空飛ぶタイヤのレビュー・感想・評価
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これぞ、日本映画
もう最っ高です。半沢直樹好きにはたまりません。
池井戸潤原作の映画ということでこれといった前情報もなくNetflixで鑑賞したけど、期待以上の傑作でした!こりゃいいもん見た。もっともっと、こういう日本映画が見たいなぁ...。
役者の使い方がピカイチ。文句なし!
ここまで名優を揃えたならば面白いことは確定しているようなものだけど、どんな役柄だったら演技が光るかというのをよく理解しており、キャラだけでもお腹いっぱいになれる。原作者・池井戸潤の力もあるだろうけど、しっかり良さを見出してくれた本木監督に感服です。
話自体、かなり濃厚で見応えがあり超面白い。
話の構成、脚本、見せ方などなどきちんと練られていて、観客を飽きさせない作りになっていた。ドラマの方が良かった...ともならず、少々粗いところもあるけれど個人的には大満足でした。
こういうのを映画でしたらウケ悪いのかな...。
池井戸潤原作のドラマや映画、大好きだからこれからもこの手の作品、どんどん作って欲しいものです。
忘れてはならないモノづくりの原点
ここまで本格的な社会派作品だとは思っていなかった。池井戸潤原作だったので、派手で熱い展開の作品を予想したが、トラック脱輪死亡事故の真相に迫った見応え十分の硬派作だった。
本作の主人公は、運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)。横浜で彼の会社のホープ社製トラックが脱輪死亡事故を起こす。赤松の会社は、整備不良を疑われて社会的信用を失い、会社経営は窮地に陥る。赤松はホープ社製トラックの脱輪事故が散発していることを突き止め、その構造的欠陥を立証するために独自調査を開始する。そして、会社や家族を守るため、自らの正義を貫くため、ホープ社に立ち向かっていく・・・。
池井戸作品ということであり、結末は予測できる。しかし、実際に起きた事故を題材にしているので、淡々とはしているが、リアル過ぎる展開の連続であり、緊迫感が途切れることが無い。画面から目が離せない。
事故を巡って、主人公側、ホープ社側、の双方の対比が鮮明になっている。ホープ社側は、社会正義を意識しながらも、会社にしがみつかざるを得ない企業人の苦悩と葛藤が、ディーン・フジオカ、ムロツヨシ等の生々しい演技で見事に表現されている。主人公側は、会社経営の危機にありながらも、社会正義を貫こうとする主人公と仲間たちの絆に胸が熱くなる。長瀬智也の自然体ではあるが迫力ある大人の演技が光る。
私は自動車産業に身を置く立場なので、本作はドキュメントを観ている感覚がした。本作を観終わって、主人公の姿勢は、モノづくりの原点であり、どんな事が起きても、真摯であること、逃げないこと、諦めないことだと、改めて痛感した。
本作は、トラック脱輪死亡事故を通して、社会正義をテーマに、多士済々の登場人物が織り成す人間模様を描いた群像劇である。エンタメ作品ではないが、モノづくりの原点とは何かを示唆している良作である。日本の安全神話が崩れ去ってしまった今だからこそ観るべき作品であろう。
自分もそういう人間でありたい。
見応えありました。
ベストセラー作家池井戸潤さんの小説が原作ですか、実際にありそうな話だなと思えます。
正義のために闘える人間、難しいこととは思いますが自分もそうありたいと思いました。
三菱自動車リコール隠し事件
視聴率40%超え半沢直樹の原作者池井戸潤とジャニーズ事務所の長瀬智也主演というだけで既に数字は保証済み(これで木村拓哉ならどうなってたか)。だから出演者はまるで大河ドラマのように豪華。肝心の作品はWOWOW(5時間)よりもいい意味で急ぎ足だから退屈しない(人間ドラマは良くも悪くもカット)。三菱リコール隠し事件という実在する事件を長瀬智也ファンやTOKIOファンが興味を持てば幸い。違和感が拭えない自動車事故が起きる度にリコール隠しを疑うようになった。
「飛ぶぞ!」
池井戸潤作品初の映画化ということでなんとなくは知っていた。
M菱自動車のあの事件のことを題材にされたもの
まだ小さかったが、親に「M菱は乗ったらアカン。タイヤ飛ぶで?」と本当にこの題名の通り散々言われた覚えがあるのでかなり印象に残っていた。
東京ブレンドパーク2でも「Pジェロ、Pジェロ」の掛け声が 「車!、車!」に変わるほどの事件だと思った。
とりあえず結論からいうとやはり池井戸作品は映画は向いていない。短すぎる。
中小企業の運送会社の熱い若社長が
映画に出てくる財閥系巨大企業にはやはり頭の良い悪い大人はまだまだいっぱいいるんだろうなと思う。
良いよね 会社の金で美味しいものをゆっくり
2021年にはみないメンバーがたくさん出てた。
長瀬、木下、上田。
三菱ふそうリコール隠しが元ネタ
映画館では2018年7月1日イオンシネマ石巻で鑑賞
原作未読
池井戸潤の代表作
実際にあった三菱リコール隠しが元ネタ
中小企業赤松運送のトラックのタイヤが走行中に外れ歩道を歩行中の母子に直撃する事故が発生
幼い息子は軽傷だったが母親の柚木妙子(谷村美月)は亡くなることに
赤松運送の整備不良を疑われたが実際はトラックを製造したホープ自動車に構造上の欠陥があった
赤松運送社長は汚名返上を果たすため隠匿する大企業と戦う
強いて苦言を呈するなら赤松運送社長がイケメンすぎる
泥臭い3枚目に演じてほしかった
ディーンフジオカが演じたホープ自動車販売部課長沢田がイケメンなのだから尚更
2度目の鑑賞だが亡くなった妙子の夫・雅史(浅利陽介)が抗議し泣き崩れるシーンに今回ももらい泣きしてしまった
僕は典型的な左翼ではないので大企業に対して恨みつらみを書く気は全くない
この物語の醍醐味は巨大な敵を相手に圧倒的不利な立場の主人公が全て合法的に逆転勝利するストーリーだ
ホープ自動車が家宅捜索されたというテレビニュースを観ているときの佐々木蔵之介の表情が印象的
タイヤが外れる死亡事故も実際にあったこと
戦隊シリーズの『超新星フラッシュマン』にタイタンボーイというトラック型の巨大ロボットが登場した
外したタイヤを転がして敵を倒す攻撃が得意だった
あの時代なら不謹慎で問題になっていたが事故よりだいぶ前の作品で良かった
空飛ぶタイヤ
半沢直樹、ルーズウェルトゲーム、下町ロケット、など池井戸潤の原作の話。
物語は、運送業のトラックが運送中に起こした事故によりある家族の命を奪ってしまう所から始まります。
その事故の原因が運転手による過失かトラックそのものによる不具合かという所からどんどんと話が進んでいきます。
この人の作品は、ぱっと見だと堅苦しいような難しいような印象が与える感じがあったりするけど、物語が進むにつれて惹き込まれる所がすごいなと思いました。
大きな敵に向かうのに自分1人だけではなく、周りを信じる事が出来る勇気がある人にこそ何かを変えれる!とそんなメッセージを感じます。
主人公のトラック運送の社長がお金か真実かという問いかけに人の命は、お金で判断出来るものでは無い。
そのシーンが僕にとって印象的でとても良かったです。
挫けそうになる事もあるけど、誰かの為に真っ直ぐ進む事で何かみえてくるのかもしれないと思いました。
心痛い
心痛い映画だった
実際にあったリコール隠し。大手企業が一番悪いんだけど、結局いろんな人がアホほど苦しんだ。
嘘や騙すことはほんとによくない。サラリーマンは見たほうがいい。モラルとして、隠すことがこんなに先々に問題になったりする。
実際にあった話を映像作品として世の中に残す。映画の本質を感じた作品でした
複雑に絡み合う企業と人間の関係
わかりやすいと言えばわかりやすい構図ではあるが、トラックから脱輪したタイヤが直撃と言う無さそうである話。
なにより今作の良い所はキャストの豪華さが良い。
またそれぞれがしっかりと役をこなし、ゆっくりと物語は進む。
しかも悪役がまた分かりやすく、岸部一徳はなぜあんなに憎たらしいのか?
多分鍋の白菜を口に運ばせたら日本、いや世界一かもしれない(笑)
車に詳しくない人はハブなんて言われてもピンとこないかもしれないが、そんな事は大きな問題でもなく人と人の魂のぶつかり合いを是非見て欲しい。
まあ、よかったよ、
池井戸シリーズ、香川照之は出てなかったけど(笑)、ストーリーもわかりやすくおもしろかった。
やはり大企業の隠蔽とか組織とかがひっくり返る話。
このテの作品、映画は、テーマ、題材が違うと、似たようなものでもまた新鮮に見られるものだな、と。
何故このストーリーで商業映画なのか?
映画を見たあと実際の三菱自動車の事件について調べました。映画そのまま、いや現実はもっと悪かった。
ストーリーは満点。
実話ベース、しかも元大手企業の話なのでかなり攻めてていいなと思った。
ただ、長瀬智也はとても社長に見えないし、ディーンフジオカは品があって役職以上に偉く見えた。高橋一生は何を考えて居るかわからない。
皆さん演技は上手いが、とてもベストな配役には思えない。
元がいいであろうだけに、実に勿体ない映画。
時代は池井戸作品
半沢直樹が大ヒットしてから急激に池井戸潤原作の映像化が増えた。その映画化の1つがこれ。
所々に染み渡る半沢直樹の匂い。
でも、この作品の主人公は大声出さないし、個性強すぎな適役も出ない。
どうやらレビューをみると、ストーリーはさくさくやり過ぎて駆け足気味だと。原作の大事な流れが省かれてしまっているとのこと。
まぁ確かに駆け足かも。
でも、別におれは気にならなかった。
TOKIOの長瀬と、ディーンフジオカがそれぞれの立場で奔走する感じがいいよ。
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