空飛ぶタイヤのレビュー・感想・評価
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安定の池井戸潤作品…だがもう少し駆け引きを
池井戸潤さん小説の初の映画化ということで期待を込めつつ鑑賞。
原作は読んだことないが、ドラマ版は観たことがありストーリーは知っていたが、さすがのビジネスの裏側を突いた展開。大組織に潜む人間の悪と、それに立ち向かう内外部の人々の人生や命の尊さをかけた戦い。
錚々たる役者陣も重なり重厚感ある作品になっていると思うが、もう少し駆け引きのスリル感があっても良かったかなという印象。優等生な映画といった感じか。
そうだねぇ、やっぱり時間が足りないね
他の方も書いておられるけど、
やっぱり時間が足りないね。
これはドラマでじっくり時間を
かけてやって欲しかったな。
一途で正義感のある主人公。
悪役は大企業と銀行。
番頭と主人公の無茶苦茶に
苦言を発する従業員。
職人には絶大な人気の社長。
奥さんはほんのり綺麗で
陰で夫を支えるしっかり者。
苦境が次々と襲うが負けじと
闘う主人公。その裏で社会は
そんなに甘くないと料亭で宴会
する悪役大企業。
企業の中にも疑問を持つ社員が
いて、そんなに力がないはずなのに
その社員がなぜか解決のキーパーソン
になる。
苦境が襲えば襲うほど、最後の
大どんでん返しに皆涙する。
池井戸作品は、設定がいつも同じ
だけど、なぜ、最後に涙するのか。
でも今回は展開が早すぎて描き方
が雑になったので、ああ、陸王でも
そうだったなとわかりや過ぎる構成
で、少々、食傷気味でした。
せっかくの大好きな作品なんで、
丁寧に大事に作品化してください。
スカッとジャパン
巨悪である財閥系大企業、そして、関連メガバンク。
リコール隠しを繰り返す三○?
それに立ち向かう熱血社長率いる中小企業。
巨象に立ち向かうアリのごとく、序盤は粉砕され窮地に追い込まれる。
しかし、徐々に熱意に押されて協力者が現れ、ハッピーエンド。
いつものワンパターンだが、それが観たくて足を運んだのだ。
だが、どうにも安っぽいし、心に響かない。
長瀬もディーンもかっこいい。
しかし、生活感に乏しく、リアリティーに欠ける。
感動が湧いてくるというよりは、押しつけ感がある。
安っぽいテレビのショートコント?を彷彿とさせた。
原作未読だが、こんなものなのだろうか・・・・・。
小説に忠実
面白さは損なわれていないし、ものすごーくhandsome二人が主人公で見ていて不快感はないのだけど、ディーンさんて演技が今一つなのね。残念です。
日本の映画は容姿端麗なひとを主人公にもってくるのだけど、もっと本気で映画作りした方が、長い目で見て集客出来そうなものだけど。
久しぶりに見た邦画だけど、音楽もどうもあってなくて、これも人気者をもってきましたというところなのかしら。なんだか成長していたのは、長瀬君だけだったみたい。脇役はよかった。
タイヤは空を飛んでも低空飛行。
いまが旬の役者さんをいっぱい揃え、お話も上手く2時間でまとめてるのに、なぜか盛り上がりに欠ける展開で、原作の面白さが生かせてないようで残念。映画にするなら、視点を銀行サイドに変えるとか、もっと骨太の社会派ドラマがよかったです。
イケメンをそれなりに巧くまとめたね。
公開から日にちも経ってるし、
沢山の方がレビューを書いているので簡単に〜〜。
池井戸潤原作の企業ドラマというところで
ほぼほぼの大筋は判ってしまう映画だし、
映画らしく画面を華やかにするべく
ジュニタレと今を時めくイケメンを確保できた時点で
興行的にはまあ一安心な作品になってます。
それが悪い訳ではなく、
イケメンはイメケンならではのいいとこ、ちゃんと持っていくし
重要なところで出てくる実力派のバイプレーヤーの方々も
流石にいい仕事されてます。
原作未読ですが一連の池井戸小説の
あの熱血な感じはそこそこ出てます。
で、月に8本ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
原作を読んでないから、比較はできないけど
かなり話をザザっとなぞりました感があるように思います。
ドラマだったらもうちょっと余韻を引っ張れて
「半沢直樹」や「陸王」みたいに
ハラハラしながら観られたんでしょうが
映画の尺では厳しかったんだろうな〜〜。
そこは仕方ないですね〜〜
ラストのあるシーン、
一方は一般人的な雰囲気なのに対して
一方はいかにも高給取りな雰囲気を漂わせてる。
同じ目的のために動いたとは言え、
立場は決して相容れない感じが出ていてよかった。
ああ、一つだけ、日本のドラマや映画界は
岸辺一徳さんに頼りすぎてね〜〜(笑)
@もう一度観るなら?
「地上波に持って来いの作品だわ。」
パワーダウン?
予備知識無く見に行きました。映画自体は良かったのですがWOWOWのドラマが有ると云うことを後から知って見てみると総集編感がかなりありました。二時間ではなくて前編後編と分けても良かったのでは?
WOWOWのドラマが大傑作だっただけに
映画は映画でよく出来てるしリアリティもあるし、(若干ご都合主義的な展開もあったけど)原作やドラマとは作り手も作り方も違うから比較しても仕方がないのだが、ドラマの方も見て欲しいですね。DVDはほぼ絶版になってるのでAmazonのプライムビデオなんかで見るのをオススメします。映像効果を上手く使い、映画版キャストよりキャリアのある実力派役者が揃っていて演出も冴え渡り映画の方より痛快な逆転劇が楽しめます。
少し残念かも。
池井戸潤さん原作の「空飛ぶタイヤ」
トラック販売業者がリコール隠しした事件を
映画化してます。名前は変えてますが。
最後の方で、誰かが警察にあのパソコンを提出
して急展開を迎えたのですが、それまでの
展開がどうしてないのか?っていうのが
疑問でした。意外とあっさり問題の会社に
家宅捜索が入って、エンディングを迎えたので。
この映画に期待はしないで、フラットな状態で
観るのが良いです。私はフラットでした。(笑)
ドキュメンタリーになってしまう、、
内容の分厚い原作を2時間の映画にするとNHK特集になってしまう。
NHK特集自体は完成度の高い番組だからこの作品もその感じでみると結構おもしろいけど。
ラストは興醒め❗
イケメン2人並べるだけでは人はよべないよ。
老獪VS愚直。みんなそれぞれの持ち場でそれぞれのやり方で戦っている。
キャスティングの勝利。
TVドラマと違って、濃い顔の面子の配役が映画を感じさせる。
長瀬智也が、社長業がまだ板に付いていない未熟さの残る二代目社長の役柄にぴったり。ディーンフジオカは一流大学出身のエリートサラリーマンにまたぴったり。
ムロツヨシのようなやついるいる。普段は陽気な彼が、リコール隠しのデータを発見して「マジかよ」と素に戻る瞬間がいい。
今時の新入社員中村蒼。いるよ、こう言う奴。でも彼も実は熱い心を持っていた。
2時間の映画の枠に納めるために、一目見ただけでそのキャラの人生や哲学が判るようなキャスティングが脇役ほど気を配られて配置されている。
だからこそ、わずかな台詞でその人の生き様と背景が浮かび上がる。
「この書類には私の魂がつまっとるのです」
無念さとプライドの詰まったこの佐々木蔵之介の台詞は名台詞。
技術者であれば、この台詞に泣かない人はいないだろう。
神奈川県警寺脇康文「ご迷惑をおかけえしねえようになあ」という二回出てくるこの台詞。一回目は本当に嫌に聞こえるのだが、二回目に聞いたときはこの上も無く頼もしい。
これこそ映画のマジック。
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