夜は短し歩けよ乙女のレビュー・感想・評価
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はちゃめちゃファンタジー
なるべく彼女の目にとまる、通称ナカメ作戦という名前負けの外堀を埋めるだけの行動で、大酒飲みで芸達者、縦横無尽な活躍をみせる黒髪の乙女と恋仲になろうともがく、京都を舞台にした大学生たちの不思議で素敵で羨ましい作品。
森見登美彦原作の小説は文章の固さのわりの読みやすさのわりの展開のファンタジー要素の強さなどだいぶ癖の強い内容で、面白いのだが正直なとこ中村祐介のキャラデザインがなければとても理解できないと感じていた。
四畳半のアニメシリーズは未見だが先にこちらが映画化するということで小説を2周し、鑑賞。
ある程度の改変があるのは当たり前だが、偏屈王に関しては原作のままで良かった気がするなぁ。歌う部分がいらないとかじゃなくて原作で先輩が疾走するラストへのスピード感が好きだったからそこは活かして欲しかったな。
古本市での闇鍋は意外とクオリティ高くて面白かった笑。辛さで唇が肥大する過剰演出だとか七色の吹き流しだとか細かいとこちゃんと再現されててよかった。
とりあえず電気ブランの件で死ぬほど京都に行きたくなる。
オレも京都の街で1人寂しくうろついてるところを羽貫さんみたいなエロい美人なお姉さんに引っかけられたい。顔は舐められたくないが笑。
主題歌には四畳半に続き、ASIAN KUNG-FU GENERATIONを起用。
森見登美彦×中村佑介×アジカンはなかなかない奇跡的な組み合わせだと思う。
パンフの後半に載っていたゴッチのひねくれたコメントが相変わらずだった笑。
そしてやはり黒髪の乙女はかわいい声が可愛い花澤香菜。おともだちパンチの件好き。
人生論やナカメ作戦を小綺麗かつ小難しい言葉遣いで脳内で語ることにおいては完璧だがどう見ても理屈っぽい女々しい童貞野郎な主人公演じるは大人気、星野源。さすが芸達者合いますな笑。
最後の話で熱にうなされながら乙女に対する気持ちと自分の行動の正当性を100人以上の自分らと自問自答するシーンが好きだ。
そしてそれを統括する際に放った自分自身の不甲斐なさを否定しつつも肯定するあの名セリフが好きだ。それを最後に載せる笑。
このセリフを星野源が息も絶え絶えに情けなくも叫ぶように一気にまくし立てるシーンがあるだけでこの作品は素晴らしい。
モテない男の全てを肯定する名セリフだ。
ありがとう森見登美彦先生笑。
『しかし、そこまでして徹底して考えろと言うのならば、男女はいったい、如何にして付き合い始めるのであろうか。
諸君の求めるが如き、恋愛の純粋な開幕は所詮不可能事ではないのか。
あらゆる要素を検討して、自分の意思を徹底的に分析すればするほど、虚空に静止する矢の如く、我々は足を踏み出せなくなるのではないか。
性欲なり見栄なり流行なり妄想なり阿呆なり、なんと言われても受け容れる。
いずれも当たっていよう。
だがしかし、あらゆるものを呑み込んで、たとえ行く手に待つのが失恋という奈落であっても、闇雲に跳躍すべき瞬間があるのではないか。
今ここで跳ばなければ、未来永劫、薄暗い青春の片隅をくるくる回り続けるだけではないのか。
諸君はそれで本望か。
このまま彼女に想いを打ち明けることもなく、ひとりぼっちで明日死んでも悔いはないと言える者がいるか。
もしいるならば一歩前へ!』
面白かったです。
焦れったい!けどそれがいい!!!
四畳半神話体系のアニメが好きだった人は観なきゃ損する
ぎゅぎゅっと
アニメ四畳半神話大系からの流れで観てみたところ
大変楽しく拝見できた。できることならさっさとBD発売してほしいくらいに。
星野源の声は「あぁ、源くんだなぁ…」
樋口師匠は「んー…そうだっけ…?」
と感じつつも四畳半の雰囲気、演出を残しつつ
スピーディーな展開は楽しめた。
他の人のレビューで「観客置いてけぼり」というのが見受けられるが、それこそ黒髪の乙女の猛進を追いかける先輩の気持ちにリンクしているのではなかろうか。
四畳半は「繰り返し」がテレビアニメに合っていて、「夜は短し」は映画のスピード感が合っているように思う。
原作が短編でない作品は大概原作のいろんな部分を入れれないのは当然の事で、やむを得ない所だろう。それでも内容をぎゅぎゅっとまとめあげて一つの作品となっていて楽しませてもらえた。
原作を読んでない故に楽しめたというのはあったかもしれないけれど、多分原作読んでも好きな作品にかわりないと思う。
ついていけない
息つぎのない展開
不思議すぎる世界観。異色の恋愛ファンタジー!!
【賛否両論チェック】
賛:恋に臆病な主人公と自由奔放なヒロインが、個性豊かな登場人物達との織り成す一夜の物語が、不思議な世界観で紡がれていくのが印象的。
否:描写や展開等、かなりファンタジー要素が満載なので、人によっては好きになれないかも。
夜の京都を舞台に、恋に奥手でひたすら外堀を埋めてきた主人公と、天真爛漫すぎる乙女の、それぞれに巻き起こる騒動がやがて交錯し、不思議でクスッと笑えるストーリーが繰り広げられていきます。個人的には、終盤の脳内会議の模様が好きでした(笑)。
反面、急によく分からないファンタジー描写が登場したり、謎すぎるキャラクターが出てきたりと、その独特すぎる世界観は、好き嫌いもハッキリ分かれそうなところです。
今をときめく星野源さんが声優で主演ですので、気になった方は是非。
なぜ
綺麗な映像が売りであったが…
悲しい。 原作の良いところを省いた作品だった。 ラタタタムを取ると...
面白かった。
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