血闘

劇場公開日:

血闘

解説

「セブンデイズ」のパク・ヒスン、「母なる証明」のチン・グ、「高地戦」のコ・チャンソク共演による歴史サスペンス。17世紀の清と明の戦いを背景に、敵陣の真っ只中で孤立した3人の朝鮮軍兵士たちが繰り広げる心理戦を描く。明からの圧力により清との戦争に派兵された朝鮮軍の兵士ホンミョンとトヨンは、戦いに敗れて敵陣で孤立してしまう。そんな2人の前に、味方の兵士トゥスが現われる。やがて、ホンミョンとトヨンの交錯した過去が明らかになったことから、3人の間に緊迫した空気が流れはじめる。「悪魔を見た」の脚本家パク・フンジョンの監督作。シネマート新宿、シネマート心斎橋で開催の「アルティメット・ムービー・フェスタ2016」上映作品。

2011年製作/111分/韓国
原題または英題:The Showdown
配給:ハーク
劇場公開日:2016年12月24日

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映画レビュー

3.03人それぞれの思い

2020年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ちょっとだけ朝鮮史の勉強になった。明と清が戦っていた17世紀に朝鮮では大北派、小北派という対立があった朝鮮。少数派を粛正して党派を有利にしていった歴史があるとのことだった。その他にも西人派、東人派、南人など色々あったみたいけど、この頃の朝鮮は受験に必要ないからさっぱりわからん・・・

 その朝鮮軍の敗残兵ホンミョン、トヨンと、逃走兵が吹雪の中で山小屋を見つけ暖をとるのだが、それぞれの確執から殺意が交錯するというストーリー。3人の回想シーンも織り込まれて、出世欲と父親への愛、一人の女性をめぐる思い、家族を守らなければならない農民の姿という、時代を象徴した人々の姿が描き出されています。

 全体的には殺伐とした雰囲気で、清の軍隊の圧倒的な強さをも感じ取れました。歴史的好奇心として、明の衰退なんてのも取り入れてもらいたかったと思うし、彼らが明の圧力によって出兵させられたことをも描いてもらいたかった。3人の中では逃走兵のコ・チャンソクの演技が良かったです。

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kossy

2.5いつまでもウジウジと

2018年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

清と戦った朝鮮軍の敗残兵三人が吹雪の中、空き家で顔を合わせる。
二人は幼なじみだったが、一族や女のことで互いに一物を含んでいた。
もう一人は徴用兵で武門の連中には反感を持っていた。
早く決着をつけろよ、と思ってしまった。

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いやよセブン

3.5ヘイトフルスリー

2016年12月31日
Androidアプリから投稿

吹雪の山小屋。とある理由で山小屋にて鉢合わせた三人。それぞれの思惑と血生臭いアクションが語る韓国の闇。それは現代にも繋がる韓国の闇(その他多くの国も含め)を思わせる物語。
難点としては、回想シーンで物語の概要を説明する事が多くなってしまい、決してスマートとは言えない点。
これは、その後に撮った「新しき世界」への反省点となっているかも知れない。
一方、雪山のシーンは今年公開の「隻眼の虎」へと繋がるハードな降雪シーンの数々。これには役者、スタッフの頑張りが伝わるだけに感動。
また朝鮮の歴史に詳しくない私でも、とりわけ、わからない描写は無かったので、そこはご安心下さい。

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