女神の見えざる手のレビュー・感想・評価
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おもしろかった
あまり馴染みのないロビイストを扱った作品ということに惹かれ鑑賞。
初めは共感しづらい主人公ですが、仕事に徹するプロフェッショナルぶりが描かれるにつれ、おめえ…なんか…ちょっぴりカッコイイんじゃあねーかよ…と。
最後の切り札には鳥肌がたちました。
移籍先の社長、同僚、弁護士、そしてエスコートサービスの彼のそれぞれの良心にもシビれます。
ヒロインの過去について敢えて触れないことで、陳腐なヒューマンドラマにならなかった点も好印象。
一貫して信念を曲げない姿がかっこいい
面白かったな〜
グイグイ引き込まれた
銃規制法案を通すために雇われたロビイスト、ミス・スローン
彼女は、勝つためなら手段を選ばない人間だった
ロビイストって職業は、日本では馴染みがないけれど、Netflixのドラマ「ハウス・オブ・カード」で、マハーシャラ・アリが、このロビイストを演じていて、興味を持つようになった。
ミス・スローン曰く
「ロビイストとは、敵の手の先を読むこと」
そのために、時にはえげつないこともする
正直に言えば、彼女は要求がキツイし、人間味も優しさもない
上司にいたら、面倒なタイプ
それでも、私の心を強く惹きつけたのは、彼女が一貫して信念を曲げず、利益を考えずに自分が正しいと思ったことに突き進んだところ
時には、自爆することになったとしても
私、こんなにジェシカ・チャステインがかっこいいと思ったのは初めて。
私も信念の人になりたいと思った
良く練られてる
「確かにこれは絶体絶命だ」「どうやって引っ繰り返すんだろう」ってとこからの打ち手が凄いの。なるほどなあって思った。
冷静に考えるとそれだけの映画なんだよね。それでも筋書きが凄くて面白い。申し訳程度にヒューマンドラマ要素も入ってるけど、実はなくてもいいんじゃないかな。
主人公はロビー活動で成功してるから、お金もいっぱいあるだろうし、名声もあるんだろうけど、幸せそうには見えないところが良かったな。コンサルティングファームでばりばり働く人達を思ったよ。
勝負師
女神の見えざる手
2017年98本目の劇場鑑賞。
目的実現のためならどんな手段も厭わない剛腕ロビイストを演じるポリティカル・サスペンス。
政治を影で動かすロビイストに焦点を当て、
銃規制法案を巡って対立する両陣営の熾烈な駆け引きの行方をスリリングに描き出す。
ロビイストとは、
特定の団体や企業、
国家などの活動に有利に働くよう根回しを行う。
本作はそのロビイストにスポットを当てた物語で、
銃規制法案という生々しいトピックを題材に、
ロビイストの知られざる実態に迫る内容となってます。
ロビイストは日本ではあまりなじみがないですが、
そんなロビイストの実態を知るきっかけとしては、
本作はうってつけだと思います。
早いテンポで繰り広げられる台詞の応酬に引き込まれます。
クールで非常なスローンを熱演するジェシカ・チャステインは見応えあります。
素晴らしいのはクライマックスで、
絶体絶命の状態に陥ったスローンが起死回生の切り札を切るシーンは、
鳥肌が立つような爽快感がありました。
見えざる手は、何を掴むのか?
人格者が、功労者とは、限らない。功労者が、人格者とは、限らない。…乱世の奸雄と云われた人が、好んだ言葉です。
歴史に名を残す人は、自らの行いの先に、何があるのか、わかったうえで、受け入れる覚悟があるから、名を残すんですかね。私のしたことは、50年後に評価される。…昭和の妖怪と云われた人が、遺した言葉です。悪名と引き換えにしても、やり遂げたいことがあるのは、英雄の条件?、不幸の始まり?。
裁きの女神、テーミスは、目隠しして、罪を量る天秤を用いるそうです。周りに惑わされない為です。本作を観たテーミスは、先の見え過ぎる彼女の行いと、銃弾が溢れる世界を、どのような天秤に掛けるのでしょうか?。
義を貫くことで、人を騙し傷つける後味の悪さは「外事警察」並みです。社会的報酬より、自分の正しさ、したいことを選んだ彼女の人生は、間違いだったのでしょうか。ただ、そんな彼女を、損得勘定なしで守ろうとする人がいるあたり、映画とは、ありがたいものです。
いずれにせよ、かつてこの国に、刀狩りがあったのは、僥倖かも。少なくとも、ライブ会場に、銃弾の雨が降り注ぐことは、なさそうなので。
彼女の報酬(価値)はいくらなのか
評価ほどは良く無い。
主役の演技は良かった。ただそれだけになってる気がします。伏線は拾いきれてないし、邦題も良くない。結局ラストに何かあるがバレバレだよ・・・
実話はぽく見せてるがフィクション。フィクションならもっとなにかが欲しかったです。
つまらなくはないけど、正直物足りない。
"敵を欺くにはまず味方から"。どんでん返しが好きなら、たまらない。
ホント、最後の最後まで目を引き付けて離さない社会サスペンス映画。本作は、米国における銃規制法案の政治的駆け引きを、"ロビイスト"という職種をテーマに描いている。
ロビー活動は、特定の主張を有する個人または団体が、政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動のこと(引用:Wikipedia)。日本ではあまり表立った活動は見られないが、米国ではロビー活動を専業とする会社同士がしのぎを削っている。
タイムリーと言ったら、あんまりいい表現ではないが、米ラスベガスでのホテル上層階からの銃乱射事件が起きたばかり。この映画で、米国での銃規制の推進派と、抵抗保守派の言い分がよくわかる。
"自動車という、命を預かる乗り物の使用には登録免許制度があるのに、なぜ殺傷能力のある道具の購入・使用の規制ができないのか"、という言い分はなかなか面白い。一方で、"包丁は殺傷能力があっても、誰でも買えるじゃないか。要は、(銃を)使う人を信じてあげるかどうかだけの話"という反論になるから、厄介だ。
主人公の女性ロビイスト、エリザベス・スローンの天才的な戦略っぷりが凄い。"ヒト"・"モノ"・"カネ"、"騙し"と"裏切り"、"説得"や"誘導"、"盗聴"や"意図的なアクシデント"・・・それって、ほぼ犯罪だろう、と思えるくらいの仕掛けを駆使する。"へぇー"の連続である。
ハメられているのか、わざとなのか。"敵を欺くにはまず味方から"。どんでん返し的な展開が好きな人には、たまらない作品である。
原題は、主人公の名前"Miss Sloane"。演じるのは、ジェシカ・チャスティン。オサマ・ビンラディンの捕縛・暗殺作戦を描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」(2013)で主演し、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた実力女優の迫真の演技だ。
監督は、「恋におちたシェイクスピア」(1999)のジョン・マッデン。最近作で「マリーゴールド・ホテル」の2作品(2013/2016)があるが、キャリア25年でわずか10作品という寡作な人なので、そういう意味で観ておいても損はない。
(2017/10/20 /TOHOシネマズ日本橋/シネスコ/字幕:松崎広幸)
映画好きなら必見
痛快で見事な脚本!
今年一番よかった
時系列が行ったり来たりするのですが、混乱することなくストンと腑に落ちる話の持って行き方でした。ラスト10分の展開は圧巻であり、文字通り“激震”が走りました。ミス・スローンの勝利に執着するが故の度を超えた行動は時に目を覆いたいと感じる時もありましたが、概して魅力的でした。これくらいの美貌を誇り、非常にcapableな方がいたらぜひとも部下になりたいですね笑
上映している劇場は少ないですが、ぜひとも劇場で観たい作品です!!
今日観たばかりですがもう一度観たいです^ ^
極めてぼく好みの作品でした、ありがとう!
使えるものは。
強い女、ジェスカ・チャスティン
目的に向かってただひたすらに突っ走る。
社会でも時折見かけない訳ではないが、ここまで徹底的に疾風る人は見たことない。社内でチームを作る訳でもなく、目的達成のためなら手段を選ばずに。通常、このパターンだとチームはついて来ないと思いながらも皆んなのモチベーションも高い。勝つチームだからかな。
ミス・スローンにとってのチームは社外で違法行為をしている面々が本当のチームなのかな?きっとこっちのチームには少し心を許しているのではないかな?そんな気がします。
先日観たアトミックブロンドも強い女性(体力的にも)を描き、非常に似た映画の構成になってましたが、本作の方が何倍も脚本が練られており、スッキリと楽しめました。心を開けないが故に男娼にもきっちり金を払うものの、公聴会での男の心意気には◎です。
スローンがどうしてここまで全てを投げ打って勝ちに拘るのか、もう少し知りたくなりました。
すべてがラストに!
凄まじい。
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