彼女がその名を知らない鳥たちのレビュー・感想・評価
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彼女がその名を知らない鳥たち
原作未読
裏設定などは知らないので、気になるシーンがいくつかあったが、映画を観た後の余韻がたまらなく良かった。映画を観て初めて芽生えた感情。自分には満たされるようで、心地よくて、何度でも観たい。
素晴らしいの一言。
見終わった後も涙が止まりませんでした。
最後に飛び立った3羽の鳥は陣治、黒崎、水島かな?
見上げる十和子の目に写る、それに続く鳥の大群は何を意味するのだろうか。
見終わった後に頭がボーッとするくらい凄かった(笑)
しかし、竹野内豊さん、松坂桃李さんのゲス男っぷりにはドン引きました。
蒼井優さん、阿部サダヲさん、この映画に出てる全ての役者さんが凄かった!
中途半端なアイドルや歌手、芸人を使わない作品は凄みが違います。
オススメです。
好きです、こういう病んでる映画
でもただ病んでればいいわけじゃないんです。病んでいる人間が美しく描かれていれば好きなわけじゃないんです。
導入にある主人公のささくれ立った心の描写が、丁度良い按配で、後の性愛への執着を話のメイン導線から外していくように
チープなメンヘラ女の話ではないことを薄く気づかせてくれます。
この映画では食事のシーンが何度かありますが、中でも豚足を食べるシーンは異様な不気味さがあり、陣治を野蛮なキャラクターに仕立てようとする雰囲気作りがされていて、とても好きです。
真理や本質を問うような物語ではなく、歪んだ愛・性愛が紡いでいく非常に滑稽で野蛮で惨めで美しい脚本でした。
ラストの回想シーンは少しドラマチックすぎて、好みではありませんでしたが
全体を通して非常に面白かったです。
松坂桃李くんのエロさって、どうしてあんなに普遍的な、しかもネチっこくて気持ち悪いんでしょうか、イケメンなのに。笑
娼年の演技を見たからフィルターがかかっているんでしょうか。褒め言葉です。松坂桃李くん大好きです。
頑張って最後まで観て
車の停めれるシネコンばかり行くので、ついついお金のかかったハリウッド大作ばかり観てしまいます
単館系や日本映画は見そびれる事が多いのですが、今作も映画館で見とけば良かったと思う名作でした
WOWOWで見ていたので蒼井優の性格の悪さと阿部サダヲの気持ち悪さにストーカー物と想い込み、途中で脱落しそうでした
が、しか〜し!
この映画は我慢して、脱落せずに最後までみなくてはいけません!
大!ドンデン返しーー!
が待ってます
頭がいたくなるほど泣かされました
阿部サダヲの映画は苦手だったんですけど、この映画は良い!
結末を知ってから、もう一度観るのも楽しいです
久しぶりの何度も観ちゃう映画でした
関係ない話ですが、阿部サダヲの美しいラストシーンを観て思い出したドラマ作品があります
主人公はなべおさみ
もてない主人公が見合い結婚した相手が密かになべおさみに水銀を吸わせ保険金殺人を目論見、最終的になべおさみはそれを知りつつ、今作の阿部サダヲと同じ形でラストシーンに鳥になるのです
懐かしいな
蒼井優の演技に迫力が
ヒイキだからかもしれませんが、蒼井優の演技が怖いほどでした。
阿部サダヲのけなげな歪んだ愛情も、共感はできないんだけど、最後までドキドキするストーリーで、観た後にすごい脱力感がありました。それくらいに私は引き込まれました。
これは、愛と呼べる
もっと最低最悪なゲス野郎達の話だと思ってた。女を弄ぶ男と、男に寄生してダメ男に尽くす女と、報われもしないのにしょうもない女に全てを捧げる男。
かと思いきや、最後のひねりで印象が一気に変わる。一種の純愛なんじゃなかろうか。
ただ、映画としては最後の一連の回想は余計だった気がする。もう全貌がわかった時点でそこは必要ないかなと思った。
主演の2人が凄い
強烈ーー
タイトルと写真でもっと男女のめんどくさいラブストーリーかと勘違いしてみたらこんな内容だったなんて…。
共感度ゼロの最低な男と女達という売り文句の通り全員クズ。なのに肩入れしそうになる。蒼井優の十和子はイケメンのクズ男に弱い典型的なダメ女のパターン。女は男によって顔を使いわけるっていうけどほんとにその通りに色んな顔を演じ分けてた。安倍サダヲもすげー。
そして最後15分の回収がすごいよ。鳥肌。
究極の愛ってなんだろ。
蒼井優の魅力って言葉にできないものなのかな。
心がぞわぞわする。
映画を観てこんなに泣いたのは初めてです
他のレビューを見てみると、星が1つの人とか酷評されている人がいるので驚いてしまいました。自分がどんなにいい映画だと思っても、やはり好みというものがありますね。しかし、この映画は今まで観てきた映画の中で1番か2番目に私は好きです。幼い頃親の愛情をあまり受けずに育った人や愛について人一倍考えて苦労してきた人ほど泣いてしまいそう。
タイトルが意味深
最後の最後にこの映画のタイトルの意味がわかった。
陣治以外はその名を知らない鳥たちなんだと、、、
蒼井優と阿部サダヲの演技も素晴らしかったが、ストーリーも後半にかけてどんどんのめり込める展開で終わりが読めないため常に考えさせられて面白かった。
じわじわとくる底知れぬ愛情に驚く
見終わってすぐゴダールの『気狂いピエロ』とジャン・ジャックの『ベティーブルー』を思い出した!
自分の事などどうでも良い全ては愛する人への底無しの執着いや愛情。これは狂気的。
人はこんなに想うことが出来るのか…
この映画の凄さは自分が死んだ後でも愛する人が幸せを捕まえる事ができるように子供を作って欲しいと言う提案。まさしく命をかけた遺言。
こんなにも想われたら自分ならどうしようか?と
少し怖くなった。
日本映画も悪く無いなぁ。
思ったのと違った
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「孤狼の血」の監督だから見たけどちょっと期待したのと違った。
ミステリーというより、ある種の純愛ものというか。
いい年したおっさんだけど登場人物の誰にも共感できなくて、別な世界のお話を見せられている気分だった。
こんな「尽くす」人がいるなら会ってみたい 笑
最後の陣治の行動、どうしても不可解なんだよなあ。
全く共感できないクズ達が織りなす最高傑作
白石和彌監督のキャスティングから演出は文句つけようがない。共感度0、不快度100%、ポスターでもここまで煽っていいのか?その通りでした。蒼井優はメンヘラをさせたら日本一でしょう。彼女やばいくらい上手い。阿部サダヲも素晴らしかった。この作品のジンジ役は彼以外は考えられないくらいはまり役。彼じゃなければクライマックスのあの感動にもっていけない。もう一人松坂桃李は凄い役者になりました。この薄っぺらいクズを完璧に演じてます。竹野内豊も軽いクズですね。当然共感できません。この4人のキャスティングだけでも完璧でした。
ここまで不快なクズたちの物語で最後心をえぐられました。「この愛はあなたの恋愛感を変えます。」久々にキャッチコピーどおりの感情に浸れました。
まとわりつく嫌悪感が最後に昇華する感じ
頭ガーンとやられた。
展開自体はそこまで大どんでん返しというわけではないが、
ラストで感情が一気に爆発する感じだ。
全てを十和子に捧げ、幸せを願い、決して彼女に忘れられない道を選んだ陣治。
阿部サダヲと蒼井優のキャスティングよし。
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