オリエント急行殺人事件のレビュー・感想・評価
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名作と呼ばれる理由に納得
全く予備知識が無い状態で「世界的名作推理小説」がどんなものか興味があって観てきましたが、まあ映像は綺麗だわ、俳優の演技は素晴らしいわ、ストーリーは素晴らしいわで感動して帰ってきました。
なんか色々怪しいことばかりで、ポアロも繋がらない…みたいになってましたが、謎解きタイムあたりまで彼と同じ気分をずっと味わっていたように思います。
推理の展開がかなり早かったですが、そこに時間をかけたら絶対退屈に感じただろうし、そもそもあのテンポは観客目線ではなくポアロ目線での時間経過だったように思うので個人的には非常に良かったと思いました。
ポアロが正義を軸に探偵をやっているというのも分かったし、もし次回作があるならまた初日に観に行きたいと思います!
綺麗に終わった
リメイク版は豪華キャストで始まりました‼
ミシェルファイファ久々に観たけど相変わらず綺麗~
殺人事件にもかかわらず終わり方が綺麗過ぎる(^^)
やっぱりアガサの作品が愛される理由が分かる作品のひとつ。
【そして誰もいなくなった】リメイクやらないかな~
3時間くらいあっても観られる(笑)
デヴィッド・スーシェでは無いポアロ
NHKで昔やっていた、スーシェのポアロを見て育ったので、ポスターのポアロを見て、まるで軍人のように見える、堅物そうなポアロに驚きました。このポアロに、あの融通を利かせた推理と結末が導けるとは思えなかったからです。でも見たら予想を裏切られました。すごく面白かった。本当に面白かったのです。ポアロは見た目通り堅物、几帳面、そして高慢なのですが、だからこそ、あの結末を選ぶ苦悩が見え、ポアロの内面がフォーカスされていて、今までに無いポアロ映画になっていました。この世を善と悪に切り分けてきたポアロが、主義を曲げる。素晴らしいドラマが生まれる所を見ました。また、ポアロが推理を披露するシーンの容疑者達の演技が素晴らしくて!CMで、この映画には名優達が必要だったとありましたが、正に名優の名演技でもう、何も言うことはありません。惜しむらくは、原作を読んでいるので結末を知っていた事です。記憶を消してまた見に行きたい。
満足。
ポワロにマープル、クリスティの傑作はいっぱいあり全ては原作あっての映画化。ましてやミステリーだから結末の描き方で大惨事になることもあるけどこちらは大満足。
ポワロってこんな軽かったっけ?って思うコナン並みなオープニングの推理戦やエンドロールの持ってき方はマーベルかよ、っと。
しかし、雪崩と列車が映像に凄まじくマッチしてよい。豪華な俳優たちの優しい表情にも感動。ナイル殺人事件が早く見たい。
ミシェル・ファイファーへの愛を感じる作品
かの有名な「オリエント急行殺人事件」のリメイク・・・というよりも、見終わってまず思ったのは、兎にも角にもミシェル・ファイファーへの愛を感じる映画だったな、ということ。
ケネス・ブラナーとファイファーとの交友についてはよく詳しくないが(接点があるともないとも聞いたことがない)、ブラナーがファイファーにオスカーを受賞させるために一肌脱いだ、と思われても仕方ないくらいミシェル・ファイファーを強くフィーチャーした作品になっている。個人的にミシェル・ファイファーが大好きで、かつて「恋のゆくえ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ~」でオスカーを逃して以降、現在まで結局無冠のままで来ている名女優にオスカー像が渡る日が来ないか・・・と願っている私なので、この作品は俗にいう「俺得」というやつ。エンディング・ロールではミシェル・ファイファーが久しぶりにその「恋のゆくえ」でも披露していた歌声を聞かせていて、主題歌が流れ出した瞬間に「あっ!この声はミシェルだ!」と思い体が固まってしまったくらいだった。未だに「恋のゆくえ」のサントラを聴き続けている私にとって、ミシェルの声を聴き分けるくらい容易いこと。28年経過して、多少声が変わっても、語尾の発音の仕方ですぐにミシェルの歌声だと分かりました。寧ろ、かつての低音を活かしたアルトボイスからファルセットを活かした歌唱に変わっていて、これもまた素敵。なおかつ、(「ヘアスプレー」でもミュージカルで歌声を披露していたが)やっぱり彼女の声はピアノとの相性がとてもいいのだということを再確認する一曲でもあったので、ぜひともエンドロールの主題歌まで聴いてもらいたい。しかも作詞はブラナーが手がけているというあたり、やっぱりブラナーはミシェルにオスカーを獲らせたかったんじゃないかな・・・?と結構マジメに思ってしまいたくなる。しかし、イマイチこの作品でのミシェル・ファイファーのオスカーBUZZが高まっていないのが残念。文句なしにこの映画のファイファーは素晴らしかったし一際輝いていたと思うのだけれど、やっぱりこのままオスカーは名誉賞送りなのでしょうか・・・?ファンとしてはちょっぴり残念な気持ち。でもまだ可能性は捨ててません。
内容としては、そもそもこの作品はアガサ・クリスティーの原作が素晴らしく、オリジナル映画にしても元々の基盤がしっかりしているので、よほどのことでもない限りはうまくできそうなもの。ましてや近年「シンデレラ」の現代版映画化を成功させたブラナーの監督作だけに不安材料などはなかったし、作品を観てもやっぱり安定して面白い作品だったので安心して楽しめた。アガサ・クリスティーの原作を冒すことなく、同時に1974年の映画版との差別化をしっかり測り、2017年版としてのオリジナリティーをきっちり打ち出しているところもとても良かったと思った。
ケネス・ブラナーはここにきて(内面的に)随分丸くなったという印象を受ける。かつてはシェークスピア専門俳優みたいな感じで、自身の監督作もシェークスピア作品ばかりという、なんだかお堅いというか気難しい印象が強かったけれど、ここ最近に来て彼の監督作品を観ると、「探偵スルース」「シンデレラ」「オリエント急行殺人事件」と過去の名作映画へのリスペクトをしつつもそれらを現代的に換骨奪胎して行く手腕や、「マイティ・ソー」「エージェント:ライアン」といった娯楽大作も手掛けたりする幅広さを見ると、シェークスピアに固執していた頃のお堅さは見当たらず、寧ろとても柔軟で応変な印象を受けるし、そこにとても好感を抱く。この映画も自身の監督作品で自身が主演をしながらも、自己主張の強い暑苦しさは全く感じず(それよりミシェル・ファイファーへの愛を感じたくらいだったのだから)、とても柔軟に作品を指揮している印象を受けた。「シンデレラ」も「オリエント急行殺人事件」も、個人的にとてもフィットする作品だったので、今後ブラナーの監督作品はご贔屓にしたい気持ちにさえなったほどだったけれど、そろそろ原作のないオリジナル作品を手がけてもいいんじゃないの?という気もしないではないか。
プラマイゼロ
まさか乗客全員が復讐殺害に関わっていたとは!
そして主役級のJ・デップが開始間もなく殺されたこともビックリ!(笑)
これもポアロ名探偵の言葉を借りれば、(出演者の)露出のバランスを取ったのだろう。
小説やあらすじを見ていないので、自分も犯人が誰だか探偵の目で観てたけど、やっぱり無理でした(笑)
乗客全員の心の平穏を取るためにポアロが温情措置を取ったのはあり得ない。
【ツッコミ集】
・ポアロのヒゲはお手入れが大変だね
・WWEのトリプルHに激似
・終盤のトンネル内シーンは最後の晩餐
・大きな雪崩の割には被害最小
・警察より名探偵ポアロの立場が上
驀進
遥か昔に原作既読&1974年版鑑賞済で大筋と結末は記憶にある状態で観賞。
私立探偵がイスタンブールからロンドンへ向かう為に乗車したオリエント急行の車内で殺人事件に遭遇し犯人探しをする話。
序盤から乗車前の描写はコミカルでポアロの神経質なのに軽い感じが面白い。
オリエント急行乗車後、事件が起こるまでは駆け足ながらまあ良かったけれど、事件後は聞き込みと推理があまりに駆け足で、テンポが良いと言うよりも結論ありきで突き進む為、深みも面白味もない。
知っているからそう感じるのかもしれないけれど、予備知識なしで観賞したら考える暇もなく答え合わせだけされて解説無しみたいに感じそう。
超有名な作品だし、原作も1974年版もみたことがなければみておいても良いんじゃないかなというところ。
真冬のオリエント急行が満員御礼の理由とは?「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」の主役のあの人も出演!エルキュール・ポアロの大岡裁き!次の作品は「ナイルに死す」!
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TOHOシネマズ西宮OSで映画「オリエント急行殺人事件」
(Murder on the Orient Express)を見た。
子供らがアニメ映画「刀剣乱舞花丸幕間回想録」を見ている間に、
我々夫婦は何を見ようかなと思っていた。
あまり期待していなかったが「オリエント急行殺人事件」を見ることにした。
物語はイスラエルのエルサレムにある「嘆きの壁」からはじまる。
なんとタイムリーなことに、
ちょうど昨日くらいからイスラエルが首都をエルサレムに定め、
米国大統領トランプさんが大使館をエルサレムに移すと宣言し、
世界各地で大騒ぎになっているあの場所である。
主人公・エルキュール・ポアロはまずはこの地で、無くなった宝物を盗んだ犯人を推理でピタリとあてる。これでつかみはOK。
その後、トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で殺人事件が起こる。
閑散期のはずの真冬のオリエント急行がなぜか満席になっている。
その理由とは?
ジョニー・デップの抑えた演技がなかなかいい。
どこかで見た顔だなと思った家庭教師のおねえちゃんはなんと、
「スター・ウォーズ最後のジェダイ」の主役のあのデイジー・リドリーだった。
自宅に帰ってきてから判った。
ペネロペ・クルス、ケネス・ブラナー、ウィレム・デフォー、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、おなじみの役者たちの上手さがそれぞれとてもいい。
アガサ・クリスティの原作がいいのか、脚本のマイケル・グリーンが上手いのか、監督・主演のケネス・ブラナーがすばらしいのか、製作にリドリー・スコットがいるからなのか、理由はいろいろあるのだろうが、この映画は最初からラストまでとても楽しめた。
ラストシーンではこの作品が同じアガサ・クリスティ原作の「ナイルに死す」!に続くことが判る。
上映時間は114分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
これがアガサ・クリスティ!
小説はよく読むがアガサ・クリスティ著作は今まで読んだことがなかった。
そのアガサ・クリスティ代表作『オリエント急行殺人事件』が現代に甦った。
前々から期待しており公開日当日に鑑賞。
第一印象からすると
キャストがとにかく豪華。
主人公のエルキュール・ポワロをケネス・ブラナーが
エドワード・ラチェットをジョニー・デップが演じている。
推理ものというと単調なシーンが多くなるイメージだがこの作品はテンポが非常に良く、中ダレすることなく最後まで集中して見ることができた。
さすがに豪華なキャストなだけはあり、演技がすこぶる良く、どのキャラクターも犯人そうな気もするし犯人でなさそうな気もする絶妙なラインを行ったり来たりする。
原作を読んでいないため自分も一緒になって推理する楽しさもあった。
エンターテイメント重視
元ネタは当然ながら推理小説です。もしあなたが、読書中に本を置いて犯人を推理するのが好きなタイプなら、本作は合わないかもしれません。
ストーリーはテンポ重視で進んでいき、とにかく情報量が多い。退屈はしませんが、犯人をじっくり推理する余裕はとてもではないがありません。また、古典的なトリックなため、犯人の推理は大体できますが、細かい詰めをやる前に話が進むので、爽快感よりも、やや唐突な感じがします。
原作を知っていて、先の展開が分かる状態で見るならいいかもしれませんが、全く知らないで見ると、展開についていくだけで精一杯かもしれません。
推理小説名作の映画化・・
ストーリーにはあまり関係ないが、最近話題になっているエルサレムの地が最初に出てきた。中東和平を揺るがすトランプ大統領のエルサレム首都宣言。映画の舞台は戦前なので、当然イスラエルは建国されておらず、オスマントルコの領土なのだが、ユダヤ教徒の民衆が多数出てきた。中東は我々極東アジアに住む人間にとっては不思議な雰囲気だ。ここからアガサ・クリスティの有名なストーリーは始まる。ネタバレになるのであえて内容は言わないが、デップが早めに死んだのは残念。人は皆、小さな嘘を抱えて生きていると思う。
映画向きじゃないかも
原作も読んでないが、映画向きじゃないと思った。
次から次へと出てくる新事実が前フリなしでセリフで語られるのみで中盤がおそろしく退屈だ。ポアロがそれぞれの人物の背景を知ったのはいつなんだ?前提条件の昔の事件を知ってる時点で出来過ぎ。最後のオチも途中で予想されてたから驚きもなかった。
小説だからこそ入れる世界かもしれない。2時間という映画の世界ではひたすら前後関係を語るのみで、ドラマが薄い。加えて古典的名作は今読み返すと新鮮ではないという悪い例だ。
早速オリエント
ずっと何ヵ月も前から楽しみにしていた。
まずケニスブラナーはこの配役にあっているのでスムーズに見いることができた。
映像作品として美しい。
絵の撮り方はあらゆる角度から列車を写し、車内の映像も真上の角度から撮ったりと凝っている。
配役は素晴らしく演技派ばかりで違和感はない。
大事な脚本に関してはミステリーとしてはスムーズ、トントン拍子過ぎて物足りなくも感じるが、キャストがとにかく演技がうまいので見いってしまう。
終盤からラストにかけてはもっと膨らませてほしかったが、物語の結末がこうなので仕方がない終わったときは何とも言えない、気持ちになった。
ただ、ジョニデもはまり役だしポアロの髭も違和感なく見れたし、総評としては高い。
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