女神の見えざる手のレビュー・感想・評価
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不謹慎なこと書きます!
観るべき映画
傑作でした。
頑張ってみてたら意味が分かるから!
一線を越える時
一貫したビジョンに対して
揺ぎない方針で周りを巻き込んでいく。
信念に賛同できればよいけども
上司としてはしんどい。
彼女の人として正直なところが、
本当に裏切りがあると困る人達には
効いていたのかな。
だから、
つかの間恋人や懐刀の部下は
助けてくれたんだろうか。
その人達には、信頼を得るために自分の一線を許していたんかな。
事務所でリズが一人泣いていたのが
印象的です。社会人になれば
何でも相談できるものでもない。
そんな夜を乗り越えて
キーマンとの絆を
作れるかどうかが鍵ですね。
仕事でもプライベートでも。
なかには、許されない一線もあって
エスメはダメだった。
ソコが難しい。
サマリーとしては、
ストーリーに引き込まれて
予想がつかないところが
凄くいいです。
転落人生で終わるとおもいきや
最後は気持ちいいどんでん返し。
脚本、演技が素晴らしい
あっという間の2時間だった。個性的な女優陣、日本にも大量にいそうなおじさん達、最後が素晴らしい。
主人公の境界線がわからないと言うところが個人的には響いた。たぶん仕事中毒でそれを止める手段を自分で仕込んだのかな?
カッコ良すぎて痺れた!!
予告編通りの大どんでん返し!!
最後の最後まで目が離せない!!
後半のある仕込みはちょっと想像が付いた部分もあるけれど
その後のさらなる何かは予想外!!
こういう映画は、くどくど説明するより
とにかく面白いので黙って観てみ!!以外に言葉がない。
ここ最近のヒット作
「ワンダーウーマン」
「エル ELLE」
「ドリーム」
「アトミック・ブロンド」等々と同じく
この映画のジェシカ・チャステイン演じる
「強くて美しいヒロイン」像は
今後しばらく映画界のトレンドになりそう。
で、ちょいと若くて良い男も出て来るしね(笑)
に、しても銃社会アメリカの闇の深さよ!
やっぱ住みたくない国だと思った。
良いところも沢山ある国なのに、銃社会だけは変えられないのか〜
この映画のヒロインが画策した様に
女たちが連携してこの仕組みを変えなければ〜〜
★もう一度観るなら?
「有料でも観たい!(ネット配信やDVDレンタル)
脚本が素晴らしい!
全く無駄の無い展開であっと言う間でした。
より楽しむには、
ロビイストのことを勉強しとけば良かった。
アメリカの銃規制のことも勉強すれば良かった。
最後にどんでん返しがあると皆さんが書いてたので、それ知らなければ良かったかな。
今年のベスト3に選ぶと思います。
2017-78
今年1番です。
この内容である意味ファンタジーともとれるのがアメリカ
現実のことを思えばこの物語にカタルシスは無い。ただどうしてアメリカで悲劇がくり返されながらも規制法案が通らないのか、何が問題でそれを覆すためにどのような犠牲が払われるのか、というシミュレーションにもなっている今作はジェシカ・チャステインのダークヒロイン像がまず素晴らしい。リズの造形と戦略はそのまま映画的なサスペンスに繋がっているということで、やや作為的に過ぎるきらいもあるがこれくらいで良いのかもしれないなと感じた。結末としてはファンタジーだから。
日本公開があのラスベガスの事件直後ということでタイムリーとも言えるが実際のところいつ公開してもタイムリーであるだろう。それほどに銃による大きな規模の事件が日常化しているかの国では、乱射事件を受けて銃規制が取り沙汰されると重機販売が増加するという。おそらく今では「バンプストック」の購買数が伸びているのではないか。
今作はキャスティングがまず面白くてサム・ウォーターストンの配役はニヤリとするところではあるし、アリソン・ピルやマイケル・スタールバーグ などドラマのキャリアにおいて相応しい役どころだ。 マーク・ストロングは『ゼロ・ダーク・サーティ』のことがある。
しかし今作ではググ・バサ=ローが特筆される。彼女が演じるエズメがリズを突き放すシーン、これがカタルシスになっていてそれが良い。
そしてラストシーン。リズが施設から出てきた際に彼女の視界には誰かがいたのかどうか。パンフレットでは評論家が「いなかった」と断じているが個人的には「いたんじゃないか」と感じた。彼女は誰かがいることを期待するような人物ではないが、あのように振る舞ったのは意外な人物がいたからだろうと思うのだ。
どんでん返しの切り札、見事!
彼女は、正義のためなら身を張って戦う戦士なのか?
ハイリスクを承知で、世間の悪評なんてなんのそのの博打師か?
その信念を支える背景が有りそうな、ミステリアスなロビイスト、スローン。
結局、「命を犠牲にすることを思えば、キャリアを捨てるくらいなんて屁でもないよ。」という台詞(若干違うが)が、心に残る。
「先を読み、敵が打った手の後に、切り札を出す」まさに、そのラストに息をのむ。見事だ。あのメモに書かれた言葉。それが悪魔のように思えてた彼女の印象を高潔なものに一変させた。
ああ、あそこでしたあの電話はその、、か。あれも、そうか。あれもこの布石か。ニヤリとしながらエンドロールを見送った。
しかし相変わらず、センスのない邦題。勝手なイメージを押し付けないで欲しい。
改革と使命と手段
ジェシカ・チャステインの小粋なパフォーマンス
「ロビイスト」という職業は、映画においてはケヴィン・スペイシー主演の「ロビイストの陰謀」が記憶に新しく、そちらも最終的には投獄される物語となっており、なかなかきな臭い職業のイメージが強い。この「女神の見えざる手」におけるジェシカ・チャステイン演じるミス・スローンも、善人なのか悪人なのか、俄かには判断がつかない多面性を持っている。手段を択ばないだけで正義感の強い人物なのかもしれない。否、私利私欲のために機敏に動く悪人かもしれない。映画を観ている間中、彼女の印象は二転三転し、またストーリー展開としても政治活動のパワーバランスがあちらに傾いたりこちらに傾いたりする様子にもどんどん惑わされてしまう。しかしそれが映画的な楽しさに繋がっていて実に良かった。
何しろテーマが、銃規制を強化すべきか否か、というアメリカという国においては実に真剣な題材であり、どちらの意見が正しいでもなければ間違っているとも言えないだけに、双方がそれぞれに尽力してロビー活動をして己を主義主張を貫かんとする闘いに見応えが出るし、だからこそ絶妙なパワーバランスの振り子運動が物語を揺るがして面白い。そしてその振り子が揺れれば揺れるほど、観客の銃規制に対する考え方にも揺さぶりがかかってくる。題材としては決して爽快なものではないはずだが、映画としてそれを魅せ切ったところは評価に値すると思う。
いろいろ書いたが、結局のところこの映画の一番の見どころはジェシカ・チャステインだ。もはや「チャステイン・ショー」とでも言いたくなるほど彼女の魅力と力量がこの作品の中であふれ出ている。善人でも悪人でもなくただただ有能で冷淡で俊英なロビイストを、チャステインが小股の切れ上がった粋な演技で表現し、長台詞も完全に自分のものにして、自分のセリフ回しでシーンのテンポづくりから構成までできてしまうほどに映画を牛耳っていた。彼女がいかに冷徹なふるまいや言動をしようとも、その存在感はなんだか痛快でしかない。ちょっとアクション要素を加えたらヒーロー映画に出来てしまうんじゃないか?って思ってしまいそうなほど。物語の中で007に言及するシーンがあるが、最後の展開なんて007にも匹敵する快感が走っ(うまく行きすぎ感は否めないものの)。
肩の長さでバッサリと切り揃えられたまっすぐな髪のように潔いヒロイン像を体現したジェシカ・チャステインが、ひたすら格好よく、その粋な演技と丹念に練り上げられた脚本が堪能できるいい映画だった。
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