キミサラズ

劇場公開日:

解説

千葉県木更津・上総の文化発展のために製作されたご当地作品。木更津が舞台となった歌舞伎の演目「与話情浮名横櫛」と、上総出身の肖像画家・柳敬助の人生をモチーフに、夢を追いかけて上京した男と、故郷に残された女の時空を超えた恋物語を、オール木更津ロケで描いた。1950年代頃の木更津。画家を志す京介は、恋人の海子に「一流の画家になって帰ってくる」と誓って上京。理想と現実の狭間で苦悩しながらも、自らの納得できる絵を模索し続けていた。しかし、20年の月日が流れ、その間に海子は地元の実業家に見受けされ、夢だった芸者への道をあきらめて自堕落な生活を送っていた。そんなある日、京介のもとに、そこにいるはずのない海子が出現し……。2007年のインディーズ映画「カマチョップ」が注目された俳優・脚本家のカマチが、出演、企画、原案、共同脚本、プロデューサーを担当。

2015年製作/84分/日本
配給:プロダクション花城
劇場公開日:2017年5月20日

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映画レビュー

2.5初恋の相手とは結ばれないんだよ

2024年10月10日
PCから投稿

主人公が、少女の頃の初恋の相手を想い続ける。
半端な期間ではなく、半世紀ほど。
こういう作品は、あまり好きになれない。
数十年という期間を描きながら、時の経過をあまり感じられない。

中年になった時に、同窓会で久しぶりで再開した者たちの描写が
まるで、数か月前ぶりに再会したかのように、好きだった人の事で
いがみ合い、殴り合いの喧嘩にまで発展する。
親近感が残っていても、実際に歳を重ねた者なら、幼少の頃には
無かった経験や現在抱えているものが、一人ひとりそれぞれにあり、
お互いに壁も感じるはず。
酒に酔ったぐらいでその壁は無くならなるはずはない。

この作品は、実際には短期間、例えば大学卒業頃のドラマだとして
観賞するとシックリくる。
個人の感想だが、長い年月に置き換えただけの 妄想 に思えてならない。

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