孤狼の血のレビュー・感想・評価
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ブタ ブタ 子ブタ
よくもわるくも安定の邦画
画面に収まるミニマルなヤクザ映画
原作は「仁義なき戦い」に触発されたとのことだが、内容は深作欣二監督の「県警対組織暴力」のリメイクであり、オマージュ作品である。
往年の東映実録シリーズよろしくオーバーアクションで怒鳴ればヤクザの演技といったステレオタイプから脱け出すことが出来ていないのは返す返すも残念だ。多くの鑑賞者が未だにそんな程度の演技と演出を求めているのかもしれないが…
それでも松坂桃李と滝藤賢一の演技は中々白眉である。
主役の役所広司の演技にはもう一つ何かが足りないもどかしさが残る。
映像も安定して見やすいが、やはり何かが足りていない。
白石和彌という監督は上手いけど、それ以上のものがない印象である。それでも「アウトレイジ」よりは遥かにましな出来映えである。監督のセンスも含めて…
原作実写化としては少し物足りない
原作を何度も読み返すほど好きなので、待ちに待った映画化ですが
原作の実写化としてみたら???が多い印象でした
・日岡“秀一”の大切さ
→映画ではスルーされてますが、とても大事なワードです
・ガミさんという人物
→原作では悪態つきながらも筋がちゃんと通っている昔ながらの
不器用な人なのに、映画ではただ破天荒な人となってしまっている
最後に少しだけその部分に触れていますがそれまでは救いない扱い
・小料理や 志乃と喫茶店コスモス
→え?なんで無かった事になってるの?
・昌子
→映画では里佳子が代役ですが
昌子の優しくも切ないキャラじゃないとダメですよ
・尾谷組との関係
→特に守孝との関係が納得いかない
でも現在の映画では原作のような関係をそのままは難しいのかな
とわかっているけど、やっぱり納得いかない
・上早稲順子
→原作ではダメな兄貴思いの良い妹なのに、ただのケバい人と
なってしまったのは悲しい
等、もう7割ぐらいは原作と違うので、小説を映画化として観るなら
星一つぐらい
でもオリジナルの映画としてみれば、最高に面白い
役者陣の迫力は言わずもがなで、全体的に感じる熱さ、暑さ
最近の映画にはない、攻めて攻めて攻めまくる内容で
非常に楽しめました
ラストはオリジナルなのですが、原作の終わり方が何かが残る
終わり方なので、片つけてくれて良かったです
原作ファンにはオススメしません
原作未読の人は是非見てほしい
そんな作品でした
暴力と矜持と正義をガチンコでぶつけます
東映ヤクザ映画降臨
白石版「県警対組織暴力」
人間はなあ、一回こっきりしか生きられんのよぉ
危なっかしい網の上をひとりで歩き続ける、役所演じる大上。腐れ切ってる、と嫌悪する松坂演じる日岡だった。綱から落ちる片方はヤクザ側で、もう片方はそこだったか。
しかしまあ、ラスト30分くらいの疾走感といったらたまらない。落とされ、ひっくり返され、騙される。ヒリヒリしっぱなしで最後にギュッと抱きしめられた気分だ。これで涙が流れてこないわけがない。
熟成された昭和感もよかった。たばこの自販機とか。大上の家の隣りの福留ハムの看板とか。そうそう、大上の自宅がありきたりの市民の家としか見えないところの芸の細かさ。こんな普通の家に住んでる刑事なんだもの、ね。おそらく大上も14年以上も前は礼儀正しい警官だったのだろうな。なにかが原因で「虎狼」となった。そしてその血はしっかりと受け継がれる。シリーズ化、希望。
老舗の貫禄
凄かったな。
役所さんの安定感
基本的に役所さんの演技が好きなのと、昭和感あるヤクザ映画が好きなので鑑賞。
ストーリーはお馴染みとゆうか、予想通りの流れだったので、残念!ではなく、期待を裏切らずで良かった。
で、松坂に注目。この役は絶対譲られない!みたいな記事をチラ見したので松坂演技が気になった。滅茶苦茶頑張ったんだなってのが伝わって良かった。しかし、まだまだまだもっと汚れて欲しいのは私の好みでの感想。そして今後更に化けるな。とゆう期待が膨らんだ。
正直、キャスティングはあまり好みではない。江口、竹野内は正直「?」だ。
真木さんのかさついてる感じはリアルだった。
ラストシーン、ラブシーンは笑ってしまう。が、ラストの大根ぽい感じが敢えて。ならば好きだ。昭和の後期とゆう時代設定だったが、そこに関しては微妙。現代感の方が強く映って見えた。それは役者の見た目だったり、いかにもな昭和のアイテムの使い方が何か難しい気がした。しかし江口さんが出るとしょぼく見えてしまうのは何故か…GOEMONの影響なのか…。
とにかく、また役所様様であった。松坂には汚れて頂きたい!今後期待大!
星5個つけたのは、愛があった
主役の役所広司さん、人間くさいマル暴に感じた。役所広司さんの人柄から醸し出されて、見え隠れする愛を感じたのは、私だけかな。
まさに、そこに、監督の思い入れがあったのかも知れないと思いました。
役所広司さんの若手俳優へのエールも感じた。松坂桃李さん、頑張ったと思う。アクションは、今後、これから先に出会う作品で自分のキャパを増やしていけばいいと思う。アクション映画が大好きなので、辛口でゴメンね。松坂桃李さんの演技に取り組む本気を感じました。
映像は、グロいととるか、リアリズムととるかは個々の視点かなと思う。
最初のシーンを観ながら、順どりなのかな、と思ったのは、松坂桃李さんの演技の変化、彼の心情の移り変わりがよく表現されてたように思ったから。
映画は作品に参加される全ての役者さんたちの力で成り立っています。役者さんたちのシーンにかける思いを感じる時、映画は素敵な芸術だと思います。
この作品で、真木よう子さんの、感情露わな一面も良かった。淡々と演じてらした役柄の作品を多く観てたせいかな。
もう一度、観てみたいと思います。
ステキな作品をありがとうございました。
ラスト30分の真実。エログロ満載の任侠系映画。
【賛否両論チェック】
賛:ヤクザが跋扈する荒んだ町で、戦い続ける主人公達の孤高な姿が胸に響く。豪華キャストも見どころなほか、ラストで明らかになる真実にも驚かされる。
否:やたらとラブシーンやグロい描写が多く、特にグロテスク系が苦手な人は絶対に観られない。
幅を効かせるヤクザに対し、汚い手段も全く厭わずに対峙していく大上と、そんな彼に不信を抱きつつも、どこか師のような感覚も覚えている日岡。役所広司さんと松坂桃李さんの迫真の演技から、2人の人間性がひしひしと伝わってくるのが印象的です。そしてそんな大上の真の意図が明らかになった時、日岡が取る行動の行方にも、思わず手に汗握ります。
難点としては、とにかくグロシーンが多い点です。拷問や暴力、殺害シーンなんかがこれでもかと続くので、苦手な人はヘドが出るどころか、観るのも不可能かと思われます。
任侠モノが好きな方は、観ておいて損はないかも知れません。
豚のクソ
うーん、ほぼほぼ面白い。
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