キングスマン ゴールデン・サークルのレビュー・感想・評価
全602件中、421~440件目を表示
案外深い?アクション・コメディ
今回はすっかりアメリカン。
英国スノッブな前回がツボにハマったので少し残念ですが、巨大なドーナツ落ちてきたり、ポピーのアジトの50s感といい、ウイスキーの見事なロデオぶりといい、徹底してアメリカだったのでこれはこれで良しです。
さすがコリン・ファース、チョウチョ学者→キングスマンへ戻る際の変貌ぶりたら!なかなか昔のように動けない彼を見るのはもどかしかったが、新・ガラハッドとマリーンの手腕光りました。
マリーンはウッカリすぎましたが、勇敢な最期を遂げグッとこさせてくれました。RIP。
ジュリアン・ムーアのぽわ~んとした狂人ぶりは怖かったけどもちょっとインパクトに欠けた感じ。周りを固めるデジタル狂犬も良かったけど、インパクトとしてはエルトン・ジョンには足元にも及ばず。
チョイ役だと聞いてたけど印象としては全くチョイではなく、観終わってまず言及したのは彼への賞賛…。一番楽しんでるように見えました。
毎回毎回、悪役の言うことに一理あるなと思ってしまう。
人間が多すぎるだとか、麻薬を自由化するとか、もちろん極端すぎて現実的ではないけれども。
カリスマ性とカネのある人間がこういうこと企めば、案外世界をころりと動かせちゃうのかもしれないという恐ろしさを感じます。
実世界にはキングスマンなんていないのだから、余計に怖い!
コミカルな話の中に、そんな警鐘も見て取れる、案外深い作品だなと感じます。
さて、テキーラがこの後どうなるか…。
『キングスマン』は娯楽映画のマナーを忘れず
おはよう、エグジーくん。今回の任務を伝える。
“キングスマン”が麻薬組織“ゴールデン・サークル”の襲撃を受けた。アメリカの“ステイツマン”と合流し、“ゴールデン・サークル”の壊滅に当たってくれたまえ。
任務の成功を祈る。
尚、このメッセージは自動的に…(プシュ~)
…と言う事で、昔ながらのスパイ映画を現代的センスで色付けした快作スパイ・アクション、第2弾!
開始1分でノリノリの音楽に乗せて、迫力の車内&カー・アクション!
ユニークなスパイ・グッズの数々、
過激なバイオレンス、
ドラッグ問題、傲慢な米大統領、○○○を吸う王女様などなど、タイムリーな題材やシニカルなユーモアも。
今回もサービス精神たっぷりに、マシュー・ヴォーンは娯楽作のマナーを忘れず。
続編のマナーは、スケール&パワーアップ。
アメリカは勿論アルプスの雪山など世界を股に掛けた活躍は元より、人気俳優や3名のオスカー俳優新参戦のキャスティング!
今回の敵、“ゴールデン・サークル”。
カンボジアの山奥に拠点があり、それが何故かダイナーなどノスタルジックな70年代のアメリカ風。
ボスのポピーは一見エレガントだが、相当イカれた女。
彼女の目の前でとある肉を用いた特製手作りバーガーを食べるシーンは、ある意味拷問…!((( ;゚Д゚)))
ジュリアン・ムーアが余裕の女帝っぷり。
にしても、前作のサミュエルもそうだが、英国紳士スパイの敵が如何にもな“THEアメリカン”なのが面白い。
某大統領曰くアメリカは正義だから、敵ばかりやってられない。
表向きは酒造業、しかしその実は、カウボーイ・スタイルの私設スパイ組織、“ステイツマン”!
ジェフ・ブリッジスやチャニング・テイタムは思ってたほどの活躍は無かったけど、ハル・ベリーがナイスサポート!
サプライズゲストも何人か。
ポピーに誘拐され、超大物歌手が本人役で出演。それなりに見せ場も設け、彼は“お友達”。
米大統領はいつものアノ人。この人、すっかり大統領役の常連になったね。
タロン・エガートも立派な英国紳士スパイに。
登場シーンは恩師のハリーを彷彿させた。
プライベートは不良少年に戻って、友人たちとワイワイガヤガヤ。
って言うか、ちゃんとあの王女様と交際してるし(笑)
前作でナイスサポートだったマーク・ストロングは今回も。と言うより、“カントリー・ロード”に…(T_T)
そして、今回の最大の話題は、まさかのアノ人の復活!
本来ならネタバレNG級だが、予告編やポスターにも堂々と出てるし、大っぴらに言えるのが有難い。
ハリー!
前作で死んだ筈の人物が実は生きていた!…と言うのは禁じ手級の展開だし、生きてたのはいいものの記憶喪失に…と言うのもお決まりだが、やっぱり彼ナシで『キングスマン』は始まらない。『MIB』のトミー・リーみたいな存在。
エグジーが序盤でハリーを思い出しうっすら涙を浮かべ、ハリーが記憶を取り戻し二人が抱擁するシーンなど、師弟を超えた二人の絆もそれとなく。
素行悪い連中にマナーを説くお馴染みのシーンにニヤニヤ…あ、あれ!?
まだ身体が完全じゃないハリー。頭の中を蝶々が(笑)
今回、ちょっとお茶目なコリン・ファース。でも勿論、紳士的にキメてくれる。
140分の長さを感じさせない娯楽に徹した作りは飽きさせ無かったが、色々面白味をたっぷり詰め込み過ぎたせいか、多少飽和状態は否めず。
“ステイツマン”には裏切り者が…など話の展開も予想出来、前作のソフィア・ブテラのような特異なキャラ不在が惜しい。
また、アメリカンなノリに染まり、不良少年が英国紳士に成長するようなドラマ的要素や上品さが損なわれたのもちと残念。
なので、採点は前作よりちょっと控え目だが、それでも上々の面白さ、新年最初の劇場鑑賞にいい景気付けの娯楽作!
次があるとすれば、“プリンスマン”かな…?(笑)
キック・アスは1も2も良かったのに...
出演陣の豪華さやハリーが生きていた!って事で盛り上がっていたら小学生のウチの息子も観たいと...。まあ、自分もロジャームーア007を親父に連れってもらいお色気シーンにドキドキした記憶を思い出し、まあいいかと吹き替え版を一緒に観に行きました。一応、際どいシーン、グロシーンには目隠ししつつ。
映画自体は...、とても楽しいアクション映画...。うーん...。なんかちょっと残念。
子供は凄く喜んでました。キングスマン1を観て、「このお姫様と結婚するね!」と、予言していた息子が「キングスマン3ではマーリンが生き返るね!」と、予言しています。
ドタバタ劇場
前作が面白かったので観に行きました。
お馴染みの登場人物が同じキャストで出てくるので懐かしさも感じました。
おまけに今回は脇役が、ベリー、ムーア、テイタム、ブリッジスに加えエルトン・ジョンと超豪華。
でも今回はハチャメチャなアクションが展開され前作の様なスマートでスリムな紳士的なアクションが全くなかったです。
ただのドタバタ劇場でストーリーもイマイチでおまけに犬みたいなロボットも出てきて前作の爽快感も全くない。
残念な続編でした。
物足りなくも見応えはある
コリン・ファース演じるハリーの復活は、無理くりな感があるものの、そこはそれ、やはり彼がいなくては、キングスマンという映画ははじまらないのではないでしょうか。個人的に、キングスマンは、彼あっての作品だと思っているので、今回も予告で登場した際には、これはもう見るしかないと思いました。
しかし、怪我の後遺症である記憶喪失による身体能力の低下で、前作ほど彼のアクションシーンが観られなかったのが、ストーリー上、仕方のないことですが、残念でした。また、せっかくのチャニング・テイタムやハル・ベリーも戦闘にはあまり参加することなく終わってしまい、消化不良が否めませんでした。
ただ、ストーリーとしては面白いと思いました。麻薬の怖さ(依存性や認識の甘さ)を再確認させられましたし、全体を通してのギャグも、スターウォーズep8に比べると格段に好みに合っていたので、概ね楽しめました。
ラストのシーンでは、今回は不甲斐ない結果に終始したチャニング・テイタム扮するキャラクターが思わしげに登場したのを思うと、次回作への期待値がぐっと上がりましたし、記憶が戻り、再び現場に戻ったガラハットも、リハビリを経て活躍してくれるだろうことを思うと、とにかく次が楽しみでなりません。
前作には確かに劣る気はしましたが、個人的には満足でした。
すっかりアメリカナイズされてしまったキングスマン
前作は、若者を【キングスマン】にスカウトし鍛錬するという、今思えば確かに序章のような物語だった。そして主人公エグジーが列記としたキングスマンになったその後の物語がこの映画ということになるのだが、エグジーが立派に育ってしまった以上、ストーリーとしてはもはや至って普通のスパイ・アクションと変わらない。更に、このシリーズの最大の特徴であるはずの「英国紳士」という要素がすっかり抜け落ちてしまっているのがそれを決定づける。
アメリカの【ステイツマン】という組織が出てくるのはいい。洗練されたスーツ姿の英国人と無骨なカウボーイ姿の米国人が対峙する構図はなかなか面白そうだと思った。けれど、もうこの映画、舞台を完全にアメリカに移してしまって、見える景色はアメリカ南部の風景だし、流れる音楽はカントリー・ミュージックだし、肝心のアクションも前作で冴えわたっていた英国紳士ならではのアイテム使いや洗練された紳士の所作などが堪能出来ないのである。せっかく「英国紳士とカウボーイ」という対比を作っているのにそれもあまり活かされていないし、もう至って普通のスパイ・アクション。いやアクション映画としては良く出来ているし、アクションシーンの外連味とスピード感、そして残虐さをスタイリッシュさで相殺しつつ派手な演出を施す感じも十分優れていると思うのだけれど、なんだか全体的にアメリカナイズされてしまって、キングスマンとしての持ち味を失ったような気がしてしまった。嬉々としてエルトン・ジョンを引っ張り出してオチみたいに使ってしまう感じもなんかアメリカっぽい着想だし、あんまり質のいいジョークとも思わない。その上、チャニング・テイタムにハル・ベリーにエミリー・ワトソンに・・・とずいぶん豪華なキャスティングが実現しているのに、彼らの持つ力量を持て余すように物語の中でキャラクターが持て余されてしまっているのもなんだかもったいない限り。
演者でいうとジュリアン・ムーアが良かったな。彼女自身もどこか肩の力が抜けているような感じで、楽しそうに悪役を演じつつも、やっぱり実力派だけあってツボを押さえた巧みさで猟奇性と色気を同時に醸し出していて実に素敵。年齢のことは意識したくないけど、彼女の年齢であんなにナチュラルに色っぽくて綺麗ってのも素晴らしいことですよね。
第一作ほどの興奮はなかったものの、2時間を楽しむだけの要素はふんだんに盛り込まれていて娯楽としては十分。いろいろ不満は書いたけれど、単純に楽しいという気持ちで映画を見られるというのも素晴らしいこと。もし第三作目があるとしたらきっと見に行くだろうし、そうなったら今度はマーリンが生き返ってきそうな予感がしまくるけどどうでしょう?
それにしても【キングスマン】にしろ【ステイツマン】にしろ、組織としての資金が実に潤沢。出どころはどこだろう?・・・なんて、つまらない金勘定をしてしまった自分が恥ずかしい。
アクションとキャラはとてもいい
キングスマンのいいところはとにかく見やすくて分かりやすくそしてスタイリッシュなアクション。アクションの肝はいかに観客に動きを伝えられるかだと思うので前作も今作もその部分がとても好きです。
そしてそのアクションをやるのがあまりにも動きが美しいコリン・ファース、はっきり言ってこれ最高。
一方ストーリーは前作から賛否両論分かれるところもあり、今回もああいう倒し方する必要ある相手だった?とか、アメリカの麻薬倫理って一体どうなってるんだろうみたいなところはあります。お子さん連れで見に行くのはお勧めできません(結構いたので・・・)。
続編もどうするんだろう的なところはありますがこのアクション(特にコリン・ファース)はまだまだ見たい、そんな気分です。
前作よりとっ散らかった印象ですが。。。
前作の歯切れの良さが無くなっていたのが残念。予算が付くといろいろ作り足したくなるんでしょうか、そのぶん全体のテンポ悪く見どころがぼやけた感じ。エルトン・ジョンが面白かったが彼を知らない人が見ると面白さ1/3くらいかも。でも確実にスターウォーズより良かった。もう一回見に行きます。
メガネハルベリー
ハルベリーがほとんどメガネ姿で出演してくれるだけで1万点あげたい。
でも、正直1作目のようなサクサク感がなくて残念。
キングスマンは、一作目くらいのテンポでみせてくれないと不謹慎さが微妙に引っかかってきて鑑賞の邪魔になるので、もうちょいテンポ良くみせて欲しかった。
めっちゃ笑ったけど。
紳士かくあるべき
前作に負けず劣らず、しかも前作からの設定やキャラもうまく活かした素晴らしい作品です
導入から激しいアクション、最高にマッチしたサウンド
今作はエルトン・ジョンもまさかの本人出演でキングスマンの持ち味である音楽の良さがより引き立っていました
コリンファースの演技はやはり目を見張るものがあり、記憶を取り戻して最初に「エグジー」と呼び掛けるシーン。あの瞬間、完全にスパイとしてのガラハッドに戻ったのが素人目にもわかりました。たった一言、それでバチっと切り替えてしまう凄さ。最高にかっこよかったです。
ちょっと引っかかるのが、ハリーがウイスキーのことを見破った根拠がよくわからないまま終わってしまったのがモヤモヤ
何か説明ありましたっけ
あと、映画そのものではありませんが、公開前にハリーが生きてたっていう情報出したのはイマイチだと思う。序盤エグジーが家でハリーを思い出すシーンが軽くなってしまったんじゃないかと
どうしたエルトン・ジョン。なぜこの映画に出た?
2015年のヒット映画『キングスマン』の続編。前作で、エグジーの師匠であったハリーは死んだはずでしたが??
劇中では、前回から一年後程度と言う設定の様です。前回の戦いで、壊滅的打撃を受けたキングスマンですが、何とか再興を果たし、エグジーも一線のエージェントとして活動しているところから物語は始まりますが、今回もまたも、キングスマンは、壊滅的打撃・・・と言うか、文字通り壊滅してしまうんですよねぇ。簡単に壊滅する秘密組織は如何なものかと思います(苦笑)
そこで今回、アメリカの類似組織ステイツマンの力を借りることになるのですが、こういう組織、各国にあるんですかね?それとも、UKUSAだけ?なんか、雰囲気的にはUKUSAだけっぽいですね。
元々、冷徹なエージェントを絵に描いたようなハリーでしたが、今回はそれにもまして冷徹。そして、どこで、どう判断したのかわかりませんが、モグラを疑ったりと、その知的能力は、復活しても健在。身体的能力については、作品を見てください(笑)
最後ですが、このシリーズ、人の死に方が中々えぐいですが、今回もえぐいです(苦笑)。よって、PG12指定になっています。
最後になりますが、エルトン・ジョンは、何を考えてこの作品に出たんでしょう?
全602件中、421~440件目を表示