ドリームのレビュー・感想・評価
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ジム・パーコンズさん目当て
3人の女性のバイタリティと、黒人差別と、NASAのロケットを飛ばす情熱にカルチャーショックですね。
ジム・パーコンズさんは抑えた演技でしたが、それが又良い❗
音楽やファッションもたまらなく好きです。
吹き替えも作れば良いのに。
最高です!!
笑いあり、涙あり、感動あり!
この秋、絶対オススメです。
働く女性はもちろん、万人に観て欲しい。
彼女たちの強さ、聡明さ、情熱に、
魅せられました。
人として、すごく魅力的。
脚色もあるだろうけど、実話に基づいているなんて、素晴らしいです。
先人たちの努力によって、今の世の中があること。
私たちはその恩恵を受けていること。
忘れてはいけないですね。
元気をもらえる
60年代、生まれた年くらいの話で、まだNASAでこんな人種差別があったのかと愕然としてしまった、
でも、彼女らは明るく、そして天才、
差別を訴え、嘆き悲しむのではなく、では、どうしたら認めて貰えるか。前を見据えて努力する。感動の逸品だ。
ドリーム
2017年94本目の劇場鑑賞。
NASAで初期の宇宙開発計画を陰で支えた3人の黒人女性数学者の知られざる活躍を映画化した感動の実話ドラマ。
人種や性別の壁に直面しながらも、
卓越した知性と不屈の信念を武器に、
自ら道を切り開いていった彼女たちのユーモアとバイタリティにあふれた生き様を、
軽妙かつ前向きな筆致で感動的に描き出す。
エイブラハム・リンカーンによる奴隷解放宣言の約100年後、
物語の舞台である1961年のアメリカでは、
まだ黒人への差別意識が色濃く残っていて、
黒人たちが差別的な扱いを受けるシーンも描かれてます。
本作は黒人差別という暗いテーマを、
マーキュリー計画という国家の威信をかけた壮大なストーリーにうまく合わせて、
明るくコメディタッチで描かれているのが良かった。
数学的才能に恵まれた彼女たちが、
差別や偏見に対し声を上げることではなく、
自らの能力を発揮することで差別をはねのけ、
周囲に認めさせていく過程は痛快でした。
本部長演じるケヴィン・コスナーはとてもはまり役で、
本部長が職場の人種差別を撤廃していくシーンが好き。
全く隙がない傑作!
巧みな脚本。セリフも粋。
音楽の使い方も上手い。教科書的。
現代に埋もれた市井の話を
ドラマティックに脚色して
エンターテイメントに仕上げられる
アメリカは羨ましい。
そして60年代の車があれほど残っているのも
素晴らしかった(レプリカ?)
日本ではゼッタイ無理。
同じ車大国なのに情けない。
ロケットは高速、昇進は低速。
科学賛歌と人間賛歌
アメリカ公民権運動が背景にあるにも関わらず教条的な押し付けさが感じられない観終わった後の爽やかな感動。
これは知性と理性とちょっとだけのズル(笑)で自分達の地位をNASA(世間)に認めさせた三人の黒人女性を中心にして描かれた物語だ。
その背景にあるのはソ連のスプートニクショックからはじまる宇宙開発競争。それが彼女達が必要になったきっかけ。
そして、そこからみえるのは科学は人種さえも関係なく正しく等しく皆に与えられたものであるという主張。それが個人的にはとても嬉しい。
これは科学賛歌の映画であり、そして人間賛歌の映画だ。
だからこそ、そこを通して日本人の自分でも大きく感動する。嬉しい気分にさせてくれる映画でもある。
社会派だけど王道エンタメ
彼女達と一緒に泣いて笑ってがんばれーっ!と応援して、観終わったら自分も元気になってた。王道のエンタメ作品でもあるけど、ほんの50年前のアメリカにこんなに差別があって、でもその中でちゃんと戦っている人々がいて、自分はどうだろう?戦っているか?戦えるか?と問いかけられた気がする。
歴史を作るということ。
何か大きな、歴史に刻まれるような凄い事をしたい。そんな事を心の隅で思っている人は沢山いるはず。
でも歴史に刻まれるような事は、何か凄い事を人が驚くようなことを見つけ出して達成するということもあるかもしれないが、今の自分のコンプレックスを克服して一歩進む、それがもしかしたら、歴史を作る事になるのかもしれない。
そんなことを思わせてくれた映画。
上司が理解者で良かった
全てが上手くいきすぎて、しかも実話と言うのだから日常をただダラダラこなして行く私たちに、働くための勇気をくれないわけがない。
物語のテーマとして黒人差別や、女性蔑視を含んでいるのは見て分かりますが、何よりも彼女たちのたくましさ、パワフルさに元気をもらいました。
とにかく、どんな差別があってもめげない。今では信じられないような差別が当たり前にある世の中は、扱ってるテーマと合わさって、さながらディストピアとなった近未来のアメリカを見ているかのよう。
トイレは別、水飲みも別、図書館もバスも、働く服装、、、挙げればキリがないくらいの差別が描かれます。
そんな世の中でたくましく生きる主演の3人の、何と強いことか。差別のシーンもたくさんありますが、それ以上に彼女たちが笑って幸せに包まれてるシーンが
多く、観ていて元気をもらいます。
挫けた後には必ず笑いあい、仲間と助け合う。
大きな夢を持って仕事をするって素敵なことだなと感じました。
また、サクセスストーリーとしても分かりやすく、みながそれぞれの夢を最後には叶えて行くのが気持ちいい。
メアリーが判事に詰め寄るシーンや、ドロシーがミッチェルに管理職の仕事を与えるシーンは胸がすっきりします。
加えて、本作は嫌味なく、白人が柔軟性のないバカのように描かれていたのにも好感がもてます。IBMを調達したはいいけど、ドアから入らず、入り口をぶっ壊したり、機密資料をマジックで塗りつぶすも透かして見られるという失態など、その都度ウィットに効いた会話が続き劇場内も温まっていました。
そして、ケビンコスナー演じるハリソンが良き理解者なのがいい!
登場とともに熱く宇宙論を語り、既存の概念にとらわれず、能力を重視する。切り捨てがちのやり方は見せ方によっては嫌な奴にも見えますが、ハリソンもまた夢を求める1人でしかありません。
キャサリンを認め、黒人を認めるのはこれから先のアメリカ社会を見据えているのでしょう。
トイレの区別をなくすのは誰もがウルってくるところでしょう。
トイレで40分かかるのを指摘されたシーンの後、コーヒーポッドのラベルを剥がして噛んだ後のガムと同じように捨てるのもかっこいい。
余計な雑念を無くして最初から最後まで気持ちよく見れた傑作だと思います。
今年いちばん
久しぶりに正調ハリウッド映画の良さを感じた。ヒロイン三人は最高にカッコいいしチャーミング。色々と重たい背景の物語だが脚本も演出も編集もひたすらこの三人の凛々しい姿を追う。この三人を見ているだけでワクワクしてくる。彼女たちはある意味スーパーウーマンだが、人種と性の二つの差別を乗り越えなければならない。
単純に人種差別のはなしにしていないところがこの映画の重層的な魅力。何しろ彼女たちは自分の夫や恋人の無理解とも対峙しなけりゃならない。しかもシングルマザーだったりして、やる事が多過ぎる。
こういう困難に立ち向かうはなしは背景を越えて感動する。
主役のキャサリンは人種分離政策のせいで800メートルも離れたトイレに行かなければならない。それを知らない上司は離席の多い彼女を非難する。このときキャサリンは溜まりに溜まった感情を爆発させる。雨でずぶ濡れのキャサリン。不覚にも泣いてしまった。これだけ有能でタフなキャサリンの感情の爆発がこの映画のいちばんの見どころ。上司のケビン・コスナーのその後の対応はステレオタイプだが、さすがにコスナーだけに納得させられる。
人種差別、性差別、家庭。これを全部克服していく彼女たちを愛さずにはいられない。三人は仲間だが、仕事上の問題が各々違う。それを解決していく三人の姿はスピーディな語り口で展開する。二時間超を全く感じさせない。音楽や衣装も最高。
もう一度観ようっと。優れた映画はその登場人物にまた会いに行きたくなるものだ。キャサリンたちにまた会いに行きたい。
ひとつだけ云うと邦題がひどい。原題はキャサリンが算出する隠された数字と歴史から隠されたキャサリンたちを指すダブルミーニングでしょ。こんな素晴らしいタイトルが日本ではドリームですか。
夢のために
もう始めっからウルウル来る。そのくらいキチンと『これは夢のために偏見と闘う話だよ』って宣言して丁寧に描いてくれた。地上版の『ザ・ライトスタッフ』として、音速の壁を破る代わりに人種と偏見の壁を破ってくれる。
すべての役者が良いが、特にケビン・コスナーが良かった。そしてファレル・ウィリアムスによる音楽が出色!
明るい
1960年代NASAのロケット開発者の実話だそうです。
黒人女性達がNASAの計算係として働き出し成功するサクセスストーリーでした。
黒人達の扱われ方はやはり過酷(^^;
米ソ冷戦時代、ロケット開発競争に黒人女性が加わるも毎日トイレに40分を使う(^^;
黒人用のトイレがないから800メートル離れた所まで雨の日も毎回走って用を足す(^^;
ファッションもコーヒーも全て制約された中、キャサリンはメゲずにズバ抜けた数学力で計算をして有人ロケットの開発に貢献する姿が立派!
人種差別の話は日本人にとっては理解するのが難しいし観ててキツイけど今作はコミュカルで明るい作りになっていて観易い^ ^
気難しい上司が小便の色は一緒と言いながら白人専用トイレの看板を壊したシーンはいい!
黒人さん達が白人社会で生きて行くのは大変みたいだけど3人とも立派な人たちで感動しました^ ^
仕事がしたくなる
見たあとは早く仕事がしたくなります(笑っ
当たり前が当たり前じゃなくなる瞬間を見させてくれた映画です。
自分達が当たり前だと思っていることも、もしかしたら偏見や差別的な目で見ているのかもしれない。これからも、自分達のあたり前があたり前じゃなくなることがきっとあるのでしょうね。そんなことを考えるさせてくれる映画でした。
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