんですね。
大衆操作から、内部工作まで
本当に凄い仕事です。
そして、今回のテーマは
《銃規制法案》を巡った戦い
このテーマも非常に難しく
どちらが正しいのか、どうすべきなのか、
見ている私が悩むくらい。
そんな風に考えていると、
主人公が教えてくれます。
どちらが正しいかではなく、
汚職まみれの人間たちが
自分の都合が良いように大衆を操作していく、
自分たちがやりやすい未来を作るために
国民のためにちゃんと決断すべきだと
私たちは金持ちや権力者の犬ではない、
正しいと感じた方の軍師として、
この身を投じる
そして必ず勝つ!
そういう策略と決意をもった
一匹狼な勝利の女神のストーリー
一見の価値があります。
難しいテーマですので、
脱落する方も少なくないでしょう。
それなのに、
回りの映画好きは
この作品を良く評価している。
大丈夫です!
自分は自分、他人は他人です。
自分が感じた感情を大切にしていきましょう。
この女神のように。
【2021.8.22観賞】
最後の手前までは不快でしかなかった
本当タイトルの通りラスト手前までは「上昇思考の強いソシオパスのイカレ女が散々好き勝手やった挙句、追い詰められたら自業自得のくせにちょっとお涙頂戴して共感を得ようとするクソ映画」かと思ってたんだけどなぁ。
弁護士は俺の分身かな?と思うくらい。
ラストの弁護士とのやり取りで一気に主人公の見方が変わったなぁ。やっぱ弁護士は俺の分身だったなぁ。
彼女自身が序盤で言ってたけど「別に事件の被害者にならなくても事件の議論はできる」んだよなぁ。
あーもしかして彼女の狙いって「ロビイストが蔓延る政治の仕組みそのものをぶっ壊す」ことだったり?最後の元側近の辞表提出や、弁護士とのやり取りで計画された自爆行為だったってところからなんとなく。
少し違うけどコードギアスのルルーシュ的な感じなのかな?
自分がロビイストの負の象徴になってその自分ごと吹き飛ばして問題提起する的な。
そうするとめちゃくちゃいい女じゃん。
アメリカ版半沢直樹
エスコートサービスとロビイストという職業を初めて知った
結構好きな展開の映画であった。個人的にはこのようなどんでん返しの映画が好きである。分かりにくい邦題だったので見るのを敬遠していた映画。原題はミス・スローン。ロビイストの話であるので、「ロビイスト、ミス・スローン」くらいにしたほうが良かったかも。といっても、この映画を見て初めて、ロビイストという職業を知った次第であるが。
最後の聴聞会のシーンで議長がスローンに何か言いたいことはあるかと聞いてきたが、彼女は暫し沈黙のままで、たまりかねた弁護士が、何もありませんと答えた直後に、彼女が発言させてくださいと答え、彼女の演説が始まる。
すでに彼女の負けが決定的になっていたので、最後に彼女は言いたいことだけを言おうとしているように見受けられた。「議会の皆さんはそれぞれの票を、政界で出世するために投じるのではなく、祖国のために正しいと信じることに投じてください」・・・確かに彼女の言っていることは彼女の本心で正しいと思った。映画もそれで終わるものと思って見ていた。彼女の演説の途中、元の会社に残っていた元部下が上司に辞表を渡す。なぜこんな時に?と上司と同じようなことを感じていたら、スローンの演説がとんでもない方向へ進んでいった。元同僚のスパイ行為、敵陣への盗聴等により、議長たちの不正を暴く作戦だったというまったくの想定外の展開は、この映画を一気に気に入ってしまうものとなった。
・エスコートサービスの男性(フォード)はなぜ聴聞会で嘘をついたのだろうか?彼女が好きだったから?そう言えば、刑務所から出てきた彼女が何かを見つめるシーンでラストモーションとなるが、もしかしたらフォードが迎えに来ていたのだろうか?でも、そうだとしたら、逆にこの映画の雰囲気を壊してしまうことになるので、あり得ないか?目線は一点凝視ではなく、左から右へ流れているので、複数いるっていうことか?だとしたら、彼女の同僚たちが迎えに来たっていうことか?
#50 テンポが速すぎてついていけない
鑑賞記録がどこにもないけど、絶対一回観たことある。
そして2回めの鑑賞でもセリフが多すぎて速すぎて、何がどうなっているのか理解できない。
選挙を左右するためのロビー活動を行う会社なんて日本にあるのかしら?
アメリカは何でも金で動かせるところが逆に凄い。
全く規制がない銃を法律家しようとする映画は、フランスの制作会社EUROPE主導じゃないと作れなかったのかな?
何故これが『ある画家の数奇な運命』と二本立てなのか不思議。
面白くてまだ終わらないでと願った
久しぶりに面白いと思える映画だった。
スローンが最初と最後では違う顔をしていて、終わった後にスローンの今後を見たい…!!まだ見たい…!!と思った。。
最後ジェーンが辞任するときに渡したメモの裏に書いてあった
"ピーターソン=Wが支払う報酬額は0ドル"
ジェーンがスローンを
信じるに値する言葉。
そしてその紙は
シュミットがスローンに渡したメモ。
報酬ゼロでやってたのかー!!!
キャリアで命を捨てるなら
キャリアを捨てた方がいい。
お金のためでも、
キャリアのためでもなく、
国と戦っていたのか!
偽証罪の刑期は5年。
スローンは仲間が罪に問われずにすむように、誰にも言わずに計画を進めた。
ほうほう…。
最初から全部仕組んだこと…。
ただあの女の人が銃で狙われたことは
本当に想定外だったから辛そうだったな。
でも結果
10ヶ月で出られるのはよかった!!
幸せになってほしいなぁ。
見ていて、最後も、苦しかった。
おー、そう来たか〜って作品
ロビイ活動は予見すること。
敵の行動を予測して、対抗策を考えること。勝者は敵の一歩先を読んで計画し、自分の手を見せるのは、敵が切り札を使った後。
相手の不意をついても、自分がつかれてはダメ。
冒頭のセリフを忘れずに観ることが必要☝️✨
タイトルなし(ネタバレ)
「他人への敬意を失い、境界線を越えた。あなたは承知よね?気にしないだけ」
仕事仲間の過去も利用して銃規制に持っていく主人公と、過去を主人公の手によってメディアにバラされ議論の場に無理矢理立たされたエスメとの鋭いやり取りが印象に残った。
全体的にストーリーはシリアスで、やり手の主人公と銃所持支持派との戦いが繰り広げられていく。
主人公は勝つために自分も他人も利用して、裏では違法行為も厭わない容赦ない人物なんだけど、作中いきなりマイクロ生物盗聴器とかSFチックなのが出てきて笑ってしまった。
生きたゴキブリを軍事利用などの記事を思い出した。
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