わさび

劇場公開日:

わさび

解説

NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の芳根京子が主演を務める飛騨高山を舞台にした短編映画。心の病を抱えた父を守るため、実家の寿司屋を継ぐことを決めた女子高生の山野葵。離婚した母親の房子や周囲の大人たちは、葵の決断に戸惑い、反対するが、彼女の人生を本気で背負おうとはしなかった。そんな葵の前に、彼女がかつて所属していた少年野球チームの監督・庄吉が現れる。葵は庄吉に野球の真剣勝負を求めるが……。主人公の葵役を芳根が演じるほか、富田靖子、下條アトムらが脇を固める。監督は「燦燦 さんさん」の外山文治。「映画監督外山文治短編作品集」と題し、外山監督の手がけた短編「春なれや」「此の岸のこと」とあわせて劇場公開。

2016年製作/30分/日本
劇場公開日:2017年8月26日

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(C)外山文治 2016

映画レビュー

3.0芳根京子に「お父さん」と呼ばれたい気持ちはわかる

2024年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

監督と脚本は『春なれや』『ソワレ』『茶飲友達』の外山文治

舞台は飛騨市

29分
ショートムービー
2016年制作
2017年8月公開
今から8年前の作品でその当時は芳根京子19歳くらい
飛騨の風景と人物紹介で終わってしまった感
芳根京子と飛騨市のプロモーションビデオと捉えたら悪くはない

海なし県のくせに寿司屋とは生意気な!と某千葉県民は思うかもしれないが飛騨は山葵が名産と聞いたことがある
飛騨は寿司ネタより山葵が売りなのかも
よく言われることだが自分は女が寿司を握っても別に気にならない
まずはお稲荷さんを握ってもらおうかとセクハラでつかみはOK
むしろ回らない寿司屋で気になるのは時価である
葵の父は離婚して出て行った元妻の分まで無理して頑張ったら壊れてしまった

梅田は監督を数年前に辞めさせられたらしい
はっきりと語られないがおそらく元ヤクザなんだろう
エンコつめないで袋にウンコつめたら追い出される事はなかったかもしれない
しかし実際のところウンコつめて組長に提出したら「エンコのわりに太くて臭いな」じゃすまないだろう
詫びを入れさすだけではおさまるわけがなく「やめてくださいよー」と連呼したのちに海に沈められることは違いない
3分経っても江頭2:50なら生還できるだろうけど

若い女は華やかさに憧れてどんどん上京するが頭が悪くなんの取り柄もない人にとって永住するにはかなりしんどい土地
地元に残る選択肢も悪くない

配役
高校卒業後は父を継いで寿司職人を目指している女子高生の山野葵に芳根京子
鬱で仕事ができなくなった寿司屋「やま乃」の板前で葵の父の山野和夫に杉本凌士
葵の母で和夫の元妻の小原房子に富田靖子
葵がかつて所属していた少年野球チーム「高山メッツ」の元監督でなぜか小指がない梅田庄吉に下條アトム
葵が通学する高校の教師の里見祥子に藤澤志帆
房子の再婚相手の小原健彦に中田裕一
和夫の友人の安岡太一に松角洋平
ソフト部の後輩の斉藤正子に後藤和歌

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野川新栄

3.5【逆境の中、女子高校生が家業の親父の味を継ぐ決意をするまでの過程を、静謐なタッチで描いたピリッと沁みる短編】

2024年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

ー 葵(芳根京子)は、寿司屋を営んでいた父が鬱になり、不安定な心の中、父と離婚した母(富田靖子)を訪ねる。
  母は、再婚相手の子を身籠りながらも葵を気遣っている。
  迷いがある中、葵はバスに乗って家路につくが、バス停にポツンと座って彼女を待っている父の寂しげな姿を見て、そっと身を隠す。
  そして、葵は、バッティングセンターに行き迷いを吹っ切るようにバットを振る。
  バッティングセンターの管理人になっていた且つての少年野球チームの監督だった男に会い、その男に頼みマウンドからボールを投げて貰い、男のカーブを二度見送り、三球目を見事にかっ飛ばす。ー

◆感想

・今作は、芳根京子さんが20歳の時の作品だそうであるが、既に演者としての力量が出来上がっている事に驚くと共に、強気な性格だが悪戯好きで、涙脆い葵を見事に演じている。

・今作には社会的弱者として、鬱になった葵の父と、元極道だと思われる少年野球の監督を首になった男が登場するが、二人とも葵の頼みを聞き入れ、葵を励ます言葉を淡々としたトーンで口にするのである。

<父に、自分で握ったマグロの寿司にタップリの山葵を乗せて、食べさせるシーンでの葵を演じる芳根京子さんの悪戯っぽい顔から、父の言葉を聞いて涙を流しながら、”早く戻って来て。”と言うシーンは、沁みたなあ・・。>

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NOBU

地雷を作る女性差別の演出家だ。

2024年5月31日
スマートフォンから投稿
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マサシ

5.0いとあはれなり。

2020年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

趣情を色濃く含んだ町で営まれる、こころの病を患った父と娘の日常を綴った作品。加速する娘の葛藤を見事に演じる芳根の演技が、高校生のいとけなさを微かに醸し出す。作中に漂う暗澹たる、それでいて美しい抒情の根底には、確かな親子の愛が流れていた。無期に闇に呑まれまいと、一歩を踏みだす親子の、眩しい希望の譜である。

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ダフティスト