いぬやしきのレビュー・感想・評価
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レディプレイヤー1を観た後にいぬやしきを観たので、無意識にCG技術...
レディプレイヤー1を観た後にいぬやしきを観たので、無意識にCG技術を比べてしまった。
新宿だけでの戦いか…規模小さいな…って。
でも日本で撮ってるからしょうがないよね。関わってる人数も違うだろうし。
邦画にありがちな、後ろを歩いてる人たち(エキストラ)がただ指定されたので歩いてますみたいな歩き方をしていてどうしても気になってしまうし、そういうの目につくのが嫌い。メインが頑張っても脇が下手すぎて格が下がる。
ストーリーは面白かった。結局宇宙人の正体がなんなのかは解明しないのね。はな子もピンチのときに助けたりしてくれるのかと思ったら、ただただふつうの可愛らしい(意外と顔付きイケメンだよね)わんちゃんでしかなかった。
伊勢谷さんも獅子神にもっと絡むのかと思ったら追いかけて終わりだし。直接対決して欲しかった。獅子神vsいぬやしきvs伊勢谷さんの三つ巴とかね。
そういえばレディプレイヤー1でもそんなキャラいたわ。2人ともいいキャラしてるんだからもっと活躍させて欲しかった。
獅子神のお母さん役の人は良かった。最初に登場した電話してるときの演技が演技してなくて良かった。お母さん登場したところでやっとこの映画見にきて良かったと思った。だってそれまでの登場するキャラクターみんな演技がわざとらしいんだもん、観るの疲れちゃう。入院して意識ない男の子の母親とか最悪。付き添いの医者も。気持ち悪いしリアリティなかった。大画面でそういう演技見せられるとほんと最悪。
だからお母さんが出てきて超安心した。日本にもこんな女優さん居るんだ って。(樹木希林等の大ベテランは置いといての話。)
佐藤健はうまいなー。さすがに高校生にしては大人すぎるけど。お母さんに抱きつくとことかちょっと容姿的に大人過ぎません…と思った。大人過ぎるのに意外と子どもっぽい性格もあってそのギャップが面白いところでもあったけど。
木梨さんも途中までとんねるずの人だということを忘れていた。体が変化したときのリアクション見て思い出した。
娘役の人もまじめに演技してて良かった。
お母さんすごいヒステリックって思うけど、絶対ああいうお母さんいる。全部周りのせいにする系。
一歩間違えばギャグになっちゃうようなストーリー、佐藤健のあの顔でシリアスに持ってったよなー。
キャスト最高
木梨、佐藤、娘の演技が上手い。
全体通して楽しめた。
特に佐藤は亜人と比べ、キャラが逆で楽しめた。
家族の絆を伝えたかったと思う。
ただし、佐藤の心理の動きが不自然なところがあり、そこは微妙に感じた。
母親に優しいところから自殺して悪魔になるまでの過程が短すぎる。
そんな悪魔にも友達と認める最後は犯罪者に対する世間の厳しい目線について視聴者に問いかけているのだと思う。
犯罪者にも理由があるのだと。
客観的な視野をもてるようにしていきたい。
んー
アイアムアヒーローと同じ製作者ということで、CGに期待して鑑賞。
正直思っていたより、すごいとはならなかった。
席を遠めで見たからだろうか?
また、ししがみが世の中には絶望する理由も?しか浮かばない。
一番残念だったのは、これはアイアムアヒーローの時もだが、ヒーローがヒーローらしいことをしてくれないところだ。
どんだけやられても、最後の最後には強くなってやりかえしてくれるのかと思いきや、そうでもない。
なんだかスッキリしない。
これなら、アイアムアヒーローのCGの方が凄いと思った。
また、圧倒的差として、いぬやしきを見た後にレディプレイヤー1を見たら、日本のスケールの小ささには驚いた。
もっと進歩してほしいものだ。
木梨さん、佐藤さんが良かった
原作未読で観てきました。
面白かったです。
興味を持ったので、帰ってきて、アマゾンプライムでアニメ見始めました。
原作読んで、好きな人が見たら、映画が物足らないのが、何故かすぐわかりました。
原作未読で行ったのが良かったのかも。
佐藤健さんの映画は、毎回いいですね。
これは間違いない。
どの漫画実写版にも本郷奏多がいる
原作も読破してアニメもばっちり見て、大好きな作品のいぬやしきでしたが、、実写版になるとなーーー、、、。原作やアニメの感動が薄れる。だいぶ内容がカットされてて悲しい。原作は家族愛がたっぷり感じとれたのにな。そして、ヒロの彼女のしおんちゃん死んじゃうし残念。伊勢谷友介さんの存在も薄く残念。しかし佐藤健くんバリバリイケメンすぎる!!
それとは関係ないけど、漫画の実写版ってたいてい本郷奏多くんが出演しているよね。
ガンツ、進撃の巨人、ハガレン、いぬやしき、映画ウシジマくん3、アカギ、やはり本郷奏多君はおいしい役ばかり持っていく。すごいなー。本郷奏多君の存在すばらしい。イ
ヒロの心の描き方が、雑ですね。
ヒロの性格の形成過程が、どうも納得いかなくて、
その辺に、違和感残したまま物語が、進んでしまった。
突飛な映像とか、前提の未知の高知脳生命体とか、
それは、それでいいと思う。
ヒロが、最初からサイコパスなら、
自分にとって関わりのあるものだけ守る、のほうが、単純ででいいけど。
いぬやしきは、家族と、もう少し周りのものを守り助けるだけの違い。
結局、どこまでの他人を守るか?というのが命題。
自分に、人類を助けるだけの、能力が有っても、
人類助けなくて、友達だけ。
全て助けたくても、友達、家族、関わった人々だけ。
どっちもどっちだけど、どっち選ぶの?って話。
子供のころは、優しかったという話だから、
どうして、そうなってしまったかが、理解不能。
例えば、最初の殺害が、まだ身体の変化に慣れていなくて、
幸せな家庭を憎む気持ちが、暴発して、起きてしまって、取り返しのつかないことをになってしまったとする。
それに重なり、直行のイジメ問題、母の病気、自身の
身体の不安と、驚き、もう一人の存在の価値感諸々。
自分の能力の巨大さに驚き、翻弄される、とか、
サイコパスへならざる得ない過程があれば、
もっと納得出来た。
これの何が面白いの?
原作未読。
演技がどうこうは置いといてクソつまらない。
・家族が危機的状況→会社をさぼり世界のヒーローになる。の展開が意味不明
・犬の花子の存在意義が不明
・登場人物の魅力が薄い
・登場人物たち人間関係の移り変わりが不自然
・佐藤健がただのキチガイマザコン狂い
間延び
原作の半分くらい?
都庁のあたりで終わっちゃいました。
途中、いらないかなーと思うシーンをカットして
最後の隕石衝突回避までやったら
スピーディな展開に、内容の詰まった
見応えのある作品になったのはず。
まさか、続編作るのかな?
見に行くかは微妙なところです。
良さ、げな作品。
原作は未読。アニメは視聴済。
悪い事ばかり書いているので、嫌な方は見ない。(ですが私はキチンと書いているつもりです)
まず、1番嫌だったのは、登場人物どいつもこいつも独り言言い過ぎ。
一人の時に、「死ぬのかなぁ…」とか「幻覚か?」だの言いますか?「うわぁ!」とか「はぁ」とか、感嘆や溜息なら出るでしょうが。
映画なんだから顔や目で表現で表現してくださいよ。俳優さんの所為ではありませんが。
あと他の方も仰るように、土下座までして噛り付いた会社なのに、大義のためとは言え平気で無断欠勤するのはなぜ?
佐藤健と同じように預金口座の数字を書き換えるつもりだったのかしら、と思うほど。
そこは単に窓際族的な描き方で良かったのでは。
あと佐藤健を匿ってるシオンの家に機動隊が突入するシーン。一般市民がいるのにあんな簡単に発砲しないでしょ。アニメではどうなってたっけ。忘れちゃったけども、まるでシオンを殺す展開が欲しいから発砲した様にすら見える
CGがすごいCGがすごいと言いますが、確かにロボ2人のメカはすごかったですよ。でも東京が襲われた時の、チラッと映るビルとか建物とか、全然崩れてないんだ。もくもく煙を貼り付けただけ。爆撃のシーンも全然破片とか飛んでない。フレアを足しただけ。技術的に出来ないのかなぁ、とも思ったが、都庁の広場に叩きつけられた跡はちゃんと表現されている。「これぐらいでいっか」って手を抜いたんじゃないのか!
「ちょっこ」が人々に向けて「スマホや電子機器から離れてください」と言うシーン。
アニメではそれがキチンと機能しているが、本作では佐藤健が掲示板襲撃後、既にニュースで「被害者は一様にパソコンやスマホの画面から撃たれた」って言ってるのに、注意喚起は何も無しですか?そら信じられないかもしれないけど、一応そう報じるべきなんじゃないの?
終盤、何で木梨さんが佐藤健をやっつけたのかもよくわからない。カタルシスも何もなかった。
マジであの場で娘を追いかけて絶対に救いたいと思うなら、佐藤健とカウンターするのではなくて、フェイントで軌道を反らして衝突を避けると思う。映画の中にだってフィクションはあるだろう。
それとアニメだと、娘が閉じ込められていたビルにはもう火の手があがっていて、一酸化炭素中毒で動けなくなった様に見えたのだが(記憶違い?)
本作では火は鎮火しているし、窓は爆撃のお陰でしっかりと空いているので、一酸化炭素中毒ではない。かといって娘が倒れた原因が爆撃によるものなのか、瓦礫によるものなのか、もよくわからない
それと1番大事な事だが、アニメではロボット化を通して犬屋敷家が最後には一つになっていくのに対して、本作では娘と心が通ったっぽいのに、息子は?母親は?そして息子のカツアゲは?母親の投資失敗の件は?(これはどうでもいいかも)
とにかくストーリー通して家族に何ら変化がないのはおかしくないか。所詮凶悪殺人鬼の犯した大量虐殺テロでした、♪チャンチャンてか。
それこそ佐藤健が劇中で言う「どっかの誰かが死んでも悲しまないでしょ」なのか!?
あと佐藤健が単なる悪として描かれすぎ。完全なる悪ではなくて、憎しみとか誰の心にでもある悪い部分であった筈なんじゃないの?
確かにそういう描写が全然無いわけではない。母の死に泣いたり。でも描写が足りないと思う。アニメでは同じ布団に入ってるんだよ?高校生にもなって同じ布団に入りますか?それぐらいの描写が無いと全然哀しみが伝わってこない。
だからシオンと母親の死がまるで記号的。母親の死を知っても家に行かない。あるいは描いてない。普通母親が自殺したなんて報道見たら家行くでしょ。ましてやママ大好きっ子なんだから。
あとすげぇ細かいけど、手の平に出したカメラレンズで撮影するシーン、
あの体勢で撮影したら画面はもう少し揺れるハズ。なのに映し出された画面はめっちゃ固定されてる。定点カメラで撮ったのが丸わかり。
スタビライザー付きのカメラで撮るとか、揺れをも少し反映してくれ。ホント細かい箇所かもしれないが、そういう「こだわり」が無いと、見透かされて乗れない。
あがらないんだよ!
ギレルもデルトロ監督のこだわりを見習って、爪の垢でも煎じて飲んでほしい。
とにかく突っ込みどころが多すぎる。
ただアニメ1クールをギュッと2時間に収められたのは良かったし、色々省いてうまいことまとめてたと思う。
突っ込みながらも普通に見ることができたし、作り手に対してこんな上から目線で言いたくはないが、まぁまぁではあった。
同監督作のアイアムアヒーローがめちゃくちゃ良かったのに、今作は何なんだ…
脚本が悪いのか誰が悪いのかよく分からないが実に残念。
しかしこんな中でも佐藤健は光ってた。やっはり彼は凄いと思う。
追記。謎が解けた。
製作総指揮を務めた人物、なんと「踊る大捜査線」「アマルフィ」「誰も守ってくれない」「少林少女」を手掛けたというシネマハスラーでお馴染みのチンカス国士無双を生み出した人物であった。
フジテレビMovieのクレジットが流れた瞬間嫌な予感はしてた……。
その手腕を潰されてしまった監督やその他の方に心よりお悔やみ申し上げます。
主役の二人どちらにもイマイチ感情移入が出来ず消化不良。アクションは...
主役の二人どちらにもイマイチ感情移入が出来ず消化不良。アクションは技術を屈指しており凡庸ではあるが迫力あり。
最後までダレずに観られたのでストーリー展開をもう少し練ってくれていたらなという印象。
獅子神の行動があまりにも唐突で、ツッコミどころ満載だった。
最初の一家殺人をする動機が弱く、獅子神にとっての大切な人たちが追い詰められ死ぬという哀しみが全く響かない。この矛盾こそが獅子神を表しているのかもしれないがそれも伝わらなかった。
その後はこの手の邦画にありがちな人がやたらと悪役に殺されるというシーンの連続で「ジジイがヒーロー」ならもっと助ける見せ場があっても良かった。
ネット社会における風刺は効いている。
良い映画だった。
原作の漫画読了済、アニメ視聴済。
いろいろ変えてきましたね。
僕は、映画としてはこれはこれで良かったと思います。
自分の理不尽への怒りを他人に向けてしまう少年⇔理不尽を自分の責任だと背負い込むオヤジ
悪いことをしたから死んでしまった大切な人達⇔良い行いをしたからなのか奇跡的に生きていた娘
壊すことに力を使った男と、救うために力を使った男の末路
対称的な二人の運命に神さまの存在を感じさせられますね
映画で原作通りやってしまったらごちゃごちゃしちゃうし、ちゃんとテーマを絞ってヒーローものとしてブラッシュアップしてくれたと思ってます。
最後シシガミが去っていったのは友人を大切に想ってなんでしょうね。
ただ、原作知らない人はどう思うのかわからないですね。
途中どっち主人公かわからなくなってしまうかも?ちょっとシシガミよりすぎたかもしれません。
いっそのことシシガミ主役にして 犬屋敷を聖者みたいにした方がシンプルで飲み込みやすかったかもしれません。(全く別物になっちゃいますが)
ゲスト俳優勢が…。
話はわりかし原作に忠実な方で面白かったのですがゲスト俳優勢のチョイスが…あの緊迫したシーンなのにそこでこの俳優さん?と観ながらツッコミそして吹きそうになりました何度か緊迫したシーンのハズなのに…。
違う意味で原作未読の方が良いかもと思いました。
あと、終わり方が終わり方だったので続編はあるのか?
あったとしてもあそこから始めるとしたら尺どうするんだ?
と、思いました。
あとノリさんの犬屋敷さんが思っていた以上にハマっていたなと思いました。
(個人的にはノリさんの犬屋敷さんより周りのゲスト俳優さんのチョイスがどうなんだろう?コレ?と思いました…(汗))
アニメを見ちゃってるので…
テレビアニメでは映画のその後も描かれていました。
映画の尺の問題もありますがアニメ見てからだと、
えー!?ここで終わっちゃうの?との思いが強いです。
人気が出ればパート2を作るのかな?
獅子神が悪に染まっていくのが丁寧に描かれていて
良かったと思います。
でも矛先はマスコミと警察だけになりそうだけど
なぜ一般市民を惨殺したの?特に調布の一家惨殺
の必然性が分からないです。
佐藤健の肉体美も良かったです。
アニメの最後までを描こうと思ったら詰め込み過ぎに
なるので映画の尺内ではこれで正解な気がします。
ウリの空中戦バトルはCG全盛のこのご時世なので
そんなにすごいとは感じませんでした。その辺は
ハリウッドに任せておけば良いんではないでしょうか?
アニメなので違いはありますがマクロスとかの
ミサイル弾幕は恰好良くて感動した覚えがあります。
あんなのを実写(CG)で期待してました。
ロボット化に関しては頭が開くのは何か意味が
あったんでしょうか?
アニメを途中見逃してたのかもしれませんが塩分
がダメってそんな致命的な欠点あったんでしたっけ?
食べ物全般ダメになっちゃうじゃないですかそんな
致命的にミスを地球外生命体?が起こすとは思えん。
味も分からなくなるって今後の人間生活を心配して
しまいます。
最後の決戦で犬屋敷が獅子神に勝てた理由もよく分からんです。
でも良質なエンターテインメント万人にオススメできる
作品です。パート2を期待します。
ノリさんの哀愁
GANTZの作者原作だけあって機械のタッチはリアルでよかった。
ノリさんの必要とされてない父親の哀愁がかわいそすぎて演技力あるなと実感。
ただ空中バトルといっているが追いかけっこなんじゃないかと思った。
事前知識全くなく鑑賞したが所々繋がりに疑問を感じる箇所があり映画サイズに話をまとめるのにすごくカットされてるところ多いのかなと思った。
後半のアクションに振り切って
アクションエンタテインメントとして面白かった!
原作既読(若干忘れてる)
原作終盤の展開や2人の闘いに至るまでのエピソードは丸々捨てて、暴走する獅子神VSそれを止めたい犬屋敷というシンプルなものにしており、アクションエンタテインメント作品としてはこちらで成功ではないかと
というより原作終盤の展開までやるのはなかなか無理笑
家庭で蔑ろにされている犬屋敷の描写は原作の方がもっとイヤらしかったというかヒドイ感じ
ただ、色々エピソードを間引いた分、犬屋敷が人助けに目覚めていく過程や獅子神を慕う女子の描写、獅子神のここまでに至るまでのエピソードは割と淡泊な仕上がりに(原作でどの辺まであったか覚えてないけど…原作もう1回読みたい)
その分を後半の空中戦アクションに振っており、新宿でのハイスピードバトルは見応えあり。
犬屋敷がそこまで兵器を使いこなしているわけではないので、果たしてどうなるのかというハラハラとしたアクションシークエンスを楽しむことが出来るので、とても楽しいエンタテインメント作品!
まあ、どうしてもドラマ部分が少々不足しているので、そこはご愛嬌にしておきましょう。
アクションエンタテインメントに振り切った作品としてよかったとは思います。
とてもよかった
木梨さんは連ドラの『小市民ケーン』で惨めな会社員を演じていてとてもよかったので、今回もそんな感じの木梨さんが見られるのかと思ったら、ちょっと違っていてなんか変だった。
キメセクするヤクザが見たかったのだが、丸ごとカットされていた。
物語の締め方は原作よりスマートだった。塩分で弱らされた獅子神が宇宙から地上に落ちて爆発して死んだ、でもよかったのではないだろうか。
飛空!
CGシーンがとにかく良かった!
東京の街並みを超スピードで飛び回るチェイスは劇場ならではのご褒美か?
音源もあちらこちらか聞こえてくるし。
ただ…お話しは案外重い。
今の時代を極端に反映しているかのよう。
2人が背負ってるものも分かりはするが、どおにもラストに至るまでイライラする。
なんかそれぞれのエピソードは落ち着くとこに落ち着きはするんだが…どおにも釈然としない。まぁ、それでいいのか。
正直、獅子神を悪とも思えないし、犬屋敷さんをヒーローとも思えない。
皆、それぞれが抱えてる一部を極端に落とし込むとああなるような気もする。
原作未読ゆえ、よく分からんが、もう少しコメディタッチの作品かと思ってた。
守って、救え!犬ジジイヒーロー!
原作コミックもアニメも知らず。このタイトルからホラー映画かな?と思ったレベル。
見ようか否か悩んでいたが、先日ブリュッセル映画祭でグランプリを受賞したのが決め手となり、見ようと。
それに、シッチェス映画祭を受賞した同じ佐藤信介監督の『アイアムアヒーロー』がかなり好きだし、邦画今年最初のVFXアクション大作だし。
“いぬやしき”とはホラー屋敷ではなく、人の名前。
中年サラリーマン、犬屋敷。
気弱な性格で、年齢より老け、見た目はジジイ。
家では誰からも相手にされず。特に娘には心底嫌われている。
会社ではリストラ対象者。
うう、将来自分もそうなりそうな…。
さらに追い討ちをかけるかのように、癌で余命宣告。
もはや何の為に生きているのか…。
悲し過ぎるよ、犬屋敷さん…。
そんなある日謎の爆発に巻き込まれ、死亡…と、思ったら!
何と、身体が機械化しちまった!
腕から銃は飛び出すわ、遠い場所からの声も聞こえるわ、何が何だか分からない。
でも、人の病気や怪我を治す不思議な力を持っている。
人知れず人を救い、生き甲斐を見出だす…。
木梨憲武のキャスティングが絶妙。
機械化した自分の身体のリアクションは、さすが芸人!(笑)
人間味たっぷりの犬屋敷のキャラ像も、木梨の個性の賜物。
あの時犬屋敷と同じ場所に居て、謎の爆発に巻き込まれた人物がもう一人。高校生の獅子神。
学校では存在してないくらい目立たず、唯一の友達は不登校の同級生。
ボロアパートで母親と二人暮らし。とても母親思い。
が、彼は犬屋敷とは別の道へ…。
力を友達に見せびらかしたり、その友達をイジメる同級生を懲らしめたりするのは百歩譲ってよいとしても、遂には…。
自分を神と豪語する。
でも、神なら歪んだ感情で人は殺めない。
そのせいで、彼を暴挙に駆り立てる悲劇が…。
佐藤健が初の悪役。
冷徹な眼差しや佇まいなどさすがに巧いが、高校生役はもう厳しい…。
予告編の感じだともっと能天気なブッ飛びアクションかと思ったら、意外やドラマがメイン。
前半はかなりシリアス。その分、二人の過程をじっくり見れる。
クライマックスでやっとVFXバトル。ここが面白い!
新宿上空を縦横無尽に飛び回り、新宿の街が次々破壊され…、スケールも迫力も、邦画のVFXアクションの中でもかなり高クオリティーではなかっただろうか。
超人パワーの犬ジジイvs獅子高校生。木梨と佐藤健の身体を張った肉弾アクションにも拍手!
『GANTZ』『図書館戦争』『アイアムアヒーロー』など、佐藤信介監督が実写化アクションでまたもや上々のエンタメ手腕を披露。
同じ力を持ちながらも、片や人々を救い、片や無差別に人を殺し…。
性格や境遇の違いもあるだろうが、それでも獅子神の暴挙は理解出来ない。
母親、同級生の女子…彼を襲った悲劇は同情に値するが、人を殺めてしまったら悪行でしかない。
ネット書き込みのクソ野郎どもは別として、ましてや無差別大量殺人なんて、自分自身も言ってるが、人じゃない。
そんな獅子神と対する事になった犬屋敷。
ここで重要なのは、獅子神と戦って倒すんじゃなく、彼の暴挙を止めたい一心。
力を持ってから、犬屋敷はずっとそうだった。
病や怪我に苦しむ人々を“救う”。
崩壊寸前の家族を“守る”。娘に守ってくれた事一度も無いくせに!…とイタイ言葉を浴びせられたが、最後は文字通り娘を“守る”。
獅子神の事も救いたかったのだろう。
まるでそれは、悩める青年に手を差し伸ばす人生の酸いも甘いも経験した先輩として当然の行動。
最後は劇的な決着となるが…、エンディング後のもう一幕で実は生きていた獅子神を救ったのは犬屋敷なんじゃないかと思っている。(深読みし過ぎだし、幾ら何でも見当違いか…?)
超人的な力は戦うんじゃなく、“救う”“守る”為に。
古今東西ヒーロー映画の定石。
そこに、
お父さんはつらいよ。
もう人じゃないけど、誰よりも人らしい尊い行い。
異色だが、人間臭いジジイヒーローの誕生!
なぜこんなにも
なぜこんなにもCGを使用しているのに、盛り上がらないのでしょう
でも、最後に友達に会いに行った時は感動しました。
悪い子ではないと全面に押し出し過ぎて、悪役になりきれてない、お母さんに甘えたい子供が強調されて逆に心配に。
全58件中、21~40件目を表示