オリエント急行殺人事件のレビュー・感想・評価
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ケネスブラナーのポアロ
ジョニー・デップ、ウィレム・デフォー、ケネス・ブラナー、デイジー・リドリー、ジュディ・リンチ、ペネロペ・クルス。豪華すぎる配役だが、物語が進むにつれ、配役自体は気にならなくなってくる。ヨーロッパではこういう乗り合わせもあるのかもしれないと。
これは、ぜひ二度は観たい作品である。ケネス・ブラナーの名探偵ポアロはハマり役だ。劇場で見るべきかどうか迷ったが、観てよかった。
言い方悪いが,意外にオモロい❔❕
お正月映画として最高!
年末は行くタイミングが無く、新年明けてから観に行きましたが、それが功を奏しました。お正月にピッタリ☆の豪華絢爛な映画でした。名だたる俳優陣は勿論のこと、美術と視覚効果が凄くて。オリエント急行乗ってみた〜い!(死にたくないけど!)と思っちゃうくらい豪華車内の装飾と、走行するヨーロッパの景色は、美しかったーーー。それだけで満足!って感じなのですが、私は本当にラッキーで、原作読んだこともなければ1974年版も観たことがないので、全くこの話を知らずに観る事が出来たのです。お陰様で…最初から最後まで謎解きを飽きずに追い、最後のオチでは、声が漏れるくらいビックリ!!!!!しましたーーーーー。いやぁ〜、まさか、そうですかぁ〜。キャラクター造形も元を知らないから、どの登場人物もすんなり受け入れられたし、流石の俳優陣の演技は素晴らしかったです。ポアロかっこよかった!ジョニー・デップのブラック・スキャンダルに続く悪役も良かった。
2018年の、1本目の鑑賞として、よい走り出しになったと思います。
なかなか役者が揃っている!
原作を読まずに見たので、結末は新鮮でした。
ジョニー・ディップの悪党振りは見事でしたし、
主人公の訛りのある話し方やそれぞれのベテラン俳優陣の素晴らしい演技力が素晴らしかった。
緊張感のあるカメラワークもよかった。
正義とは?善と悪とは?
確かに難しい問題だ。気持ちはわかるが。。
個人的には、
いくら悪党でもみんなで殺す!というのは、
正解ではないでしょう!
裁判にかけて、陪審員と裁判官の評決を
受ける!というので、いいのでは。。それで、無実になるのは、あり!でしょう!
ストーリーそのまんま、それ以上ない
上手くまとまったエンタテインメント
原作全く未読です。
決めドコロの絵画のような映像美で、古典文学の映像化を存分に楽しめました。
お話は大体、、読めたかな。あまり驚きはなく、電車が満員なところから怪しかった。
お母さんの最後の演技は良かったですね〜特段特徴的なセリフがあるわけでもなく、謎解き後のありがちな場面だけど心に残りました。
全体的にキレイにまとまった、誰にでも楽しめるエンタテインメントだと思います!
Godivaをリスペクト
劇中の食堂車シーンでGodivaが登場します。ポワロはベルギー人です。やっぱりベルギーのチョコレートはGodivaですよね。
そういった意味でも、楽しめると思います。
灰色の脳も甘いチョコレートが必要!!
ヘラクレス・ポアロとかカッコいい。
私にとってのアガサクリスティは、ミステリーばっかり書いているおばさん、程度の認識でした。彼女の作品も、昔『そして誰もいなくなった』を読んだ程度なので、もちろん本作「オリエント急行殺人事件」の原作も未読のまま鑑賞しました。
壮大な背景CGや豪華な列車セット、そして贅沢な俳優陣。これらだけでも観る価値はあるのではないでしょうか。
個人的には、列車の発車に合わせてイスタンブール?の街並みを見せきったCGがとても気持ちよかったです。
また、オープニングでのちにオリエント急行で共になるであろう乗客の紹介シークエンスも、流れるようでいて、それぞれに個性を感じさせる、きっちりした表現だと感じます。
原作未読での鑑賞だったため、とにかくストーリー自体も誰が犯人なのか分からず、楽しめました。これだけセットが豪華だと自分自身も、乗客の一人になったように感じられ、最後のオチに至るまで楽しめました。
事件発覚パートから、一人一人の証言パート、そして解決と流れはミステリーにおいて普通のように思いますが、映画的表現も多数あり、人物の顔がアップで写ることが多々あり、その表情の変化一つ一つを見ても「あっ、今動揺した」と読み取れるのも楽しいです。それを可能にしている役者陣はすごい!
そして、内装の細かい部分を見ているだけで飽きません。そもそも、物語はともかく、「寝台列車に乗って国境を渡り遠くまで冒険に行く」という非日常な設定だけで、ワクワクしてしまいます。
ただし、個人的にはポアロの決めた犯人を見逃すか見逃さないかの決断には納得がいきませんでした。確かに冒頭からバランスだの、善と悪だのと言ってはいましたが、そこでその決断は違う気がしてしまいました。
映画鑑賞後、ハヤカワからでている、『オリエント急行の殺人』も気になり、読みましたが、原作でもそう言った決断なのね、とポアロ自体のキャラクターに少しガッカリしました。
原作と比較して観ると、細かい点で変更があります。
本作の12人を「最後の晩餐」のシーンのように撮影するのは映画的に綺麗でしたが、原作の陪審員の数と合わせるための必要性にも納得しました。
また、ポアロというキャラクター像が原作よりもさらに強く浮き出ているように感じました。ヘラクレス・ポアロとあだ名がつくぐらいの髭といい…。
それらを踏まえても、やはりケネスブラナーのポアロというキャラクター、そしてあの時代の豪華な寝台列車にウットリする作品だったと思います。
新年一発目から幸先の良い作品を鑑賞することができました。
良くも悪くもケネス・ブラナー
新たな解釈や切り口、迫力あるCGや派手なアクションなど、意欲作であることは間違いない。しかし、ケネス・ブラナーその人自身がシェイクスピア作品をライフワークにしてきたため、セリフがとにかく長く、非常に理屈っぽい。良くも悪くもケネス・ブラナーであり、良くも悪くもシェイクスピアである点が、この作品の評価が分かれる点ではないだろうか。
ジュディ・デンチやデレク・ジャコビなど名優が脇を固め、作品としての重厚感はある。新たなアプローチを取り入れ、手に汗握る見どころを随所に盛り込むあたりは、ケネス・ブラナーの力量によるものだと思う。ただ、デビッド・スーシェにより確立された、完成されたポワロ像に馴染んだ観客が、イケメンで派手な格闘もこなす「Hero風ポワロ像」を果たして違和感なく受け入れられるかどうか。高身長・スタイリッシュであまりにかっこ良すぎるあまり、ちょっと白けてしまった。次回作の存在も仄めかされているが、新たなポワロ像の進化に期待したい。
アガサ・クリスティはあまり気に入らなかったらしいが、コミカルなアルバート・フィニー版もなかなかに上質なミステリーに仕上がっており、面白い。イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、ジョン・ギールグッドなどの名優の演技が見どころ。ケネス・ブラナー版に満足できなかった諸氏はこちらも是非ご覧頂きたい。
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