ノクターナル・アニマルズのレビュー・感想・評価
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コアなかんじ
物質主義に堕ちた豚へ。
色々考察する余地はあると思うけど、
単純に俺の気持ちを思い知れ。
という男から女への復讐劇なのだと思う。
男がこのタイミングで小説を送って来たのも
女の今の状況を知っての事だと思う。
完璧な復讐劇だったのだと思います。
俺にはお前が犯されたと感じた!
俺は娘を殺され、
その理由を探るために人生を費やした!
そして、その結末を知った時俺は死んで、
お前がディスった私小説を完成させたんだ!
という強い気持ちを見ました。
ラストも、あんなエロいドレス来てざまぁみろ!
と何処かで女を観てる気がしました。
しかし、映画内小説が主体で、演出が下手だと
どうせ小説の話だろ?とつまらなくなるところを、
これはどういう意味があるのだろ?
どう現実と繋がって行くの?
と不穏な空気を漂わせて魅せるトム・フォードの
手腕に凄いなぁ天は二物どころか芸術の全てを
与えたのだなぁと思いました。
トム・フォードの映像
原作未読
緩やかなサスペンス?
復讐と醜さを巧みに表現されたスリラー。
「ノクターナル・アニマルズ」字幕版 Amazonプライムで鑑賞。
*概要*
アートギャラリーの成功を収めたスーザンの元夫が書いた過激な小説の世界が交互に描くスリラー。
*主演*
エイミー・アダムス
ジェイク・ギレンホール
*感想*
冒頭ビックリした。。一体何なんだ、あのデブはww 意味分からないけど、見始めていくとドンドン引き込まれた。要は、小説家の元夫が自分を見下して捨てた元妻に対する復讐劇です。
現実世界と小説世界を交互に進行させ、最初はよくわからなかったけど、この小説世界は、元夫エドワードをモデルにした復讐なんだと半分理解しました。不気味なんだけど、始まりから終わりまで、その雰囲気に飲み込まれていった。。
高速で母親と娘がレイプされ殺害されるという悲劇が描かれており、犯人のレイを演じたアーロン・テイラージョンソンの演技が非常に上手い。「GODZILLA ゴジラ」と全然雰囲気が違って、逆に恐ろしかったw
100%理解したわけではないのですが、そんなに堅苦しい映画ではなかったです。見始めると、雰囲気にグイグイ引き込まれて、捨てられた元夫エドワードの恐ろしい復讐が小説の中で、リアルに描かれてて、現実でも、スーザンの性格の醜さ、元夫に対する食い違う意見、後悔、苦悩といった描写が描かれてて、冒頭のデブは、スーザンの醜さを表してるのだろうか…?(^^;
あと、エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールの迫真の演技が素晴らしかった。
ラストを見終わったあと、暫く放心状態になって、物語を頭の中で整理して、あ、これは元夫からの復讐劇なんだと、改めて実感しました。
雰囲気は恐ろしいけど、そんなにめちゃめちゃ難しい話ではなくて、最初は理解するのに苦戦するけど、何度も言いますが、グイグイ引き込まれていきます。復讐と醜さを巧みに表現されたスリラーだった。
見る前はそんなに期待してなかったけど、なかなか面白かったですよ。(^^)
「シングルマン」とは全く違う
こりゃもう観る人が観たいように観たら良い。 というか、真意は分から...
最後はスッキリ?
ギレンホール演じる小説中の夫が現実世界のエ元妻アダムスで、小説の中で凌辱され殺害される妻と娘が現実世界の元夫ギレンホールという逆転の構図でないかな?と思いながら観てました。
まあ、そうだとすると、「俺はお前にこんなに屈辱の思いを味わわされたんだ。お前は自己保身に随分とご執心だったな!」という自己憐憫甚だしいメッセージになるので、そんな簡単な構図ではないだろうけれど、それ以上のことはあまり感じられなかった。
作品中の小説で生々しいバイオレンスを描いたものというと、アーヴィングの「ガープの世界」の中の「ベンセンヘイバーの世界」を思い出す。ちょっとネジの外れた保安官が出てくるところとか、なんだか設定が似てるな。
冒頭のぽっちゃりダンサーズを起用したアダムズ演じるキュレーターの上から目線の意図に強烈な不快感を感じさせるところから、全編元夫寄りの描き方が、終末のすっぽかしでカタルシスを迎える伏線になってるのだが、そんなに自己憐憫丸出しの映画で良いのか?という疑問がなくもない。
映像の各所に他の方がレビューしてるような意味もあるのだろうが、独りよがりな感じが自分には合わなかった。作家としての才能を、人間性で食い潰したような作品。
「簡単に投げ捨てるな」
トム・フォード作品は初めて観たけど、色彩をつかった表現がすごくキレイ。
本作は現実・小説内・回想と3つの世界が同時進行するつくりになっていて、
それぞれが影響しあいながら、重層的に結末へと向かっていく。
けっこう複雑なプロットなのに、3つの世界で色合いを変えてくれているため、
観ている側としては非常に分かりやすくて良かった。
後味の良いストーリーではないので、
好みによっては最悪に近い評価になるかも。
冒頭の「アート」なシーンもかなりエグいしね。
コスパだとか即時性だとか、もっと言えば物質主義だとか。
「豊かさ」とはなんだろうっていう示唆に富んだ作品だった。
これが流行り廃りの業界の人が撮った作品なのだから、
なおさら含蓄もあるってもんじゃないでしょうか。
二人の作り出す湿っぽさとダーク感に惹き付けられる
20年前の自分・架空の物語・今の自分が交錯して徐々に自分を追い込ん...
立派な映画
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