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映画「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」 ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
劇場公開日:2017年3月31日
解説
ナタリー・ポートマンがジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディを演じ、ケネディ大統領暗殺事件をファーストレディの視点から描いた伝記ドラマ。1963年11月22日、テキサス州ダラスを訪れたケネディ大統領が、オープンカーでのパレード中に何者かに射撃され命を落とした。目の前で夫を殺害された妻ジャクリーンは悲しむ間も与えられず、葬儀の取り仕切りや代わりに昇格する副大統領の大統領就任式への出席、ホワイトハウスからの退去など様々な対応に追われることに。その一方で事件直後から夫が「過去の人」として扱われることに憤りを感じた彼女は、夫が築き上げたものを単なる過去にはさせないという決意を胸に、ファーストレディとして最後の使命を果たそうとする。共演に「17歳の肖像」のピーター・サースガード、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ。「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が製作を手がけ、アカデミー外国語映画賞候補作「NO」のチリ人監督パブロ・ララインがメガホンをとった。
2016年製作/99分/G/アメリカ・チリ・フランス合作
原題:Jackie
配給:キノフィルムズ
スタッフ・キャスト
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2017年4月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会
ジャクリーン・ケネディという実在の人物がどんな思いで夫の暗殺とその事後処理に向かったのかは、正直映画を観たからと言ってわかった気にはなれない。が、物語としてこの映画には、こちらの価値観がざわつくような奇妙さがある。
ケネディ家という同時代の王朝のような家に嫁いだがために、彼女は大きな選択を迫られる。ケネディ暗殺に際して、大統領夫人やケネディ家の一員という看板を背負い続けるのか、それとも自らの人生を歩むのか?
史実ではジャクリーンは再婚し、キャリアウーマンとしても精力的に活動した。が、この映画でジャクリーンがたどり着いたのは、大統領だった夫とケネディ家の威信を守る責任感に見える。その使命にどれだけの価値があったのか、正直自分にはよくわからない。
単純な自分探しのお話ではない。現代における貴族制度や選民主義といったものへの考察が、この伝記映画をより興味深いものにしているのではないか。と、いまだに迷いながらこの文章を書いている。
2017年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
「フランシス・ハ」のガーウィグが大統領夫人をサポートする秘書を演じていて、実に良い。ポートマンが主役で、彼女に寄り添ってあれこれお世話をする立場なので、控え目なのは当然。それでも、ジャッキーが心細いときに「大丈夫」と励まし、「笑って」とアドバイスする。その笑顔の素敵なこと。つらく、やるせない悲劇の中で、ガーウィグの優しさ、愛らしさが救いだ。
もちろんポートマンも、ジャッキーの容姿や表情、なまり、吐息成分の多い話し方など、完コピ演技で奮闘している。ダーレン・アロノフスキー製作の影響か、「ブラック・スワン」を思わせるホラー風の演出も少し入ったり。
ケネディ大統領任期中と暗殺後の短い年月に絞って描いているが、ジャッキーはその後もギリシャの大富豪と再婚、さらに死別後はニューヨークで編集者として活躍するなど、波瀾万丈の人生を送った女性。彼女の生涯を鮮やかに描く映画もいつか見たい。
2021年6月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2021年6月19日
映画 #ジャッキー/#ファーストレディ最後の使命 (2016年米チリ仏)鑑賞
#ジョン・F・ケネディ 大統領夫人 #ジャクリーン・ケネディ の視点から、夫の死後直後なのに、葬儀の仕切りや次期大統領の就任式やホワイトハウスからの退去やら対応に追われる日々を描く
#ナタリー・ポートマン
2021年5月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波
ネタバレ! クリックして本文を読む
実在の大統領夫人を、ナタリー・ポートマンが強く美しく熱演した。
JFK暗殺直後、周囲の混乱と眼前で起こった夫の残酷な死に錯乱するファーストレディ・ジャッキーが、過去を見つめ直しながら葬儀の日までにどういった決断をしたかが描かれます。
大統領暗殺の衝撃冷めやらぬホワイトハウスを舞台に、収集のつかない政府内部の混乱を、美しくも悲劇的音楽が彩っています。
ジャッキーことジャクリーン・ケネディご本人に興味があればぜひどうぞ。
なければ苦痛の1時間半があなたを待ち受けることでしょう。