ドリームのレビュー・感想・評価
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天才でも差別された時代
アメリカの宇宙開発の主役NASAで、黒人の三人の女性が大活躍した実話。 ガガリーンに先を越されたアメリカはジョン・グレンで巻き返す。 この時代はNASAといえども黒人差別と女性差別はひどかった。 彼女たちがいなければ・・・というトリビアがあったとは驚き。 差別は恐怖心が引き起こすのでは。
諦めない気持ちが大事!
この映画から汲み取れたことは2つ。
1つ目は、
人は都合が悪くなると合理的になるという事。
主人公の黒人女性達が並外れた頭脳を持っていて、プロジェクト成功には彼女らの力が必要不可欠という合理的な考え方が働いている。
仕事で成果を上げれば平等に評価され賞賛される。
そんな当たり前のことが色が違う性別が違うという理不尽な理由で簡単に捻じ曲げられてしまうが、例外として合理的な措置も行う。しかし、平等では無いという社会の異常性が伝わってきた。
2つ目は、
理解者の存在の大きさ。
肌の色ではなく努力と実力でしっかりと評価してくれる上司に出会えた事は大きな救いだったと思う。
チーフがトイレの看板を破壊した時に放った「此処ではみんな同じ色だ!」という発言は彼女達に強い希望を与えたと思う。
また、それぞれの家族だったり同僚の存在がバイブルとなり、過酷で息苦しい時代の中で、無理だと思われていたドリームを掴み取った彼女達の生き様は尊敬に値します!
不愉快な部分は所々ありますが、主人公の3人は至ってポジティブなので、見てて凄く応援したくなるような内容で、見終わった後はとても爽快で俺も頑張ってみよう!と、思える作品です。
黒人差別を題材にした映画は何作か観てきたけど、この作品はそんな中で...
黒人差別を題材にした映画は何作か観てきたけど、この作品はそんな中でも記憶に残る本当に素晴らし映画だった!!! 実際にあったことなんて信じられないけど、授業や報道などでは知ることができない事実をまた知ることができて、出会えてよかったと思える作品。 強く、優しく、したたかに、ひたむきに社会の差別に抵抗し、道を切り開いてきた人達を改めて尊敬する。 もう1回観たくなる、観た後にすごくいい気分になった映画だった
ドリーム:眼鏡をかけているからよ【洋画名言名セリフ】
【ドリーム:おすすめポイント】 1.キャサリン・ゴーブル・ジョンソン役タラジ・P・ヘンソンが孤軍奮闘する姿が感動!!! 2.仲間二人もコツコツ頑張って夢を掴むまでの生き方が感動もの!! 3.こんな時代がアメリカにもあったことを知るべき大事な映画! 【ドリーム:名言名セリフ→発した俳優とその場面】 ・「NASAで女性を雇っている理由は職場の花だからじゃない、眼鏡をかけてるからよ」 →キャサリン・ゴーブル・ジョンソン役タラジ・P・ヘンソンが再婚相手になるジム・ジョンソン - マハーシャラ・アリに対し、初めてお互いが会った時に発した名言名セリフ 【ドリーム:個人評価=★★★★★】 ★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画 ★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画 ★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画 ★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画 ★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
肌の色は変えられません、だから前例になるしかないのです
映画「ドリーム」(セオドア・メルフィ監督)から。
1960年代の米ソの宇宙開発戦争を題材にしてはいるものの、
根底にあるのは「人種差別撤廃」のメッセージかな、と思う。
黒人・更に女性であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、
NASAの歴史的な偉業に、彼女たち3人の能力は不可欠だった。
自分たちでも、それを信じていたからこそ、どんな苦境にも
真っ向から立ち向かって、その扉をこじ開けた気がする。
黒人女性が、白人専用の学校に通うこすら許されなかった。
というより、そんな前例がなかった、というべきなのだろう。
でもNASAで働くためには、その学校で学ばなければならなかった。
そのために、州判事に詰め寄るシーンが印象に残っている。
「前例となることの重みは誰よりもご存知のはず。
宇宙に行ったアメリカ人もいなかった。
そして初の宇宙飛行士になったシェパードは、
前例をつくり名を残します。
肌の色は変えられません、だから前例になるしかないのです。
判事のお力が必要です」
その強い想いと信念が、判事の心を動かすことになる。
「前例になること」の大変さは、私も何度も経験しているが、
一度、経験してしまうと、それはそれで意外と楽しい。(笑)
「前例がない」と言われたら「それでは仕方ない」と諦めるか、
「前例になるしかない」と思えるか、それだけなんだよなぁ。
ここ最近の中で一番のヒット
飛行機の中で先取で見ました。 彼女たちが差別されている中も、強くたくましく生きている姿に感動しました。 自分自身も海外で日本人が差別されるような環境下にいながら必死に頑張っているタイミングで見たため、彼女達の思いや痛みが自分事のように感じられ、とても感動しました。 実話を基に作成されており、実際にこのような環境下でも戦ってきた女性たちがいるからこそ、今の社会があるのだなと実感させられました。 ここ最近で見た中で、もっとも感動させられる映画の一つです。
嬉しい
アフリカ系の女性がNASAでロケットの打ち上げに関わる大きな仕事をしていたということも凄いことですが、彼女達を主役にした映画が大ヒットしたのも「時代が進んだ」と大変嬉しく思いました。アフリカ系も女性も長い間、男性を癒すだけの存在や劣った存在として描かれてきましたから。
気持ち良い!
めちゃくちゃ気持ち良い映画でした。 黒人は同じトイレに入れないのに、人類を宇宙に飛ばそうとする人間の欲の深さよ。 そこから認められて自分の居場所を確保する成り上がりはとても気持ち良かった。 時代の空気で黒人女性を軽視する人はいるけど、基本的に良い人ばかりなのも気持ち良いポイントだった。 何かが起ころうとしている雰囲気作りも音楽を含めて上手くてとてもワクワクした。 主人公3人も良かったけど、ケビン・コスナー の上司役もハズレなしな気がする。
最&高!!!!
人種差別、は言葉では知っていたけどトイレや飲み物、バスの座席や図書館の棚までもが別だなんて、ショックが大きかった…。 これが現実だったなんて信じられない。 でも、その現状に負けず自分から交渉したり、先を読んだり、実力を発揮することで正当な立場での仕事を手にしていくステップには心打たれた。 これは今の日本にだって通用すること。 涙なしでは見られない作品!! 子供たちに見せたい1本。
すげー
IBM7090コンピューターが誕生し、企業に活用された時代のNASAにこんな舞台裏があったなんて!
そういえば黒人差別の真っ只中で人が手動計算で検算する仕事がある時代だった。
コンピューター+歴史となると人間が絡むはずなのにいつも忘れる。
本当に当時は激動と進化の凄い時代だったんだと見てて実感。
こうしてもう1つの性別のキャリアモデルが出来ていったのかと始終びっくりしてた。
当時の全世界が注目していた宇宙計画に、生身の社会問題をぶっ混んで、テーマも登場人物もぶれずに最後までドキドキさせてくれた。
成功するって分かっててもドキドキしたよー。
当時の人は全員が本当にこの仕事に誇りを持ってたんだね。
本当に凄い。
歴史に残された名前の裏には沢山の人達がいて、その陸続きで現代があると思うと感慨深い。
映画を見たら原作や当時の環境が実際どうだったのか気になる一作だった。
あと数学は落ちてくる物や打ち上げる物が描く放射線がどういう形になって、何処へ落ちるのか表せるの?聞くだけで凄くてわくわくするんだけど。
DVD特典に付いてる映像で
どの分野で誰が優れているか、皆分かってた、与えられた仕事がそれぞれの仕事
っていう言葉いい。でも給料は問題にした方がいいと思うよ。
未公開シーン集では
差別に立ち向かう主人公の姿や差別の為に立ち止まる登場人物を諌めるシーンがいくつかあるけど、
本編ではこれらはカットされてる。
特典映像でも触れてる言葉があるように
差別に立ち向かう姿ではなく、
才能と大胆な努力を持って普通の女性が偉業を成し遂げた姿を描きたかったのかな。
だから複数の社会問題に問い掛けた素晴らしい映画に仕上がったと思う。
あと解説付き映画も見たけど、実際の検算は3日、IBMは3時間、今の時代のコンピューターなら3秒!?!?
本当に凄い進化をしてきたんだね。
最後のもう知られざる存在ではない、の監督の言葉に解説付き見て良かったと思えた。
あとこの映画は邦題替え騒ぎもあった。
私たちのアポロ計画→ドリーム
三人ともカッコよすぎる❗️
遅ればせながら、BDで観た。基本的に映画の情報は、観る前に得ないようにしているのだが、今回は絶賛の嵐の中、ついつい読んでしまっていた。だから、知りすぎていて、楽しめないかもしれないとの危惧があった。でも、全く大丈夫だった。あのキャサリンが席を外す理由を述べたシーンは涙が溢れ出したし、メアリーが裁判所で発言したところもポロリ。彼女たちは、黒人であることから差別される上、女であることまで差別される。2倍なんてものじゃなく、2乗以上だ。それでも、声高に権利を主張したり、組合活動したりする方法ではなく、着実に仕事をこなして行くことで周囲の人間を変えさせて行く。かっこいいと言わざるを得ない。ドロシーもなかなか管理職になれない中、やがてコンピュータの時代が来るのを見越して、自分だけでなく、仲間たちまで一緒にFortrunの勉強を始めるところなんか最高だ。見終わった後、本当に胸がすく思いでいっぱいになった。何よりも彼女たちが素晴らしいのは、たとえ給料が低くても、そして日陰の仕事であろうとも、自分たちの仕事に誇りを持って取り組んでいることだ。それが何よりも胸を打たれた。自分もそうありたいとの思いを強くした。昔観た「ライトスタッフ」の男たちもめちゃくちゃかっこよかったけど、それにつながる映画が観られて幸せだった。マーキュリー計画は本当にすごい人たちの力があればこそ実現できたのだと思う。
実在するNASAの天才黒人女性たち
ちょうど最近、ヘルプという黒人女性のお手伝いさんの映画を観たばかりでオクタビアスペンサーも登場しているということもあり同じ人種差別が根強かった時代の事実に基づいてる話ということもありすごく楽しみにしていた映画でやっと見ることが出来ました‼︎ NASAでの宇宙開発に貢献した3人の天才黒人女性を中心に描いており、人種差別に虐げられながらも、自分たちの責任ある仕事を全うする姿にはとても感動しました。 トイレが非白人用は分けられていたり、 職場でも自由な格好をさせてもらえない。黒人の使うコーヒーカップに白人は触りもしない等さまざまな差別があり、やはり私たちが知る以上に当時の人種差別というのは相当酷いものでした。 しかし、そんな彼女たちの働きぶりを周りが認めていくシーンはとても感動的で、特に、キャサリンの上司が非白人用のトイレの看板を壊すシーンはスカッとしてお気に入りです。 いつの時代でも人種がどうであろうと、能力のある人間は評価され、また機械にも勝るのだと感じました。
女性活躍!
最近この作品を観たお友達からとても良かったと直接口コミ頂いたので観賞。早稲田松竹にて『ドリーム』と『女神の見えざる手』と、気になっていた二本の組み合わせなんて最高ーかよ(´∀`艸)♡♡ その肌の色とジェンダーがキャリアの壁となっていた天才黒人女性三人が初めてNASAに勤めることになり、いざ入ったらめちゃめちゃ活躍した…という話だとばかりトレイラーの印象で思い込んでいたけど、完全に勘違いだった。 時代背景的な壁はたくさんあれど、それでもあの当時で30人もの黒人女性たちをすでに雇っているNASAは時代の先を行っていたんだな、と感心。 時代は変わっても女性にとってのglass ceiling は未だに残る。それを考えるとメアリーの"前例のない事に対して前例を作る事の必要性を決定権のある人に訴えかけ、チャンスを自分の手で掴む事"っていうのはあたし自身のキャリアでも無視出来ないというか、今の時代でも必要な事だと感じ目が覚めた気分。 キャサリンとジムの湯たんぽラブには胸が熱くなる場面あり。天使のような子供達が愛くるしい❤︎ 結婚祝いのプレゼントの中身がまた胸を打つ。 ジムの軍でのランクは忘れてしまったけど、軍の中では黒人差別はそんなになかったのかしら??そんなはずはないと思うんだけどなー。 スタッフォードとキャサリンの和解を匂わせる場面はあったけど、陳腐な言葉で謝ったりしなかったのがまた良い。 ジョン・グレンがいいヤツなのがアツい(´∀`艸)♡♡
4.2
アメリカご都合主義満載だけど、よい 何より曲がよい 一人一人の個性をしっかりと表現していて感情移入ができる 土台と見せ場をしっかりと分けて見せてくれる 差別問題が根底にあるものの、シリアスになりすぎずポップに表現しているのは好感が持てる 誰と見ても大丈夫 おすすめです
女の強さ
今よりずっとずっと恵まれていない環境の中で、奮闘する女性たち 厳しくも理解のある上司の姿が重なり、うんうん、ってなった。 友情と愛と仕事への熱意 そして成功 節々、好きな音楽 レイチャールズ?な気がしたが。。。
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